京都はここのところの大雨続きで、どこか秋の気配を感じさせる気候になってきました。
数日前までは、まさに灼熱地獄という言葉がぴったりの災害的暑さ。
特に午後西日が入って来る時間帯になると、京都ならではの東西南北の通りにぴったり角度を合わせ西から照りつける太陽は、東西に歩く人には逃げ場がない感じで容赦なかったです。
7月の買い付け前、デンマーク椅子の蒐集家としても有名な織田憲嗣さんから、「フィン・ユール展が始まります。」とお知らせを頂いていて、お盆に今回は思い切って家族旅行を含めた北海道ツアーを決行してしまいました。
流石にピーチ。。。関空に第2ターミナルがあるなんて!知らなかった!笑
新千歳からはレンタカー!
店員の愛想のなさにイライラしながらも(一番安い車だからしょうがないか!)
(コペンハーゲン空港のレンタカー屋さんのお兄さんの爪の垢を煎じて飲ませたい)
早速出発!
旭川の道をひた走る!信号なし!
ただただまっすぐ!そして90度曲がって、またまっすぐ。
そして90度曲がって、またまっすぐ!
織田先生と「東川町せんとぴゅあ」近くにて待ち合わせ。
素晴らしい図書館。
東川町は「写真の町」を謳っていますので、植田正治作品集なんかもバッチリ揃っていて、羨ましい限り。
素晴らしい図書館といえば先日訪れたヘルシンキの新しい図書館が記憶に新しいところ。
せっかくみんなの税金使うんだったら、こんな使い道が良いような気がします。
緑の芝生のグラウンド。
東川町の子供達も喜びそう!
綺麗な図書館の中には
織田さんのコレクションも並ぶ!常に何か並んでいるらしい、、、羨ましい!
これは織田さんのミニチュアコレクション!!!
こんなのに囲まれて育っていったら、また、面白い若い子たちがここ東川町から世界に巣立っていきそうですね。
隣にはギャラリーがあり、ただいまKNOLLの展示が開催中。
会場にてKNOLLから特別に許可をもらい上映されているフィルムにはベルトイアやプラットナーのワイヤーチェア、ミースのバルセロナの製作風景が。
今まで木工椅子中心でその作りとか構造に注目していましたが、ワイヤーチェアやバルセロナなどのメタルの椅子については、生産品という観念が強く、その製作に費やされる手間隙のようなものには余り気を向けていませんでしたが、このフィルムで、まさに目から鱗!
こんなフィルム見てしまうと、やっぱりベルトイアも欲しい!バルセロナも欲しい!ってなりますよねーーー!!!
織田さんの気持ち、、、良く解ります!笑
わたし個人的希望より織田さんと記念撮影!笑
この後、待望のご自宅訪問!
本や雑誌では何度も拝見したことはありましたが、やはり実際に行くとすごい!
これまた貴重なお話たくさん聞け、あっという間に数時間が経ってしまいました。。。。
私が2002年にビージェネレイテッドを始めた当時、まだ10坪のお店だった時に、どこでお調べになったのか、「こういったもの探しているのですがありませんか?」と、お問い合わせがあり、以来、貴重な資料を頂いたり、ご来店の際には貴重なお話をお聞かせいただいたり。
もちろん、当時売り上げがなかった時代には経営的にも本当に助かりましたし、おそらくここまでマニアックに東京ではなく京都で続けてこれたのは、偏に織田先生のおかげと言っても良いかもしれません。
まさに私の中でのスターとのお話。こんなにときめいたのは久しぶりです(笑)。
織田さんとのお別れは名残惜しくも胸高ぶったまま、旭山動物園に残していった家族を迎えに(汗)戻りました。
最終日、フィンユール 展も見にいってきました。
しかし織田先生ご自宅の衝撃が強すぎて、、、、