タグ別アーカイブ: 北欧

第48次買付報告:デンマーク編2


230711-01

なかなかすっきり晴れませんが、こんな景色も美しいです。

 

 

230711-02

朝食。相変わらず客私一人。。

 

 

230711-03

コペンハーゲンに帰ります。また早くここに来たいです。

 

 

230711-04

オーフス空港。

デンマークなのに、フリソ・クラマー。。。。。

 

 

230711-05

少し早めにディーラーに送ってもらったので、ゆっくりとビールでも飲んで飛行機を待ちます。

 

 

 

230711-06-1

オーフスからコペンハーゲンへ!

 

230711-06

まだ時間があったので、荷物を部屋に置いて、ハンティング!

フィンランドでもそうだったのですが、デンマークでもゲリラ豪雨が毎日のように。。。

日が照って暑いと思ったら、雨で一気に気温が下がる!

服装が難しい。。。。基本暑がり。暑いのが嫌で基本薄着なので、結構肌寒くなる時間がまだ多いです。

 

 

 

 

230711-07

 

また日が照ってくると、一気に体感気温も上がります。

 

時間の関係で周辺しか回れませんでしたが、収穫で汗だくになるほどではありませんでした。。。。

 

230711-08

美しくも手の込んだホルムガードのグラスたち。1940年代のヤコブ・バン。

 

230711-09

こちらもヤコブ・バン。

ブラウンなのかパープルなのか、吹きガラス。

とてもエレガントで繊細なシリーズです。

 

 

 

230711-010

 

今日の夜ご飯はイタリアからのパンチェッタとタリアッテレ。

レストランで食べたパンチェッタのパスタが半端なく美味しかったので、その味の記憶をなんとか形にしたかったのですが、その深い甘みが再現したく、玉ねぎをたくさん使ったのですが、逆に甘くなりすぎて、まああとは、味にパンチがない!

ただ、ソースとパスタの間に細かくちぎったモッツァレラチーズを入れていて、それがこの味気ないパスタに深みを与えてくれていて、パンチェッタ自身もめっちゃ美味しくて個人的には大満足の出来でした。

パンチェッタとベーコンの違いも知らなかった私には、この味は衝撃で、こりゃ、イタリア料理にもハマりそうです。。。なんの報告だ?

第48次買付報告:フィンランド編6

この収穫報告もなんとなく個人的にですが(いや個人的なコラムなのでどうでもよいのですが)なかでも一番の出物を最後に持っていきたい!
なんて思っております。
ただ、今回紹介のグループ、アラビアアートデパートメント作品たちなんとも順序のつけようのない!
大変な収穫になりました!

数は少ないけど。。。。

いや、一つ一つが高いからしょうがないです。。。。

230703-01

まずは、フリードル・フォルツァー・チェルベリーの釉薬皿。

少し中央部分が盛り上がった形をしているので、中央とリムの間の部分に美しい釉薬だまりができていて、なんとも素晴らしい!

まさに一目惚れ!(少し釉薬剥がれかけがありますが)

 

 

230703-02

そしてこれ!

アウネ・シーメス!

ここのコラムでは何度も説明いれているので皆様もご承知かと思いますが、本来の彼女の作風、いや、本来というよりは一番有名な作風は薄手の鋳込みの作品が主流ですが、もともとは、ミカエル・シルキンの元でアシスタントをしていたこともあり、彼女の作歴の初期にはフィギュアの作品も数少ないながらも存在します。

今回はこの仔猫ちゃん。。。可愛すぎる。。。💌

例えば数いる陶芸家さんで、こういったフィギュアなんかも皆さん作れる作家の方は多いんですかね?

 

 

230703-03

使用する釉薬までとっても本当に彼女はセンスの塊だったのですね。

 

 

そして、こちらがその薄手の代表作品。

230703-04

まさに透けるほどの薄さと、貝殻のような持ち手のついた蓋まで揃ったカップ。。。。

これがなんと。。。。。

 

230703-05

当時のオリジナルボックス付きで!!!

この迫力って!!!

残念ながら皿一枚、蓋一個行方不明。。。。

まあ、50年以上前のものですから。

 

 

230703-06

オリジナルサイン。(プリントですが)。

無事日本に着くか、ドキドキです(笑)(冷たい汗)

 

 

今回の最後に登場は、やはり、キリッキ・サルメンハーラ師匠。

 

230703-07

今回も巨大な作品、手に入れました!!

そしてマグも!!

 

 

230703-08

ここまででかいとマグの存在感が。。。

ですが、こちらの深い色目の釉薬の具合もとても良いです!

 

 

230703-09

 

大きい作品ながら凛として、繊細な感じもします。

 

今回は買付けられませんでしたが、ルート・ブルック、トイニ・ムオナなど、戦後のフィンランドになぜこんな綺羅星のような、しかも女性の陶芸家たちがそろっていたのか。。。摩訶不思議な素晴らしきフィンランド。

 

 

第47次 買い付け報告 フィンランド編5

商品紹介続き。

あとはカイ・フランク祭り。

 

230327-01

1153.   こう言った小さなグラスすら美しい。

 

 

 

 

230327-02

 

1111, ワイングラス。

珍しいカラーリング!

 

 

230327-03

トランペット!  1725

 

 

230327-04

アイスバスケットとプリズマプレート。

 

 

230327-05-1

美しいデザートボウルセット。

クリスタルのグラスに、シャープに削り込まれたウッドプレート。

ウッドプレートだけでも美しいです。

 

 

230327-05

そして、1422。

それぞれ高さが違う。

よりハンドメイド感を出した作品です。

 

 

 

230327-06

たくさんのピッチャーたち!!!

これだけ揃うと圧巻です!

 

 

 

230327-07

こちらもなんとも美しい!!!

 

 

230327-09

ルビーレッドのピッチャー。初期タイプ!

 

230327-010

パンチボウルセット

掬う柄杓もグラス!

 

 

230327-011

 

KF106、 クリアの最大サイズ!

 

店の在庫と合わせると、かなりの見応えのあるコレクションになりそうです!

 

 

 

第47次 買い付け報告 フィンランド編4

先にアンティークフェアーの感動から、先ばしって商品紹介してしまいましたが、引き続き商品紹介!

230326-01

なぜ、デンマークの作家、アルネ・バンの作品がフィンランドに?
今日の雪模様の様な真っ白な釉薬。

デンマークミッドセンチュリーには余りみられない(と言っても少し古いですが)独特のアールデコな作風と、立ち姿。
ラタンの取手が合わさり無国籍な凛々しさを醸し出しています。

ヨウコより。

さすがです。

 

 

 

 

 

230326-02-1

フランチェスカ・リンドの釉薬皿。

直径約30cmの大ぶりなお皿だけに、モスグリーンの釉薬が大迫力。
フィンランドの奥深い森に潜んでいる大地の風景の様で、こちらも個人的には最初フランチェスカ・リンドとは思わなかった意外な大発見でした。

濃色のローズサイドボードの上とかに、飾っておきたいですね。

 

230326-02

グンネル・ニューマンのネプチューンショットグラス。

 

 

230326-03

ゴーラン・ホンゲルのシャープなデザイン。

 

 

 

230326-04

小粒なビヨルン・ウェクストロム。

 

 

230326-05

ティモ・サルパネヴァのグラスたち。

個人的にも大好きなアロマグラスもたくさん。

 

230326-06-1

ショットグラスたち。

オリジナルボックス付きも!

 

 

 

 

230326-06

カラフェとグラス。

 

 

230326-07

余り見ることのないグラス。

こちらもティモ・サルパネヴァ。

なぜ見ることがないか?
それは子供用だから。
何千個と壊されていたことでしょう!
でもそれでいいんです!日用品ですから!

フィンランドの子供たちはこんな素晴らしいグラスを使っていたんですね!

 

 

 

230326-08

こちらもティモ・サルパネヴァ。

なんてことないグラスですが、底ポリッシュのサイン入り。
こちらもビージェネ初登場。

 

 

続いてタピオ・ウィルカラ。

230326-09-1

ショットグラス。美しいです!

 

 

230326-09

こちらは珍しいスタッキンググラス。

 

 

 

230326-010

オリジナル木製ボックス付きのセットが2点ほど。

デザインも大好きですが、この木製ボックスのクオリティーがけしからん!!

 

 

 

230326-011

LOYTO。

英語名はディスカバリーです。名前すらかっこいい。

小ぶりなタイプ。綺麗ですね。

タピオ・ウィルカラが当時、サイン入りのグラスたちが高価だったこともあり、サインなしの作品で数点デザインされたシリーズの中の一つ。

製造工程になるべく手間をかけず、コスト削減した上で美しいものを作る。
美しく良いものを作る上で、外せない部分は残した上での思考。

どこかのモノづくりとは逆の思考。

 

 

 

230326-012

こちらは逆かな(笑)

私も初めてみた。これも、タピオ・ウィルカラ。

上部に行くに従ってブルーになっていくクリスタルと、美しく彫り込まれた紋様。

凛とした立ち姿は、これは小品ですが、ある意味タピオ・ウィルカラらしい作風が出ていて、外せない逸品です。

 

 

 

 

230326-013

そして、カンタレッリ大。

みた感じ、どこか普通の大サイズより大きい様な。。。。

こんな誤差でどこか価値観が上がってしまうのも(個人的な視点)、魅力の一つです。

 

 

 

230326-15

そしてサルメンハーラ。

 

230326-16

後期の作品。

何故サルメンハーラの作品の値段が高騰しているのかは、残念ながら彼女のキャリアで早いうちに事故で作品が作れなくなってしまったから。

世界的評価が高い中、作品数が少ないゆえに、高騰してしまう。

事故後、彼女は後進を育てるためにフィンランドだけでなく、アジアにもその活動の場を広げていった訳ですが、その中でも作品を作れないという葛藤といつも戦っていたのでしょう!

その魂が、過去のあの燃えるように熱い炎の中から出てきた、フィンランドの大地の様な作風から、一転したこのシンプルな作品へ。

やはり、あの作品が欲しいですが、私もこの作風のものとは初対面。
というか、買えるとは思わなかった。

とりあえず、日本に持ち帰ります!!!

 

 

 

 

そしてなんとなんと!!!

 

230326-18

サルメンハーラが使っていたという道具を手に入れました!

 

230326-19

道具の一部にはあのサインが!

 

 

230326-20

 

フィンランドに竹はないよな?

ということは、おそらくアジアでの指導の時、もしくはその前から、、、もしかしたら日本から取り寄せて?使っていた?

 

なんて想像膨らみます。

日本でも仕事柄、職人さんの道具や仕事場など見る機会もありますが、やはり素晴らしい職人さんは道具を大事にされていますし、まずその道具や仕事場が美しい。

我が尊敬するサルメンハーラ女史もその作品からも分かる様に、道具すら美しいのです。

 

第47次 買い付け報告 フィンランド編3

この日は朝からアンティーク・フェアーに行ってきました。

230325-1

よーい、どん!前。

平均年齢高め。
フリーマーケットというよりは、各地のアンティーク屋さんが出店してきているフェアーですので、フィンランドのガツガツした若手バイヤーも少なかったのかな?

 

 

 

230325-2-1

開始1時間でほぼ資金切れ。

終了。

いやー、やばかった。。。。

入ってすぐの知り合いのディーラーからアラビアのお皿一枚ゲット。

少しあること、ヨウコ・レコラと遭遇。あの店がいいんじゃないか?ということで、そこでタピオのバブルツイストとティモのリム付き巨大ボウルをゲット。

少し回って、タピオ巨大TATTI、コームヴェイス、ラインカットオブジェを。

そして、最後になんとなんと、巨大サルメンハーラと巨大ホビサーリ!

 

 

 

230325-2-2

画像は部屋に飛びますが、こんな感じ(笑)。

そりゃ一瞬で資金尽きるわな。。。。

ただ、こんなのあり得ない!

 

 

 

 

 

230325-2-4

ティモ。

 

 

 

230325-2-5

タピオ!初期作品。

 

 

230325-2-6

でかい!

 

230325-2-7

コーム。

 

 

230325-2-8

そして巨大TATTI!

 

 

230325-2-9

これが巨大、ホビサーリ。

実は先日のカッコネン・コレクションでも、ホビサーリのこの作品群があり、こんなのも作ってるんだ!と思っていたんですよ!

すごい迫力。こんなの大好き!

サルメンハーラも仕入れてるけど、結構これ、ナンバーワンかも。

 

 

230325-2-10

サルメンハーラ。

このサイズのものが手に入るとは思いませんでした!!!

 

 

 

230325-2-11

シンプルな中に、春がみられます!
桜色や藍色の釉薬変化が所々にあって、全くもってお美しい作品です。

これは手放しなくないなー(と心の声)

 

 

 

 

230325-2-12

アラビアのお皿、結局一枚。。。。

ほんと、自己満足に走って、すみません。。。。。

 

ただ今回の作品群。

これは一見の価値ありです!!!!

 

 

 

 

230325-2

ということで、ほぼほぼ昼にはマーケット調査も終わり、早々に時間が。。。

ヨウコ・レコラにどうも友人のディーラーから連絡が入っていた様で、もしいつもの日本人が来てるなら、うちのチェルベリーを見にきてくれと伝えてくれ。と言われたらしく、そのディーラーのところへ!

どうも、私が街中を徘徊しているところを見ていたらしく(ストーカーか!)連絡をしたらしい。

なんとも素晴らしいチェルベリーの作品だったのですが、少し値段が高かったのと、もうすでにお腹いっぱいだったので(笑)、次回に。。。。ということにしました。

 

 

デザイン・ミュージアムにも行ってきました。

ヴオッコとアンティ・ヌルメスニエミの展示でした。

230325-3

こちらは個人的な趣味の違いということで、参考程度に。

 

 

 

230325-4

230325-5

ということで時間もあったし、お昼も食べていなかったので、

 

 

230325-6-1

近くのパン屋さんへ。

 

 

230325-6

 

いつものパンとコーヒー。

もう最近すこしSNSをみると、たくさんの人が和食の画像とかをあげていて、もう禁断症状手前ぐらい、テロ並みです(笑)。早く日本に帰って和食(特に寿司)食べたいですけど、これはこれで、フィンランドの味でまた日本に帰ったら逆に食べたくなる大好きな一品ですね!