またまた素晴らしキャビネットセットが出来上がりました!
ボーエ・モーエンセンのウォールキャビネットセット!
ここ数年かけて少しづつ集めてきた中で、とりあえずこの3セット。
仕上がりました!!!!
この写真のサイズは全体でH182cmXW300cmXD47cm。
細かいサイズでいいますと、下台はH66xW100xD47cm。
上部本棚の大きい方、H116XW100xD32cm。
上部小さな本棚と開き戸キャビネット、H58xW100xD32cm。
こんな形でモーエンセンのキャビネットが揃うことは、現地デンマークでもそうはないと思います!
実は(というか、皆さんもご承知だと思いますが)、宇多野福王子店にはまだまだ在庫がございまして(汗)、上記のシステムのような本棚含めた在庫と、すでにホームページに乗せているビューローなんかもあったりまします!
上記写真のものですが、例えばこのビューローの上に、今回紹介したキャビネット左側上の小さな本棚を乗せれば、これまたもう一列可能!!!
ただし!資料によれば。。。
さらに上を行く迫力!!!
ただ、おそらくうちの在庫の組み合わせでも、これ(似た感じ)、可能です!!!
是非是非、もしこのような憧れのウォールユニットを新居に!!!
なんて考えている方!
ぜひ一度ご相談ください!!!
上の写真は先日、日本・デンマーク国交150周年を記念して発行された、
「Influences of Japan in Danish Art and Design 1870-2010」の一部写真です。
ボーエ・モーエンセンが、グレザ・メイヤーと共同制作した、1955年の
「Boligens Byggeskabe」をデザインする際に参考となった、なんと、日本の伝統的な押入れ!引き出し!天袋!!!
今回紹介したSOBORGのキャビネットセットはそれより早い1951年のデザイン!
モーエンセンはキャビネットなどをデザインする際には、それに収納されるであろうアイテムを(例えば畳まれたワイシャツのサイズまで)計測し、どんなサイズ感が収納家具としてベストなのかを事細かく計算しデザインしていたようです。
それにしても日本とデンマークの間を行き来して、仕事させていただいている身としては、かの偉大なるボーエ・モーエンセン先生がこのように自身のデザインに日本のエッセンスを入れているなんて、嬉しい!!!なんて光栄なんでしょう!
デンマークでは今回紹介したような素晴らしい書籍と、その展示会が開かれていましたが、日本では???!!??
デンマークの人から聞きましたが、ある日本人団体がフィンユールの家を見て、
『日本の大工はこんな仕事はしない」と言ったらしいです。
まあ、そんなメンタリティーだからダメなんですね。