月別アーカイブ: 2015年8月

家具をアップしました!

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 ホームページに家具をアップしました。
チークの小さな家具です。
まあ、「小さな家具」とだけ言っておりますが、他ではあまり見ないような(私見ですが。。。)家具たちではないでしょうか?
それこそ15年前にはそこそこ見ることもあったこのようなビンテージ家具たちですが、この数年、細かいこだわりのあるビンテージ家具は本当に現地で見ることが少なくなりました。。。。。

そんな中、ビージェネ十年来の経験をもとに仕入れてきた至極のデニッシュビンテージ!(汗)

ぜひ、見に来てください!

それにしても、うまく写真が取れないですね。。。
商品の良さが皆様に伝わっているのか?自問自答の毎日です。
物の価値は不変ですし、ネット販売よりぜひ実際のものをみて頂きたいのですが、
なんとなく、写真が悪いと、その家具たちに申し訳ない。。。。ような気が。。
お客様に「ホームページの印象より実際のほうがとてもよいですね!」と言われるのは嬉しい半面、
やはり写真撮りの技術もアップさせなければ、、、、なんて思う、今日この頃。。。。

 

 

GUNNER AAGAARD ANDERSEN CHAIR

 GUNNER AAGAARD ANDERSEN CHAIR

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GUNNER AAGAARD ANDERSENグンナー・アーガード・アンダーセンの椅子をホームページにアップしました!

1969年にデザインされたこの椅子は、その構造からプロトタイプのみ。
生産はされませんでした。オリジナルはアッシュでの制作でした。
詳しくは織田憲嗣さんの「デンマークの椅子」に詳しく載っていますが、よく見るとすごい椅子です!


座ったらわかるその凄さ!
薄くスライスした素材を4重に重ね弾力性を持たせる構造。


なんと今回の紹介している椅子はなんと竹!

実はこの椅子、つい最近、リプロダクトされたもの。
プロデュースしたのは日本でもデンマークの椅子を知っている人だったらその名を聞いたこともあるのではないでしょうか?
特に京都では有名かも。。。。超有名数寄屋建築の工務店にも在籍してた、ソーレン・マッツ氏。


この椅子のデザインに、「竹」を使用するなど、そのアイディアはまさにデンマークと日本の融合!

 

それにしても変わったデザインの椅子です。
椅子好きにはたまらないのではないでしょうか?

ちなみグンナー・アーガードのそのほかのデザイン。。。

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っえ!
椅子ですか?

ハイ、椅子です。

いいですね!自由です(笑)!

 

家具をアップしました!

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ローズウッドの少し変わった家具をアップしました。
こういった家具、、、最近本当に少なくなりました。
ほんと、なんでこんな家具、しかも希少で高価なローズウッドを使って作るんだろう。。。。
不思議な国、デンマーク。

朝夕は大分涼しくなって過ごしやすくなってきましたね。

特に宇多野福王子店での日中家具メンテナンス作業もだいぶ楽になってきました!

また、皆様のお越しもお待ちしております!

 

PK1 Poul Kjærholm / E KOLD CHRISTENSEN

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 POUL KJAERHOLM /EJVIND KOLD CHRISTENSEN
ポール・クケアホルムのPK1。
ラタン張替完了です!

 

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エイヴィン・コル・クリステンセン!
ちょっと(だいぶ?)錆びてますけど。。。。
まあ、それも味わいだと思ってください!

現在4台あり!

次回入荷で6台入荷予定です!

 

WEGNER OR MOGENSEN?

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 表題はウェグナー?モーエンセン?としましたが、この椅子はボーエモーエンセン1942年デザイン。
FDBにて生産された椅子です。

特徴は背もたれの笠木とフレームのジョイント部分。

 

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アームのジョイント部分。

 

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 貫の部分のジョイント部分が一回り厚くなっている。
通常はなだらかに曲線を描くという感じですが、よりモダンでスカッとした素晴らしいデザインアイディアだと思います。

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 こちらがウェグナーバージョン。1949年にフリッツハンセンにて作られたもの。
去年行われたハンスウェグナー生誕100周年記念のオークションでも注目されていました。

 

 

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そうなんです、ウェグナーのものはプロトタイプなんです。
レアです!


実は上記のウェグナーの椅子を2年ほど前に何も知らずに買い付けていて、
そのままお客様に売っていました。
その後ふとした経緯で、この椅子がウェグナーのプロトタイプであることを教えていただき、
上記の資料をいただきました。
 
 そこでやめておけばよかったのですが(汗)、上記モーエンセンのアームチェアーを現地で見つけたときに「おー!これはウェグナーのプロトタイプではないか!」と、小躍りし、日本で数名のお客様に
間違ったインフォメーションを流してしまいました。

本当に申し訳ございませんでした!

それにしてもお客様の目が素晴らしいと、感服するしかないですね。
わたしは再度心を入れ替え、精進したいと思います。。。。

椅子に関して言いたいのは、どちらも素晴らしい椅子だということ!
誰がデザインしようが、美しいものは美しい!
ウェグナーのプロトタイプを知らずに買ってきた当時の自分に戻ります!

それにしても、伝統的なデザインをリ・デザインするということは、デンマーク家具、特に椅子デザインのなかでは王道ですが、よくここまで同じような椅子を、しかも、ウェグナーとモーエンセンという親友間の中でやり取りするなと思います。資料のわきにある説明を見るとデンマーク語なのでさっぱりわかりませんので推測の域を出ませんが、モーエンセンのデザインがあることを知っていたうえで、改良を重ねたが、やはり近すぎるし、工場も違うのでプロトタイプまでにした、、、というところでしょうか。


 新しいものを作り出すというのは並大抵の努力ではないと思います。
特にデンマーク椅子デザインの多さには、本当にアイディアを出し尽くした感がありますね。

 日本ではオリンピックのロゴデザインが、誰かのマネだと問題になっています。
わたしには才能がないので、新しいものを作り出すという、それこそ途方もなく難しい作業は想像すらできませんが、やはり今迄見てきたもの、記憶に残っているものなどが総合的に組み合わさって、さらに自己センスによってデザインが生み出されていくのではないでしょうか。
 まあ、それをよくみなさんネットなどでいろいろ似たようなものを探し見つけてくるな!と思います。
トレースなどは別問題ですが、顔が見えない人たちが寄ってたかって揚げ足を取るような感じ。
なんかいやな世の中です。