カテゴリー別アーカイブ: デンマーク・陶器

続き Gertrud Vasegaardネタ

Gertrud Vasegaardネタ、続きです。。。。
ゲルトルド・ヴィスゴー女史から遡ること、彼女のおじいさん。
Lauritz Hjorth、デンマーク・ボーンホルム島にて1859年にL.Hjorth陶房を設立したお方でした。
ちなみに私の持っている(いや、店で売っている)ラウリッツ・ヨート社のものは上記の写真のようなもの。鹿のスタンプがはいっています。
おそらく1950年代くらいのものだと思います。  

 
そして、彼女のお姉さんはLisbeth Munch Petersen.
私の持っている(いえ、店で売っている(汗))上・オックスブラッド釉の花瓶は1960年代のもの。ビングオーグロンダールでの作品です。
陶芸一家というより、陶芸一族。そのDNAは脈々と流れていました。

あー疲れた。。。
調べたらキリがなくなってしまいました。。。。

Gertrud Vasegaard for Royal Copenhagen “Gemina”

Gertrud Vasegaard for Royal Copenhagen "Gemina"
1960年ゲルトルド・ヴィスゴーデザイン、ジェミナシリーズ。
まさに西洋とアジアの調和を測ったようなデザイン。
デンマークからの小物も徐々に店頭に出つつあります。
ところで、この作家、ゲルトルド・ヴィスゴー女史。
一家揃っての陶芸家族。
再婚相手はAksel Rode。1945年から51年までビング・オー・グロンダールにてアートディレクターを努め、デンマークでは美術史の権威ある著者でもある人物。
彼の作品は以前一つ所有しておりましたが、それは北宋時代のデザインのよう。。。美しい青磁の花瓶でした。

そして、娘さん、Myre Vasegaard.  

 
上の写真が、娘さん、Myre Vasegaardの作品。
お母さんのDNAをまさに受け継いだデザインですね。
これは彼女がビングオグロンダールに所属していた1955から58年の作品です。
私は大好きな作風です。
さて、この一家、1959年にはこの3人、家族で陶房を構えて作陶活動していたようですよ。
北欧では女性の社会進出が盛んな反面、離婚率も2組にひと組と聞いたこともあります。個人の価値観を大事にする。。。。。そんな風土がミッドセンチュリー当時から女性作家やデザイナーを多く輩出していた所以なんですね。

買い付けから帰ってきました!

05032501.jpg 買い付けから帰ってきました! 買い付け報告もまた近々更新します。 お楽しみに! 今回は前回入荷分で結構数がそろったクイストゴーの食器の 展示・販売コーナーを狭い店の中に作ったので、その紹介です。 以前の買い付け報告でも少し紹介しましたが 昨年、クイストゴー氏が85歳を迎えました。 盛大な誕生会とともに彼のデザインの回顧展示が 美術館で催されていたようです。 そのときのポスターを前回の買い付けで手に入れることが出来ました。 右のポスターがそのときの記念ポスターで クイストゴー氏が彼の倉庫に長年保管していた 100年くらい前の紙を使っているとの事! アルファベットにクイストゴーのデザインがちりばめられた 楽しいデザインになっていますし、そんな曰付きの紙なので刷られた数にも 限りのある物になってます。 今回このポスターとともに、クイストゴーのRELIEF, CORDIAL,RUNEシリーズの食器を中心として クイストゴーデザインのアイテムを店に並べています。 特にデンマークの食器シリーズは どれもクラフト感・手作り感あふれる物で 質感にしても釉薬(色)にしても、もちろん,形もどれも個性的です。 これらを手にしたお客様からの評価も一様に良好です。 こういった上質で知的なアイテムが自然と皆様の生活シーンに溶けこみ ゆとりある生活を演出する手段の一つとなったらなと思っております。 ふいたら飛んでしまうよな小さな催しですが、また実際に物をみて 感じていただけたらと思っております。 05032502.jpg05032503.jpg05032504.jpg