あまりネガティブな事は書きたく無いのですが、やはり今回の買い付けでの1番の問題はその海外に渡航そのもの。
いままで書いてきましたように、もうヨーロッパでは各国の行き来は自由。皆さんほぼほぼマスクもなしの生活です。
このパンデミックで2年半こちらに来れなくなり、現地取引先の主要人物の引退・ビジネス方法の転換などなど。さらには現地でお世話になっていた人の訃報など聞くと、もう居ても立っても居られないです。
この空白の期間を埋めるには、私は古いのかもしれませんが「みんなと実際に会う!」「そして会って話す!」というのが、やはり今回の主目的。
会って話す。話すときに相手はマスクしてないのにこちらはしますかね?
別に気を遣ってるわけじゃないですが、自分自身ももうこんな状況になってきてるし、いいんじゃないかと思ってますし、むろん相手はそう思っていますから、わたしもこちらでは常にノーマスク。
スウェーデン。デンマークではほぼほぼ100%皆マスクなし。
フィンランドはお年寄りなどを中心に5−10%くらいの割合でマスクしてますが、わたしはノーマスク。
おかげさまで毎日元気に楽しくやってますが、とうとう、帰国の日が近づいてきてしまいました!(汗)
そう!PCR検査。陰性だったら問題なしだが、万が一陽性なら入国拒否(母国にですよ)。
万が一、無症状のコロナ陽性だったら!なんておもったら夜も寝れませんよ。
(寝れてますけど)
ということで、PCR検査へGO!
いろいろ調べましたら、結構かりた部屋の近くに検査機関がありました。
このAavaというところです。KAMPPIという駅の真前です。
もう部屋からトラム使ってドアTOドアで10分。
電話で事前予約。
私の場合は前日に電話して、次の日午後に予約する事ができました。実際、そんな混んでるような様子もなかったです。
自身初のPCR検査。鼻の奥に綿棒みたいなの突っ込まれ、おそらく花粉症などで自分は多分鼻が弱いのか、かなり痛かった!看護婦さんもその痛がり具合を見て、ちょっと心配気味。フィンランドの人よりかなり痛がっていたのかも(笑)。
結果は待っておけばすぐ出るものかと思いましたが、翌日早くに出るとのことでした。
もし陽性だだったら、フライトキャンセル・ホテル追加予約などなど、想像するだに恐ろしい。
翌朝。今日もよく晴れています。
結果が出たらメールするからそれを受けたら証明書を取りに来てください。と言われ、まあ午前中に来れば良いかなと思っていたら、昨晩に結果が来ていたようです。
NEGATIVE
ネガティブという単語にここまで好印象を受けたことは有りません!
やったぜ!!!!
ある程度の出発の用意を済ませて、証明書を受け取りにGO!
今日も青空が清々しく、空気がうまい!!!!
特に日本語で必要ですか?とも聞かれなかったのですが、日本仕様の証明書を出してくれました。
電話予約の時も名前のスペルやパスポートナンバーなど、私の本当に聞き取り難い発音でも一生懸命聞いてくれたオペレータの人。PCR検査で痛がる私を心配してくれた看護婦さん。もしものことがあったらと、証明書の受付で何度も名前やパスポートナンバーなど再確認してくれたスタッフさん。本当にフィンランドの優しい皆さんでよかったと。
あとは、コロナに負けない体に産んでくれた両親に感謝!
それにしてもムカつくのは陽性だったら帰ってくるな的なことですよね。
自己責任ということですね。
だいぶ昔に、どこのだれとはいえませんが、危険な国にいって拉致されて、みんなから自己責任だ、と言われていたニュースがあったことをふと思い出しました。
北欧ではこんな日本から来た人間を皆暖かくむかえてくれましたが、外国のお客さんが日本に来るには引き続きこの72時間前のPCRは必須ですよね。
万が一の陽性で、フライトやスケジュールの変更。さらには日本国内でのマスク必須。なんていわれて、誰が好きこのんで日本に来るんでしょうかね。
しらんけど
残念ながら、大好きだった中華料理の店がなくなっていました。。。。
最終日の夕食に行こうと思ったのに。
最後にヘルシンキの街中の風景を
勝利の白ワイン。
木漏れ日のなか、ヘルシンキの空気を満喫します。
やはり最後に行っておかなければ!
EMMA。タピオ・ウィルカラ、ルートブルック財団コレクション。
やはりこういう場所は買い付けの最初に着たほうが良いかもしれませんね。
本当に美しいものが並んでいます!
ここに来たら、みなさまも是非この引き出しを開けてほしい!
驚きのアイテムが入っている場合もあるし、
こんな美しいディテールが入っている場合もある!
また、作品の制作工程などのビデオも。
今日は、カルボランカント制作中。
こういう制作工程を見ることによって、よりその作品への愛着も湧いてくるというものです。
現代アート中心の展示の美術館の方も5感を刺激されとても良いですよ。
これは日本人作家さんの作品。
この作品の中であったフィンランドの人がこれにかなり感動されていて、思わず私に、あなたか作ったんですか?と聞いてきました(笑)。
なんと、タピオ・ウィルカラのウルティマ・トゥーレがない!
というか、カーテンで仕切られている!
どういうことか?とスタッフに聞いたら、どうも個人的な催しを中でしているらしい。
なんて贅沢な「個人的な催し」。
っていうか、ウルティマ・トゥーレ。この美術館の目玉ちゃうんか!「個人的催し」如きで作品を見れなくするか?ここの人たち、価値解ってないんじゃないかな?
そういえば、タピオ・ルートの展示スペースもどこか小さくなっているような、、、なんか寂しい。
結局、残念ながら見られずじまい。。。
電車で帰ります。
もうお別れのこの青空。
最終日だしどこかのレストランでも行こうかなと思いましたが、やはり。
ホワイトフィッシュ。
皮付きだからか、その独特の生臭さというか、川魚臭さみたいなのがあって、身もふんわりしていて美味しいです。さらにやはりこういった魚にディルが合う!!
結局ヘルシンキで一度もレストランに行きませんでした。テイクアウトもなし。
タピオのウルティマ・トゥーレと共に、次回の楽しみということで!