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第46次買い付け報告:スウェーデン編8

買い付け商品紹介続きます。

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シグネ・ペルション・メリンのグラス・ピッチャー。
ハンドメイド感の温かみもありながら、しっかりとした形があり、
好きなタイプです。

 

 

 

 

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こちらもシグネ。RUBEN。

ハンドクラフトなガラスの揺らぎと分厚いガラスの質感がなんとも美しい!

小(ワイングラスくらい)4と、大(ビール位かな)が8。

滞在中、私は大でワイン飲んでましたが、、、、

 

 

 

 

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ホグランもたくさん有ました。

 

 

 

 

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あるディーラーからでたのですが、何個かまとめて安くしてもらったら、さらに次から次へと出てくる!

せっかく出してきてくれたんで断るのも申し訳ないし、安くしてくれるんだったら全部買います的な、爆買いしてきました。

 

 

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ERIK HOGUND 92とあります。

 

 

 

 

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カール・ハリー・スタルハン。

 

 

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ロールストランドのセット。

 

 

 

 

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可愛らしい魚柄ディナープレート。

お子様用でもいいですね。

 

 

 

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ゼブラのティーカップ

 

 

 

 

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モナモラレスは一つだけ。

 

 

 

 

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ときにお客さんから、ようこんなもの買ってきますね。
とお褒め(たぶん)の言葉をいただきます(笑)。

わたしは、スウェーデンのディーラーたちが集めたものに、よくそう思うことがあります。誰が買うん?

この馬鹿でかい、オレゴンパインの構造物。ボウルですかね。

四方隅のアールから見ても只者ではありません。

カッコ良すぎたので日本に持って帰ることしました。

箱の幅にギリギリ入りました!

 

 

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これも私が大好きなディーラーから買ってきました。

通常はブロカント的なものを扱っていて私はあまり買わないのですが、いつも仲良くさせていただいています。

そんな彼女がこういったモダンを選ぶときの目線がこれなんですね。

ダンスク・クイストゴー、ローズウッド。

あの膨らんでいるところは、引っ掛けるところですかね。

私にはあまり用途が思いつかないのですが、ただただカッコ良いから買ってきました。

 

 

 

 

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リスの形をしたペーパーナイフ。

尻尾がペーパーナイフです。

ローズです。

 

 

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最近ホットな、ジョニー・マットソン。

 

 

 

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クイストゴーとパルシュス。

 

 

 

 

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カイフランク、スキャンディアカトラリー、大量に!

 

 

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これも奇跡!

まさかの街周りで見つけたカイフランク、オリジナルボックス付き。カルティオセット!

 

 

 

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そう、最初のマーケットでまさかの発掘。

カイフランクのポカリでしたが、、、、

 

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前述したように、メインのマーケットでポカリセット!!!

こんなことありえない!

しかもポカリ大はビージェネ初登場!

ビージェネに現在小2あるので、それらと併せてまた飾りたい!

日本に到着するのが待ち遠しいです!

 

第46次買い付け報告:スウェーデン編6

このマーケットに来るもう一つの目的ともいって良い、

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はい!会場のスタッフたちも待ち構えております。

 

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ワイン飲み放題!

まあ、元来の酒好きですから、こんなビンテージアイテムと素晴らしいインテリアを散策しながらワイン飲み放題なんて、金払ってでもしたいです。

ほろ酔いになりながら、アイテム探索。財布の紐も緩むってもんです。

それがこの会場の罠!

 

 

まあ、良いもの買えました。

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いきなり写真デカくなってしまいましたが、ここでまさに2年前、コロナが蔓延する前の最後のこの同じマーケットで、アトリエ・ファウニのデッドストック、人形たちを大量に売ってくれたおじさん登場!

前回はお菓子の箱だったか?

今回は靴の箱!

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スティグのファイアンス・リーフプレートに乗って登場のSNIFF。

まさにアトリエ・ファウニオリジナル、1950年代。それもここまでのパーフェクトコンディション!

実は週末にあったマーケットでそのおじさんに再会して、

「今回アトリエ・ファウニアイテム探してるんだよ」と伝えると、

「よし!」と、

「来週のマーケットに持って行ってやる!」

で、来た子がこのスニフ。

しかし持ってきてもらったはしましたが、お値段は?
驚愕の値段!!!!。。。。いや、今回はしょうがない、そう、しょうがないのです。

ただ、一つだとボリューム感というか、インパクトが足りないかな?
もう少しないのかな?と恐る恐る聞きましたが、スニフはダブってるんだって。

だから売れるんですって。他は売れんよ。と。
どこかで聞いたセリフ、いや、自分に心当たりがなきにしもあらず。

色々話をしていると、本当に色々なことに詳しくて、プリントなんかにも精通してそう!
今回もスニフと一緒にリンドベリを持ってきていて、モダンも集めてるのか?と聞くと、
「いや、これは交換要員だ」とのこと。
自分の欲しいものがあったときに、交換用として色々なマーケットに行ってはモダンも買って用意しているんだって(笑)。

すごいな!


古いおもちゃ関連の色々なコレクションをもっていて、

「そんなんんだったら、美術館作れるね!』っていうと、弟と美術館をしてたんだよ!って。
驚愕のコレクター!なにもの!

まさにスウェーデンのヨウコ・レコラ登場!ってとこでしょうか。

今度うちに来なよ!っていってくれたんで、また、その日が来るのを楽しみにしてます。

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おじさんと別れた後、ふとみてると、いやーなんとなんと。

パパじゃないですか!こんなことってあるんですね!

連れて帰ります!

 

 

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どこかでみたことある、さる。

ビージェネの方向性がコロナで変わってしまったのか?と思われてしまいますが、しっかり色々買い付けてます。

 

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チェルベリーのけしからん大皿!

 

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そして、カイ・フランク。ポカリセット。

こんなセット、フィンランドでもみたことない!

全部行っときました!

 

 

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2日間行きましたが、ちょっと寂しい結果。

以前までだったらこの2倍はあります。

このマーケットメインで来たんですが、たまたまその前にマーケットがあったのと、ヘレナ姉さんのおかげで2年買付していない分を補充できる問題ない量を買い付けできましたが、このマーケットだけだったらやばかったかもしれません。

前にも書きましたが、やはりコロナの影響か、少し出店も少なかった気がしますし、その前のマーケットでディーラーが分散してしまった感もありますね。

 

Kaj Franck 展 寺町店自己企画展シリーズ

京都もだいぶ春めいてきました。

店のあります寺町通は人でごった返しております。

ただ相変わらずビージェネレイテッド寺町店は静かです。。。。
その喧騒から10秒で離れることができますので、ぜひ人ごみに疲れた方は一息付きにいらしてくださいね。

 

久々に店内の展示スペースの模様替えをしました。

今回はカイ・フランク展です。

この2年買い付けに行けていない事もあり、あれだけあった小物たちもだいぶ数が少なくなってきていて、「カイフランク=美しい日用品」的な展示をするにもアイテム不足。

そこでカイ・フランクのガラスのアプライド・アート作品たちを並べてみました。

 

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ポール・キャビアスのウォールユニットにて!

 

 

 

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まずは、イッタラ時代の作品から。

クリスタルのぽってりとした質感のガラスにフィンランドの湖の底から湧き出てくるかの如くの気泡が表現されたシリーズ。

1947年からのシリーズで3226,3239,3191、3852?

他に3256、3311のプレート形も展示しております。

 

 

 

 

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こちらもイッタラでのシリーズ。

クリスタルに薄いカラーの幕が入っている様な、なんとも不思議雰囲気を持ったシリーズ。

ハート型のものが3111、1947年より。

花びらの様な器は3318、こちらも1947年。

 

タピオ・ウィルカラでもこの様なシリーズがあり、カタログにはケースドグラスと表記があり、またQカラーという表示もあります。ちなみに右前にある小さなボウルがタピオ・ウィルカラのQカラー。
じっくり見比べるとどことなく違う様な、同じの様な。。。

うちのお客さまの中でもガラス工芸が好きな方、焼き物が好きな方といらっしゃいますが、ガラス工芸は「これどうやって作ってるの?」という謎が多い事も魅力の一つだと思います。

ちなみに奥のグリーンっぽいグラスには、ヌータヤルヴィのサインが。。。

これはだいぶ前に仕入れたものなのですが、それ以降、カイフランク・ヌータヤルヴィでこのあたりの作品を見たことがありません!

 

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ここからはヌータヤルヴィ。

USVAというシリーズで、「霧」を意味しています。

どこか有機的な形の美しいガラスに霧が閉じ込められた様なデザイン。

KF106かな?1951年です。

 

 

 

 

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こちらもヌータヤルヴィ。
HARSOシリーズ。HARSOはガーゼという意味らしいです。

究極のレースグラスです。

規則正しく気泡が(しかもこれでもか!というほど細かい!)並んでいます。

こんなの本当、どんなしてつくってるん?と、お聞きしたいです!

究極の技法でなんとも美しいオブジェになっています。

KF108、KF109ですね。

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こちらもヌータヤルヴィのシリーズ。

KF206かな?
重量感ありながら、中に美しく気泡が閉じ込められたシリーズ。

 

 

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ヌータヤルヴィのカットシリーズ。

ガラスの塊から切り出した様!

KF210(1953年)とKF233(1956年)。

 

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KF234、1955年。

 

 

 

 

 

 

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上部はKF278。インカルモ・テクニックで制作された作品。
もう10年以上前に現地でたまたま見つけたもので、今ではかなりレア?

下部はカタログにないですね。
どこかKF215に似たカラーリング。1960年のサイン入りです。
ぽってりとした丸みがかわいいです。

 

 

 

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そしてポカリ。
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こちらもインカルモですね。

 

作品群を見ていただいてもわかる様に、個人的にやはり1950年代、60年代でも前半の作品が好きですね。
まあ、ポカリをはじめとした60年代後半からの作品群は時代を反映させたポップなデザインが多く、ただ、オイヴァ・トイッカの人気にもある様に、どちらかというとそれらの作品の方が現地でも高いですね。

お店に来ていただいているお客さまたちはご存知だとは思いますが、いつもこれらの作品群は棚の奥にしまってあり、なかなかお目見えしておりませんでした。

こういう形で外に出して展示してみると、初期のガラス作品たちにはどこか、陶器ではキルタ・ガラスではカルティオなどの機能美を備えた日用品を生み出していた反面、アプライドアートデザインの方ではより装飾的で柔らかく、ファンタジーな印象のものが多いですね。

カイフランクの作品集を見ますと、もともとテキスタイルデザイナーだったことなども彼のデザインの幅広さを感じさせますね。

個人的にカイ・フランクについての写真で印象的なものはデザイナーのタウノ・タルナさんのお子さんたちに絵を描いている写真です。

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そのデザインや経歴から皆から尊敬され、フィンランドの良心とも言われ、なんとなくお堅い方というイメージがあるかもしれませんが、頭の中はファンタジーでいっぱいだったのかもしれませんね。

 

 

 

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これもカイフランクのファンタジー。

1943年の木の人形。奇跡的な生き残り!

それにしてもこの表情たるや!

これもTHE カイ・フランクです。(残念ながら非売品(笑)いつもこんなオチですみません、)

 

 

北欧のくらし展 ギャラリーen にて 高松

今年は高松展示の年!近づいてきました!

北欧のくらし展 高松のギャラリーen にて、今回は6月16日(水)から20日(日)!

 

 

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持っていくものを色々検討中!

 

 

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今回も家具を中心に、小物たちも多種多様に。

 

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いろいろ持っていきますが、今回小物の展示の中心にしようと思っているのは以前も開催しました自己満足企画展の一つ、大好評だった(個人的に)北欧の木工展シリーズ!

この災禍で一年以上買い付けに行けない中、奇跡的にも初登場のものも!

みなさまお楽しみに!

 

よく考えたら今回で五回目(え。。そうですよね?)・・・・
2年に一度ですから、足掛け10年!!!

本当にありがたいです。

 

そうなんです、記念すべき高松展示、第一回目はビージェネ10周年記念行事のひとつだった。。。、、、ということは、もしかしてビージェネ20周年?

こんな災禍の中、すっかり忘れていました。

まずは目の前のこと、しっかり頑張っていきたいと思います!

香川県の自粛期間も私が高松に到着する前日6月14日で現在のところ終了予定!!!!
いろいろな意味で楽しみです!

 

あまり大きな声ではいいにくいですが、みなさまのお越しをお待ちしております!!!

 

ホームページに花瓶達をアップしました!と、阪急うめだ本店での展示のお知らせ。

ホームページに花瓶たちをアップしました!

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ホルムガードのカーナビーヴェイスたち。

ペア・ルトゥキンやマイケル・バンが多用した、カラーガラスと白色ガラスの二重構造の作品で、その製造工程がややこしかったようで、数年しか続いていないシリーズです。

その分、現地でも数も少なく、人気のコレクターズアイテムになっています!

 

店にはまだまだ他の形など多数ありますので、またぜひ実物をご覧になりにきてくださいね!

 

 

そして少しクラシックなホルムガードでの作品。

 

 

 

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波打ったような凹凸のあるガラスを少しねじり上げたような作品。

非常に美しい揺らめく水面のような効果が生まれています。

 

 

 

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ホルムガードの作品年鑑には全く同じものはないのですが、どこか似た雰囲気のあるものが1934年のヤコブ・バンの作品にありました。

デンマーク語ではっきりとはしませんが、ヴィオラブルーというシリーズ。

リムの部分の感じとなんとなくシリーズ名からくる雰囲気が合っているような気がします。

ブルーがかったグリーンのうつくしい花器です。

 

 

 

そしてこちらもホルムガード謎シリーズ。

 

 

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こちらもグリーンの色目がなんとも言えずうつくしいシリーズ。

通常型吹き技法でしたら型の内部にガラスを吹いて作成しますから、型とガラスの接地部分、ガラス器の外側表面に型が出るはずなのですが、こちらは内側に凹凸ができている。

それがうつくしい表面効果をもたらしています。

ペア・ルトゥキン1940年代の初期作品やそれ以前のヤコブ・バンの作品にはサインがないのでなかなか判別が難しいです。

 

 

 

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ホルムガード作品年鑑には1937年のヤコブ・バンの作品が近いような感じです。

 

 

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ただ形的には個人的にはペア・ルトゥキンのものに近いと思うのと、こちらはペア・ルトゥキンの作品集、『GLASS OF LIFE』の最後にある自筆の作品データより、1943年のものではないかと思っています。

 

 

 

 

そしてフィンランドに飛んでカイフランク、サルガッソシリーズ。

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気泡を含んだガラスを使用した少しプリミティブなデザインのシリーズです。

 

 

そして、オイヴァ・トイッカの作品たち。

 

 

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これから春に向けてお花も美しくなる季節ですね。

それらに北欧ビンテージの花器たちはいかがでしょうか!

 

そして、なんと4月には再度、阪急うめだ本店にて展示させていただきます。

今回は7階のリビングフロアーにて4月14日から27日まで!
コトコトステージ71というスペースにて『Enjoy plants in my stlye』という題目にて。

グリーンを取り入れたライフスタイル提案で、自分のお気に入りに囲まれてグリーンを楽しもう!
という企画です。

そのインテリアコーディネートにビージェネのビンテージ家具・雑貨たちをピックアップしていただきました。

まだまだ安心できない時期が続きますが、4月にはもう少し落ち着いた状況になっていること祈りながら、お近くの方はもちろん、もし遠方の方でも関西方面にお越しのことがありましたら、ぜひ覗いてみてください!