タグ別アーカイブ: スウェーデン

Berndt Friberg展 (寺町店自己企画展その5)

久々の寺町自己企画展です。
いつも通りの、『いつ始まって・いつ終わるのか』も適当な展示なので、自己満足企画展とでもいいましょうか。

かなりフリーベリが集まってきたので、並べてみました。

 

210727-01 210727-02

こんな感じで大小、各色、かなりの数量集まりました。

奥に立っている辰砂釉の大きな花瓶で30cm弱。

黄色の大きなボウルで直径32cmくらいです。

 

 

 

 

210727-03

ポール・キャドビアスのウォールユニットに飾ってみました。

 

 

 

 

 

210727-04

それぞれのカラーごとにグループ分け。。

 

 

 

210727-05

かなり入荷数で70年代のものが、今回の仕入れでは多かったです。

今回の仕入れのものと、いままでのコレクションを合わせて展示しております!

 

 

210727-06

 

210727-07 210727-09 210727-010

こんな感じで書いたように後期の作品が多いですが、色々な色目、形が揃いました。

なかなかここまでの数量を一度に見ることは難しいのではないでしょうか?
ただあまり肩肘張らずに、皆様お気軽にみにきてください!

 

 

そして参考資料にはこの三冊。

 

210727-011

 

こういった陶芸が好きな人にとっては今や伝説ですかね。

2003年に大山崎山荘美術館にて開催された展示資料。

民芸作家と北欧の作家たちの作品が色々並べられていました。
(当時の私は、といえば、脱サラで2002年にビージェネを立ち上げたばかりのよちよちでしたので、フリーベリやリンドベリなど知る由もなく、後日この展示会の存在を知っただけです汗)

日本の民芸作家たちと北欧の作家たちとの交友があったことなど、河井寛次郎記念館が近いこともありこの辺りにどんどんのめり込んでいくきっかけになりました。

 

当時は何も知らなかった私がお客様のご依頼で初めてこの辺りの陶器たちを買い付けに。

パルシュスって知ってる?とディーラーに聞くと、はあ?なにそれ?という反応。

スペルでPALSHUSと書くと、あー、ハイハイ、「パルスフス」ね、、、みたいなやりとりを何十回、何百回としたことか!家具デザイナーの名前もまだそんなに知らんし、北欧の人の名前は兎に角覚えにくいし、工芸作家の名前なんて、ほんとに覚えるの大変でした。。。

買い付けにしても図録を持って買い付けするわけにはいかないので、事前に底のサインを懸命に覚えて買い付けに備えていましたね。

良い思い出ですが、その結果が、今のこの膨大な在庫量!

ヨーロッパの人はこれらのミッドセンチュリーの作品たちを、tomorrows antiqueって言いますね。未来の骨董という感じでしょうか?

私もそれを信じて突き進んでいっています(笑)。

 

ぜひ皆様お時間ありましたら、お立ち寄りください!

 

 

阪急うめだ本店 コトコトステージ71 『Enjoy plants in may style』

阪急うめだ本店7階のコトコトステージ71での、『Enjoy plants in my style』
まさかの休業要請で最後の3日間をのこした状態で残念でしたが、
無事に京都に戻ってまいりました!


開催前から緊急事態宣言が出ていたこともあり、お客様の出足にも影響があるかなと思いましたが、まあ、いつものビージェネの「密でない」状態に比べたら、本当にたくさんの方とお話しできたと思います。 (こんな状況なので、積極的な接客が出来なかったのも残念!)

皆様においても、積極的に外出できる状況でもないと思いますので、会場の様子をご紹介いたしますね。

210429-01

上下階にエスカレーターで移動する際にとても目につきやすい場所での展示!

1番の場所にハンス・ウェグナーのデイベッド、GE258 チーク丸足!!
アンドレアス・タック社のAT10と共に展示。

個人的にはかなりイケてる(笑)組み合わせじゃないかなと思っております。

チークビューローの前には、ボーエ・モーエンセンのアームチェアー。
こちらもレアアイテム、1940年代のTARM STOLE社でのデザイン。

 

 

 

 

 

210429-02

ローズウッドダイニングテーブルと、アフロモシアチェアー!

そうそう、ウェグナーのデイベッド、この椅子とも、デンマーク・ケアロップ・ヴェヴァリ社の生地を使用!!

フリッツ・シュキーゲルのブラスランプや、ラグとの組み合わせも個人的な好み。

 

 

 

210429-03

ボーエ・モーエンセンの2254ハイバックイージーチェア、フレデリシア社には、HENNING NORGAARDのローズテーブル!

奥には皆さんご承知、ハンスウェグナーCH23とRY100。
RY100もチークバージョンです!!!

 

 

210429-04

カイクリスチャンセンのローボードや、その他小家具などいろいろ取り揃えておりました。

 

 

 

その他、小物もいろいろ持ってきていました。

210429-05

 

RY100チークに。

 

 

 

210429-06

ペア・ルトゥキン、グンナー・ニールンド、カール・ハリー・スタルハン。

エリック・ホグラン、オイヴァ・トイッカ。

 

 

210429-07

ビューローの上にはカイ・フランクたち!

阪急のスタッフさんにそれぞれのデザイナーを紹介するパネルも用意していただきました!

ビージェネではこういった洒落た親切なものはなく、全て私たちの「口頭」での説明ですから(笑)、あまり北欧ビンテージデザインを知らない方でも、解りやすかったのではないでしょうか?

 

優しい阪急のスタッフさんたちに囲まれて、二週間の会期は少し長いかなー、と思いましたが、結局あっという間に終わってしまいました。

毎朝の開店前の1分間、お客様をお迎えするその音楽とちょっとした緊張感。
開店と同時に7階まできこえてくる「かいてーん!!」という声が、すでに懐かしく思われます。

また何かの機会に阪急さんに呼ばれた際には、また皆様にお知らせしますね!

 

今回は去年の時代マーケットと比べて、二週間という会期でしたので、もう思い切って大阪滞在。ホテルをその分BOOKINGCOMで予約しましたが、こんな時期だからか、そりゃまあ狭いホテルで文句も言えませんが、二週間で55000円!
これくらいの値段だったら、行き帰りの電車賃と時間を考えたらだいぶお得!!

 

 

 

210429-08

早速、ホテル近くで渋い喫茶店を見つけ、行きつけに!

モーニング、これで450円(税込)ですよ!

さすが大阪!!

 

そして大阪と言ったら。

210429-09

いつもお世話になっているELK KAFFEEさんに!
なんとか酒類自粛期間前に滑り込みました。

まさかの自分と同じ名前のウイスキーをいただきました。
しかもグラスはアアルト&ティモ・サウパネヴァ。コーヒーカップは!!!!!

 

 

 

210429-010

 

 

ほんと、もっともっと長居したかったのですが、大人しく20時で帰りました。

帰り際に名残惜しく写真撮りましたら、いい写真とれました。

 

Enjoy plants in my style コトコトステージ71

阪急うめだ本店での催し。

今回は7階のリビングフロアーでの企画展
 「Enjoy plants in my style」と題して、緑を取り入れた生活スタイルを提案。

ビージェネレイテッドからは北欧ビンテージ家具をガッツリ持っていきます!

今回は前回の時代マーケットほどの大きなスペースではなく、リビングルームとダイニングルームをコーディネイト。という感じの規模です。

ただ、場所はコトコトステージ71という、エスカレーター上り口・下り口正面のスペース!

210407

 

家具もたくさんの新作を仕上げて持っていく予定です!

 

お近くの方は、ぜひお立ち寄りください!

ただ、このところ大阪でも感染が広がっておりますね。

わたしなどはこの期間、また大阪を楽しめる!なんて思っていましたが、ガッツリ時短ですね。。。。(涙)あーあ。

まあ、販売頑張ります!

流石にこの2週間毎日は出勤しませんので、もし事前にご予定わかる方、ご連絡ください。
もしくは直前でも携帯、メール、SNSでのメッセージ、どれでも返答可能な限りさせていただきます!

どうぞ皆さまもお気をつけて、お越しください!

 

 

 

ホームページにスティグ・リンドベリのファイアンスシリーズをアップしました!

ホームページに主にスティグ・リンドベリによるデザインのファイアンスシリーズをアップしました!

210326-1 210326-2 210326-3 210326-4 210326-5 210326-6 210326-7 210326-8 210326-9 210326-10

 

ファイアンスシリーズとは9世紀以前よりあるファイヤンス焼きと同様、レンガ的な焼き物を素地に、装飾を際立たせるための白い釉を施したものに思い思いの図柄を書き込んで焼き上げた作品です。
似たニュアンスのものではマジョリカ焼きなどが有名ですね。

スウェーデン、グスタヴスベリ社では1930年台からウィルヘルム・コーゲがスタートさせてシリーズで、そのスティグ・リンドベリが引き継いでいます。

今回紹介している作品たちはどれも華やかで楽しくなる様な絵柄のものが多くありますね。

スウェーデンやフィンランドでこの時代花柄の文様が多く見られるのは、戦後の暗い雰囲気をこういった花柄などで明るくしていこう、という思いが込められていたとのことです。

また一方で、すでに大量生産により、より丈夫で安い磁器などの登場しているにもかかわらず、こういった古典的な手法により美術的表現をしていたというのは、当時の少し上から目線的な言い方ですが、必ずしも恵まれているとはいえない層の人々に、いわゆる「良い嗜好」についての教育を与える必要があるとした、国としての政策もあった様です。

ちょっとした洗脳政策ですね(笑)。

金任せのアートコレクターなんていうのは、よくありがちなどこの時代にもありそうな話ですが、無意識的に美しいものを見て、美しいものを使って生活をすれば、無意識的に芸術的な大衆になる!これは、今のどこかの国とは真逆のすごい政策だ!

日本でもいわゆる民藝運動というのは政策とまではいきませんが同様のものであって、当時の民藝作家と北欧デザイナーとの交流があったということは必然的であったと言えると思います。

スウェーデンでこのファイアンスシリーズを最策していた時期は、今のこの災禍と似た様な状況ですね。そんな状況の中で、こういった作品を生活の中に取り込むことで、より明るい楽しいおうち時間になればいいですね。

 

 

 

 

ホームページに小物たちをアップしました!

ホームページに小物たちをアップしました!

210312-1 210312-2 210312-3 210312-4 210312-5 210312-6 210312-7 210312-8 210312-9 210312-10

 

北欧ビンテージ雑貨たちの紹介がこの災禍の中かなり続いていて、ホームページの商品量がこれまた半端なくなってきました!
その分、ネタ切れ状態に近い。。。。
そんな状況下でも禁断のマニアックアイテムやアートピースのほうには、なかなか手を出さないスタッフですが(笑)、この店内に探せばまだあるある!
お客様の中にも、ビージェネには北欧マニアックアイテムしかないと思われている方も多いのではないでしょうか?
(いや、カトラリーだって柄の部分に希少木材を使っているし十分マニアックアイテムか!)
お店のスペースも寺町店に移ってから少し広くなったとはいえスペースは限られているので、今回の商品も実は棚の中にしまってあったものを無理くり出してきて撮影しました!

また皆様にはぜひご来店いただき、色々お気に入りのものを探し出していただければと思います!