月別アーカイブ: 2024年9月

第50次買い付け報告:番外編イタリア・ヴェローナ

ホテル?というか民泊なので朝ごはんも無し。

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逆にあってもイタリアだったら外のカフェに行きたいですね。

近くに良いとこありました。

 

 

毎日天気は良いのですが、それにしても暑い!

 

 

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暑い中、ぶらっと街歩き。

 

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ヴェローナはシェークスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台なんですね。
知りませんでした(笑)

 

 

 

 

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定番のジュリエットの家。

この像の右胸を触ると恋が成就し、左胸を触ると財産に恵まれると言われているそうで、その辺りだけピカピカに。

 

 

 

 

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例のバルコニーに入るにはお金が必要。

別に行く必要もないので、パス。

 

 

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こんなカッコ良いアーケードにもレストランが連なっていて、どこに入ろうか迷いますが、どこのレストランも昼はやってなくて、夜もスタートは遅いです。(8時くらいから?)

 

 

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いろいろ探したのですが、

 

 

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あまり良いところも見つけられず。。。。

 

 

 

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焦りました。

 

最終的に宿に戻ってきたら、隣のビルの一階がレストランであると気がつきました。

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その名もコロナ!早速入店!

 

 

 

 

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結局、あんなに暑い中歩いて探したのに、隣のビルの一階が最高かよ!ということに!

恰幅の良いやさしいおばちゃんが愛想ないおじさんウェイターを仕切ってる感じ!

なんか最高な組み合わせ。イタリアに来た!って感じです。

 

 

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ハウスワインもグラスではなくデキャンタベースでしかオーダーできません。

まあ、私には全く問題ありませんが。

 

 

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きのこのパスタ。。。

シンプルで素朴な感じですが、これが美味しい!!

これが食べたくてイタリアに来たんですよ!

 

 

 

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そして、共に出てくるパン。カタカタ。。。。めちゃ硬い!(笑)

たまに日本でもレストランなんかに行ったして、提供されてくるパンが意外に美味しくて、「パンも美味しいですね!」なんてお店の人に言うと、「どこどこのパンなんです!」とか、「暇なんで自分で作ってるんです」なんてご謙遜される方なんかもいて、話も弾んだりするんですがね。

このパンについては何も言うことがない!と言うよりは、パンについて話すのではなく、料理について話せ!と言う店側からの威圧感すら感じます。

 

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再訪!

ドンキーミートと書いてあったので、ロバ肉?

これも赤ワイン進みすぎるパスタでした。

 

 

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さらに良いのは、この粉チーズがパウダーのよう!

家で使ってるクラ?トのパルメザンチーズとは質が!志が違う!!

 

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勢いづいてしまったので、部屋飲み用にワインを買いに行く。

ボトルで1ユーロって、、、、天国ですか?

 

第50次買い付け報告:フィンランドからイタリアへ

ヘルシンキ朝4時。。。。もうすでに明るくなってきています。

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北欧3カ国の買い付けの旅。

次の予定まで少し時間があるので、ここは一つどこかに!と思い、最近ハマっているイタリアにおくことにしました(笑)。何か買い付けに行くんですか?と、聞かれますが、全くのプライベートです。

正直、前々回くらいだったか。イタリアに初めて行った時も買い付けのことも頭に入れていたのですが、やはり北欧に通い詰めて20年の中で培った感も、そうは初めての土地イタリアで活かすのも難しいとわかりました。

よって、単純に日本からはなかなか行く機会はないですし、数時間のフライトでついてしまいますから、日本での国内旅行的な感覚です。

流石に航空券もバカにならないので、安く行ける行く先と安く飛べる飛行機の時間帯をチェックした上で手配したチケットは、ヘルシンキ市内を朝5時前に出なくてはいけないスケジュール。

これくらいは我慢します。

 

 

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朝早すぎてトラムもないので、歩いて駅まで。駅まで歩いて20分とのgoogleマップ情報。

ヘルシンキはなんとも心地よい涼しさですから、重いキャリーケースと一緒でも汗もかかずしばらく進めました。

ただ、なんと、途中キャリーケースの車輪が悲惨なことに!

いつも家の片隅にしまってあって、買い付けの時にしか対面しないこのキャリーケース。
出発前に流石に替え時かな?と感じてましたが、やはりだめでした。次回は代替わりですね。

少し早めに出発していてよかったです。

何とか駅にたどり着きました!

 

 

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この時刻表見てください。

空港行きの電車、5分おきに出発していますが、ブラットフォームが15、1、18 、となっています。

これはヘルシンキ中央駅の1番端と1番端。

例えば、走った末に15番線の4:46の電車に間に合わなくて、次の電車に乗ろうと1番線に走っても4:51には絶対に間に合いません。
ヘルシンキ駅で汗だくになる事必須。

皆様、時間に余裕を持って乗る電車決めてください。

 

 

 

 

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イタリアにつきました。

なぜかヘルシンキからヴェローナ行きの直行便があって、せっかくだしあまりメジャーじゃない場所(ヴェローナがメジャーだったらすみません)希望だったので、決めました。

ミラノにも直行便あったのですが、あまり都会すぎるとせっかくの買い付け中のお休みで疲れてしまいそうなので。。。。

ヴェローナ、、、北欧デザインマニアならまず思い浮かべる照明があります。そう、スヴェン・ミドルボーのVERONA。

さて、彼がどのようにこの地で、その最高傑作である照明デザインのアイディアを得たのか。。。

そんなことを探りに、、、なんてことは一切考えておりせん。

 

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BOOKING、COMで予約していたはずのホテルだったんですが、どうもその場所に到着したら様子が違う。。。

どうも、掲載されていた内装写真がホテルっぽいだけで、実際は自宅を民泊用に改装しただけの部屋でした。名前もホテルっぽい名前でしたので、少しだまされた感ありました。

滞在中も掃除もしてくれるのですが、おそらくアルバイトの移民のおばちゃんで、勝手に荷物を動かされてたり、整髪料の蓋が捨てられていたり、、、、オーナーにタクシーの予約もお願いしたのですが、待てどもこない。。。結局、予約を入れていなかった。。。

まあ、内装は写真通りホテルっぽい綺麗な部屋で使いやすかったから良かったですが。

 

 

 

 

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それにしても、涼しい北欧から、真夏のイタリアに。

昼間は35度越えで、かなり厳しかったです。

 

 

 

 

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日中は暑すぎて動けないので、朝イチに美術館など回ったりしました。

 

 

全く知らなかったのですが、カルロ・スカルパがリノベーションを担当した美術館があるようなので、行ってみました。

 

 

 

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美しい庭園から。。。

 

 

 

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エントランス

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この鉄の扉がスカルパのデザインかはわかりませんが、細部にわたりディテールも見応えありました。

 

 

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極狭スペースでも人に優しい階段。。。。

 

 

 

 

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クラシックの中にモダン建築の要素がうまく混ざり合って調和して、思いもよらない素晴らしい建築を見れてとても良かったです。

 

第50次買い付け報告:フィンランド編9

EMMA美術館にも行ってきました! もう定番コースです。

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フィンランドに来たら一度はカッコネン先生のコレクションに会いにいきたいですね。

 

 

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カイピアイネンの絵皿たち。圧巻のコレクションです。

 

 

 

 

 

 

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ティモ・サルパネヴァのオブジェ。

ビージェネレイテッドのはつい先日旅立っていきました!

 

 

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今回仕入れたカイフランクのカラフェKF292も!

 

 

 

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こう並べると、アウネ・シーメス、フリードル・チェルベリー、素晴らしい作品たちですね。

 

 

 

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そしてキリッキ・サルメンハーラ。

いつか手にしたい!

 

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カッコネン大先生にも会えました。

何か今年か来年にはまたカッコネン先生のコレクションが日本に来るみたいですね。

 

 

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今回はタピオ・ウィルカラのウルティマ・トゥーレに合うことができました。

圧巻の存在感!!!

何度も書いてますが、この場所がたまに何かのワークショップで使われる場合があり、その際はこの作品が見れない!

この作品を前にワークショップ、セミナーなんてとても素晴らしいことですが、この美術館のメインアイテムと言っても良いものを、そのためにお客さんに見せないなんて、なんか本末転倒な気がします。他の部屋でやれと言いたい。

 

 

 

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そして、ミュージアムショップ。。。。。

このカネゴンの変形バージョンに320ユーロ払う人、どこにおる?

右のナゾの物体、140ユーロ。。。。。

真の名作は全てを伝えない。。。。アートは哲学だ!

 

 

 

 

 

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せっかくですし、フィンランド最終日。

近くの古くからあるレストランに行ってみることにしました。

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個人的にはフィンランド風ってこんな感じだとおもってます。

アキ・カウリスマキ的な。。。

 

 

 

 

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これこそ、ザ・フィンランド料理!

まあ、満足です。

多分もう行かないと思う。

 

第50次買い付け報告:フィンランド編8

パッキングも無事終了したし、物買うお金も無くなったし(笑)

ヨウコに強制的に梱包作業を早められたので、時間に少し余裕も出ました。

せっかくのフィンランド、こんな素晴らしい天気でしたら今まで行ったことのない近場観光スポットへ!

ヨウコもおすすめのスオメリンナに行ってきました。

 

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トラムで港まで。

港に来たら、せっかくだし市庁舎にも!

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そう!素晴らしいルート・ブルックの作品がある!

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間近でみれる幸せ。。。。

確か数年前に来た時はここまで近くには寄れなかった。

たしか、日本でルート・ブルックの展示が行われた時。

みんな大挙して押し寄せたんですかね。今は見てる人誰もいない。

まあ、こちらの方がゆっくり見れて嬉しいですけどね。

 

 

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フェリー降り場に!

結構、人たくさん。

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トーベ・ヤンソンが住んでいそうな島を通り抜け、約20分くらいです。

 

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到着。

 

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ここ京都もそうですが、スオメリンナも特に夏になるとたくさんの観光客が押し寄せてきます。

ここはどうも完全に居住地域と観光を分けているようですね。

フェリーを降りて橋のあちら側には行かないよう注意書きがありました。

「居住地域なので何もありません」と。

 

個人的には、見知らぬ異国の人たちの暮らしぶりや街並みを見るのが好きだし、そう言った場所にこそローカルな面白いショップや美味しいレストランがあったりするもんなので、少し残念な気がしますが、しょうがないですね。

 

 

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とりあえず、暑いので。

 

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もともとは国を守るために作られた要塞、前線基地ですかね。

細かいことはここには書きませんが、いまはとても平和なフィンランドの人たちが家族でピクニックを楽しむような場所になってます。

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所々に昔の名残を感じれる場所もありますが、なんとも美しくゆっくりとした時間が流れています。

多少のアップダウンもあり、おじさんにはスオメリンナ観光は良い運動になりました。

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運動の後のビールがうまい!

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この先にオモチャ博物館があるらしい。暇なんでいってみました。

 

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やはり期待通り、カイ・フランクの木製の人形コレクションと、

 

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アトリエ・ファウニの大量コレクションが。。。

 

そのほかは5分、、、いや、2分でいいかな。

 

入場料も円安のこのご時世に、わたしにはきつい。。。

 

 

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ピンクの壁がかっこよい。

 

帰ります。

 

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夕方の帰りのフェリー。。。。満席です。これでも前のフェリーに乗れなかったんです。

いや、それでもまだまだ積み残したお客さんがたくさん港に残ってる。。。。みんな帰れるのかな。。。

こんな平和な島の観光で、最後の最後、こんなトラップが待っているとは!

危うくスオメリンナで野宿するところでした。皆さんもお気をつけて。

 

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ヘルシンキの港に無事到着!

そういえば港の近くにアトリエファウニの人形をアホほど持っているディーラーがいたな。

ちょっと寄ってみましたが、やはり夏休みでお休みでした。。。。

 

 

 

 

 

 

第50次買い付け報告:フィンランド編7

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サーラ・ホペア スタッキンググラスSH1710

 

 

 

 

カイ・フランクのアイテムたちは、まさに奇跡のような収穫でした!

 

 

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RUSTICA 1770

 

 

 

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プラスグラス ショットグラス KF5023

 

 

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そこに厚みがあり重厚感があるKF2718

 

 

 

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カルティオ レッド

 

 

 

 

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KF1720タンブラーのルビー。

 

 

 

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KF1725トランペットグラス

今回はたくさん入りました。

 

 

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丸いフラスコはサーラ・ホペアですね。先日のフィンランド。グラスミュージアムでのサーラ・ホペア展に出ておりました。

あと、KF1541。

 

 

 

 

 

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デルフォイグラス。

かなり良い状態のものが、まとめて6個出ました。

 

 

 

 

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そして、ピッチャーKF1621

ラタン巻きは初めて仕入れました。

 

そして奇跡は続く

カルティオ、オリジナルボックス付き。

なんと大x2、小x1。

小は箱も美品!

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しかも、ピッチャー付きのペンギンボックス付きも出ました!

 

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美しい。。。。。。

 

 

 

 

そして最後は例の。。。。

 

 

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ガラス機の美しさもそうですが、革ベルトの仕様や箱の作りの隅々に至るまでの作り込みがすごい!保存状態も完璧です。

まさに単に日用の美と表現するには収まりきらない美しさ。

ずっと眺めていても飽きのこないアイテムですね。