カテゴリー別アーカイブ: 買い付け報告:2012.29次

29次買付報告:デンマーク編1

 


ユーロ2012の結果による家具値段の高騰(笑)を心配しながらも、デンマークに出発。
まず第一の地、オーフスに到着。土砂降り。。。。
デンマークでも今までにない雨の量が一回に降るようになったとのこと。。。いろいろ心配です。  

 

 
雨上がりの夕焼け・・・・
 
 

 
水も滴る・・・・


 
次の日は絶好の家具買付日和!・・・・・・・・・・?
倉庫内での買い付けですがね。。。


 
ディーラーの倉庫前の眺め。。。。彼を幸せ者と呼ばずに誰のことを言うんでしょうか?

 

 
カイ・クリスチャンセン

 

 
こんなのや。。。。(3台)

 

 
こんなの。。。(12台)

 

 
こんなのもあり(6台+アームチェアー2台)。。

 

 
!初めて見た!スゴスギ。(2台)

 

   こんなのも(12台)。。。。8月の入荷になる予定です。

29次買付報告:ストックホルム編;2

スウェーデン到着初日の晩。
スウェーデン・イングランド戦、ユーロ2012.。。スウェーデンは早くも「兵どもが夢の跡。。。。」 

 

 
週末にはこの季節多くのフリーマーケットが各地で開催されていますが、この雨模様。。。。
市内散策に切り替えです。

 

 
忙しいとなかなか足を運べませんが、今回は尊敬するmodanityに行くことができました。
デンマーク現代陶芸作家の何ともセンシティブな作品を教えてもらったり、ふと店内に目をやると。。。。
織田さんの本では見たことがありますが、この椅子は普通に生産されていたんでしょうか?
よく見ると素材に見覚えが。。。。はい、バンブーバージョンです。
GUNNNER AARGAARD ANDERSEN(グンナー・アーガード・アンダーセン)のデザイン。
彼の家族に直接会いに行き、ライセンスを獲得し、竹素材とのマッチング。
日本で活躍歴もある、ソーレンマッツさんが始めたデンマークのグッドデザインのリ・プロダクト。
それにしても、この椅子を竹で再現するとは、、、、!
形だけをまねするだけのアイディアではないです。
先日、竹素材を使用した集積合板の曲げ技術の特集を見ましたが、その竹の強力な反発力を抑えるだけの接着技術は相当なもののようです。
(この場合は曲げていませんが。)
考えてみれば、シート部分のクッション性やその見た目美しさからも的を得ています。
デンマークと日本を知る人、、、良き物を知っている人であるからこそできる、またそれを中国生産(?)でかなり美しい仕上がりにまで持っていっているところに、今まで名前だけはそこここで聞いていましたが、恐れ入りました。

 
続いて、こちらも尊敬する「JACKSONS」。。。
期間限定の「エリック・ホグラン展」をしていました。

 

 
何とも美しい展示です。。。。
この2店舗を抑えれば、そこらの美術館に行くよりおもしろいです!

エリック・ホグランといえば、今、京都・岡崎のnomaさんでエリックホグラン展を開催中です。
新しくできたカフェがこれまた格別です!
オーナーさんのセンスが突き抜けているので、あまり教えたくないのですが(汗)、一緒にいいものみなさまに紹介できれば思っているんです。

 

 
と言いながら、いきなりセンスなしの写真ですいません。。。。
二日目晩には運命のデンマーク戦!もちろん個人的にも応援していますが、さすがにサッカー好きの多いデンマーク、、、意外に試合結果が家具値段に反映したりします。。。。勝ってくれることを祈るのみ!
デンマークのサッカーコメンテーター、、、、いえば、やくみつる系でしょうか?(彼は相撲でしたね!)やくみつるに失礼か!いや、彼に失礼か!彼はこんな風貌ですが彼のお兄さんはれっきとした脳科学者らしいです。。。

 
試合前に女子アナに襲い掛からんばかり勢いのデンマークサポーター。。。
うーむ、、、家具値段が気になる。。。。
結果は皆様お知りお気の通り。。。「兵どもが。。。」。。。。。。。。。

29次買付報告 ストックホルム編:1

 さっそくスウェーデン到着!
それにしても毎回切符売り場でカードがはじかれる。ストックホルム市内に向かう電車内で切符を買うとなんと50skkアップ!(約600円)
いつも何とか理由を説明して通常料金の切符を買っているのですが、私のせいでしょうか??

 

   ホテルにチェックイン後、さっそく市内へ!

 

 
こんな感じのアンティークショップにモダンデザインの掘り出し物があるんですね!
   STIG LINDBERGのファイアンス。かなり大きなプレートです。
また、燃えるような赤の釉薬がかなり印象的なウォールプレート。

   LISA LARSONのウォールプレート。

 

   左からGUNNER NYLUND.STIG LINDBERG,BERNT FRIBERGが二つ。Friedl Holzer Kjellberg フリードルチェルベリーに続き、少し大ぶりなフリーベリの器。右下は作家はわかりませんが、ロールストランドのスタジオピース。

 
ガラスたち。
ERIK HOGLUND(エリックホグラン)のデザイン含め、
ティラ・ラングレン((ベニーニ)のリーフプレートやオレフォスのリーフプレート。帰ってからタピオ・ウィルカラのリーフプレートと共演です。
中にはカルフラ製のグラン・ホンゲルのものもありました。

 

   ブックエンド。がらす?石?
>

 

   STIG LINDEBRG(スティグリンドベリ)のプレート。右上は誰のものかわかりません。がとても良いデザインに、よい状態のものがかなりたくさん手に入りました。

 

   STIG LINDBERGのコロラドプレート。スタジオピースに、謎のシュガーポット。

 

   少しアンティークな感じのグラスたち。このあたりのレベルのものが町中にあふれているのには本当にうらやましく思うに尽きます。

 

   BERNT FRIBERGの蓋付き。


   ふたの裏側まで丁寧な仕上げです。

 

   こちらは、WILHELM KOGE (ウィルヘルムコーゲ)。小さなボウルです。

 

   その小さな中にも力強い存在感を感じるのは、その厚みのある形とその釉薬の表情からでしょう。何とも言えない複雑な変化を見せる表情にはさすがというしかありません・・

 

   こちらも本当に幸運にも出会えたかなり大きな器。。。STIG LINDBERG…

 

 こちらも複雑な釉薬変化が素晴らしいです。。。。。

 

   リネン。未使用。ハンドタオル的なサイズとテーブルクロス。マリメッコとは一線を画します。

   そのほか見つけたものたち。。。デンマークのロイヤルコペンハーゲンのものや、ダンスクのもの。。。ノルウェーの七宝焼きやスウェーデンのシルバーネックレス。。。

 

   少しアンティークな感じのテーブルランプも仕入れました。

 


 

29次買付報告 フィンランド編:3

 最終日も快晴!  
   お気に入りの水辺のカフェへ。
   気持ちよいです!
   気になっていたカクテル「デザイン・ヘルシンキ」
   実際はこんな感じ。ほぼ同じ!いつもはカクテルなんて飲みませんが、、、、、
まあ、ジュースですね。。。なんて思い、ごくりと。。。立ち上がると意外に「フラっと。。。」、、、
こいつ以外にアブナイです。。
さわやかなジュース風味ですが、キュウリの植物的な青臭さが大人な後味。。。。
   おまけは、出荷後に見つけてしまった、カイフランク・サルガッソシリーズ、しかも最大バージョン。。
このでかい手桶をスウェーデンまで持っていくことになってしまいました。。。。

29次買付報告:フィンランド編その2

 

 二日目も快晴!ガンバっていってきます!  
   BACK TO THE FUTURO!
   市内をいろいろまわって、ヨウコレコラに会いにアンティークホールへ!
この季節、毎日正面の駐車場にてフリーマーケットが行われています。まさに自然発生的なマーケットなんでしょうか?いつから始まるのかよくわかりません。
口の悪いヨウコ・レコラによると、「あるどんよりとした寒空、吹きすさぶ風の中、第一番目の男がおもむろにテーブルを広げ商品を出していく。。。。これがその年のこのマーケットの始まり。。。」
「不思議とその第一番目の男が来た日から徐々に暖かくなっていく。。。。」
「ヘルシンキの人はその第一番目の男を見ると不思議と春を感じるのである。。。。」
渡り鳥か!
   さて、二日目の捕獲品。やはりこれ!TIMO SARPANEVA(ティモ・サルパネヴァ)のDEVILS FIST(デヴィルズフィスト)!最大級!1ユーロ=170円時代からリーマンショックを経て、景気や為替に惑わされ。。。。。なかなか手にできなかったこのモデル。いま、こんなに近くにいたとは!ビージェネ初登場です!

   こちらはkaj franck(カイフランク)(汗)。サインからもわかるようにイッタラ所属時代の1950年代初頭モデル。内側だけにサンドブラスト。不思議な光を放ちます!

   こちらはNANNY・STILL。女性らしい華やかさの中に、どこか大人な知性を感じさせるシリーズ。 リーヒマキブルーといわれる、印象深いブルーが彼女デザイン的には有名ですが、クリアーも外せないですね。
   KAJ FRANCK(カイフランク)。NUUTAJYRVI(ヌータヤルヴィ)。60年代のスタジオピース。 。
   ARABIA ART DEPARTMENT(アラビアアートデパートメント)のPOUL ENVALDS(ポール・エンバルス)の作品。
   Friedl H-Kjellberg (フリードル・チェルベリー)のライス追加です!
   Friedl H-Kjellberg (フリードル・チェルベリー)の美しい釉薬皿。
   アラビアのC&S+S。型デザインは、Kylikki Salmenhaara(キリッキ・サルメンハーラ)。デコレーションはグンバー・ウリンだったかな。。。。
   AUNE SIIMES(アウネ・シーメス)のカップ!うつくしい!
   アラビア、50年代のスープカップ。何か東洋の風を感じます。
   この器もARABIA ART DEPARTMENT(アラビアアートデパートメント)の作品。誰のかは帰ってから調べます。。。(汗)
   ヨウコレコラから「誰のデザインでしょう?」とふざけられた一品。照明デザインで有名なLISA JOHANSSON PAPEのデザイン。わかるわけないやん!1930年代AINO AALTOのグラスと同時期くらいのデザイン。もちろんKARHULA(カルフラ)製です!いわれてみれば、その時代背景に流行ったガラスデザインよりは少しエレガントで、彼女の照明デザインいも通じるところがあるような、、、気がします。。。。
   KAJ FRANCK(カイフランク)に始まり、カイフランクに戻る、、、TVSETも実はビージェネ初登場。
   ANTTI NURMESNIEMI(アンティヌルメスニエミ)のコーヒーポット!マスタードイエロー!
   TAPIO WIRKKALA(タピオ・ウィルカラ)のランプ!イッタラの吹きガラスを使用した贅沢な一品。
   KAJ FRANK(カイフランク)のC&S。白磁が美しい。
   木箱。。。。。。
   中にはタピオウィルカラのグラスが!個人的にかなり来てます!
   PAAVO TYNEL(パーボ・ティネル)ランプ!奥さまはヘレナティネル、ガラスのデザインが有名です。こちらも今かなり高騰しているティネルランプ!ビージェネ初登場!
   大満足の成果に夕食はちょっと贅沢に行っちゃおうかな、、、おしゃれな雰囲気と、おいしい夕食を求めさまよう。。。
   さまよう。。。。。
   さまよう。。。。
   さまよう。。。。
   さまよう。。。
   さまよう。。。
   さまよう。。。。
   さまよう。。。。。
   やっと見つけた!
   名前はストレートに「シェフ&ソムリエ」。数種類のメニューを好きに選べるスタイル。ためしに4種ほどオーダーしてみました。
   出てきてびっくり!かなり、かの有名なレストランの「悪影響」がでています!
   食べ終わった後(笑)。
突出しだったようで、一安心。これを頼んだのかと思って一瞬焦りました。
   その後はよい感じ!こちらのプレートはシーフード系(名前がFROM SEA AND EARTH)。
シェフ(らしき人)が私が日本人と分かっていて、ゆっくりと丁寧にしゃべってくれました。魚市場に行ってあれこれ選ぶんじゃなくて、ある漁師さんと契約して「今日は何がある?」的な買付らしいです。
かの超有名レストランと同様、やはり素材は地場ものにこだわっているようです。
   こちらはお肉系。この後に続くプレートも盛り方にフィニッシュモダンを感じさせたものが続きましたよ。
   おいしいと時間はあっという間に過ぎますね。
11時過ぎですがこの明るさ! 明日は買付商品をパッキング&送り出し。
その前によい時間を過ごしました!
さまよった甲斐がありました(汗)。