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ホームページに小物たちをアップしました!

またまた小物たちをアップしました!

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ホルムガード の美しいグラスたち。

おそらく、ペア・ルトゥキンのデザインだと思います。

ホルムガード 特有の美しいグレーのガラス感が味わえるグラスたちです。

足の部分の質感がまたそそりますね!

 

 

 

 

 

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そして、こちらもデンマーク・ホルムガード 。

マイケル・バンのデザインです。

二色(白とカラーもの)のガラスを同時に操り作品にしていく作業はとても難しかった様で、数年で生産中止となってしまった幻のシリーズ。

特にこの猫の餌皿はかなりレア?ある意味、そうたくさんの需要なかったでしょう(笑)。

こだわりの方は是非お宅の猫様のお皿までこだわって頂きたい!

ご主人が使うお皿より高価だったりして!!(笑)

 

 

 

 

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そして謎のアラビア のC&S。

 

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レモンイエローが美しいGEFLEのティーカップ!

 

 

 

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アーサーパーシー 。

アンリ・マティスの元で働いていた。

 

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スティグ・リンドベリのブラ・ヒュサールのティーポット !でかい!

京都は暑い日が続いております。

大きな台風も接近しているということで、皆さんお気をつけてお過ごしください。

台風も年々大きくなってきている感じです。気候変動も含め、今後さらに今までと違うニューノーマルな世界になって行きそうです。

ビージェネもニューノーマルに向け、ホームページの商品充実に力を入れて行きますね。

ただ、やはり扱っているものが古いもの。もちろん新しいものでも同じことだとは思いますが、ビージェネはやはり店舗販売!

皆様に見てもらって、触ってもらって、説明してナンボと思っております。

こんな出にくい時期ですが、またお近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

 

そうそう、、お店は寺町通のスギ薬局の上ですが、2階にはテナントが2つ入れる様になっています。
ビージェネは奥の寺町通には面していない部分で営業しています。

寺町に面している店舗スペースはまだテナントが入っていないので、外から見たらテナント募集の広告が、これでもか!って感じで貼ってあり、本当にビージェネここにあるのか?と思うほど分かりにくくなってしまっています。

奥にエレベーターもありますので、諦めずに一度是非2階まで上がってみてください!!

 

 

 

 

 

 

ホームページに小物たちをアップしました!

ホームページに小物たちをアップしました!

まさに今までにないスピード感!

今週のアップもアイテム多岐に渡ります!

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こう言った小物たちをアップするのに、色々情報を本やネットで調べるとドツボにハマりますね。

例えば今回アップ分のアルメミニア の絵皿。。。

こう言った類のものはサインが入っているので色々調べれば実際の年代が出て来ます。

今回の絵皿は404とありましたので、調べた所おそらく1906年のもの。

ただ押し印もあってKFの印が。。。これは1920年にアルミニアからKøbenhavns Fajancefabrikに社名が変更になった後の印。

COPENHAGEN DENMARKとスタンプも入っています。

これは1906年以降のもの。商品の輸出を始めるにあたって、しっかりとデンマーク製というアイデンティティーを記して置きたかったんでしょうね。

 

などなど、調べ始めたら夜が明けます。

 

結局、何年のもの?とモヤモヤの中での商品アップになりましたが、そもそもどちらにしても
約100年も前のもの!!!!

北欧から日本に連れてきましたが、年代ももちろんですが長距離移動を感じさせないかなり良い状態でここビージェネレイテッドにあるということが奇跡!

 

他にも色々商品ございますので、こんな暑い中ですが、是非お立ち寄りいただければと思います。

 

引き続きこのスピードを保てる様、商品アップ!も頑張っていきます!

 

 

 

 

 

「白」と「透明」の詩展 ビージェネバージョン2

京都は梅雨明け?っていうほど、一気に暑くなりました。
早速、雷鳴響く夕立まで!(配達組んでたのに!(涙))

この災禍の中では、海外買い付けにもしばらく行けませんね。
本来ならこの7月は北欧パラダイスにいるはずだったのに。。。。。
あの野外マーケットも、あのディーラーのサマーハウスも、あの北欧ビールも。。。
この夏はお預けです(涙)。


めげずに頑張ります!

県跨ぎの移動自粛が緩和されてからやっとお店にもお客様がきていただける様になり、
ほっとしているところです
本当にみなさま有難うございます!

買い付けに行けなく新入荷もままならない状態ですが、新店舗に移った事でスペースにも少し余裕ができ、少しギャラリー的な展示ができるのではないか?と、思い立ちました。

そんな中の第一弾は、「白」と「透明」の詩・ビージェネバージョンです。

ご存知の方も多いと思いますが、コレクターの永井敬二さんのコレクションの中から、「白」のものと「透明」のものだけを集め、編集した1998年発行のスペースデザインのオマージュです。

「2」としたのは、実は2008年の3月に既にカフェ・ハローのギャラリーにて開催していたからです。

 

今回はポールキャドビアス の豪快なウォールユニットが展示コーナー。

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選りすぐりのグッドデザインを、こんな感じで展示しております。

 

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デザイン:カイ・フランク、ヌータヤルヴィ社(フィンランド)。
プリズマグラス、ボウル、プレート。1967年
プレスグラスシリーズ、1950年代。

 

 

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グラスピッチャー1609。1954年

同じく、カイ・フランクデザインでアラビア社より。1959年。

 

 

 

 

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カイフランクのデルフォイグラス。1976年。

 

 

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そして、オイバ・トイッカ。ロッキーグラス。ヌータヤルヴィ社フィンランドで1964年。

 

 

 

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こちらは、フリードル・チェルベリー。アラビア社より。1942年から。

 

 

 

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こちらはデンマーク、ホルムガード 社より。
とても繊細なグラス、プリンセス・グラス。お姫様の腰のくびれを表現。
BENT・SEVERINのデザイン。高さ21cmのビールも飲めそうなグラス!

 

 

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そして、タピオ・ウィルカラ。
キャプテンズ・グラスセット 1963年、イッタラ・フィンランド。

オークのトレイつき!

 

 

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そしてこれ。

先日ホームページにもアップした、エベ・サドリンのフォーム18。

デンマークのビング・オー・グロンダール。驚きの1932年。

 

 

 

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そして、ヘニング・コッペル。

こちらもデンマーク。ビング・オー・グロンダール社、1962年。

 

 

 

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こちらはロイヤル・コペンハーゲン。
ゲルトルド・ヴィスゴーのゲンマシリーズ。1961年。デンマーク。

 

 

 

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そしてこちらもロイヤル・コペンハーゲン、デンマーク。

デザインは、デンマークの芸術界を牽引したアクセル・サルト。

巨匠とロイヤル・コペンハーゲンのコラボレーション。1956年。

 

 

 

 

 

 

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そして、スティグ・リンドベリ。
謎の生命体のような、VECKLAとENDIVE。1953年。

グスタヴスベリ 社、スウェーデンより。

 

 

 

 

 

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こちらもスティグ・リンドベリ。
何処からしくない感じもしますが、とても美しいセットです。

1948年デザインの同じく、グスタヴスベリ 社、スウェーデン製。

 

 

 

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そして最後は、アクセル・ブリュエル。驚きの二重構造。
サーモダンシリーズ。1957年、リンビュー 社、デンマーク製です。

 

 

白と透明ということで、誤魔化しが効きません。
研ぎ澄まされた素晴らしいデザインと手法を凝らした製品ばかりです。

また、いつもお世話になっております。は別々に展示しているものも、こういった形でまとまればまた見え方も違ってくると思います。

店舗内で行っている期間展ですので、また何か「お!これは!」と思うものがあれば、
追加していきます。

7月末くらいまでこの展示で行こうと思っています。

 

 

 

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先ほども書きましたが、京都はめちゃ暑くなってきました。

みなさま無理のない範囲でお越しいただければと思います。

今年は大々的に行われることがない祇園祭ですが、そこここで京都らしいその空気感が感じられるます。

まだまだ予断を許さない時期が続きますが、再度広がってしまったらGOTOも何もないですね。

それこそ海外買い付けもまた先になってしまいます。

一人一人今後も気をつけて、これを乗り切っていきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

ホームページにランプたちをアップしました!

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ホームページに照明たちをアップしました!

今までなかなかホームページにアップすることが少なかったカテゴリーですが、改めて一つ一つに注目してその詳細を調べていくと本当に面白いですね。

こんなことを言ったら失礼ですが、デンマーク国内、たかだか500万人ほどの人口のマーケットに向けてこんなに多種多様な照明が生まれていたなんて!
本当に信じられない素晴らしい世界です。

中には「こんな照明、だれが使うのか!しかも暗いし、しかも重いし!」
まさに500万分の1にも当てはまらないようなターゲットを意識したデザインだったり(笑)。

またまた、それぞれの照明にデザイナーがいて、今回もこのホームページ初登場のデザイナー、JORGEN BOさんとか、また同じJORGENですが、HOJさんとか!!

ハンスウェグナー やフィンユール が照明をデザインしていることはすでにご承知のことだと思いますが、私が大好きな椅子をデザインしているエベ&カレン・クレメンセンご夫妻は照明をデザインしていたんだ!とか!
(ちょっと、椅子のデザインとは少しかけ離れたデザインですが)

このステイホーム・自粛時期に学ぶこと、事足りませんね!!!!

天井一面に蛍光灯ががっつりついた世界に住んでいる私たちには、PH5のようなヒュッゲな光は物足りないかもしれませんが、もともと日本は蝋燭の炎の揺らぎや障子から漏れ入る月明かりなんかを愛でていた人種です。

ある意味、陰影礼賛、侘び寂びを備えたこれらの照明、ぜひチャレンジしてみたらいかがでしょうか!

 

 

 

Bang家の謎 二人のJacob Bang

皆様、いかがお過ごしでしょうか?
いいのか悪いのか、寺町通はお昼間は意外に人出も多くなってきました。

お客様の中にも近くまで買い物に来たし寄ってみました、という方も少しずつ増えてまいりました。嬉しい限りです。有難うございます。

ただここで一気に自粛疲れで無理するとまた元に戻ってしまいますので、皆様、十分お気をつけて、少しづつ経済も回っていくように。
ニューノーマルですね。

私たちも皆様が安心してお越しいただけるまで、なんとか粘ってまいります!

 

さて、先日も書きましたが、これからのニューノーマルに向け、ビージェネもしっかりネット販売にも力を入れようと色々試行錯誤しています。

慣れない作業でまさに亀の歩みのよう。。。

なかなか前に進まなくてすみませんが、なんとか形にしたいな、と。。。。

 

 

元々ネットとかってどうなん?と思っていた人間ですが、ここに来て特にINSTAGRAMの力は侮れないな。。。なんて思っています。

そんな出来事の一つ、今回のネタです。

 

 

 

 

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だいぶ前になりますが、(いや!これもINSTAに上げてたから分かる2018年5月。ネットの力!)上記オブジェをアップしました!

そう!

アルネ・バンのフィギュア。

 

 

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アルネ・バンってこんな人。

また後ほど彼の作品たちはお見せいたしますが、北欧ミッドセンチュリーの作家の多くに見られるスタイル(特にデンマーク、スウェーデン)とは一線を引いたような、一人ネオクラシック的な作品を作り続けていた人物。

そのためか、デンマーク国内、海外でも彼だけを集めているコレクターも多かったりするという話をよく聞きます。

 

 

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そんなアルネ・バンの1927年の超レア作品!

すると暫くして、なんとアルネバンの子孫の方から「いいね!』が!

まじか!

めっちゃ嬉しい!!!

 

 

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Anna Bangさん。インスタはannabangart です。

しかも美人!

 

 

 

 

 

そしてそして、後日ビージェネインスタにこの作品を上げました。

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そう!

サインからも分かるように、Arne BangとJacob Bangのダブルネーム!
もう数年前にデンマークで見つけて「アルネとヤコブ兄弟のダブルネーム!!」と!
こんな夢のようなコラボレーションがあるんか!と思い喜んだもんです。

そう、ヤコブ・バンっていったら1920年代からデンマークの王室御用達HOLMEGAARD社でアートディレクターをしてた人物。

グラスデザインのスペシャリストとケラミックアーティストのコラボレーション!

と思っていました。。

 

 

 

そしたら、再度Anna BangさんからINSTAでコメントが。。。

「これは私のお父さんのパイプのマウスピースでデコレーションしたものよ。」と。

おー!そんな個人的な情報までいただけるなんて、なんて優しい!

、、、、、っていうか、お父さん?

ヤコブバン って1890年生まれだし、Annaさんはどう見てもそんなお歳には見えない。。。

いやはや、ヤコブバン っていろんな意味でやり手だったのか?

なんて思いましたが、Annaさんのインスタを見ると

 

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お父さんの写真、この方が彼女のお父さん。

 

 

 

 

いやいや、私の知っているヤコブバンはこの人。

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下記のようなエレガントなグラスたちをデザインしていた人です。

 

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そうなんです!

実は私が二人のヤコブ・バンを一緒に考えていたのです!

 

一人はJacob Eiler Bang。上記の1890年生まれのArne Bangのお兄さん。
建築家でもあり、グラスデザイナー、後々に陶器のデザインもしています。

そしてもう一人、Anna Bangさんのお父さんのJacob Bang。

そう、Arne Bangの息子さんです。

上記のダブルネームは父・子のダブルネームだったんです!!!!

 

ここからは「兄Jacob Bang」「息子Jacob Bang」としますね。

そうなってくると、私が今まで少し訝しく思っていたこともはっきりしてきます。

これもかなり前にデンマークで買い付けたお気に入りの花瓶。

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深いグリーンの色目が美しく、また波打ったようなモチーフとその質感。

 

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現地でヤコブ・バンの作品だ、といわれ裏のサインにもJacobとは言っていますが、どこかエレガントでクラシックなスタイルの兄Jacob E Bangの作風とはどこか共通点がないなと思っていました。

そうなんです、

こちらはAnnaさんのお父さん、ArneBangの息子Jacob Bang。

Arne Bangが息子Jacob Bangとプレイベートスタジオを立ち上げたのが1953年。

息子Jacobは1957年から1962年の間Hegnetslundという工房にも所属していたそう。

その時の作品です。

 

 

 

 

 

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ちなみに上記がArne Bangプライベートスタジオ作品です。
Annaさんによると、右側のたばこ入れはお父さん(息子Jacob)の作品だそうです。

当時製作は父・息子共同製作だったようで、デザインまで手掛けたものが父・息子のだブルネームになっていたそうです。

この時代の作品にはABマークと数字が入っています。
一般的に言われているのは数字が若いほど昔のもの、ということ。

 

1953年にプライベートスタジオを立ち上げたのですが、それ以前は?

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そうです。

ABマークにHGマークが入った、HOLMEGAAARD工房での作品。

これも謎。HOLMEGAARDって言ったら100%の人がガラス工房を思い起こす筈ですが、当時は陶芸もやっていたんですね。

 

ということは、1930年からプライベートスタジオを立ち上げる1953年までホルムガード 在籍だったのかな?

また分かり次第報告します。

ちなみに1930年のホルムガード 在籍前、1926−1929年の間は、Carl Halier(こちらもビッグネーム)とともに、Kobenhavn Stentojs Braenderiを立ち上げ、活動していたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ちなみにこれ。兄Jacob Bangの作品。

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NYMOLLEにて、1944年から1957年まで在籍していたようです。

 

 

 

 

最後、こちらは兄Jacob Bangの息子、ミカエル・バン。ちなみに長男だそうです!

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こちらの親子も2代続けてホルムガード グラス・アートディレクターを務めています。
個人的にはこれらのPaletシリーズがお気に入りです。

Per LutkenのCarnabyもいいですね!

 

 

また余談ですが、Anna Bangさんの小さな時、よくPer Lutkenが遊びに来ていたようです。

彼が訪れたときはとても楽しいひと時だったそうです。
Per Lutkenの人柄もこれまた見えてきそうです。

 

そんなこんなで、こう言ったお話を私の愛してやまない偉大なる北欧ミッドセンチュリーデザイナーたちのご子孫からこういた情報を得られるなんて、なんて嬉しいんでしょう!!!

これをここに書くまで、スタッフや一部お客さんに、
「実はあのヤコブバン は実は違うヤコブバン で。。。!!!」
「子孫から情報もらっちゃった!!」
みたいに、嬉々として語る私にお付き合いいただき有難うございました!

また、このコラムで勉強していただき、バン一族について語りましょう!