2020年年末から年明けになかなか面白い本が出てました。
まずは名作椅子の解体新書。
解体修理することで、その椅子の構造やデザイナーの工夫が見えてくる。
うちでも椅子の修理や張り替えをお願いしている職人さんから、椅子の仕口が面白かった!とか、張りの技術がすごかった!と、みなさん、それぞれに相当な経験を持ちながらも昔の仕事に対する謙虚なお褒めの言葉をよく耳にします。
いろいろ話は聞いていたし、自分たちでもリペアはしてきましたのである程度は知っていると思いましたが、この本はさすが専門家によるリペアの一部始終。
かなりマニアック(笑)。ここまでみせちゃうか!
個人的には超レアなJH504をつかうか!なんでCH31ちゃうの!とか、みながら突っ込んだり、
スーパーレッジェーラなどの他国のイスの構造も興味深かった!
フランス&サンのイスとかもやってくれて有り難うございます!
これをみて、「おっ!俺もできるじゃん!」っていう人もいれば、「こんなに手間がかかっているんだったら、お店で買おう!」って思う人もいるでしょう。それは考え方人それぞれ。
やすく修理前椅子を買ったはいいが出来ずに泥沼にハマるか、リペアの楽しさに目覚めてしまうか。
うちにも大量のダメージ品ありますので(汗)、また機会があれば紹介しますね。
(安くしますんで誰かに買って欲しい(汗)&(涙)ローズの良いイスありまっせ)
いろいろ勉強になりました!
そしてこちら。
スペースエイジ・インテリア。
個人的には、インテリア好きだったら、北欧家具だけに収まるのは勿体無いと思います!
もちろん、スペースエイジという括りだったら、かの、ヴェルナー・パントン大先生も有名で北欧デンマーク出身ですね。
北欧ビンテージ家具の中に、ちょっと味付けでこんなスペースエイジ入れても面白いですよね。
ただ合わせるのは少しハイテクニックかなと思っていたら、この本の最後の方に!
最近「雑誌」というものをほぼほぼ買わなくなってしまい、(基本的に面白くないなかで、ブームを政策的に作っているというか、それがとても作為的でイヤらしかったり。なんかいつも同じ人ばかり出てて鮮度がない)そんな中でこういうマニアックな本が出てくれて久々に楽しかったです。
なんでなんかな?って考えると、どちらもとっても変態的!!!
いまや変態という言葉は褒め言葉と言ってもいいくらい。
一つのことを突き詰めるって素晴らしい!
若い頃にはなかなか理解できなかったことが、この歳になってやっとわかってきた感じがします。