カテゴリー別アーカイブ: デンマーク 家具

ホームページに家具をアップしました!

朝・夕はだいぶ涼しくなっていましたが、日中は暑い日が続きますねー。

アスファルトの照り返しが半端ない!

そんな中、どんどん商品が上がってきています!

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まずは少し古めのキャビネット。

おそらく1940年代くらいのものだと思います。

カールクリント、オーレ・バンシャーなどを代表する、クラッシックモダンとでも言いましょうか?とても上品なキャビネットです。

 

 

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材はマホガニー。ダークブラウン塗装。

本棚と下部のキャビネットが一体化している美しい作り。

細部の装飾もそうですが、なんといってもこの扉部分お蝶番がいけてます!

目立たさず、装飾の一部と化している。。。。。

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下部キャビネット部分内側。。。。

オーク材。何か潔さを感じます。

ブレない、一本筋が通った感じのする家具です。

 

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裏板も丁寧にねじ留め。

マイナスねじの方向も揃ってます!

 

 

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こちらは1950ー60年代ですね。

上記と比べると、そのデザインの変遷がよくわかります。

丸みを帯びた柔らかいデザイン。

 

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ただ四方隅の作り、取手部分の作り、またこれまたえげつないローズウッドの木目など、40年代のものとも引けを取らない素晴らしい作り、デザインです。

どちらもなかなかない希少な家具。

また是非、暑い京都に、家具を見にきてください。

 

 

AKSEL BENDER MADSEN AND EJNER LARSEN ARM CHAIR WILLY BECK

AKSEL BENDER MADSEN EJNER LARSEN WILLY BECK

またまたまたまた、良い椅子上がりました!

 

 

 

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アクセル・ベンダー・マドセン、エイナー・ラーセン共作、ウィリーベック工房にての作品です。

織田憲嗣さんのデンマークの椅子という本にも同様の椅子がありますが、微妙にデザインが違います!

本にあるのは50年デザイン。その椅子はよりベーシック感とデンマークデザインのどこか王道感を感じさせるデザインですが、こちらはより改良され、どこか洗礼されたイメージがあります。

当時ここまで作り分けられていたのでしょうか?

 

 

 

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横見。。。

 

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この椅子の見所はたくさんあるのですが、その一つがこのシート部分の繊細さ!!!

 

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フレームとのジョイン部分は太く、座面の中央に向かって細くなっていて、全体的にとても繊細なイメージになっています。

 

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メインはやはりこのアームとフレームとのジョイント部分ですかね。

 

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ペーパーナイフとはこのこと!

このえげつない椅子は、先日、いつもお世話になっている京都のイタリアンレストラン・VENA(ヴェーナ)さんに無事納入されました!!!!

素晴らしい料理とワインのお店です!

一階のカウンター席から、2階のテーブル席まで沢山の素晴らしい椅子で揃えられていますが、その中の一台に今回も仲間入り。まさにVENA48のメンバー入りということです。

中でもカウンター内に入れられている神7(いやカウンター7、、、いや、すみませんそもそも7台以上ありますが。。。汗)その中の一台を卒業させるということで、この椅子はいきなり、その神7入り!

予約の際には、ぜひ、この椅子推しで!

こんな紹介の仕方ですいません、、、、

ビージェネレイテッドのことは嫌いでも、Venaは嫌いにならないでください。(まだいうか!)

 

 

 

 

 

GRETE JALK EASY CHAIR P JEPPESEN

お盆も明け、あっという間にもう月末。

立秋とはまさに名ばかりの猛烈な暑さの後に、昨晩の台風。。。。
京都は夜中じゅうすごい雨風でした。
街中は早仕舞いのお店とすでに早く帰宅されているのか、まばらに見られるのは外国人観光客のみなさんたち。シャッターの閉まった飲食店の前で残念そうにしているのが目立ちました。

またまた、良い椅子仕上がりました。

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グレーテ・ヤルク!イージーチェア!!!けしからんローズ仕様です。

シート部分はレザーにて張り替えています!

とても渋い感じで仕上がりました!!!

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この素材感、、、、やばいですね。。。

うちでオススメしているオイルフィニッシュの一つです。

無垢の素材感を活かしながら、ツヤ感も出すならこの仕上げかな、、、と思っています。

 

第42次 買い付け報告 デンマーク編10

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デンマーク編最終章。

長い買い付け期間もほぼ半分以上が過ぎ、メインの家具買い付けも終わろうとしています。

最後のアポイントはいつものディーラーのコペンハーゲンショップに!

 

 

 

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その前に朝ごはん。近くのカフェ。

 

 

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クイストゴーレリーフシリーズ!!!

 

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当時の商品ラインナップの資料が!

かなり多くの相手宇賀あるシリーズですが、これを見る限り、全部制覇してますね。

 

 

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そしてダンスクのフレイムストーンシリーズ。

左にあるセットは、リカルド・ケアーズゴーです。

 

 

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そして、フリッツ・シュキーゲル!!!

 

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セミ・ゴールド!!!!

 

 

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雨の中、コペンハーゲンの超有名店倉庫に連れて行ってくれると言うので、冷やかし程度に行ってきました。

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空港の近く。

 

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圧巻の品揃え。

ただ、ただ、

全然ときめかない。。。。ドキドキがない!

整然と並べられたビンテージ椅子たちに素晴らしい定価がつけられいるような世界。

一つ一つ値段も見てないですが、もう買えない(買える値段ではない)と言うのが空気感でわかります。

 

コペンハーゲンの小さな家具ディーラーには、だいたいここの手が回っていて、何か良いものが出たらすぐにここが買い付けるらしい。

それが、海外からのバイヤーより高い値段を保証するらしいからすごい!!

オークションハウスより知識があるもんだから、オークションより高く買ってくれることも多いそうなので、敵わないですね。

 

それがここのショップのインターネットで、ポンポン海外に出て行くんだから、たまったもんじゃないです。

先日の蜘蛛の巣の家具や、ここの家具などしか買い付けるものがなくなってしまったら、私のこの商売もおしまいです。

 

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次の日、フリー。

 

 

 

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少し歩いて。

 

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カフェで昼飯。しょっぱすぎるシーザーサラダ。。。

 

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美術館。最近ここがお気に入り。

 

 

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お別れビール。

 

スウェーデンに行きます!!!!

 

 

第42次 買い付け報告 デンマーク編9

次の日の朝。

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以前も行きました、一万平米のディーラーのところに行ってきます。

 

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電車で約90分。

 

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ある意味、ケイオスです。

超高級品から蜘蛛の巣がかかった何十年と日の目を見ていないアイテムまで!!

 

じっくり見て二時間はかかります。

 

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コペンハーゲンはホテル住まいではなく、いつものB&Bと言うよりはBなので(ブレックファストがついていないので事実上ベッドだけのB)毎日ろくに朝飯も食わずに出発ですが、ここは、本当に家具を見るだけで頭いっぱい、お腹いっぱい。マジ、精神的にお腹いっぱいになります。。。。

でも、ここのオーナーさんの方針で、いくら忙しくても12時にはキッカリ仕事をやめて、しっかりランチをとる!とのこと。

以前もそうでしたが、今回も私もちゃっかりお呼ばれ。。。。

いろいろ取り揃えられた具材をみんなでパンの上に乗っけて食べるスタイル。

オープンサンドイッチ・パーティーみたいなものですね。(毎日だそう!!!素晴らしい職場!)

何か、日本の手巻き寿司パーティー見たい。

可愛らしい経理の女の子のマシンガントークを聞きながら(笑)(デンマーク語で喋ってるからわからない)、地元ビールまでいただき、お腹いっぱい。

これで何も買わずに帰ったら怒られます。

 

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カイクリスチャンセン 。

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良い木目の物!!!

 

 

 

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2シーター。

 

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ウェグナーのGE280オーク、2台!(すごい状態。。。。)

 

 

 

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ウェグナー、GE290チーク!!!ここでも出ました!!!

 

 

 

そして!

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なんちゃらと言う、デザイナーのローズバージョン!!!!

 

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これはえぐい!!!(笑)

 

 

 

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久々にありました!ローゼングリンハンセン!!!

ローズ・ローサイドボード!!!

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この作りが好きですねー!!!

 

 

 

 

そして!!!!

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ヨハネスアンダーセン、バーキャビネットがもう一台!!!

奇跡です!!!

 

先日買い付けた時にはあまりの喜びように細かい写真を撮るのを忘れていましたが、今回はしっかりと皆様にお見せします!!!

 

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これは絶対に自分の手元に一台持っておきたいアイテム!

なんなんでしょう!

ローズの木目を生かした象嵌のような飾り。

細部いたるところまで、バーテンダーの意見を採用して作られたような、
マニアックでニッチな世界でしか通用しなさそうな家具!!!

うちの店でも合計4台。

一体こんな家具が当時何台作られたんでしょうか!!!

 

 

精神的にもお腹いっぱい、オープンサンドイッチパーティーでお腹いっぱい。

もう十分満足だったのですが、ディーラーがもう少し見て行くか?と。。。。

と言うか、まだあるんですか?>???

 

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もう一万平米くらいあろうかと言う倉庫を追加で見せられました。。。。。。

ディーラー曰く、オーナーの35年の仕事の成果だと!

もちろん合計2万平米あるかと言う倉庫の全てがうちのターゲットではないですよ。

アンティークやそれこそ35年分の積年のホコリをかぶったものまで、、、、

全てがターゲットだったら二時間も見る必要ないですから。

 

 

でもそのうちに在庫たちもだんだん無くなってきて、埃かぶってた物を買い付けなくてはならなくなる日が来るのではないかと思うと、今のうちなのかなあと思います。
(彼の手の内だったりして。。。)

 

 

 

 

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コペンハーゲンに戻ります。