カテゴリー別アーカイブ: スウェーデン 陶器

38次 買い付け報告 スウェーデン編2

マーケットから戻ると早速梱包解き。

大きなマーケットですので、出会ったときのタイミングと、直感まかせ!
 勿論、値段が重要です!

 正直、ガンガン買っていくので、まあ途中からどんな商品構成になっているかなどまったく頭になし。このように梱包を説いた時に大体の全容が解ってくるのですが、まあ、ぶれずに買い付けて行けば最終的にはまとまりのあるものに(個人的な好みですが)なっているものです。

部屋は商品と、梱包材の山で凄い状態になります(汗)。

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  初公開!

 梱包材の山!

 左にちらっと見えるのはベッドのシーツです。
そうです、もともとベッドがこの狭い部屋の真ん中にあったのですが、こういう仕事柄、まず部屋の模様替え(笑)から始めます。
 一人で泊るのに、ベッド両サイドにナイトテーブルはイラン!!(即排除)
 真ん中に位置していたベッドは壁際まで移動!!

 そしてやっとこのスペースを確保です!!

 買い付け商品を6割くらい出した終わったところでこの状態。。。。

 うれし恥ずかしのすごい状態で、今後どう作業を進めていこうか呆然と立ち尽くしました。

 

 

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bersa

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red aster prunus

 

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salix black red colorado

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spisa  lime green

spisamarin

colorado

 

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 とてもシンプルなこのお皿は、グナーニールンドのデザインのもので、おそらく1930年代・40年代の物。。。
 そうは思えないパーフェクトコンディション。デッドストックでしょうか?

 フランベシリーズと言って、たしかニールンド個人の制作だったような。。。

 なんかそんなことをどこかの資料で読んだ気がします。。。。

 間違ってたらすみません。

 それにしても、フランベシリーズ自体、かなりレアなのに、このシンプルなお皿がこんな状態でこれだけの数が出るのは珍しいのでは?

 手書きの金の彩色が時代を感じさせる、良いものだと思います。

 

 

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piazza

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 pynta rosenfalt

 

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BOROも出ました。(ほか省略形ですみません。。。)

アダムのドットよりかなり薄い色目のお皿。
こんなシリーズもあるんですね。

そういえばグスタヴス美術館でリンドベリの展示があるようですが、あまり評判がよくないですね。

常設展にしても少し規模が小さいのか、なにか雑多な感じがするのか。。。

いつも思いますが、少し遠出してグスタヴスベリにいくより、ストックホルムの名店、モダニティーやジャクソンズを見たほうが断然勉強になるような気がします。。。。

 

もちろんまだ続きます。

 

 

 

 

38次 買い付け報告 スウェーデン編1

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 デンマーク買い付け途中ですが、週末はスウェーデンに来ていました!

 スウェーデン田舎での野外マーケットが目的です!

 

 

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 あまりにも田舎で開かれれるので、宿泊は近くの街。

こんな美しい教会のある街です。

 

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 全世界的に不安定な情勢です。

 いろいろな事件、その悲しみが収まることは有りませんが、
ほどなくしてまた、、、、、なにか救われない感もあります。。。。


個人的にはまさかのイギリス国民投票の結果を受けての為替差損(いうほどのレベルではありませんが)!

 

  買い付けもあったので事前投票は済ませていますが、相も変わらない面子にテンションも下がりますね。 若い方々の投票率が低いのもわかるんですけど、なんともやるせないですね。。。。
 ただ、驚きなのは選挙をフェスとかいうのは北欧とか全世界的にあるんでしょうかね(笑)?
 ある意味、イギリスの選挙結果とか、トランプ現象と似ているような。。。。

 日本も他人事では無い状況に本来は置かれていますが、他国と比べると恵まれている感は否めません。 こんな中ですが、日本からでも良い流れを世界に発していきたいですね。

 

 

 

 

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 スウェーデンの友人とは、その町で合流。

  再会を祝って、夕食!!

 

 

 

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 ホテルのビュッフェ、、、、
早朝の誰もいない、一番乗り。。。

 

 

 

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 スウェーデンのホテルのビュッフェ朝食はまあ、大体どこも同じです。

 シリアル系を食べて、いつもはベーコンとスクランブルエッグなんですが、あまりにもベーコンが塩辛すぎるので、今回はパス。。。。

 大好きなレバーペーストは「病気になるんじゃないか」くらいたっぷりといただいています(笑)。
(これにピクルスが合うんですねー!)

 連泊だと、毎日これなので今回はショートトリップで良かった!

 

 

 

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 車で田舎道を滑走します!

 どんより雲が気になりますが、、、、

 

 

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 まあ、天気に恵まれ、日が隠れると肌寒いくらいですが、快適に買い付けできました!!

 

 

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 続きます。。。。

 

 

 

SCANDINAVIAN POTTERY IN THE GOOD ROSEWOOD GLASS CABINET

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ローズウッドに映えますねー。。。

 

37次 買い付け報告 スウェーデン編2

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 今回の買い付けの旅、初の青空!
これは良い予感!

 買い付け会場に向かいます!!!!


 

 

 

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 会場前は何時もの感じ。

 

 

 

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 大きな会場に、スウェーデン各地域からかなりの数のディーラ-が集まります。
既に穴場ではなく、かなり値段も上がってきましたが、まだまだ何か良いものがあるかも!

 明日がに年に何度もあるイベントではないので参加の皆さんはかなり気合を入れて集合してきています!

いつも書いてますが、ご時世によって、それぞれのディーラーがどう変化しているかも良くわかります。

中にはせっかくずっと何年も見てきたのに、なんかだんだん色気づいてきて、値段も色気付いて(汗)、もう、これからは見ないかなーなんて思う残念なディーラとか、、、

 前年までお高いお店で二人でやっていた人が、急に一人独立して違うブースを立ち上げている!
さすがに新しい方は売り込みも鼻息荒いので、こちらとしてはうれしい限り!

 逆に、私「これ全部買うから安くしてよ。。。。」に対して、

あちら「俺のポリシー知ってると思うけど。。。。びた一文ひかないぜ」
って、初対面だしあんたなんか知らんで、どこぞの日本人と間違えてるんですか?
っていう、楽しくないスウェーデン人もいるもんで、最近難しくなってきました。。。。

 

 

 

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 会場にはこんな感じのディスプレイが。。。


 

 

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 きれいに並べられた陶器たち。


大すきなモダニティーも今回は出展取りやめ。
かなりビンテージ業者が少なくなってきています。
もちろん、数が少なくなってきているのもありますが、今までのようになんか陽気な感じのマーケットではなくなってきています。。。。

 

 

 

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 それでも、タピチャンのナイフ!


 

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 スタルハンのボウル。

 



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 ここはなんだったけ?


 

 

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 スティグのデザイン達。ちょっと珍しいアイテムも見つかりました!


 

 

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 またしてもエリック・ホグラン!


 

 

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 ベルサ。
正直、みて買いません。もうその場の雰囲気。お店の人の雰囲気で、全部決めます!

 たまにそれで失敗しますが、こんかいはこのセット。
全部決めた後に、「後で取りに来るから、包んどいてね!」と頼んだんですが、
すこしして再度たまたまこのお店の前を通った時におじさんが、
「一枚、悪いコンディションだったから返金するよ!」って!なんとも正直なおじさん!

わたしも、この値段だったら状態すこし悪、、、もありかな、とおもってたら!
「もちろんそのプレートもいれてるしね。」

本来は、みんなこんな感じのマーケットだったんです。

 なかにはこんなおじさんも残っていて涙ちょちょぎれます。。。。

 

 

 

 

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 友達のディーラーも「もうつかれた、、、」って。

一緒に、帰りました!(いや、送ってもらいました。ラッキー)

 

 

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なかなか良い買い付けでした。

また詳細はあとで?じかんあるかな????

 

 

北欧デザイン、ティーポットいろいろ。。。。

店内を見回したら、結構な数のティーポットがありました。。。。

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 これは、イェンス・クイストゴーのデザイン。
コーンユン製のレリーフシリーズ!
当時は彼のこの陶器シリーズの中でも一番多く生産されたのか、現地で見る回数も多かったものですが、最近ではとんと見なくなってしまいました。 

 

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 こちらもクイストゴー、RUNEシリーズ。

こちらもいいですね!

 なにか竹っぽいレリーフだと思うのは私だけでしょうか?

 

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 おそらくこれが上記シリーズのスタート、元となったものではないでしょうか?

クイストゴーが以前働いたエスラウ社での出会いだったのでしょうか?

 ペア・リネマン・シュミットとの交流から、彼が独立し、PALSHUSを立ち上げた初期、本当に2年くらいの間だけ生産された、クイストゴーとパルシュスのダブルネーム・ティーポット!エクストリームリー・レアーアイテム!

 素焼きのポットの素朴さと、デザインのシャープさ。
真鍮の取手にラタン巻!オリエンタルな雰囲気もクイストゴー魅力の一つです。

私の個人的な蒐集アイテムで非売品でしたが、最近、もう一個仕入れたので、一つは売っております。。。。
 (フィンランドの某ディーラーのようになっています。。。ダブったら売る、、、みたいな)

 

 

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 こちらはパルシュスのもの。

丸みを帯びたかわいらしいぽってりとした質感と、そのマットな表面感が美しいです。

 

 

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 マリアンヌ・ウエストマン。

女性らしい何ともエレガントなデザインです!バンブーハンドル!

 

 

 

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 こちらはスティグ・リンドベリ!
ティーポットには少し小さいサイズ(無理やり感アリアリ)。

 何とも言えないシェイプと深いブルーの釉薬。
真鍮とチーク。。。。。あー、あと5個くらい欲しいです。。。

 

 

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 シグネ・ペルソン・メリン。

 

 

 

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 ここまで来たら北欧製ではないですが、、、、

 デザインはティモ・サルパネヴァ。有名なスオミシリーズ。

 

 

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 こちらは、タピオ・ウィルカラのデザイン。
装飾をおくさま、ルート・ブルックが担当。

もう、サイコー!

このシリーズはわたし、個人的蒐集品としているので一つはキープ!
もう一個あるので今売っています。。。

 

 

 

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最後はこちら、フィンランドで買い付けた1950年代くらいの物でしょうか?

注ぎ口含め、口の部分はすべて締めることができる。

お茶を入れて持ち運びができる、「野点」向き?

本当にいろいろなデザインがありますね。


当時これだけのデザイン・プロダクトがあるということ、やはりそれらを買っていたお客様があったということ。いまでは、なかなかデザインや素材で価値観をあげても、価格の問題でなかなか売るのが難しい状況。こだわったデザインを捨て、素材感を下げることによって、お求めやすい価格になるのはいいんですが、結局はなんだかなーっていう物になってしまうような気がするんです。勝手な言い分でスミマセン。