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買い付けによる麩屋町店 営業時間変更のお知らせ

買い付けに出ているため、麩屋町営業予定は以下の様に変更になります。

1月25日から2月16日までの期間
土日祝日・13−18時まで
水・木曜日 お休み

通常、土日祝日は20時までの営業ですが、18時までになります。
また、通常水曜日のみお休みいただいておりましたが、買い付け期間中
木曜日もお休みになります。

宇多野福王子店は通常通り、土日祝日の予約営業となっております。
平日は弊社の予定を優先した上で、お客様から予約も承っていますので、
ご旅行などでも、あらかじめお時間お約束可能な方は一度お問い合わせ下さい。

引き続きよろしくお願いいたします。

代表:岩井

 

 

2020明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

昨年もみなさまのおかげでなんとか無事終わることができました。

去年は年男として老いも感じながら、びっくりするほど早く流れる年月に焦る毎日でした。

今年はお店的にも少しチャレンジな年になりそうです。

また詳細が決まり次第報告させて戴きますが、より一層引き締めてスタッフ一同頑張って参りますのでどうぞよろしくお願い致します。

 

毎年、特に印象的な商品を選んで年賀状にしております。
(恐らく皆様の所には未着だと思います。最終12月31日に投函していますので。。。
毎年のこと、、、こんなところから今年も改善できれば、、と、直せるはずもないのに思っています)

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カイ・フランクの試作品、ケトルです。
恐らく1959年にカイフランクがデザインし、当時部下であったイエラン・ベック(GORAN BACK)に指示し作らせたものです。
当時何種類か試作したものの中の一つです。
このケトル は真鍮の取手が直角に曲がったなんともモダンで潔い形ですが、そこにラタンが巻きつけられたデザイン。
どこか和のものに通じる部分があるように思います。

また、グリーンがかった黒の釉薬変化も大変面白いものになっています。

イエラン・ベックはその後アラビア社にて素晴らしいデザインのC&Sなどをデザインしたプロダクトデザイナーとして活躍した人物で、彼の初期、彼の手作りによる物です。

 

 

 

カイ・フランクの試作品は何種類かあって、どれもマニアの中では垂涎のアイテムですよね。ある書籍でカイフランクの教えを受けた方が違うタイプのカイフランクの試作品のポットを持っているのを見て、
『いいなー」と思っていましたが、「教え子である」と言う様な繋がりがないと手に入らないですよね。

ある時、なんのタイミングか忘れましたが、たまたまコペンハーゲンの超高級ビンテージ家具ショップのホームページを見ていましたら、そう!このケトル が「デザイナー不明」で載っているじゃないですか!!!(高級ショップですから安くはないが、高くはない!)

もうマジ急いで、まずホームページで注文を入れる!
すぐに現地の知り合いのディーラーに高級ショップの人間とコンタクトとってもらうべく連絡を入れる!

ということで、無事私の手元に来たわけであります。

どうもジョン・ベデル・リッパーという方、デンマークでプロダクトデザイン、また、展示会のキュレーターなどされていた著名な方だったようで、その方の遺品だったそうです。

デンマーク高級店でもフィンランド 物はわからなかった様です。
(裏に薄くサインありましたけどね(笑))

どうでしょう、ここ最近というより、ビージェネレイテッド立ち上げ以来のお宝の中でもかなりの上位品。

フィンランドで各方面(いや、師匠ヨウコ・レコラですが)に話しましたが、流石の師匠もこれには少しびっくりしてくれました(笑)。

 

2019年には神奈川県の美術館で「カイ・フランク展」が開催されていました。

残念ながら遠方で行けませんでしたが、多くの方々が高評価されていて、なぜ関西でもやってくれないのか!という、とても残念な思いが募りました。

カイ・フランクはとても日本が大好きだったようで、何回か日本を訪れています。
だからなのか彼のデザインにはどこか日本の匂いがするというか、親みを覚えるというか、、、、
なんとなくフィンランドと日本っていろいろな意味で似てるな?と思わせる根っこの部分でしょうかね。私も大好きな、いや、大好きというよりは尊敬するデザイナーです。

カイ・フランクは教鞭も取っていて、日本からの学生には「茶室に帰れ、無を求めなさい」と教えたそうです。

日本が大好きで理解も深いカイフランクさんには尊敬と共に、ありがたい、という感謝の気持ちすら生まれてきます。

そのデザイナーの考えや当時の足跡、こう言ったことを教えていただける当時のデザイナーと直接関わった人とのご縁など、当初は普通にウェグナーの名前すら知らず中古家具を輸入して販売していた頃からは考えられいほど、北欧デザインの奥深さにはまってしまっています。

てな、感じの商品でしたが、恐らくこの葉書を見られた方はまさかこれが、カイフランクのデザインだとは思わないかもしれませんし、ましてや、「カイフランクって誰?」っていうかたも多いと思います。

恐らく今年もこんな感じでゴーイングマイウェイな仕入れをして、私自身どんどん深みに嵌って、。

そんなマニアックなお話をまた皆さんに出来たらなあ、と思っております。

引き続き今年もどうぞよろしくお願い致します!

 

 

 

 

第44次買い付け報告:フィンランド編6

フィンランド買い付け品、グラス編続きます。

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前にも紹介しました、サーラ・ホペアのグラスオブジェ。

アンバーのレアカラーバージョン!

 

 

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アアルト、サヴォイヴェイス。

やはり、皆が探しているのは何と言ってもカルフラ時代のカラーものですよね。

ただもう今の時代、そのあたりをリーズナブルに仕入れることはほぼ不可能。

今回、ヨウコ・レコラから、イッタラ初期くらいのものを紹介されました。

木製モールドのものほど、ガラスの質感に揺らぎはありませんが、少しイエローイッシュなガラスの色目が時代を感じさせ雰囲気ありです。

 

 

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タピオ・ウィルカラの小さなコームカットプレート。

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丸っこいかわいらしい形の中に、すごい労力の詰まったクリスタルオブジェクトです。

 

 

 

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そこに欠けがあり、内側にも少し使用感があります。

その分リーズナブルに仕入れられました。

タピオ・ウィルカラ、ラインカット、クリスタルヴェイス。

食虫植物のような感じもします!

 

 

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タピオ・ウィルカラの40sアイテム。

ツイスト、タピオウィルカラの試行錯誤がうかがえる作品だと思います。

 

 

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そしてこれ。

グラス・フィッシュ!

タピオウィルカラのデザインというから驚きですが、しっかりのEYE,HANDに載っています。

しかもかなり初期のものと記憶しています。

なかなか日本では見ることの少ないアイテムじゃないでしょうか?

実は私これを見たのは2回目!

一回めは初めてリーヒマキグラスミュージアムを訪れた時。

リーヒマキの街中を歩いていた時に見つけたアンティークショップでした。

その時は正直今より少し安い感じでしたが、まだまだタピオ初心者だった私には重過ぎたデザインんでいした。やっと、買い付けてやろう!という気になるくらい育ちました!

タピオマニアには垂涎もの!個人的にもキープしたいですねー(笑)

ヨウコによると、もうワンカラーあるらしいです。

 

 

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そして、カイフランク のボトル!!!!

これまたレアアイテム!

一緒に見ていたヨウコも今まで3回くらいしか見たことない!と言っておりましたよ!

状態も極上でした!

 

 

 

 

第44次買い付け報告:フィンランド編5

さて、収穫のお知らせ。

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無名の小皿。

おそらく1930−40年代くらいのものじゃないでしょうか?

 

 

 

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イッタラやヌータヤルヴィにある、少しグレーがかったブルーで、プレス。

おそらくどこかの家族で使われていたお皿6枚セット。

ガラスの美しさや微妙な揺らぎ感はこの時代でしかないような,なんとも言えない質感。

おそらく当時はたくさん作られていたものだと思いますが、ほぼ100年経った今では一度に何枚も揃えるのは難しいです。

でもまたどこかで出会えるのを密かに期待しています。

 

 

 

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オイバ・トイッカ。

つい先日お亡くなりになってしまいました。

イタリアのギャラリーでオイバの作品展が開催されたようですが、その展示会前日、見ることなく逝ってしまったようです。

 

 

 

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ティモ・サルパネヴァ。

アロマグラスは裏面が磨かれた1STモデル。

スタッキングボトルは久々の入荷です!

 

 

 

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シンプルなカイ・フランクのグラスたち。

プレスシリーズ。

どれも極力作為を感じさせないデザイン、禅にも通じる無に近い潔さにいつも惹かれます!

 

 

 

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こちらも久々の入荷。

トランペットグラス。

レア・ヌータヤルヴィターコイズブルー、グリーン。

 

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左のグリーンのストレートグラスは初入荷。

60年代後半70年代くらいのものだったかと思います。

 

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こちらも久々の入荷!

カイ・フランク。

残念ながら、食器洗浄器使いすぎで曇っていますが、なかなかないモデル。

買い付け中はこれでずっとワイン飲んでました!(汗)

グラスの底のデザインが特徴的で美しいです!
(でも洗いにくい(汗))

 

 

 

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そしてバブルグラス。おちょこサイズ。

イッタラ時代の作品。

店にボトルがあるので、冷酒セットとして売り出そうかと思っています(笑)!

 

 

 

 

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ナニー・スティル。

なんとも言えない、リーヒマキのターコイズブルーが美しいグラスです。

通常あまり見ないのですが、、、、、

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こんなに集まりました!!!

 

 

第43次買い付け報告:フィンランド編5

昨日はその感動的な対面が2時過ぎの約束だったので、約束前に街で買い付けたものは今日の引き取りとしていました。

だいたい午前中は曇っているような気がします。。。

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さて行ってきます!

 

その前に!

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ヘルシンキ・シティーホールへ、ルートブルックのウォールデコレーションを見に向かいました!

ただ!

ただいま工事中。。。

どうも、しばらくは見れないようです。

夏くらいには見れるかな?残念!!!

 

 

 

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寒々しい空が、さらに寒々しく感じました。。。。

 

 

まずは、タピオのキャプテンズ・グラスが出たお店へ。

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昨日はバタバタでコーヒーも用意できなかったけど、今日はどうぞ!と、勧められるがまま飲んでいると、またまた色々出てきます!

コーヒー一杯がまた危険な方向へ向かわせそうな気配。。。

 

それを振り切って次の店!!

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鍵のかかったガラス越しに見て、「まあ、高いし無理だろうな!」と思っていた、チェルベリーの超巨大花器!

それと、隣はガラス越しでは誰か判別できなかったものですが、出してもらったらフランチェスカ・リンドと判明!!

すでに予算なし。

ただ、、、、、買ってしまいました。。。カードで。。。これこそ一期一会です!!(大汗)

 

 

 

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これ以上街を回るのは危険なので帰ります!!

 

 

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午後からは良い天気です!!!

もう帰って大人しくパッキングします。。。。。。

 

 

 

 

 

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タピオのキャプテンズ・グラス。

まさに「船長」のためのグラス!

型吹きクリスタル。サンドブラスト。

 

 

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フランチェスカ・リンド。

 

 

 

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チェルベリー!!!

 

 

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カイ・フランク。プリズマ。

 

 

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こちらはショットグラス!

 

 

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ライヤ・トゥーミの小品。

 

 

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エステリトムラ、ETC 。

 

 

 

 

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フィンランド1900年代初期。

ガラス小皿。

 

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6枚。

 

 

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メキシコのシルバー、古いものらしい。なぜか。。。

でも、かのサーラ・ホペアも南米やインドを旅して数々の美しいジュエリーを70年代にデア人しています。

フィンランドから遠く離れた土地に魅力を感じた人が他にもいたのかもしれませんね。

 

 

 

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今回は重鎮二人に会うことがメインだったのであまり色々回れませんでしたが、たった一本。

見つかりました!

オイルサーディンにしか使えないフォーク、BY ガードバーグ。

 

 

 

 

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小さめのデザート用か、前菜用。

デラックスライオン。ベルテル・ガードバーグ。

 

 

 

 

 

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スウェーデンのスズ製のテーブルランプ。

 

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チークのプレート。。。