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張り替え例

ここ最近(と言っても、あまりコラムも書いてないのでそんな最近でもないですが、、、)少し変わった張り替え例があったのでその報告。

仕上がりがあまりにも良かったもので!

まずは、みんな大好き、ボーエ・モーエンセンのスパニッシュチェアー。221203-01

かなり硬派な感じで、素晴らしい経年変化したスパニッシュ。
(余談ですが、こう言う『経年変化』を『経年劣化』と表現する人がいて、言葉の選び方で、その人のモノに対する「愛」が測れるな〜と。
ナイス・パティナ!って言って、デンマークではみんな喜ぶんです)

残念ながら裏側のベルトが切れてしまって、長いこと座っていなかったとのこと。

それだったら、ビージェネに譲って、次のオーナーを探してもらおうと言うことになりました。

現行でもこの椅子はありますから、革の部分だけフレデリシア社にオーダー可能ですが、やはり特別な革なのか、結構なお値段します。

このご時世で、この椅子の価格自体も20年前とは大幅に違います。

だったら張り替えも一つの手段になってくるでしょうね。

ただ、こう言った厚い革は通常のミシンでは縫えなくて、特別なミシンが必要です。
ときには手縫も!

なのでいつもお願いしている椅子張り職人さんではこのタイプは手に負えないのですが、本当にありがたくも、ビージェネにはバビル二世を守るポセイドンたちの様な素晴らしい革職人さんがいるんです。(決して僕ではない)

そして出来上がったのがこちら。

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素晴らしい!!!!!革は日本のヌメ革を使用しています。

いやーまんま、オリジナルですよ!

 

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裏のベルトも、オリジナルのバックルを生かしながらの再生。

かすかに残ったメーカーステッカーをオリジナルから剥がして、張り替えた革に貼り付ける微妙な仕事は、ビージェネの仕事(汗)。

これまた次の(素晴らしい!)オーナーさんも決まり早速嫁入り。

良い人から良い人へ、良い職人さんの仕事で素晴らしく再生されたものが引き継がれて良かったです。

 

 

 

しばらくして、あるお客さんからまた難しい相談がありました。

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上記の椅子、みんな大好きエリック・ワルツのサファリチェアー。

こう言ったノックダウンの椅子、外に持ち出して気軽に使ってしまいそうな椅子を、無垢ローズで作ってしまうと言うなんとも変態的なデザインの椅子ですが、お客さま曰く、しばらく使っていたんですが、どうもこのヘナッとした革の部分がどうにかならんもんですかね?
と言うご相談で。

はい、わかります。

たしかにローズの重厚さに対し、何か革の部分に物足りなさを感じる。。。。
そしてなにより、何かこのヘナッとした、伸び切った様な革の感じ、この薄さから出てしまうのはしょうがないですね。
薄い革を使うので、ミシンで縫えるし、通常の椅子張り職人さんであればこのベースでの張り替えは全然問題ないでしょう。

お客さん曰く、モーエンセンのスパニッシュの様なイメージにしたい!

いやいやそんなご冗談を。まあ、普通は断りますが(笑)、いや待てよ。あの革職人ポセイドン(仮名)さんに相談してみよう!と。

使う革が違いますから、縫い仕様も変えねばなりません。
職人さんのアドバイスを聞きながら細部まで変更し、出来上がったのが、こちら!!

 

 

 

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どうですか!

これにはびっくりした。まさに想像以上!

オリジナルを越えました!エリック・ワルツ越えです!

職人さんすごすぎる!

 

後日談もあって、こんなむずかしい依頼をちょこちょこするもんで、職人さんも「デンマークの椅子」というアンテナがたったのか、先日の上野の「デンマークの椅子展」も行かれた様です。

その話を聞いたときに、「僕の同級生が出てた」って言うので、「どなたですか?」と聞いたら、「織田だよ」と言うので、いや「織田って、織田先生のことですか?」

職人さんは織田先生と同級生だったそうです!

すごいご縁!!!

織田先生の同級生にお仕事お願いしていたとは!!!

この世の中捨てたもんじゃないです。

 

第46次買い付け報告:デンマーク編1

スックホルム出発です。

コペンハーゲン経由でオーフスまで移動なので、朝6:30にチェックアウト。

というか通常ホテルの朝食が6:30からなので、ホテルのビュフェでアホほど食べて、食い溜めしていこうと思ったのですが、今日は土曜日。。。

朝7:30からのスタートで食いだめ計画も中止に。

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今日も良い天気です。

 

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空港に向かいます!

 

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それにしても、一週間の滞在でしたが、マーケット周りとちょっとした街調査。
最終2日は丸々パッキングだったので、他何もしなかったなあ。

次回に行く時期にはもっとゆっくりできるように、また、みなさんも安心して旅行できるようになっていたらいいですね。

 

 

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朝ごはん食べれなかったので、サンドイッチにスウェーデンビール!

 

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デンマークに向かいます!

 

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コペンハーゲン行きの搭乗口は大混雑!満員御礼!

 

 

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コペンハーゲン到着です。

こちらも賑わっております!

 

 

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乗り継ぎで時間があったので、昼食でもと思い空港内を彷徨っていると。。。

これはなんとも日本愛に溢れた広告じゃないですか!

せっかくなので

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醤油ラーメンとおしゃれビール。

これまた15分経っても20分経ってもラーメンが来ない!
「順番、抜かしていました」とか、「忘れてました」とか、「今、店出たところです」等の上級テクニックかと思ったら、ただ遅いだけでした。

 

味は期待と想像を裏切らない味でした(笑)。

 

 

 

 

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オーフスに近づいています。

所々、菜の花で黄色く染まっています!

 

 

 

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オーフス着!

 

早速ディーラーと倉庫に向かいます!

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ハスレヴ、タイルテーブル!

 

 

 

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チークローサイドボード!

4x3チェスト!

 

 

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こちらもローサイドボード!

ディーラー少しお手入れ中。扉ありますよ。

 

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エリック・ワルツのサファリチェアー!

オリジナルで座布団あったんですね。あれば、背もたれの伸びも解消されるかも!

 

 

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ローゼングリンハンセンチェアー、RGHC。

 

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セットのテーブル。ケシカラン

 

 

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セネターx2

 

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クッションはこんなふかふかピンク。どんなオーナーだっただろ(笑)。

 

 

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3シーターも!

 

 

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そして、けしからん木目のイップ・コフォド・ラーセン、サイドボード!

実は京都にも一台持ってるんですけどね。。。。

こんな木目のも出ないので、買っておきました。

 

 

 

無碍山房 石垣 

びーじぇね史上最南端への納品!
菊乃井様プロディースの無碍山房!
今回はなんと!石垣島へ!

ものすごいコレクションに仕上がりました!

 

発送前に集合写真!
(並べ方がどこかマニアック!(笑))

エリック・ワーツ7台、ヘンリー・ウォルター・クライン8台。
オールローズ。よくここまで磨き上げたもんだ!
そしてキングス・アームチェアーマホガニー12台byルッド・ティエセン&ジョニー・ソーレンセン!

 

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圧巻のコレクション!!!

 

 

 

無事に石垣のお店に到着したようです!

 

 

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カウンターにはエリック・ワーツ!

 

 

 

 

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そしてテーブル席にはヘンリー・ウォルター・クライン!

 

京都の無碍山房同様、信楽のタイルにて!

石垣の美しい海を表現したようなブルーのタイルが神秘的です!

 

 

 

そしてお部屋の方にはキングスチェアーが!

和の空間に、デンマークから来た椅子たちがしっくりとなじみました。

 

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こんなにたくさんのご注文頂きましたのでビージェネスタッフ皆、数ヶ月にわたる手入れから無事到着まで緊張の連続でしたが、またそれ以上にこのプロジェクトを一緒に頑張ってくれた職人さんたちには本当に感謝です。

キングスチェアー(アームバージョン)の張り替えは今回が始めただったのですが、やはりラタンの劣化も気になり、せっかくだし全部張り替えましょう!と菊乃井様とお話ししたところが、予想以上に張り替えが難しかった!!!
シートの部分も張り替えたことのある人しかわからない、なんだかややこしやつ。
20年やっていても初めてのことも多くあります。

 

写真のように美しく設ていただきました椅子たちも、石垣で皆様のお越しをお待ちしております!

私も早く行きたいです!!!

 

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第44次買い付け報告:デンマーク編12

ディーラーの倉庫からさらに30分。

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至れり尽くせりで、助かります!(後が怖い!)

 

 

 

 

 

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じゃがいも畑を抜けて!

 

 

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倉庫到着!

 

 

 

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スコブマンド・アナセン、蛇腹コーナーキャビネット!

下に写ってる、ローゼングリンハンセン!!!4台!

 

 

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アノニマス!6台追加!

確か10台ほど在庫持っていたと思います。

今回なぜか他のディーラーから15台。そしてここで6台!

合わせて30台以上の在庫となる予定!

 

 

 

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こちらも6台再入荷!
ERIK・WORTS!

前回も確か4台だったか入荷しましたが、すでにSOLD!

KNUD FAENCH同様、けしからん素材感の椅子!

 

 

 

 

 

 

 

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テーブルも!

 

今回新しいこちらのディーラーお二人のおかげで、他にもいろいろ仕入れました。

次回からの新戦力になりそうです!

 

 

ディーラー宅に泊まってもいいよ、と言われたので、図々しくもお願いしました。

広い平屋のお家に、それこそデニッシュデザイン満載のインテリア。
まじ、やばいほどの良いお子さん達と奥様の作るディナー。

まあ、私には程遠い世界でした。。。。

 

 

 

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朝。

 

 

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コペンハーゲンに向かいます!

 

 

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車窓から見る風景も素晴らしく美しい景色が続く。

いつか時間があったら、この街にも行ってみたいな、、と。。。。

 

 

 

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到着。

混雑するコペンハーゲン中央駅。

 

 

 

ERIK WORTS VAMO ホームページにアップしました!

ERIKWORTS

ホームページにエリック・ワーツの椅子をアップしました!

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もちろん張り替え済み。

タンニン鞣し、栃木レザーのジーンズ黒を使用!!

 

 

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まるでフレームから背もたれの部分まで無垢材一本で削り出したようなデザイン。

その素材感と手の入れ込みようは、ほかではなかなか見られない、勇逸無二の感覚です。

 

先日ここでも紹介したハンスウェグナーのW2はチーク材ですが、こちらはローズ。。。

木目も半端ないです。。。。

当時のこだわりよう、、、変態的です。。。。

 

 

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1つ1つ表情は違います。

マニアには垂涎のアイテムかもしれません(笑)

 

4台かと思っていましたら、後2台在庫ありました。

計6台あります。