月別アーカイブ: 2009年12月

新店(麩屋町店)進行状況

みなさま、クリスマスはいかがでしたか?
私たちはペンキにまみれたクリスマスとなりました。しかも白!うーむ、、クリスマスらしい(涙)。
家具の搬入はいつもお願いしている引っ越し業者の方々にお願いしているので、家具搬入の日取りから逆算し、床のペイントを仕上げなければいけません。その前に壁・天井のペイントを完了させなければなりません。そのため25日は夜中12時までペンキ塗となってしまいました(涙)。
クリスマスくらいに開店させていたという予定も、まったく甘い考えでした。
ここは、潔く年内の開店はギブアップ!すいません。。。。。
新年1月5日(火)に開店決定です。
ちなみに二条店は12月29日最終。同じく1月5日から新年スタートです。
来年もよろしくお願いいたします。
ちなみに、今回買い付けしましたフィンランド・スウェーデン物は1月5日麩屋町店開店と同時にパッキング開梱!その後出てきたものから、値札張る前のものは、私の独断と偏見による(ていうか私が買い付けたのですが)その場の言い値売り出しです。

新店準備

   以前から第2店舗やらといろいろお話していましたが、つい先日やっと決まりました。以前コラムにも書きました通り、第一候補であった物件については色々なトラブル続き。人を介してのやり取りに本当にうんざりしましたが、今回はあるお客様からのご紹介。トラブルがあってからはかなりブルーな状態でしたが、心機一転頑張らねば!という思いがありました。おかげさまで、これこそ何かのご縁と思える物件にめぐり合うことができました。
 70年代の古いビルですが、今の店舗よりかなり「いわゆる町中」です。京都中京区麸屋町六角上がるFSSビルです。ビルの内装も「ここのオーナーこだわってるな!」というエントランス。一階の物件が半地下になっている分、私の入居する2階も中二階程度。家具の搬入出も問題なさそうです。   
    階段を上がると、70年代をほうふつさせるモチーフが。この奥がうちの店になります。
 店舗はコンクリート打ちっぱなし。ご承知の通り内装にかけるお金はありませんから全部自分たちで作業です。コンクリート打ちっぱなしはものすごくペンキ塗りに時間がかかることを、今更ながら痛感しました!朝一番からペンキ塗り。昼前に昼食を食べ急いで帰宅。ペンキでいい感じにビンテージ風になったユニクロのフリースで二条店に立つことはできませんので急いで着替えて13時からいつも通り営業。ちなみにスタッフの田口君は倉庫で家具の手入れの日々から、毎日ペンキ塗りの日々を送っています。 
    もともと18日くらいには麩屋町店をオープンさせたいと思っていましたが、それはとても甘い考えだったということが分かり、今のところクリスマスくらいにはオープンできるかな?などと思っています。またこちらで報告いたします。
 近くには老舗旅館「炭屋」。修学旅行生御用達の新京極通りより3本西、中央通りの四条通からすぐですが、思いもよらない静かで落ち着きのある通りです。 
    麩屋町六角角には100円パーキングが。(専用の駐車スペースはありません。料金はお客様負担になります。)
この世の中デフレと言われております。「もの」が安いということは良いことです。ただ、それにクオリティーがついてきていると言うかどうかは別問題です。一方で私も含め中古家具をヴィンテージと祭りあげています。ただ、今では考えられないような素材の良さ、ローテクの昔だからこそできる手作業・手作り感が、古い中古家具が故に、リーズナブルに見つけることができます。そんな家具たちをもう少し皆様に見やすく紹介できないかと思い第2店舗目を決めました。今後も100万のフィンユールやウェグナーは扱うつもりもありません。今まで通りブランドや名前にこだわらない名もない上質でリーズナブルな家具たちを扱っていきたいと思っています。もちろん今まで通りごっちゃリ感は失うことなく「今までよりすこし見やすく」がモットーです。皆様と良い家具とは何かを考えながら今後も仕入れ販売していきます。また、一方で、ビージェネレイテッドはマニアックに「北欧クラフト」を蒐集しているお客様たちに支えられています。2条店では私の陣取るカウンター横の「そういったお客様」ご来店時のみ電気をつけてもらえるショーケースの中にひっそりと彼らは佇んでいます。そんな「彼ら」を舞台デビューさせたいです。麩屋町店は少し広いスペースですので、そこでゆっくり展示方法を考えながら展示していきたいとい思っております。現状の二条店の「玉石(笑)」達をすべて一気に麩屋町店に移動することは不可能です。すこしづつ移動し、来年2月くらいには麩屋町店に移動完了となると思います。今後、麩屋町店は岩井(+新スタッフ)、二条店は田口(+新スタッフ)の体制でお客様対応していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

買い付け報告・フィンランド編4

二日目の買い付けで無事資金を使い果たし(涙)、三日目にパッキング&発送と余裕の予定を組んでおりましたが、買い付け中に「エスポーでタピオウィルカラの木製彫刻展がある。」との情報を聞きつけ、 二日目夜中まで必死でパッキングをおわらし、朝一番にて発送し、昼前には美術館に到着したい という自分で自分の首を絞めるような予定に変更してしまいました。 ただ、これもタピオの木製彫刻を拝むため!20-30cmのサイズでも数十万の単位が付くシリーズ。 本でしか見たことのない宙を舞っているような彫刻に出会うためには仕方がないです。。。 下記買い付けた商品たちです。申し訳ございませんが、商品についてのお電話でのお問い合わせはご遠慮ください。 22fin-5.JPG

買い付け報告フィンランド編3(サウナエキスパートVSフィンランド人)

フィンランドでは大体のホテルがサウナを装備しています。スカンディックコンティネンタルでも同様、サウナからの外の眺めが最高なんですよ。サウナでは裸の付き合いといいますが、まあ、一人でゆっくり入るほうが気が楽というか、のんびりできますね。今回も朝早くサウナに行くと、中も静かで「おっと、独り占めか!」と期待しましたが、入ってみてびっくり!中に2メーターはあるかと思う男の人(もちろん男!)がごろりと。ただ、彼はずっと寝ていたようでサウナもぬるく乾燥しています。いくらサウナの本場とはいえ、これでは日本人の私も満足いきません。寝ている横から柄杓で掬った水を熱せられた石の上にバシャリと・・・・さらに、もう一杯。すこしはサウナらしくなってきました。もう1回・2回と掛けるとその大男はむっくりと起き上がって私(日本人)に向かって一言。
「おまえはサウナのエキスパートか?」
て言うか俺、どうみても日本人やろ!フィンランド人じゃないっすよ。「いや、べつに日本でたまには入るけど。。。」と何やかんやと話していると、彼がポーランド人であること判明。ポーランド人はサウナに入らないのでしょうか?そんな話をしようとすると、これまたデカイ(縦も横も)人が。。。入るやに、おもむろに水の入ったバケツを自分の前に配置すると、おもむろに柄杓でバシャリ。さらにもう一回。まさにエキスパートと呼ぶにふさわしいペースによる水かけで本場らしくアツアツになったサウナに耐え切れなくなったポーランド人は即退場。彼は黙々と自分のペースで水をかけ続けます。
鍋奉行ならぬ、柄杓奉行もしくはバケツ奉行!
その黙々とした感じ、、、彼は間違いなくフィンランド人。とても熱くなってきていますが、ここで退場したら日本人の名がすたる!ポーランド人退場後はタイミングを見ながら私も余裕を見せながら数回柄杓で水をかけます。しばらくの我慢比べの末、ついにフィンランド人退場の時が!(ていうかこの場を勝負と思っていたのは私だけですが(笑))思わずガッツポーズ!
彼の退場後すぐ出ては我慢していたのがばれるので、彼が着替えに向かったのを見計らって私も余裕の汗だく退場です。
一人での長旅、こんなことして過ごしてます。

買い付け報告フィンランド編2

  

フィンエアーでヘルシンキには15時過ぎに到着予定ですが、いつものように14時45分にはヘルシンキに到着しています。現地のディーラーなどは17-18時には帰ってしまう人が多いので、15分の差はかなりポイント高いです。 歳をとるにつれだんだん時差ボケが取れなくなって来るので(涙)、せっかく早く到着したんだから、ここは無理にでもディーラーと約束を入れ、もともとアポイントを取っていた組と、もう一組と約束をとりつけます。無理にでも起き続けることによる強制的な時差ぼけ解消です。当日はタピオのムラノでのデザイングラスなどの美しさには目を奪われましたが、ここはあす・あさっての出会いにも期待します。その後は先日京都を案内してあげたお礼とディーラーたちに夕食に誘われ、快適に時間が過ぎていきます。ホテルの部屋に着いた途端5秒後には意識がなくなっていた始末です(笑)。

 到着当日は15時についたにもかかわらず、すでに夕方の様相。クリスマスが近い(!)ということもあり、町中はすでにクリスマスの装飾が始まっています。ディーラーも週末には「プレ」(笑)クリスマスパーティーらしいです!今回もホテルスカンディックコンティネンタル。なんども言いますがこの7年間ずっと現地の人もよく知るロシア人ご用達格安ビジネスホテルに泊っていたので、その差歴然。というか、これだけの差ならこちらに泊る価値があります。特に時差が抜けていない買い付け当初期間は、夜も遅くまで起きれない半面、朝かなり早起きです。今回なども朝5時に起床(笑)、7時からフィットネスクラブが開くのでそれまで一仕事。フィットネスを軽く、その後サウナで汗を流し、9時くらいから豪華朝食ビュッフェ!無理にでも価値感を絞り出すように、これでもかと施設を使用しまくるのでした。