本日無事デンマークからの入荷完了いたしました。(無事と言っても、デンマークの輸出業者がパッキングリストの数量と、B/Lの数量をあわせないで書類を作っており、通関時に色々もめたんです。。。貿易業務では初歩的ミス。そんな初歩的ミスをする訳ないと思い込み、今まで書類をほっぽらかしにしていた私も悪いのですが、、、、) 早速、待ちに待った挙句、一緒に入荷してしまったフィンランドの物達も並べました。今回はオイバ・トイッカに注目して多数仕入れてまいりました。ヌータヤルヴィのファウナやカステヘルミではなく、アートオブジェにちかい物達です。 POMPOM VASEやBANBUU,LIGHT HOUSEなどの60年代のもの。ペーパーウェイトテクニックを駆使したTAHITI VASEなど、なかなか日本では見られないものが多数入荷しております。どれも、ポップカルチャーからインスパイヤーされた、トイッカの幻想的なデザインと色彩感覚、彼のデザインを支える職人の技術が相俟って作り出された価値ある物達です。 先日書いたコラムに、「FINN AIRにプチプチをなくされた。」という話を書きましたが、SASと同様、保障に関して色々交渉しておりました。この仕事で一番大事なプチプチをなくされ、パッキングスケジュールもタイトになりかなり大変な思いをしましたが、こちらも規定にある額面通の保障しか出ませんでした。ただ、SASとの対応の差を感じたのは、こちらからレシートなどの書類を提出する際にも、往復の封筒を同封してくれ、こちらからその書類を郵便で出すと、即刻電話が鳴り、額面通の保障しか出ない旨と、陳謝の言葉。正直保障の額と実際私が支払った額面とでは5000円分程の差だったので、私も「どうにかならないんですか?」と交渉したところ「お金での保障は出来ないが何かFINNAIRで扱っている商品はいかがでしょう。」という提案が。翌日にはこのように商品が届きました。もちろん金額不足以上に、現地での苦労の方がよっぽど保障に値すると思うのですが、とても丁寧に対応してくれたのには好感が持てました。(そういえば、FINN AIRは以前問題があったときも素早いたい対応をしてくれたっけ。)それにしても、今回の対応の違い。顧客が今後どちらの便を選ぶかははっきりしていますね。 終2007.7.14
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カテゴリー別アーカイブ: 買い付け報告 2007
買い付け報告第5弾:コペンハーゲンリターンズ(2007,7,10)
最終的には、一カ国いけなくなった分、その分の買付資金が今この手の中に。。。ここで我慢をして日本に持ち帰れば、それは、その後の運転資金として活用できる。。。。イヤー、でも先日高くて買えなかった、あの、ローズウッドテーブル。。。どうしても手に入れたい! なんてうずうず沸いてくるバイヤー魂がすでにディーラーの電話番号を押しています。人も家具も出会いが大事。良い出会いが買い付けにも、店運営にも必要です。今回、なんと元フランス&サンに勤めていたという老夫婦からフィンユールのクレスコやグリーンの本皮ソファーセット。ローズウッドテーブルを買い付けに行ったディーラー先ではウェグナーの素晴らしいキャビネット達。前もって押さえておいたモーエンセンのJ39・50台!もとても良いコンディションで、納得の買い付けでした。ほんの一部、OTHERのページで紹介いたします。家具達は7月14日入荷予定。お探し物、ぜひ、お問い合わせください。
第五弾終(2007,7,10)
買い付け報告第4弾???編:(2007,7,9)
ストックホルムから次の国へ行く予定を組んでいたのですが、少し書いたようにストックホルム入国時から既にSASはストライキ突入済み。その交渉の行方を、英語ニュースでは聞き取りがままならないので、ホテルの従業員に聞きまわる生活。頼みの日本語のSASのサイトなどは、その情報をまったくアップデイトする気無し!今回のストライキはスウェーデン人を中心とする組合のストライキだったので、そういう対応だったのでしょうか?アジア・アメリカ航路は問題なしと書いているだけ。北欧ヨーロッパ内の飛行情報は日本人には関係ないと思っているのでしょうか?ニュースでは空港で長時間待ちぼうけを食らわされているお客さんたちの映像が。。。前日に色々な航空会社のサイトでチケットを探しましたがまったく無し。もうキャンセルするしかなくなったのですが、又最悪な事に帰りの便は最近流行の格安航空券を購入済み。この格安航空券はどぶに捨てるような物。ここは仕方なく、定宿のオバちゃんに経緯を伝え、部屋が空いていることを確認し、電車でコペンハーゲンに帰りました。おかげでアポイントは全てキャンセル。ディーラーたちに迷惑をかけました。日本に帰国後、この経緯をSASに伝え、格安航空券の保障をと。クレームの担当者が一人しかいないという事で、直ぐに折り返すとの事でしたが、一週間してもなしのつぶて。たまらずメールを入れると、10分後に返答が。「保障できかねます」の言葉と、あとはマニュアル文章。電話一本もなしで一週間待たせ、もちろん待たせた事に対する詫びの言葉などマニュアルには書いていなかった様。SASのお偉いさんのコラムを定期的に読む機会がありポスピタリティについて、よー語っています。ただ、今回の一件で、いうところの彼らのホスピタリティーの意味がどういうことだったのかはっきりしました。まあ、クレームの担当が一人というのは正直ぶったまげましたね。直ぐそのうち昔のように関空から撤退したように日本からも撤退しますよ。
第4弾終2007.7.9
買い付け報告第3弾ストックホルム編:(2007,7,2)
ストックホルムもこれまた快晴!20度をこす心地よい気候で湿度もなし。これこそ北欧に買い付けにか高いがあったもんだ!と思う暇無く、早速ここストックホルムでもホテル探しから。。。ツアーリストインフォメーションはストックホルム中央駅のいつもの場所。ここではそんなに苦労はせんやろ。と、たかをくくっていたのが大間違い!いつもの場所は既にがらんどう。張り紙一枚。なになに。。先日移動しました。。。だとー!いつも以上にフィンランドで重くなってしまった”コロ”を転がしながら、中央駅から1キロは歩かされたか!ここでも悪い予感的中、やはり、ホテルを探すツアーリストでごった返している!順番待ちの番号札を取ると、20人以上待たなくてはいけない。ホント、、、勘弁してください(涙)。。。このタイトなスケジュールとイラチな性格から20人も待てるはずも無く、早速公衆電話を見つけホテルガイドの頭文字Aのホテルから、片っ端に電話を掛けまくる!ARの欄でホテルが見つかったのは幸運だったのか?誇らしげに私の持っていた順番札を先程来たツアーリストに気前良くあげて、ホテルに向かうのでした!
まだ話していませんでしたが、実はこの移動日に丁度SASのストライキが始まってしまい、ヘルシンキからストックホルムまでの移動もフィンエアーに切り替えられました。ほぼ同時刻に出発する便だったのでスケジュール的には問題なかったのですが、フィンエアーちゃんが私の大事な大事なプチプチをなくしてしまい、大慌て。取り急ぎストックホルムの市内で同様のものをかったらなんと20000円近くかかってしまいました。みなさま、プチプチは良く飛行機会社に無くされますのでご注意を!
ストックホルムは他の都市以上に歩かなくては色々見つかりません。そんな中、こんなところで、こんな物が!的な発見があったりと収穫は “こちら”にて。
そんな感じで町を歩いていますと、小さなフリーマーケットに遭遇。既に資金は使い果たしてしまっていたので、見学程度にまわりましたが、どうも年に一度の町を挙げてのフリーマーケット。
小さなマーケットと思いましたが、それは町挙げてのマーケット。全部見るのには数時間かかります。そういったマーケットで業者などはいない為、特にこれといった収穫は無かったのですが、以前紹介した運河沿いのマーケット付近にまでエリアが広がっていて、どちらも楽しめましたよ。私も大好きなJ LINDBERGのベルトを見つけ値段を聞いたらめちゃ安かった。彼女が勝手に彼氏の最近していないベルトを持ち出してきたらしい(笑)。以前にも思いましたが、市民中心の催しのようで北欧ストックホルムらしいおしゃれでスマート、温かみのあるとても良い雰囲気が満喫できました。レゲエバンドのゆるい演奏も始まり、これまたまったりとしてきました。ストックホルム編終2007,7,2
買い付け報告第2弾ヘルシンキ編:(2007,6,22)
さて、じっくりコペンハーゲンを回った後は、ヘルシンキへ。ホテルの予約が取れなかったので、早速空港につき次第インフォメーションセンター探し。空港にはそのような施設が無いようで、いつものようにバスで中央駅へ。インフォメーションセンターを覗くとなにやらビジネスマンらしき人が頭を抱えている。アメリカ人のようで英語で話してる。。。なになに、、市内のホテルは全て埋まっている。。。と。ちょっと待ってください!いくら観光シーズンだからって、市内の全部のホテル、全部の部屋がうまっとんかい!そんなわけあるかいな!といくら聞いても、空いているのはここから50KMはなれた町のコテージだとさ!そんな馬鹿な!と思いながらも少し青ざめながら、ドミトリーでもいいんですけど。。と最後のあがき。なんと、全てのホステル、全てのベッドが埋まっている!ひえー!いくらバックパッカーで鳴らした私でも買い付けで野宿は。。。顔面蒼白(うそです)になって、こうなったら無理やりにでもディーラーの家に留まってやると思いながら彼に電話をすると、「まあ、落ち着け。」と。「まずこのホテルに電話してみろ。」と。冷静に。電話してみると、なんと!一部屋だけ空いている!それにしてもこのホテルを紹介するとはあいつは何者だ。結局、ヘルシンキ滞在中のはずーっとこのホテルにいる事になったのです。でもこのホテルもたいがいリーズナブルだそうで90ユーロくらい。でもいつものホテルはその約半分。居心地は良かったけど、ちょっときついなあ。
以前も少し書きましたが、あるファッション雑誌で北欧特集が組まれていました。フィンランドのグラスアートたちが所狭しと載せられている。いたずらに相場を上げてしまいそうな根拠の無い値段。細かい部分まで見てみるとちょっと首を傾げてしまうような。。。わたしが現地で聞いていた、こういった作品が作られた背景にあるフィンランドの歴史とは違う、なんだか、格好だけの物となっていました。ただ、こういった記事を見て、はっきり、どこがどうだ!といえない自分の知識に疑問をもち、今回は各都市で数日余分に取って置いたのです。ここヘルシンキでは、この国のグラスアートの原点を見る事。ディーラーにも進められた、リーヒマキ美術館に行ってきました。もちろん、ウィルカラやサルパネヴァ、トイッカのお宝が拝めますが、フィンランドのガラス産業の歴史から、どういう形でガラス器がフィンランドの生活に入っていったか、また、当時の生産現場のフィルムも数点上映されていて、今までB-GeneRATEdで扱ってきたガラス達がどのように作られていたかが、かなり明確になってきました。どんな作品集もまだ英語の本が多い中、作成方法としてTURNED-MOLDと表示されている物がどういう物なのか, ぼんやりとしたイメージだったのが、今回の訪問はっきりとした物になりました。その他、当時の物は大量生産とはいえかなりの部分人の手を使って作られている、一口に大量生産とはいえない物が多いという事も再確認できました。美術館はタピオウィルカラによる建築だそうですが、隣のカフェもウィルカラデザインなのです。これまたとてもウィルカラデザインとは思えないほど、しょぼくれてしまったカフェでした(笑)。第2弾終 2007,6,22