タグ別アーカイブ: デンマーク

OLE WANSCHER SENATOR SOFA ホームページにアップしました!

OLE WANSCHER SENATOR

オレ・バンシャのセネターソファーをホームページにアップしました!

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美しいチーク無垢材を削りこんで、素材感も残しながらどこか繊細さも残る、オレ・バンシャーならではのデザインなのではないでしょうか?

もちろんフレームフルメンテナンス済み。

張り替えも完璧。

生地はこれまたデンマークのケアロップ・ヴァヴェリ社のBLANS MELERET。

数種類の羊毛をミックスし、撚り上げていくことにより、立体感・深みのような味わい深い色目になっていると思います。HANNE VEDELのデザインです。

調べていただいたらわかると思いますが、まあ生地代だけでもすごいことになってしまいました!(汗)

でも、その甲斐あってマスタードイエローが、チークの深いブラウンによく合います。

まさに秋色!良い椅子に仕上がりました!

 

 

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アームの部分。。。

 

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シャープな感じですが、丸みを帯びて、温か味も感じます。

 

 

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後期のCADO社バージョン。元々はFRANCE&SONにて製造されていましたが、1966年にCADO社が買収。その後はこのマークにて販売されていました。

よって1966年以降の生産品です。

お好きな方はよくご存知かと思いますが、オレ・バンシャーのデザイン家具は工房ものが多く、とても高価なイメージがありますが、そこからこういったそこそこ大量生産に対応できるようなデザインを落とし込めるところが素晴らしい。

生産性とデザイン性がマッチした名作だと思います。

このソファーもマイナスドライバーと六角レンチだけで、バラバラにできます。

ワールドワイドな輸出などにも適していたのではないかと思います。

 

後期のCADO製と書きましたが、私の知る限り、チークの材質・木目具合、作り、どれを取っても初期のものと変わりません。(初期初期のもので、背もたれから後ろ足にかけての材が一本のものもあるようです)

 

オススメの一品です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CRESCO CABINET BY FINN JUHL

先日納品に行ってきました。

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そう!ご承知のように、フィン・ユール!クレスコキャビネット!

木目もやばいです!
(隣のイージーチェアーもやばいです。。。)

 

フランス&サンから1960年代に発表されたディプロマットシリーズのキャビネットです。

お客様には待って待ってもらって、やっと仕入れることができ、やっとやっと納品です!

 

でも意外にこのキャビネット、、、高さがあったんです!

またお客様の設置したい場所が通常の天井高より、2段ほど下がって低くなっている!!

 

でも見てください!

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低い部分にぴったりと治ったではないですか!

もう1cmの隙間もありませんでした!

感激!神ってます!

 

キャビネットは何かただ箱を乗っけているような感じに見えなくもないですが、
実はしっかりと木ネジ付きのダボなどで、しっかりとつながっているんです!

そして天井とのこの隙間!!

 

地震で倒れることもなさそうですね!

 

でも、ほんと、古いモノって不思議です。。。

待ってもらってもお客様の希望するものが全然出ない場合が多い中で、たまたま現地で見つけたと思ったら、天井との相性もこれですよ!!!

 

全てのご縁に感謝です!!!!

 

 

ERIK WORTS VAMO ホームページにアップしました!

ERIKWORTS

ホームページにエリック・ワーツの椅子をアップしました!

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もちろん張り替え済み。

タンニン鞣し、栃木レザーのジーンズ黒を使用!!

 

 

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まるでフレームから背もたれの部分まで無垢材一本で削り出したようなデザイン。

その素材感と手の入れ込みようは、ほかではなかなか見られない、勇逸無二の感覚です。

 

先日ここでも紹介したハンスウェグナーのW2はチーク材ですが、こちらはローズ。。。

木目も半端ないです。。。。

当時のこだわりよう、、、変態的です。。。。

 

 

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1つ1つ表情は違います。

マニアには垂涎のアイテムかもしれません(笑)

 

4台かと思っていましたら、後2台在庫ありました。

計6台あります。

 

 

NIELS MOLLER NO.78 &TEAK OAK TABLE

すっかり秋になってきましたね。

少し前、まだ秋というよりは夏の名残の晴天の日に納品に行ってきました。

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ニルス・モラーNo.78のローズチェアーとチークオークの引き出し付きのテーブルです。

もともとお客様お持ちのPH5と相まって、まさに北欧インテリアの教科書のような誂えになったので、お願いして写真を撮らさせていただきました。

 

 

 

 

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よくお客様から「この椅子にはどんな生地が合いますかね?」なんて、聞かれます。

まあ、うちのようなお店に来るお客様ですから、おそらくそれはお客様自分自身の中に確固とした何かがありながらも、確認の意味も含めお聞きになっているのだと思うのですが(汗)、私のようなKYな人間は、思わず、「いやー!ローズにはタンニン鞣しのヌメ革ですよねー」なんて、もうビージェネワールド突っ走りで、そう口走ります。

案の定、お客様からは今回はもう少し優しい感じで、、、と、

最終、リバコのNCシリーズにて!
木漏れ日が美しく、緑ともよくあって家具たちもより引き立ってますね!

これまた、やはりご自宅の雰囲気には何が会うかはやはりご本人の見解が一番!!!!(汗)

今後も椅子に会う生地の色目のご相談承ります!どうか参考程度に。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIBAST CHAIR HELGE SIBAST ホームページに家具をアップしました!

SIBAST HELGE SIBAST

ホームページに家具をアップしました!

 

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少し前にお客様からのご要望にて黒革に張り替えての出荷です。

 

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黒革はもちろん、タンニン鞣し。

使用していくほどに味わいも深まると思います。

オリジナルには当時よくある、ローズには赤茶系のラッカー塗装が施されていました。

基本的に、塀店の仕上げはオリジナルの塗装を取り、磨き上げた上でのオイルフィニッシュ。

今回もそのように仕上げました。

背もたれの部分の抜きをみてください。

真っ黒な部分と、白太の部分が混じり合った面白い表情の部材です。

そんな部分を磨き上げました!!

黒と白のコントラストが美しく輝く、まさに自然からの芸術品のようになりました。

オリジナルでは塗装がしてあるので、あえてこれを隠し、均一なローズの赤茶の表面感を目指したのだと思いますが、私たちはあえてそれを表に出し、木、本来の木目を楽しんでいただけたらなと思っています。

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足の部分にもそんな箇所が!

ただ、これは好みが分かれますね。

私たちはこれが好きですが、オリジナルはこれを隠そうと塗装。

あえて白太の部分を使うというのは、おそらく木工の世界では異端なのかもしれません。

まあいいじゃないですか。

みんな違って、みんないい。

 

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全体研磨するのに、もちろん分解します。

その際に木栓も壊れてしまいます。

新たにローズではないですが、ウェンジ(タガヤサン)で木栓を作ってます。

まだ6台ありますよ。