京都は本当に良い天気が続きます。この週末も続きそうですね!!
宇多野も作業日和!
オレ・バンシャーのアームチェアーを軽く手入れしてきました!
タンニン鞣しの黒革にて張替予定です!
カイ・ウィンディング(KAJ WINDING)やイルム・ウィッケルソ(ILLUM WIKKELSO)のローズウッドアイテムや美しいチークローテーブル。
どれもなかなか他では目にかからない商品ではないでしょうか!
この連休、うちの店は相変わらずの静かな連休でしたが、京都街中は天気にも恵まれたせいかものすごい賑わいでした!
なかでも海外からのお客様の比率も多いようで、インバウンド需要をとりこみたい業者の方々にはとても良い状況のような気がします。
うちの場合はいわゆる爆買いもなく、静かに過ごしております(汗)。
(爆買いの「フリ」に振り回されただけでした。。。。)
今週もよろしくお願いします!
イプセンの1920年代の作品です。
「For my Mom,who thinks Ipsen is cool.」
という献呈辞ではじまるシーファー社の「Scandinavian Art Pottery」は北欧の陶芸好きにはたまらない本ですね。
中には「情報に誤りがある!」などと言う人もいるみたいですが、これが出版された2000年には、今ではそこらじゅうに転がってるコピー&ペーストのネット情報はあるはずもなく、これだけの情報量を一冊にまとめ上げたものは、当時ウェグナーも知らずにこの商売を始めた私にとってはバイブルでした。
お客さんに「パルシュス」を探してほしいと言われたのが、北欧陶器にはまったはじめの一歩。
現地では「パルシュス」ではなく、「パルスフス」と発音するのを知ったのも、小さなメモ帳に主な陶房のマークを全部メモ帳に写して、フリーマーケットを渡り歩いたのも、店を始めた当初のころです。
余談でしたが、IPSENという陶房はその本で始めた知ったわけですが、現地で探すとあまり好みではないデコラティブな物ばかりで、長い間スルーしてきました。
今回、「おっ、これいいね!」とおもったのが、正にCOOLと思えるイプセン!
調べてみると(まあ、ネット情報が多いですが、、、)1843年スタート、1955年に閉鎖のようです。
ただ、興味深いのは凄い人物たちがこの陶房に関わっていたことです。
デンマーク陶芸の先駆者的なThorvald・Bindesbollをはじめ、なんとアクセル・サルト。
ボーデ・ウィルムセン、アルネ・バン、ジョージ・タストラップ。
他方面にすすんでいますが、なんとなんと、現在では超有名どころのジョージ・ジャンセンや、
ブロンズなどのユスト・アナセンなどもここでフィギュアを作成していたようです。
これだけの錚々たる面子を揃えながら、意外なほど早く閉めているんですね。
本当に奥深い北欧デザインです。。。。
I think Ipsen is cool!