ロッテルダムディーラーとのアポイント後空港に戻り、夜の便でコペンハーゲンに向かいます。 まだ十分時間もありましたから昨晩行くことのできなかった、あのエリアへ繰り出際ました。 早速気になっていたアンティークショップ。。。。「あれ、もしかしてクローズ?」いえいえ違います。 2階に住んでいるのでベルで呼び出さなくてはいけないシステムのようです。(笑) 素晴らしいロケーションに重厚な古い建物にあるお店ですからオーナー自己満足ワールドが店内に広がります。 おのずと私のテンションも上がってしまいます! アールデコグラスを2個ほど選びますと、店主「ガラスが好きなのかい?」私「もちろん好きだけど、良いものが好き。」 あまりにも抽象的な言い方ですが、店主は妙に納得したような調子で話しも広がっていきます。 | |
建物の話になったときに「じゃあ、2階の僕の部屋ものぞいて行く?」「え。いいんですか?」 それは古き良き建物をモダンにリノベートした素晴らしいお部屋。オランダ人らしい色をとりいれるモダンな空間。 | |
彼の個性が十分に発揮されていて、インテリア好きにありがちな「御宝いっぱい、おなかいっぱい部屋」とは全く違う趣向のものです。 まさに垂涎物、スーパーうらやましい空間です!! 天井の一部を抜いて吹き抜けにし、それに伴うロフト風の2階。吹き抜けの部分にはガラスをはめ込みいっぱいの光が差し込みます。 色の塗られていない古い柱や梁がむき出しになった部分と、そのモダンなガラスの対比が面白いです。 良い勉強になりました。 | |
別れ際に「オーナーさんの写真も撮っていいですか?」と聞くと、「もちろん!」「でもちょっとまって、お決まりの帽子があるんだ!」 この素晴らしい伊達男だからこそ、周りの人通りの少なさでも固定のお客様がしっかりついてしっかり経営している。 「今度来るときには連絡してね。」と渡された名刺。 普段はヨーロッパを回るミュージシャン! うーむ、、、かっこよすぎます! |
カテゴリー別アーカイブ: 買い付け報告 2008
買付報告 オランダ編ロッテルダム
オランダはまだ秋という感じです。ストックホルムで感じたようなビシっとしたような寒さは感じません。 | |
今回は中央駅から30ー40分くらい歩いた場所に位置しているホテル。 少し離れているせいか、落ち着いた雰囲気の運河沿いの家族的なホテルで温かみが感じられるホテルでした。 | |
第二次世界大戦時に町中のほとんどが焼けてしまったため、そのエリアにはとても近代的な建物が。 戦火を逃れたこの地域にはそれはそれは美しい街並みが残っています。有名な風車もみられます。 | |
到着したのが6時くらいだったので、雰囲気だけしか感じれませんでしたが、素敵なギャラリーや重厚で上品な アンティークを並べているお店が並んでいます。 夜に向かっている時間帯だったからか、そのエリアから一筋違う通りに出ると、一気に「移民に対して寛容な国」の悪い面が 出ているような、私ですら危さを感じる雰囲気でした。少し注意が必要かもしれません。 | |
翌日朝10時半にしっかりホテルまで迎えに来てくれました。 彼の店もまた素晴らしいロケーションにあります。運河沿い。とても古い町並みにモダンデザインが「バシーン」 と目に飛び込んでくるような感じです。 アクセスはあまりよくない場所で、このお店もほぼ一見さんはお断り系。ただ、好きな人が、この店を偶然通りかかったら それは飛び跳ねんばかりに喜び、一気にテンションあがるでしょうね(笑)。ここのオーナーもかなり計算高いですよ(笑)。 | |
ヴィンテージ家具の店のほかに、DJなどの音楽関係の仕事をしているようで、尊敬する人物はなんとファンタスティック・ プラスティック・マシーンの田中氏だとか。以前、バイトの子がかけていたCDで、「なんかこれいいね。」と何回か 聞いたことがあったのですが、それが全てFPMのものだったことがありました。 やはり良いものは全世界共通なんですね。それはもう、かれの田中氏への尊敬度合いはすごくて(笑)、同じ日本人・ 京都つながりというだけですが、なんとなく鼻高々でした。 そんな話をしながら、しっかり買い付けさせていただき、お別れには、「出荷のときに、僕のCDを何枚かコピーして どれかの箱に一緒に入れておくね。」と、オーナーさん。家具の到着も楽しみにですが、CDも楽しみです。 |
買付報告オランダ編1
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翌朝、スキポール駅を9:20発。 | |
優雅で広大な景色の中電車は走ります。11時過ぎに初日に合うディーラーとの待ち合わせ場所に到着。 | |
彼女の倉庫は素晴らしいロケーション。 | |
運河沿いののんびりした場所にあります。 | |
かわいらしい馬もいます。(リンドベリの「うま」みたいにまん丸です(笑)) | |
お家に併設の倉庫のほかに2か所大きな倉庫を持っています。もともと、もう少し都会で店を持っていたらしいのですが、今はホールセールのみ。 彼女曰く、「店の代わりに自由を選んだの。」と素晴らしいお言葉。この商売、奥深いです。。。。私はまだまだです。。 なんとなくまだほかの国より割安感のあるダッチデザイン。物の減少と価格アップ、インターネットでの個人取引が多くなったせいで、彼女もだいぶやり難そう。 フリソ・クラマーやウィム・リートヘルトなどと、軽く買い付けていますが、今のうちかも。。。。。 まあ、フレンチ50Sのようなクレイジーな値段ではないですけどね。もしかしたらいずれ。ですね。 収穫はまた後ほどヤフーフォトにて。いい買い物させていただきました。 この後はまた明日のアポイントに向け、この町にきた道をほぼ逆戻り、ロッテルダムまで2時間半の旅です。 |
買付報告(ストックホルム編)終
写真は今回の収穫です。スウェーデン最終日、到着日を含め4日目。オランダに発つ日です。
フライトは15:20。それまでにパッキングを済ませ郵便局に行って商品の送り出し。
もちろん私のエコノミーチケットではこの5-6カートンを飛行機で、なんて考えた暁には何十万という請求が来ます。
スウェーデンには通常の郵便局が各地域になるのですが、その他、個人経営のたとえばKIOSKとかガスリンスタンドなどが郵便業務を請け負っています。その人たちはお店をやっている訳で、もちろん日曜日に営業すれば、郵便も日曜日に引き受けてくれるのです。
タイトなスケジュールの中、私がそういう段取りをするということは、過去に何度も経験があるからこそ。
買い付けにきて荷物を置いて行くなんてことはあり得ません。でも、それがありえるのです!
何と,いつも行っている「なんちゃって郵便局」(ここからこう呼びます)が海外向け郵便の伝票を切らしていたのです!!
私「何とかならんのか!」。
店の人「明日には取ってくるし許して。」。
私「今!これからオランダに行くんじゃ!」
やるせないやり取りが続き、私のあまりの勢いに店にいた他のお客さん含め対応会議が始まりました。
「となり町(たぶん)の”なんちゃって”だったらここより大きいし大丈夫。タクシーですぐ。」との事。
そこも伝票が無いなんて事ないよね?念のために電話を欠けさせるも応答なし。
お客さん含め、自信たっぷりに言うので、少し心許無いところもあるが、タクシーを呼び出しいざ出陣.
そこに待っていたのは最悪の結果!やはり伝票がない!
もう、ここは大人気なく「もう、この荷物送れなかったら全部あなたの責任ですよ!」的な勢いで店番のかわいらしいスウェーデン人の女の子を攻めます。そこはさすがスウェーデン子、何の気遅れもなく手当たりしだいに周辺の「なんちゃって」に電話をかけます。
この急いでいるときに待つのはしんどいですね。
見たところかなりの割合で「なんちゃて」は伝票を持っていないことも発覚。
今までが逆にラッキーだったのか?
やっと見つかった「なんちゃって」はブロマの街中。
ぶろま。。。。もしかして、ストックホルムにもう一つあるという空港の「ブロマ」ですか?
しかもタクシーの運ちゃん、スウェーデン語もまだままにならないユーゴスラビア出身の人ですよ。。。。ちょっと心配でしたが、そこはさすが、杞憂でした。そこでやっと荷物を送り出し。
皆様もご察しの通りもう何する時間もないですよ!
旅は道ずれ、こうここまで来たら最後まで付き合って下さい。
そのブロマからアーランダ空港までスウェーデンではあまりない土砂降りの中ぶっ飛ばしてもらいました。
チップもはずみました(涙)。
買い付け報告スウェーデン編(2)
一日完全休養だったので3日目は大分ましに。
4日目の移動に向けまったくパッキングに手をつけていなかったので
寝ている訳にはいかないんですけどね。。。。
3日目もどこか本調子ではない中、パッキングに費やしたので、今回はマーケット以外
どこにも行けませんでした。
ストックホルムを訪れたらからずといっていいほど訪れる、MODANITYやDOMINO。
そのオーナーたちとの話はとても勉強になりますし、そのエレガントな人柄、素晴らしいセンスから
選び出される商品群もとても参考になります。
今回の仕入品たちはヤフーフォトにアップするとして、別に今回「おわっ!」という出会いを数点紹介します。
とうとう、ビージェネにリンドベリの「馬」、入荷です!どうなんでしょう?今までかなりレアものと思っていましたが、 今回のマーケットでは3匹のエントリー。もちろんパーフェクトコンディションの中でも一番リーズナブルややつを仕入れました。 (ちゃんと中でもリサーチします!)全然関係ないのですが、最近うちの息子が「うま」と言えるようになりました。 「うま」というよりは「-っんまっ!」ですが・・・・・(汗)。前に動物園に行ったときに、ヤギを見て「-っんまっ!」 と言っていたので分かっているのかは定かではありません。(近くにいた幼稚園児に、「うまちゃうでー。」って突っ込まれてました。 いくらうま好きでも、彼がこれを手にするには少なくても30-40年は早いですね。 | |
次はこれ。「あなたはもしかして、ルート・ブルック様のものでは?」と崇めたくなる様な可憐なプレート。。。 10cm四方の小さなプレートでも、ごっちゃりした独特のマーケットの中でも、しっかり主張し光っております。これを見つけここまで喜べるのは、 近くのM店のA氏か、私くらいでしょうか?さすがの強気の値段。その後、ウプサラ・エクビーでも似たようなものがあり何度 「はっ」として、その後「がっくり」させられたか。。。。雰囲気は似ているんですが、やっぱり全然違う別物なんですよね。 | |
最後にこれ。 フォークとスプーンで作られたオブジェ。まさにこれが本当の「フォークアート」! 「RUNESALL69」とサインが入っています。怪しげなディーラ曰く、「スウェーデン南部では有名なアーティスト」。 本当かよ!めちゃくちゃエリア限定だし!案の定、帰宅後ググってもかすりもしません。。。(涙) 皆さんの反応が楽しみです!ちなみにうちの息子、フォークは「かっく!」、スプーンは「っぷーん!」です。。(笑)関係ないですね。。。。 |