カテゴリー別アーカイブ: 買い付け報告 2008

逃がした(?)獲物

 

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いつものディーラーの一人に行くたびに値段がどんどん下がる(笑)ディーラーがいます。
今回の写真は、たぶんここ1年は同じ場所にあるナニーのボトルたち。
ルビーが2本入って60万(ビージェネ販売価格です)くらい。前回は70万くらいで、「50万くらいにならないの?」と聞いたら、それは凄い剣幕で怒られました(汗)。ここには私が知った当時(5年くらい前)からタピオのコームドカットで15cm超くらいのプレートがずっとあります。この5-6年で300ユーロ(!)下がっています。ただ微妙に底の部分にチップがあるので、未だに泳がしているんですよね。
 たまに凄い掘り出し物が有るこのディーラー、見た目とても細々とやっています。
今回少し早めに到着してしまったので、彼を待っていたところ、何と「ベンツ」で登場!しかもスポーツタイプ!
口の悪いいつものコレクターに言わせると、「あいつはヘルシンキ郊外に別荘は持ってるし、いつもバイクを乗り回してるぜ!」
うーむ、、、なんともうらやましい。。。。

 

ヘルシンキ編5月分

 

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 それにしてもこの季節の北欧はサイコー!
 日中はそれこそTシャツ一枚でもすごせるか?
風がやはりまだ少し冷たく感じますが、それは、この突き抜けるような青い空とそれにあわせたような新緑の緑が、心地よい気分に、いやでもさせてくれますよ!
 大体のお店やディーラーは11時や昼からですが、9時から開いているところがあるのです。
 時差の関係で朝6時からサウナ、7時からホテルの朝食をゆっくりじっくりとっても、余裕で間に合います。
その店のおばちゃんは私の顔を見るなり、「あの日本人、またきたな!」とばかりに、秘密の部屋(バックヤード(笑)に入って行き、私好みのものを持って来てくれるのです。
 今回はキルタのセットやgogの珍しいマグくらいしかなかったのですが、いつも有難う!
少しの隙間から見えた秘密の部屋の中には、なにやらポモナのジャムポットがたくさんあるじゃないですか!
聞いたら、「私の。」って(笑)。もう70歳くらいだとおもうのですが、なんともかわいらしい。

ヘルシンキ買い付け報告5月分

                                                                0805HEL1.jpg  今日はすでにストックホルム。
 ホームページがオールリニューアルしたことにより、コラムはブログ形式になりました。
 そのため、買い付け情報などをアップデイトにお知らせできるかな、などと、おもっておりました。
 ただ、今回も例により超ハード&タイトスケジュール。変則的にヘルシンキの滞在時間を半日ほど少なくしたため、買い付けもままならないのではないかという状態の中で、ブログの更新は、夢のまた夢でした。。。
 買い付け初日、いつものように関空からフィンエアーでヘルシンキへ。9時間余りのフライトでヨーロッパに着くということが、どれだけこの老体に歓迎されるか!
 さらに予定時間より30分ほど早く着いたため、チェックインを済ませ、意気込んで一軒目にまわります。
 滑り込みで間に合ったのは良いのですが、眠気眼に時差ぼけの頭では良い買い付けも出来ません。ホテルに帰ってから「なんで?」という収穫に、気合の空回りを感じました。 。。。残念!

買い付け報告:ヘルシンキ編(2008.3.11)

買い付け前にディーラーとのアポイントのために連絡を入れたときにも彼らは言っていましたが、
ここヘルシンキ、例年になく暖かいようです。少し前まで雪すら降らなかったということ。
ここヘルシンキも異常気象です。

ただ、私らのような足を使って探し回る者にとっては、良い気候での買い付けは助かります。

ヘルシンキ市内はトラムが街中を縦横に走っているので、
かなりの歩行距離の削減に役立ちますが、
それでも毎晩ふくらはぎの筋肉痛に悩まさせられます。

スウェーデンでも出会った日本からの買い付けの方と、ある場所で鉢合わせ。
帰りの飛行機の便まで同じだったり、妙なご縁。
ストックホルムのマーケットでも数名の業者の方を見かけました。

やはり皆さん考えることは同じですね。
今回も、ヘルシンキのコレクターからフィンランドモダンデザインについての情報と同時に、
色々良いもの仕入れることができました。

中でも30cmオルキデアなどは、探してもそうは出会いのあるものではないですね。
サーラ・ホペアのアップルもサイン入りではないですが、仕入れることができました。
「通常のものより一回り大きく、とてもよい出来なのに、なんでサインがはいっていないんだろうね。」
なんて、コレクターも認めるレアなものです。 080311.jpg

写真の椅子はアアルトの初期のもの。
コレクターが先日郊外のマーケットに出かけたときに見つけたものらしく、
最近のオークションではものすごい値段が付いたかなりレア物だそうです。

マーケットで見つけたからには彼の買い付け値段はご想像にお任せいたします。
いつも感心させられる彼の知識、それは長年デザインに携わった仕事をしていると思いきや、
もともとはサラリーマン。その溢れんばかりの知識と、
まさに彼の「足」から生まれるこういったハンティングは
単なる頭でっかちの知識だけではない何か、、、、尊敬に値します。

今ではストックホルムだけでなく、
全世界的にモダンデザインの第一人者とも言えるジャクソンズのオーナー、
ジャクソンも数十年前にイギリスからスウェーデンに渡り小さな商売からはじめ、
今の名声を築いているのとも共通しているのではないでしょうか。

話がそれましたが、コレクターに「この椅子どうするの?」ときいたら、
「たぶん売らずに自分の家の玄関において靴を履くときにでも使うよ。」ですって!
余りにも法外(?)な値段で仕入れてしまったものは、
人に売るには気が引ける。。。
最終的には自分で使うことになってしまう。。。。
なんとなくそんな気分解ります。彼の哲学に触れました。 08031102.jpg

滞在中に、とうとうヘルシンキの人々が待ちわびた「雪」が降ってしまいました。
ちょうどこの季節、ヘルシンキの人々の大半は郊外に言ってスキーを楽しむ習慣があるようです。
スキーホリデーといって、学生たちもこぞって行ってしまうので、
ヘルシンキの街中はいつもより静かです。ところが今年はこのように雪のない冬。
通常であればヘルシンキ郊外にいけば十分な雪があるのですが、
今年のように雪が少ないとラップランドまで行かないと雪がない。
そこにフィンランド人がこぞって集まってきていてスキー場が非常に混雑しているとの事。
でも、ラップランドのことですからそこらじゅうでスキーが出来るんじゃないんですか?
まさか、日本のスキー場のように混雑しているわけじゃあないでしょう。
一度彼らの言うその「混雑情況」を確認してみたいものですね。
2008.3.11(ヘルシンキ編終)
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買い付け報告:ストックホルム編(2008.2.22)

コペンハーゲン同様ストックホルムも快晴、快晴! この寒さではストックホルムの人たちは少し物足りないようですが、私は少しは地球のことも心配しながら、この素晴らしく澄み切った青空の下、快調に買い付けできることに少しの幸せを感じるのです。  ストックホルムに到着したのは昼前。 ストックホルム中心から少し郊外へ出た所の大きなホールでマーケットあり。今回はこれ目当てでのストックホルム入りです。  うーむ、、、やっぱり出展者に良く見る業者多し。 っていうか、高すぎ。 リンドベリのタヒチなんぞは1500skk! 誰が買うねん! 小さなフリーベリ買えます。(私なんぞはこの値段だったら少し足してアートピースを買うという思考回路になっています。)  半分くらい回ったところで余りの収穫がなかったのですが、ゼブラのムラサキバージョンを大量に買いつけた(買い叩いた)後は、調子が乗ってきました、怒涛のハンティング。 フリーベリやリンドベリのファイアンス物、いろいろな種類そろいました。  買い付けに熱くなっているうち、すっかり夜の7時。 外に出るとあたりはもちろん真っ暗&吹雪いてる! ご勘弁!朝から少し風があったせいでしょうか?次の日も朝は快晴だったのに昼から吹雪く。。。。寒すぎ! 冬の買い付けはこの年には身に凍みます。。。。。 080211.jpg マーケットでおなか一杯になった後の週末は、さすがにお腹に入るスペースもなし、財布の中身もなし。 ここは念願のグスタフスベリミュージアムへ。 地下鉄スルッセン駅のSLセンターの正面、薄暗い怪しげなバスターミナルから474番のバスに乗ります。毎日10-15分ごとに出ているようなので問題なさそうですよ。 所要時間は30分弱というところでしょうか。 バスは高速を走り、周りに湖のある美しい風景が広がると近くなってきた証拠。高速を降りてからしばらくし左手にあのグスタヴスベリマークがついたの工場らしき建物が出たら、即、下車ボタン!もちろんグスタヴスベリセンターで降りて5-10分歩くのも悪くないですよ。 ただ私の場合、滞在中毎日街中を歩いているので、ここは少しでも歩行距離を少なくする事が必要なのです。 08021102.jpg FARSTAUKENというバス停です。もう目と鼻の先。 最初に目に付いてしまったのが、グスタヴスベリのファクトリーアウトレットショップ。まあ見学程度に入ってみると、ヴィンテージあるじゃないですか!っていうか、BERSAを大量に買い付けしている日本人いるし。 べつにいいけど、こんなバレバレの場所でコテコテの物買い付けるなよって。。。。値段も安くないし。。 ミュージアムの隣にもヴィンテージショップがあるんだけどまた同じ日本人が買い付けとる。。。 まあ私も偵察程度に商品チェック。 相変わらずリンドベリの食器などは市内のショップと変わらない強気値段ですが、結構意外なもの見つけましたよ。まあ、財布の都合もありますので、「これとこれ、カードで買うけど(涙)、やすくならんの?」の聞くと、店の店主かなり強気です。びた一文まけるかって言う勢い。「あー、ここにもジャパンマネーにやられてしまったスウェーデン人が。。。。」と思ったら、そのとおり、後ろのこれから日本に送られるという2箱のバナナケースを指差し、自慢げに言うご主人でした。残念!(ふるい) 08021103.jpg ミュージアムへは20SKKと意外に安いじゃん! 入り口を入ると絵付け教室。 おばあちゃんがお孫さんたちを連れてきたんだそうです。 期待しているよ! 未来のカリン・ビヨルクヴィストかリサ・ラーソンか! 京都の観光客相手の陶芸教室とは何か小さくて、ただ、とても大きな違いが有るような。。。。 入り口にはミュージアムショップもあり、フリーベリの本が新品で売っていたので、ビージェネなじみのお客さん用に何冊かかっておきましたよ。 08021104.jpg ミュージアムの内容というと、これはいかんせん! 歴史などの説明など一切なく、たんなる展示のみ。 よっぽど町中のジャクソンズのほうが素晴らしい商品ばかりで、圧倒される数量です。 入場料も安いはずです。 行きに買ったバスチケットで、ミュージアム(?)(ここからはてなマークの登場)とショップを見ても、その制限時間内で帰れる(帰りのチケットを買わなくても良い)くらいの規模です。 希望としては湖縁のカフェでコーヒーでも一杯飲みたかったのですが満席だったのが心残り。 写真のように市内とは違う、ほのぼのとした空気が流れるグスタヴスベリでした・・・・・。 スウェーデンからの便は早いので帰国時には到着しているかも? 08021105.jpg