エリックホグランのアイテムをアップしました!
寺町店の朝の一風景。
皆様お気をつけてお過ごしください。
この災禍の中、日本は少しずつですが日常の生活を恐る恐る取り戻しつつある感じなのでしょうか?
一方、パリなどヨーロッパでは再ロックダウンと、世界的に見ればまだまだ出口の見えない状況下ですね。
京都はGOTOなどの効果もあるのか、平日・休日ともに人の流れも戻りつつある感じ。
違うのはインバウンドのお客さんがいないことくらい。
4−5月などは本当に酷かった。。。お客様もなく、大変な時期でした。
逆に言うと、色々とホームページに商品をあげていったりと、今までできなかったことをやる良い機会かなと思い色々と試行錯誤してましたが、そんな中、今回のこの催事へのお誘い。
今までの私含め3人で営業していた中では、催事出店はなかなか難しいところでありましたが、この度スタッフも一人加わり、また、お客さんもまだ少ない状況ですから頑張れるかな!っと。
ビージェネ初大阪進出です!
上記広告はうちのお店の部分だけ切り取った物ですのです、あしからず。(笑)
ほか全国より50店舗以上の出店予定だそうです!
阪急うめだ本店に行かれた方はご存知かと思いますが、ビージェネは9階の催事場ではなく、祝祭広場という吹き抜けのひらけた場所で、約30坪ほどの面積で商品展開します。
新作をたくさん揃えてガッツリ行こうと思っていますので、ただいま作業でてんてこまい。
私も10年ぶり以上に、宇多野ではない家具保管倉庫の前で作業を進めております。
さて、間に合うのか!
こんな時期ですので、阪急さんもいつものように大々的な広告も抑えているようで、本当に皆さんが慎重に物事を進めている感がひしひしと感じられます。
なんだかしっくりこないこの萎縮した暗い雰囲気の中、少しでも明るい気持ちになれますよう、良い物揃えてお待ちしておりますので、皆様、お気をつけて、無理のない範囲でお越しいただければと思っています。
どうぞよろしくお願い致します!
Jens Quistgaard RELIEFシリーズを大量にアップしました!
詳しくはホームページをご覧ください!
もうすでにアップされているものと合わせれば、かなりの量とアイテム数になります。
先日、ペア・ルトゥキン アイテムの際に書きましたが、初めてデンマークで買い付けた例のマイク・ベルナルド(風)のお兄さんのお店で、彼の義父さんも実はコペンハーゲンの郊外でアンティークを扱っているんだよ。ということで(いや、アンティークというよりはリサイクルショップに近かった)行ってみたら?と紹介してもらい,早速訪問しました。
それはもう当時はそういったリサイクルショップでも今考えたらお宝の山で、まあ今では考えられないような値段でビンテージアイテムが売っていたのですが、家具と一緒にかなりの食器なども多く置かれていました。
私も当時は何も知りませんので、おそらく沢山あったであろうの渋いロイヤルコペンハーゲンには目もくれず、まあ、デンマークに有名な時期があることすらしらなかったので70年代風のポップな感じのプリント物や、色目の綺麗な釉薬のものなど(確かイギリス製みたいなのを買った覚えがあります(笑))に目を引かれた中、このどこか地味な黄土色のカップたちは「ついでに」っという感じで仕入れておりました。
買付当初に泊まっていたNORREPORT駅前の安ホステルは宿泊客から、至る所に監視カメラがあるという噂が立ち始め、(まあ、私はその時点で30歳でしたから自粛はしていましたが(汗)、やはり若いバックパッカーが朝ご飯のバイキング形式のおかずたちを密かに持ち出し、昼ごはんにしていたのをかなり厳しくチェックしていたようです(笑))早々にホステルを卒業し、B&Bへ宿を移行していました。
B&Bに泊まるようになり自炊ができるようになってくると、仕入れたお皿なんかで自分の料理を食べるようになります。そこで登場したのが、当時あまりパッとしないなと思っていた、レリーフシリーズ。当時安かったですし、日本での売り物だけどまあいっか、って感じ。
地味な黄土色に地味なグリーンを中央に配した、デンマークに買い付けにきているのにどこか日本風なこのお皿に、自作のトマトソースパスタを乗せた瞬間!!!!
なんてことでしょう!
鮮やかなトマトの赤色が、なんともこの地味な黄土色とグリーンに映える!!!!
これが私のアハ体験❤️
また、例のベルナルド兄さんに、これって日本風だと思うんだよね。て言うと、彼は、いやいや、これがデンマーク風なんだよ。と。
不思議なデンマークと日本の感覚における共通項の気付き。
レリーフシリーズは私の中で、「地味な」から、お客様皆々様に「もうこれ最高です!」とセールスするまでの評価に一気に上り詰めました!
以降、ビージェネでこのアイテムを絶やしたことはないと思います。
そう、現在もかんな感じでクイストゴーコーナー!
奥のガラスケースにも、表面上はタピオ先生ですが。。。。。
下部の収納部分には、今まで買い集めた在庫たちが!!!!
また皆様こんな時期ですが、ぜひ、気をつけてお越しいただき、
実際のアイテムたちを見て感じてみてください!
フリードル・ホルツァー・チェルベリーのアイテムたちをアップしました!
チェルベリーさん、1905年オーストリア生まれです。
オーストリアで陶芸を学んだ後、1924年よりフィンランドアラビア製陶所に在籍。
今回ホームページにアップしたのは、彼女の代表作品の一つである、ライス・ポーセリンシリーズ。
美しい白磁の焼成前の器に、当時の職人さんたちがカッターを使って一つ一つ飾り透かし彫りを施し、最後に釉薬をかけ焼き上げる、と言うとても手間のかかっていた製品たちです。
当時チェルベリーをリーダーに20人ほどのライスポーセリン部隊が70年代半ばまで生産を続けていたようです。
商品ページにもあるように80年代に一部復活しましたが、どうでしょう!
その質感やデザイン、また50−60年代のものに見られる、どこか不均一な手作り感あふれる質感がなくなってしまっていますね。
そうなんです!
そんなのを皆様にも手に取って感じていただきたいと思い、今月からチェルベリー展(寺町店自己企画展パート2)が勝手に始まっております。
ポール・キャドビアス のウォールユニット には現在、チェルベリー先生の作品たちがずらりと並んでおります。
テーブルには今回ホームページに紹介しています、ライス ・ポーセリンシリーズ。
そしてウォールユニット には。。。。
ケシカラン釉薬が垂れ流してある器や。
なんとも美しいコバルトブルーの作品たち。。。。
これもチェルベリー先生のもの。。。
もう10年近く前に買い付けたものですが、当時、これを見ながら一晩酒が飲めました!多分、これをおかずに白ご飯もいけると思います!
また現地でもなかなかお目にかかれない30cm超の大作まで!
古いものは裏側にサインと製作年が記しているものがあります。
他作品の中で最も古いものが1931年の作品で、サインはFH!
そうです!Kが入る前のもの、チェルベリーさんになる前、結婚前のものです。
オーストリア、ウィーン工房の影響が見て取れます。
1940年代のものも多数あります。
って、第二次世界大戦中?
戦争中に女性の作家さんたちが、なんとも自由に作品を作っていた。
先日まで日本でも開催されていた展示、フィンランド陶芸、芸術家たちのユートピアとはまさに!
ぜひ、こんな時期ですが、お気をつけて是非お越しください!
ホームページにペア・ルトゥキン先生によるホルムガード 社のガラス器たちをアップしました!
ホームページの方を見ていただければまた詳細などは列記してありますが、今回もなかなか良い写真が撮れたのではないでしょうか?
前回のホームページ商品アップまでで、北欧ビンテージ雑貨、リンドベリやアラビア社のカップアンドソーサーなどから始まり、フィンランドビンテージデザイン界3大巨匠のアイテムたちをアップ。
いわゆる北欧ビンテージの日用品部門がほぼほぼ完了。
店の商品の方もビージェネ歴数ヶ月の新人さんにお願いするアイテムのネタ切れ状態。
無理から、これからマニアックな部分に突入しようかなと思ったところ、おっと!
ペア・ルトゥキン先生の作品たちがあるじゃないですか!
まあ、一般的には「マニアックなお品」?と言われてしまいますかね?
実はペア・ルトゥキン先生デザインの作品は私にとっての北欧ビンテージ道入門編だったのです。
そう、あれは今から20年弱前、パリで見たデンマークビンテージデザインを追い求め、そのままパリから電車でコペンハーゲンへ。
NORREPORT駅前の安ホステルを拠点に自転車で毎日鬼のように街中を走り続けました。
何の情報もない中、なぜか有名なアンティーク街Ravnsborggadeは見つけることができず、辿りついたのはNORHAVNの小さなビンテージショップ。
そこには心優しいが軍人上がり(これ本当)でマイク・ベルナルドのような風貌(これも本当)のお兄さんが良い家具たちを扱っていて、ほぼほぼそこで最初の仕入れ成功。
家具の他にも周りを飾るような小物が欲しいなと思っていたのですが、彼が集めていたのが、これら、ペア・ルトゥキン先生デザインの作品たちでした。
デンマークの透き通るような青空の下で見るこれらのガラス作品たちは、当時脱サラでこの仕事を始めた私にとっては眩しすぎるくらいの魅力!
ブルーよりグレーの方がレア!というのが一般的でしたが、私はどちらかというと201008GD2のような、ブルーでこのぽってりとした分厚い質感と、光が当たった時のヌメっとした感じがかなり気に入りました。
その後、フリマを訪れるたびにGD1やGD2のタイプの作品が、テーブルの上で輝いていて、出会う度にこれらのアイテムたちを次々と日本に持ち帰ってきました。
そうなると知りたくなるのが、その作家さん本人。
GLASS OF LIFE
ペア・ルトゥキン先生の作品集です。
中の写真の美しさはもちろん!格別ですが、
その後半50Pにも及ぶ、作品データ。
可愛らしいイラストと、その特徴的な癖字が何ともたまらない、その作家さんの人柄をも感じ取れるような作品集です。
先日のこのブログにも登場しました、BANG家のコラムにも登場しました、ANNA BANGさん曰く、当時BANGさんのお家の近くにペア・ルトゥキン先生も住んでいて、両家たくさんの交流があったようで、とても陽気な人柄だったそうです!
北欧デザイン一般に関する本は早くから買っていましたが、作家さん個人の作品集で私が買ったのはこのペア・ルトゥキン先生の作品集が最初だと思います。
そして、作品集を手に入れるて陥るのが、全部欲しくなる!(笑)という衝動!
まあ、今までで結構なところ、やりましたね。
今回紹介している作品たちも201008GD1 や2は一般的ですが、3から10はマニアックですね(笑)。
4のパープルのものなんて、現地で実物は他で見たことないし、5から9までのバブルヴェイスはたまに見ますが、めちゃ高い!
最後にFLAMEを登場させたのは、数ある彼のデザインの中で、ペア・ルトゥキン先生自身このFLAMEがいちばんのお気に入りだったということ!
と、いうことで、ホームページの商品紹介文を改めてチェックすると、当時の私のビンテージ道入門時のことが思い起こされ、話が長くなってしまいました。。。。
さあ!ぜひこのコラムをお読みのあなたも、これらペア・ルトゥキン先生の作品から北欧ビンテージ道の深みへ嵌ってみませんか?(笑)