７月末になってやっと数名のディーラーが夏休みから帰ってきた！
ほぼ、買い付け予算もなくなりつつある中、これからたっぷり買い付け、、、、
とも行かないのですが、顔見せくらいは必要かな、、、と思います。

いつもお世話になっているディーラーに話すと、「俺も興味あるし、一緒に行こうか！」と、
嬉しい提案！

彼のおうちの近くで待ち合わせして、コペンハーゲンから車で一時間くらいのところに出発です。

待ち合わせの場所にもお気に入りのパン屋さんが進出している！

やけに気前がいいな、と思ったら、家具を輸出業者に持ち込むのを手伝うことに。。。
出発前に、一仕事。。。。。まあ、私の買った家具ですけどね。

　到着！

と思ったら、家具倉庫の上にものすごい数のカモメが！！！
こりゃ、たまらん！とばかりにディーラーが車の扉をおもいっきり閉めると、カモメたち、一斉に飛び上がる！
ベランダのハトの糞害どころの話ではないですね（笑）！

　相変わらずすごい倉庫。。。。
向こう側がかすんで見える、、、、、（言いすぎか）

　特筆するものはあまりありませんでしたが、顔見せです。。。

　レクリントのテーブルランプなどなど。

　コペンハーゲンに戻るともう夕方。。。
かなり寒く１８度くらいでした。

　Ｔシャツに長そでを羽織るくらいの通常の北欧の夏仕様でしか想定していなかったので、
Ｔシャツを着て長袖シャツきて、その上に長袖シャツ、、、
みたいな恰好で少し違和感がある格好でコペンハーゲンを歩いていました。

何度も書きましたが、夏休み・バカンスシーズンで、気になるお店があったのですが、どこもいけずじまい。

次回の報告もお楽しみに！

　なんやかんやと２０日間以上の今回の買い付けの旅。
　あっという間に終わってしまいました。
余りにも名残惜しいので、搭乗時間１０分前なのに最後のデンマークビール！

また京都で皆様をお待ちしております！

店主：岩井

　７月はデンマークの多くの家具ディーラーがお休み。
ほぼ一か月の長いお休み。うらやましいですね
デンマークでは小学校から２か月くらい休みがあり、京都の小学校の話をすると、
「あらら、そんなに短いの。かわいそうに、、、」という感じ。
ただその次に来るのは、「それじゃあ、あなたの休みは？？」

はい、お盆休み、２－３日くらいとろうかな。。。と思っております。
もうここまで来ると、デンマーク人も呆れ顔。。。。よう働くねって。。。

とにかくデンマークはそんな感じですので、特に週末になるととても静かな感じになります。

週末はディーラーも働かないし、フリーマーケットでも、、、と思いましたが、
かなり疲れていたのか、自然に起きたら１０時を回っていてちょっとびっくり。
前日の晩には部屋を借りているオーナーに「明日、フリマにでもいってみようかな？」
なんて話していたので、起きたときに失笑されました。。。。

美術館めぐりに変更です！

　フィンユール邸にも行ってまいりました。

　庭の林檎の木もいい感じです。

　そう、いま世界中を賑わせている例の件もありますから、ここはデンマークの一例でも再確認してみようかと。。。。ＢＢＣでも大々的に「例の件」は報道されていましたから、北欧でもいろいろ聞かれました。

そう、ここは例の件でも建築を知らない人にも一躍有名になった「ザハ・ハディド」さんの建築です。

あまり建築的な知識はありませんが、近代的というか近未来的なデザインが特徴ですね。

オードロップゴー美術館の新館の入り口付近。

その左手に続く草花の部分の盛り土の下は地下展示場になっています。

　少し引いてみるとこんな感じ。
建築が自然と一体化している、、、そんなイメージですかね。

ここを初めて訪れたときは、数年前。
その時はまだ土の上に芝を引きました的なわざとらしい印象がありましたが、
今ではこんな感じの草ボーボー。これもわざとなのか、、、、

でも今後もっとこの盛り土の部分が自然い一体化していくのではないかという印象があります。

　こちらがどちらかというとアイコン的な、入り口から見たら正反対の方向から。
私の第一印象は、昔の千代田線が綾瀬辺りから地上に出た図。。。。。
デザインもかっこいい！ですが、コンクリートの経年変化も周りの風景とマッチしていると思います。

　これが旧館。
もともとお金持ちのコレクションをベースに、そのお家を改装してできた美術館。

今ではコペンハーゲンの町中から電車で３０分もかからないですが、
本当に静かな森の中の御屋敷です。

そこに、「ザハ・ハディド」！
おそらく、たくさんの木々が植わっていたことでしょう。
「木を倒すな！」とか、「森の中にコンクリートはあわない！」とか、ぶーぶーいうデンマーク人もいたんでしょうかね（笑）。

　そして今！
国際的デザイン集団「スノヘッタ」によるお庭のプロジェクトがスタートしています！
前のザハ・ハディドがあるからか、こちらもこの模型を見るだけでワクワク感！
抑えられませんね！

規模は全然違いますが、こちらはどんどん進んでいます！
革新的です！

しかもかっこいい！

それとは逆になんですかねー。
海外で大好きな建築家の安藤さんがつるし上げられているのを見て、
まあどうあれ、ひどい国だなと思いました。
（正直言いますと、彼の建築はよく知りません。ただ、考え方とか文章を見て好きなだけです）

まあ、いろいろ批判していた人がたくさんいましたから、彼らがどんなにかかっこいい、世界に誇れる、
それでいて将来においてゴミにならないデザインを提案してきますから、私は楽しみにしています。

　結局はこういうことなんですよ。
この美術館にある庭に設置されていた誰かの作品の前です。

どこかの美術館で、たった一人のクレーマーからの苦情で作品を下げたこともありましたね。
どこまで行っても成熟しない国です。

　世の中理不尽なことが多いです。
どうしたらいいんでしょうかね？
ビールでも飲みながら一人でぼけーっとしていると、いろいろ余計な事を考えてしまいます。

　ベッド＆ブレクファストの部屋からディーラーの場所までは歩いていくことも多々あります。
街中を歩くのも良いですが、こういった緑あるコースを選んでいくのも季節の良い時には気持ちの良いもんです。

　何回かこのコラムにも登場している町中にある墓地です。
ひっそりとして荘厳な雰囲気もあるなか、どこか温かみも感じさせる美しい庭園は買い付け前の心を
穏やかにしてくれます。

　その先の水辺の道を超えて、、

　オリジナルコーヒー。
少し前にディーラーから約束の時間より３０分遅れるとの電話があったのでゆっくりできました。

　遅れた代わりに、良いもの揃えてくれました。

　久々のロイヤルコペンハーゲン＆ＨＡＳＬＥＶセット！

　そしてニルス・モラー、７８番、ローズウッド。

　　ビージェネ君も捕獲！

　クイストゴー達。

この夜もディーラーにお呼ばれ。
窓辺にはデンマークらしく、　ホルムガード。
めっちゃレアな、ペア・ルトゥキン、フレイムシリーズ。

ペア・ルトゥキン自身もこのシリーズが一番のお気に入りだったとか。。。

　今晩は、ローストポーク。
この皮の脂身の部分がカリカリになってるやつ、、、っていえば、デンマーク人みんなが大好きな伝統料理。
デンマークにもいろいろある伝統料理。
先日「デンマークの伝統的家庭料理ナンバー１」を選ぶことがあったらしいのですが、
そこで選ばれたのがこの料理だったそうです。

　そのデンマークナンバーワン伝統料理をぜひ！ということで、
ワインと一緒においしくいただいてきました！

　今日も長い１日でした。。。

　次の日はノールポートで待ち合わせ。
ここ数年、工事、工事で混雑混雑。
電車でも行きやすい場所ですが、車が移動手段のディーラーたちにはことごとく嫌われていた駅前が、すっきり！
　まるでヤコブセンのガソリンスタンドの様相！

　例のノールポートにあるマーケットホールで朝食でもと思ったら、目の前で、イスラエルプラッツ・マーケット復活！
　まだ業者も少なく、時間の無駄でした。
　せっかくのコーヒータイムも少し無駄になった感じ。
　でも、このマーケットホールは流行ってますね。
いつ行っても結構な人だかり。
そのためかもうここに入っている店の人の対応も観光客対応で、デンマークのローカルの良さが無いですね。（中にはローカルな魚屋さんも入っているみたいですが、まさか、生魚はかいませんしね。。。）
おしゃれですが、せっかくデンマークに来たんだったら、町中のコーヒーショップのほうが、絶対おすすめです！！！

　2月にも行きました、ハンマースホイ風の風景の広がる倉庫。
夏だとさわやかです！

ハンマースホイというより、もっと鮮やかなペダー・セベリン・クロイヤーですかね。

　ケイオス！

　そんな中でもなんとか、、、

フリッツハンセン。

プレーベン・ダールｘ４。

　ポール・ケアホルム。

本当に、絵画にしたい風景です。。。。
（ため息）

こちらは絵画にならない。。。。
ケイオス・アゲイン。。。。

かわいそうなので連れて帰ります。

　今回計7つ！
友人の店、カフェ計画、勝手に順調に進めてます。

これらいくら田舎でもあそこまで手つかずで物を置いておくか？
賃料もかかるでしょう？
　私もデンマークに来はじめて十数年、、、

彼らはどうやって生きているのか。。。

まだまだ謎の多いディーラーが多いです。

不思議の国、アンデルセンの国、デンマーク。

　 次に向かいます。
いきなりモーエンセンとニルス・モラーテーブル！

　グレザ・メイヤー、ボーエ・モーエンセン、キャビネット。
オレゴンパイン。

　革の引手。

　ブラスの取っ手。
良いディテール。

　倉庫はケイオス。。。

 デンマークでは一階が日本で言う中二階になっていて、その下は半地下の場合が多いです。
通常、アパートの場合、住民の物置やランドリーなどに利用されるのですが、
ここのディーラーの場合は、その場所をビンテージ家具の倉庫としている！
この部屋はボイラー室！とにかく暑い！
ディーラーは何時ものようにいろいろ見てもらいたいから話が長い！
私としては申し訳ないですが、とっとと話を聞いて、買えるものを買って早くでたい一心です！
もしかして、それも現地ディーラーの策略か？

　いろいろあった中で、ヨハネスアンダーセンのＵＦテーブル。
ローズウッドバージョン。

ｒ

　ニルス・モラー。
ローズウッドダイニング。

クイストゴーのカトラリー、スプーンのみですが。
北欧のミッドセンチュリーデザインが大好きで、多くのデザインを扱っていますが、中でもデンマーク、Jens Quistgaardのデザインは本当に好きですね。
　クイストゴーのカトラリーと言えば、チークの取っ手のものが有名です。
とはいえ、なかなか見られるものでもないのですが、今回みつけたこのスプーンはデザイン名も知りませんでしたが、裏にdanskのマークが入っていたのでクイストゴーのものだと解りました。
　クイストゴーはカトラリーにとどまらず、本当にたくさんのデザインをしています。
ただ、このスプーンを一目見て、デザイナーの物だかわからなくても、まず、個人的にグッとくるところがあるのはやはりそのデザインに一貫性があるのからなのかな、、、と思います。

　何なんですかね、この感覚は。
エキゾチックな美しさ。

いつもかれのデザインには東洋的なところがあります。

北欧のカトラリーは美しいんですが、多分に漏れず、これも大きすぎる気がするんです。

でも、見た目に負けた。。。。。

あえて、自分で使ってみようと思います。

　この明るさで7時くらいです。
まあ仕入れですから、一日で１00アイテム以上選びます。
いわゆる爆買いですが、買えばいいってもんじゃあないですから、意外に疲れます。
　今夜はディーラー奥様の手造り、フィガディラ（デンマーク風ハンバーグ）。

　お家のテラスでおいしくいただきました。