カテゴリー別アーカイブ: デンマーク・陶器

ホームページに小物をアップしました!

ホームページに小物たちをアップしました!

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左からベント・セベリンのレインドロップシリーズ。LYNGBY社。
ウォータージャグ。
この写真ではわかりにくいですが、少し前屈みのデザインがGOOD!


そして LOTUSの両手鍋。グレテ・プリッツ・キッテルセンのデザイン。


キャサリンホルム社での人気の琺瑯シリーズですが、同シリーズの磁器たちは上記のベントセベリンのレインドロップシリーズ同様、デンマークLYNGBY社にて製造されていました。
話は前の商品に戻りますが、当時はロイヤルコペンハーゲンあり、ビング・オー・グロンダールあり、、、の競合に囲まれる中で、アクセル・ブリュエルのサーモダンに代表される様な素晴しい磁器たちを製造してい他メーカーです。

そして夏に向けて皆さん各家庭に揃えていただきたい、カールズバーグ・ノベルティー・ビンテージ・ビアグラス!
発泡酒でもデンマークに行った気分になれますね!

そして、ヒルッカ・リサ・アホラのブループレート、カリン・ビョークビストのブラックダイアモンド。ビビ・ブレーゲルのサリックス。。。。

買い付け初期には資料もあまりなく、現地に出向いて新しい柄物の C&Sを見つけては、ディーラーにそれぞれのシリーズの名前とデザインを聞いてメモメモしていたものです。

当時ベルサが流行っていて、現地の人に
「なんで日本人はベルサばっか、買うんか?」
『日本人は緑が好きなんか?」って聞かれたもんです。
みんな大好きBERSAですが、正直当時の私には、この大胆にプリントされた葉っぱ柄を食器として使うというのには、かなり衝撃的でした。
なんか話が今回紹介している商品とは違う方向に言ってますが、、、

 

 

 

 

でも、さすがみんな大好きBERSA!
うちの母親に先日送りましたら、早速使いましたとメールが。

 

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そんなに北欧デザインに馴染みがあるわけではないですが、かなり気に入った様子です(お箸ですが。。。)

 

 

 

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お店にも沢山BERSAシリーズありますので、ぜひまた落ち着いたらご来店くださいね!

 

AXEL SALTO BODIL MANZ ホームページにアップしました!

今日は北欧の夏の空を思い起こさせるくらいの、真っ青な青空でしたね!
京都は少し暑かったですが、寺町通にはかなり人が戻ってきている感じです。

今日も商品アップしました!

マニアック商品たちです。

 

 

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アクセル・サルト。

少しグロテスクでもある作風からは遠い、渋い感じの器です。

ロイヤル・コペンハーゲン製です。裏に20693とあります。このナンバリングから製造年月日が分かります。1944年製です。

 

 

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こちらがボディル・マンツ デザインのミルクピッチャーです。

ビング・オー・グロンダールの生産品です。

プライベートスタジオものはまた後々紹介できたらと思います。

 

Bang家の謎 二人のJacob Bang

皆様、いかがお過ごしでしょうか?
いいのか悪いのか、寺町通はお昼間は意外に人出も多くなってきました。

お客様の中にも近くまで買い物に来たし寄ってみました、という方も少しずつ増えてまいりました。嬉しい限りです。有難うございます。

ただここで一気に自粛疲れで無理するとまた元に戻ってしまいますので、皆様、十分お気をつけて、少しづつ経済も回っていくように。
ニューノーマルですね。

私たちも皆様が安心してお越しいただけるまで、なんとか粘ってまいります!

 

さて、先日も書きましたが、これからのニューノーマルに向け、ビージェネもしっかりネット販売にも力を入れようと色々試行錯誤しています。

慣れない作業でまさに亀の歩みのよう。。。

なかなか前に進まなくてすみませんが、なんとか形にしたいな、と。。。。

 

 

元々ネットとかってどうなん?と思っていた人間ですが、ここに来て特にINSTAGRAMの力は侮れないな。。。なんて思っています。

そんな出来事の一つ、今回のネタです。

 

 

 

 

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だいぶ前になりますが、(いや!これもINSTAに上げてたから分かる2018年5月。ネットの力!)上記オブジェをアップしました!

そう!

アルネ・バンのフィギュア。

 

 

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アルネ・バンってこんな人。

また後ほど彼の作品たちはお見せいたしますが、北欧ミッドセンチュリーの作家の多くに見られるスタイル(特にデンマーク、スウェーデン)とは一線を引いたような、一人ネオクラシック的な作品を作り続けていた人物。

そのためか、デンマーク国内、海外でも彼だけを集めているコレクターも多かったりするという話をよく聞きます。

 

 

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そんなアルネ・バンの1927年の超レア作品!

すると暫くして、なんとアルネバンの子孫の方から「いいね!』が!

まじか!

めっちゃ嬉しい!!!

 

 

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Anna Bangさん。インスタはannabangart です。

しかも美人!

 

 

 

 

 

そしてそして、後日ビージェネインスタにこの作品を上げました。

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そう!

サインからも分かるように、Arne BangとJacob Bangのダブルネーム!
もう数年前にデンマークで見つけて「アルネとヤコブ兄弟のダブルネーム!!」と!
こんな夢のようなコラボレーションがあるんか!と思い喜んだもんです。

そう、ヤコブ・バンっていったら1920年代からデンマークの王室御用達HOLMEGAARD社でアートディレクターをしてた人物。

グラスデザインのスペシャリストとケラミックアーティストのコラボレーション!

と思っていました。。

 

 

 

そしたら、再度Anna BangさんからINSTAでコメントが。。。

「これは私のお父さんのパイプのマウスピースでデコレーションしたものよ。」と。

おー!そんな個人的な情報までいただけるなんて、なんて優しい!

、、、、、っていうか、お父さん?

ヤコブバン って1890年生まれだし、Annaさんはどう見てもそんなお歳には見えない。。。

いやはや、ヤコブバン っていろんな意味でやり手だったのか?

なんて思いましたが、Annaさんのインスタを見ると

 

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お父さんの写真、この方が彼女のお父さん。

 

 

 

 

いやいや、私の知っているヤコブバンはこの人。

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下記のようなエレガントなグラスたちをデザインしていた人です。

 

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そうなんです!

実は私が二人のヤコブ・バンを一緒に考えていたのです!

 

一人はJacob Eiler Bang。上記の1890年生まれのArne Bangのお兄さん。
建築家でもあり、グラスデザイナー、後々に陶器のデザインもしています。

そしてもう一人、Anna Bangさんのお父さんのJacob Bang。

そう、Arne Bangの息子さんです。

上記のダブルネームは父・子のダブルネームだったんです!!!!

 

ここからは「兄Jacob Bang」「息子Jacob Bang」としますね。

そうなってくると、私が今まで少し訝しく思っていたこともはっきりしてきます。

これもかなり前にデンマークで買い付けたお気に入りの花瓶。

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深いグリーンの色目が美しく、また波打ったようなモチーフとその質感。

 

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現地でヤコブ・バンの作品だ、といわれ裏のサインにもJacobとは言っていますが、どこかエレガントでクラシックなスタイルの兄Jacob E Bangの作風とはどこか共通点がないなと思っていました。

そうなんです、

こちらはAnnaさんのお父さん、ArneBangの息子Jacob Bang。

Arne Bangが息子Jacob Bangとプレイベートスタジオを立ち上げたのが1953年。

息子Jacobは1957年から1962年の間Hegnetslundという工房にも所属していたそう。

その時の作品です。

 

 

 

 

 

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ちなみに上記がArne Bangプライベートスタジオ作品です。
Annaさんによると、右側のたばこ入れはお父さん(息子Jacob)の作品だそうです。

当時製作は父・息子共同製作だったようで、デザインまで手掛けたものが父・息子のだブルネームになっていたそうです。

この時代の作品にはABマークと数字が入っています。
一般的に言われているのは数字が若いほど昔のもの、ということ。

 

1953年にプライベートスタジオを立ち上げたのですが、それ以前は?

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そうです。

ABマークにHGマークが入った、HOLMEGAAARD工房での作品。

これも謎。HOLMEGAARDって言ったら100%の人がガラス工房を思い起こす筈ですが、当時は陶芸もやっていたんですね。

 

ということは、1930年からプライベートスタジオを立ち上げる1953年までホルムガード 在籍だったのかな?

また分かり次第報告します。

ちなみに1930年のホルムガード 在籍前、1926−1929年の間は、Carl Halier(こちらもビッグネーム)とともに、Kobenhavn Stentojs Braenderiを立ち上げ、活動していたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ちなみにこれ。兄Jacob Bangの作品。

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NYMOLLEにて、1944年から1957年まで在籍していたようです。

 

 

 

 

最後、こちらは兄Jacob Bangの息子、ミカエル・バン。ちなみに長男だそうです!

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こちらの親子も2代続けてホルムガード グラス・アートディレクターを務めています。
個人的にはこれらのPaletシリーズがお気に入りです。

Per LutkenのCarnabyもいいですね!

 

 

また余談ですが、Anna Bangさんの小さな時、よくPer Lutkenが遊びに来ていたようです。

彼が訪れたときはとても楽しいひと時だったそうです。
Per Lutkenの人柄もこれまた見えてきそうです。

 

そんなこんなで、こう言ったお話を私の愛してやまない偉大なる北欧ミッドセンチュリーデザイナーたちのご子孫からこういた情報を得られるなんて、なんて嬉しいんでしょう!!!

これをここに書くまで、スタッフや一部お客さんに、
「実はあのヤコブバン は実は違うヤコブバン で。。。!!!」
「子孫から情報もらっちゃった!!」
みたいに、嬉々として語る私にお付き合いいただき有難うございました!

また、このコラムで勉強していただき、バン一族について語りましょう!

 

 

 

 

第44次買い付け報告:最終回

ここヘルシンボリでは計2カ所でのマーケット。 なんとか今回も心折れずにパッキング完了しました。 少しパッキング材が足りなかったけど。。。。

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最終的にはこんなボリューム感に!

梱包材が足りずに箱に突っ込んだままのものがあるので、おそらくあと2−3カートン増えると思います。

 

 

 

 

 

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海岸線を走る。
平和な景色。。。のどかだ。。。。

ガンズをかけながら走るのは、やはり合わない。。。。

 

 

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デンマーク到着!

 

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再梱包!

 

 

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また日本で会おう!

 

 

 

 

 

 

 

 

実は一つ忘れていたことがありました。

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コペハーゲン中心から遠くない、静かな高級避暑地といった感じ。

 

 

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そこにある小さな美術館。

 

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デンマークの陶芸の歴史、ここ100年ほどを振り返る展示会。

インスタグラムでやけに良いコレクションばかり持っている人がいて、ちょこっと話したら、この展示を教えてくれました。

ほぼ忘れていてのですが(汗)、たまたまインスタに写真や情報をあげてくれて、なんとかスケジュールに組み込むことができました!

 

 

 

 

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水辺に佇む美しい景色に囲まれた小さな美術館。

なぜか厨房からはガンズが。。。

 

 

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まだまだ知らない作家も多く、物によっては個人的にもど真ん中のものたくさんあって、まだまだ奥が深いデンマーク陶芸でありました。。。

今回44回目にしても、まだまだその奥深さを探りきれない、北欧デザイン・クラフトの世界。

次回ハンティングの楽しみも尽きないという感じです。

 

 

 

 

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ペアー・ウェイス。

 

 

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さよなら北欧。

 

 

 

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少しお休みをいただいて、日本に帰ります。

8月にまたお店でお会いしましょう。

 

 

第44次買い付け報告:デンマーク編5

この日も晴天! 朝が少し肌寒いですが、昼からはかなり温度が上がって暑くなる位です。

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ほんと爽やかな日が続きます!

 

 

 

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今日は例の場所。

 

 

 

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一応、前もってこの日に行くね、というインフォメーションは出しているのですが、
いつもこの状態。。。。ケイオス!

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少しは準備していてくれているのか、車の中にも色々入ってました。

 

 

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店内からめぼしいものを出して、車からも出せば、以外に買えそうなものたくさんありました!

 

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ジョー・ハンマーボーグ?

 

 

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ルイスポールセンのデスクランプ。

やはりなんかカッコ良い。。。。

一般的なビンテージ家具など、そこそこ買い付けることができました。疲れるけど。。。

 

 

 

昼ごはんはノールポート駅のマーケットに行きました。

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少し前までは有名な珈琲屋さんや、クラフトビールのお店などのおしゃれな店はありましたが、
食べるものはどちらかというと、ローカルの魚屋さんのさかなフライが1番目につく程度で、なんとなくどこでもあるような、おしゃれなファーストフードが多かったですが、ここに来て、やたら美味しそうなチョコレート屋さんや、雰囲気の良い紅茶専門店。

かなりバリエーション増えてきました。

 

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中でも何と無く気になったのが、段ボールのカウンターチェアーを揃えた意識高い系レストラン。

 

 

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なんとも美しい食べ物を並べていました。

 

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3つセットで111DKKだから2000円弱くらい。

デンマークで言ったらアホほど高いということではないと思います。
けどやっぱりそこそこします。

 

 

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味については、、、、聞かないでください(汗)。

個人的にはいくらが超美味しい、とか、肉がうまい!とか、それで白ご飯が進む!とか、
そのようなダイレクトに伝わる方が得意分野で、なかなかこういうの、わかりません。。。。

なんせ、一昔前にフィンランドで行ったレストランをこのコラムで「イマイチ」的な発言をしていたのにも関わらず、今やそのレストランは超有名店!

正直、こういう面では自信なしです。

 

 

その足でデンマークビンテージ家具超高級街も偵察に!

 

 

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ニューハウンはすごい人混み!

 

 

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超高級店視察!

高いけどデンマークビンテージの魅力を再確認できる場所!

 

 

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少し前までは正直あまり気にならなかったこの通りなんですが、最近少し回るようになりました。

しばらく行かないと、その間に目が変わるというか、見方が変わるというか、
あえて久々に回ってみると出物があることが多いです。

 

 

 

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クイストゴー!!

 

 

 

 

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ボディル・マンツ!