立原位貫 特別展が光雲寺にて10月13日から15日まで開催されます。
残念ながら立原さんは2015年に他界されました。
生前、大変お世話になった方で、もし立原さんとの出会いが無かったらビージェネは無いと言っても過言ではない程、色々なご縁を下さり、また勉強するチャンスを頂いておりました。
その訃報を聞いた時は呆然としましたが、いまは、ただただ、その御恩に感謝し、いただいた御縁を大事に仕事をしております。
立原さんと出会うまで、脱サラで始めたこの仕事で、まだまだ家具の良しあしもあまり解っていない上に、浮世絵の浮の字すら知らないものでしたが、いろいろ調べると、立原さんは業界ではありえない、彫師であり、摺師であり、しかもオリジナル作品は絵師でもある、かなり稀有な方でした。
また、浮世絵復刻にご尽力され、当時使われた木版や絵の具、紙まで調べ上げ復刻していった人。
いつもダンディーで優しいお人柄からは想像がつかない、自分に厳しいお仕事をされていました。
季節柄もとても良くなりました。
そんな方が魂を込めて作られた作品たちをぜひ皆様ご覧になってください。
作品の中に立原さんからの金言が有りました。
「人の往く 裏に路あり 花の山」