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買い付け報告(ヘルシンキ編)2007.10.1

ただいま、コペンハーゲン滞在中ですが、インターネット環境の改善により、この場所でもホームページの更新ができるようなりました。 便利な世の中です。。。。コペンハーゲンのことは後ほど。 ホームページのトップでも紹介させていただきましたが、9月14日から試験店舗ゼスト御池店を開くためにその下準備におわれ、あのうだるような気温35度の暑いなか、汗だくになりながら家具の搬入とがんばってまいりました。これほど北欧買い付けを楽しみに待っていたことはありません。 北欧の青空の下ビールでも飲みながらゆっくりできるかなあと思ったのは大・大間違い。ついたヘルシンキは気温10度。どよよーんとどんより曇っています。 今年の北欧の夏は最悪だったようです。私が前回買い付けに訪れた5月6月はとてもよい気候だったらしいのですが、その後一転。1日晴れ、10日雨といってもよいほどの様相だったそうですよ。 がっかりする私を横目に「まあ、北欧の’秋’はこんなもんだよ。」と、みな一様に。そういえば、秋ですよね。北欧では。。。何年この仕事をしているのでしょう。。。 071001.jpg どんより曇った街中を、相も変らぬ勢いで回ってきました。それにしても、高い高い。 フィンランド観光局が出した話題の雑誌に影響されたのか、どこの店も天井知らず(世間知らずともいう)ショーもないものも、「ドンだけの価値やねん!」と突っ込みたくなるばかり。 ディーラーとの間でも雑誌の取材時の話題に。まあ取材がてら色々と買われていったそうですわ。。。(でも、あるお客様もいわれてたのですが、本皮製のちょっと不気味なムーミンに惹かれたのも事実) そんな中、お客様から依頼されていたアアルトのカルフラ時代のものをすこし注目して探してきました。1920-30年代の日用品ですがかなりの高値で取引されています。中にはコップ一個000(3桁)ユーロつけている店も。。。確かに比べても古いものですし、よい状態のものはもう数少なくなっていますので、もうアンティークのレベルですね。今のもの・イッタラ時代のもの・カルフラ時代のものを比較するのもよいですね。今回仕入れたのはもちろんビンテージしかありません。数は少ないですが、カルフラのものと、イッタラでも古い50年代のもの両方見ることが可能です。 北欧クラフト展では説明されていない様なマニアックなポイントをお見せできるのがビージェネの売りです。 07100102.jpg まあ少しは休ませてくださいよ。と、 空き時間にいつもの水辺のカフェに。 ついたとたん、風が強かったせいもあり、 曇り空があっという間にきれいな青空に! (上の写真) さすがにテラスでビール、、、とは行きませんでしたが、窓際の席でちびちびとビールを飲んできました。 (カールスバーグだけど。。。。) 07100103.jpg そういえば、以前紹介した「バナナケース」が最近とてもレアー(笑)になってしまいました。 写真のように右側のものは従来のもの、左が最近のもの。 大体大きさが半分くらいになってしまい、 なかなかうまく収まりがつかなくなってしまいました。 しょうもない悩みが増えました。。。。 ヘルシンキ編終  2007.10.1 07100104.jpg

衝撃の一品(2007,8,10)

それはスウェーデン、ストックホルムでの出来事。 なにやら北欧デザインらしからぬ衝撃的な色使いの怪しげな食べ物を発見しました。 その佇まいや毒々しい色合いは一昔前バスフィッシングには欠かせなかった「ワーム」みたい。。。 てかてか光っている物もあれば、粉を吹いているものまで。。。。。 まさに塩であれば、ゲーリー山本のソルティーグラブか!(知らない人、ゴメンナサイ。。) 070810.jpg 直径約1cm、長さが40cmほどあるんです。 小さければ買って試食という事になるのですが、 ここまで長いとしり込みしてしまいます。 とりあえず売っているお姉さんに撮影の許可(大げさな!) をとってから写真をとっていると、 「ガラス越しじゃ綺麗じゃないでしょ!中から取りなさいよ!」 となんとも大胆なお言葉。 じゃあ、お言葉に甘えて、内側からも。。 07081002.jpg 恐る恐る「なんですか。これは?」と。 「キャンディーみたいな物ね。こっちは甘くて、こっちのはすっぱい味の物」 写真のどっちが甘い物で、どっちがすっぱい物かはもう既に忘れましたが、とにかく「わたしは大好きよ!」という一杯の笑顔と、店の中でポーズをとる彼女に商売の原点を見ましたよ。 びーじぇね恒例企画の「北欧まずい物紀行」のネタとして写真にとったのですが、 日本に戻ってからどうしてあの時食べなかったのだろうと後悔の念に苛まれてしまいました。 次回感想とともにお伝えできたらと思っております。 でもあれ、、、、長いんだよなー・・・・(終) 2007,8,10 07081003.jpg

発送についての追加説明(2007,8,10)

いつもでしたら新しい商品をアップした時には、同時に送料の概算見積もりを出していましたが、 それをやめた事、ABOUT USにて発送方法の変更を知らせした事で、色々お問い合わせがあったので この場にて再度説明させていただきます。 京都のような田舎でお店をしているため、少しでも認知度を上げようと思い、初めたホームページ。 ホームページでの商品掲載を見られて来店されるお客様、お探しの家具をこちらから紹介させていただき 現物確認のためにお越しになるお客様がほとんどですが、中には「遠方である為に実物を見にいけない」 「お住まいの近くにお店が無い」というお客様の励ましのもと、まだまだ足りない点多々ありますが 試行錯誤を加えホームページ運営して参りました。 発送に関してもなるべくお客様の負担にならないよう、運送会社との料金の交渉や、少しくらいの悪い扱いでは 傷がつかないよう厳重な梱包をこちらで行い発送するなど、試行錯誤重ねて参りましたが、 ここに来て、運送業者による破損が続いている為、ABOUT USにも書いた様、 すべて、ヤマトらくらく家財宅急便にて発送する事になりました。 割安で発送をしていた為か無意味な返品が続いた事も有ったのですが、一番象徴的だったのは、 運送会社が「破損品を送ったのではないか」とうちの店を疑った事です。保障も渋る始末。 少し扱いが悪いと評判の会社ですが、担当のお兄さんはとても良い人ばかりで、今まで利用して参りました。 最近、運送会社として全国的にこういった家具を運ぶ事を止めているようで、対応も一変しました。 「家具は壊れやすいから運びたくない」という事ですが、本末転倒ですね。 さらに、破損品を送ったのではないかと疑われる始末です。 ただ、今までの発送方法ですと、大きな物も玄関渡し。女性の方にはお部屋まで運ぶのは至難の業ですよね。 らくらく家財宅急便は割高な分、お部屋までもっていくのはもちろん、梱包解きはもちろん、設置、 梱包材の回収までしてくれます。 また、平日配達割引や日にち時間帯指定なし配達等で割引もあります。 ダイニングテーブルや、チェストなど足の外れる物、分解できる物はよりやすく発送できる事も ありますのでお気軽にご質問くださいね。 もちろん小さなチェストなどは今まで同様、まだ安く発送する事も可能ですのでお尋ねください。 これにめげず、今後もより一層良い物を紹介させていただきますので、宜しくお願い致します。 2007,8,10

入荷報告(2007,7,14)

本日無事デンマークからの入荷完了いたしました。(無事と言っても、デンマークの輸出業者がパッキングリストの数量と、B/Lの数量をあわせないで書類を作っており、通関時に色々もめたんです。。。貿易業務では初歩的ミス。そんな初歩的ミスをする訳ないと思い込み、今まで書類をほっぽらかしにしていた私も悪いのですが、、、、) 早速、待ちに待った挙句、一緒に入荷してしまったフィンランドの物達も並べました。今回はオイバ・トイッカに注目して多数仕入れてまいりました。ヌータヤルヴィのファウナやカステヘルミではなく、アートオブジェにちかい物達です。 POMPOM VASEやBANBUU,LIGHT HOUSEなどの60年代のもの。ペーパーウェイトテクニックを駆使したTAHITI VASEなど、なかなか日本では見られないものが多数入荷しております。どれも、ポップカルチャーからインスパイヤーされた、トイッカの幻想的なデザインと色彩感覚、彼のデザインを支える職人の技術が相俟って作り出された価値ある物達です。 070714.jpg 先日書いたコラムに、「FINN AIRにプチプチをなくされた。」という話を書きましたが、SASと同様、保障に関して色々交渉しておりました。この仕事で一番大事なプチプチをなくされ、パッキングスケジュールもタイトになりかなり大変な思いをしましたが、こちらも規定にある額面通の保障しか出ませんでした。ただ、SASとの対応の差を感じたのは、こちらからレシートなどの書類を提出する際にも、往復の封筒を同封してくれ、こちらからその書類を郵便で出すと、即刻電話が鳴り、額面通の保障しか出ない旨と、陳謝の言葉。正直保障の額と実際私が支払った額面とでは5000円分程の差だったので、私も「どうにかならないんですか?」と交渉したところ「お金での保障は出来ないが何かFINNAIRで扱っている商品はいかがでしょう。」という提案が。翌日にはこのように商品が届きました。もちろん金額不足以上に、現地での苦労の方がよっぽど保障に値すると思うのですが、とても丁寧に対応してくれたのには好感が持てました。(そういえば、FINN AIRは以前問題があったときも素早いたい対応をしてくれたっけ。)それにしても、今回の対応の違い。顧客が今後どちらの便を選ぶかははっきりしていますね。 終2007.7.14 07071402.jpg

ちょっといいことありました。(2007,7,13)

今日コンテナの通関が切れました。明日倉庫に家具が大量に入荷予定です。天気が怪しいので、家具たちが濡れてしまわないよう十分注意して搬入します。毎度の事ですが、この搬入作業が体に響く今日この頃です。祇園祭も始まりました。今年は台風の影響もあり終日雨模様でしょうか?うちの店付近は、多分祇園祭中であろうが無かろうが、人通りは余り変わらないのです。いつも通りの週末です。15日月曜日は祝日という事で、13時から20時までの営業しておりますのでよろしくお願い致します。 話は変わりますが、先日(と言っても、彼とはもう2カ月くらいのやり取り)、なんとタイのバンコックからメールで注文がありました。小さなチークのチェスト、ホームページに載せていたヤツです。昨日無事にバンコックに到着したようで、到着の報告と一緒に可愛い写真を送ってくれました。このチェスト君、多分50年位前にバンコック辺りの森林から切り出され、はるばる海を越え、デンマークに。このようなハンサムな姿に生まれまわって、コペンハーゲンで50年過ごした後に、思い当たるところあって(びーじぇねに買われたのですが。。。)日本へ旅立った。何の因果か、昨日、母国への帰還を果たしました。なんとも「母を訪ねて三千里」のマルコのように泣かせてくれる話じゃないですか!(私の年がばれますか?) でも、一番凄いのは、タイからわざわざうちの店にオーダーする君です!ムエタイファイター並みのチャレンジャーです。(笑)(7,13終) 070713.jpg