このたび、京都御池地下街様のご協力により、 期間限定ですが9月14日から試験店舗ZEST御池店を開くことができました。 二条本店にお越しいただいているお客様はご承知だと思いますが、店主の意向(!?)により本店は、 「つかみどころのない」、 「どこに何があるかわからない」、 「しかも値段は店主の頭の中」、 というスタイルにて行ってきましたが (今も引き続き行われている)、 今回この試験店舗を開くにあたり、「より見やすく」をモットーにわかりやすい商品陳列を心がけました。 おかげさまで優秀なスタッフにも恵まれ、 すでに、10月末までの店じまいまで終盤の期間に差し掛かっています。 おかげさまで、何とかやりくりでき、今後の方向性が見えたような感じです。 2店舗となるとその経費上乗せ分がそのまま商品に乗ってくるのではないかと言うお客さまのご心配もありましたが、今後とも「びーじぇね、高くなったなあ」と言われないよう(笑)&(汗)、仕入れに販売にがんばって行きたいと思っております。 ビージェネのちいさなチャレンジ&ステップアップ。 見届けてやってください! 京都市美術館で行われている、「北欧モダンデザイン&クラフト展」も10月21日の最終日に向けラストスパートです(笑)。 わたくしも先日行ってまいりましたが、その盛況ぶりは目を見張るものがありました。 しっかり料金払ってこれだけの人が見に来ているとは、、、、、北欧デザインがかなり浸透してきていると言うことを実感いたしました。 一部、その流れでお店に来てくださるお客様もいらっしゃいます。現在次回11月中旬入荷の家具待ちで、店内はガラ空き状態。この際、アートピースをカテゴリー毎に分けて展示しております。 リンドベリのものはすべてZEST店に出張中、さながらミニ・リンドベリ展になっています。 この機会是非ゼスト御池店でも、彼のアートピース等ご覧になってください。 2007,10,13終
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月別アーカイブ: 2007年10月
買い付け報告(オランダ編)2007.10.13
今回は前回のリベンジ、S社のストのおかげで訪問できなかったオランダに再チャレンジ。
今ヨーロッパでは格安航空券を売りにしている航空会社が多く、ヨーロッパ域内の移動がとても安く・また簡単に短時間で、できるようになりました。
格安だから墜落しやすいとか、なんやかんや心配もありましたが、無事、3時間遅れ(笑)でアムステルダム・スキポール空港に到着しました。
(ホテルに到着したのは夜の12時)
ヘルシンキ・ストックホルムで味気ないビールを飲んできたので、ここは本場、ハイネケンをグイッといって、明日の買い付けに備えます。
少しは南下したので暖かいかなと思ったのですが、大差なく、しかも雨。。。。。。。今回は天気には恵まれていないようです。。。
初日(といっても滞在2日ですが。。。)は、朝から電車で2時間くらいの地域にあるディーラーを尋ねました。
車窓を覗くと、延々と規則正しく作られた水路と草原が果てしなく続いています。
牛や羊がのんびりとしている風景を眺めながら、何回か乗り継いでついたところは、ほんとに片田舎、のんびりした雰囲気の町でした。
(なぜか電車に乗っている間だけはこんな晴天)
もともと農家だった小屋を改造しダッチデザインから北欧デザインまで集めいているディーラー、女性なのにオランダ中をトラックで走りまわっています。
あるときはドイツやデンマーク・コペンハーゲンを年に1-2回は訪れるそうです。
二日目にはロッテルダム付近のディーラーを尋ね、フリソ・クラマー、ウィム・リートヘルト、ケーズ・ブラークマンなど有名どころを押さえ、照明もまたデンマークと違った感じの中欧の雰囲気を持つものが集まりました。
びっくりしたのは、ここオランダで「びーじぇね君」を発見したことです!
「きみとこんなところで出会えるとは!」
ディーラーに集めていることを言うと、
「あげるよ!」と。
せっかくオランダまで出てきたのに、私に捕まえられて、日本にくることになってしまいました。
うちのコレクションの中に入ったら、後々どれがオランダ出身のやつかわからなくなりそうなので、印でもつけとこうと思っています。
ロッテルダムの町に着いて思ったのですが、なにかチャイナタウンを思い起こさせる雰囲気。駅前から運河に沿ってメインストリートと思われるものが続いているのですが、中国語の看板が多いことにびっくりしました。貿易港として栄えたこの町、やはり商売に長けた中国からの人々が根を張っているのでしょう。
ひょっこりはいった広東料理のお店はとてもおいしく、数年前に住んでいた香港を思い出しました。(外国で中華料理店をしている人たちは、たいてい広東語圏内の人が多いので、広東語で注文すると途端にやさしくなる!)
さて、写真はロッテルダム街中、目抜き通りから少し入った通り沿い。集合住宅が並んでいる地域ですが、通り沿いということもあり人通り車どおりも多いです。歩道にはアーケード、通り沿いの住宅一階部分は店舗。きれいなショーウインドウが並びます。
そこから一歩は入れば集合住宅たち。すっきりとしたデザインだし、色使いもとても好感が持てますね。住宅地内の遊歩道にはなにやらオブジェのようなアート作品。(左側手前に移っている銀色の人のようなもの) 何やらとても考えられた街づくりを感じました。
最近京都では建築基準が厳しくなり、高い建物を規制できるようになりました。ただ、その高さ規制前に滑り込みで建築許可を受けたマンションが雨後のたけのこ状態で建築中です。
京都二条界隈にあったとても素晴らしい町家を利用していたアンティークショップもつい先日破壊され、今はダダッピロの空き地になっていて、マンション建築予定です。
「なになに、@!%ビル建設予定地。。。@!% って。。。。。もともとあったアンティークショップと同じ名前やん!」なんでもありあり、モラルもへったくれもありません(涙)。
オランダ編終2007,10,13
買い付け報告(ストックホルム編)2007.10.2
ストックホルムもヘルシンキと変わらずもう秋の肌寒い気候になっています。
今回はスケジュールの関係で週末を絡ませた滞在ですので、土日は当然フリマーケット!
せっかくフリマを覗くのに雨ではちょっと気分がそぐわないですよね。
特別よい天気ということではありませんでしたが、雨が降らなかっただけラッキーでした。
今回訪れたのは、郊外のとある場所。
いつもの地下鉄で「てくにすかなんちゃらかんちゃら」という駅で郊外行きの電車に乗り換え、これまた
「ぶらばらばげん」やら「よるすほるむすえくびー」やら舌をかむどころか、日本人の頭にはまったく入ってこない駅を通り過ぎ30分くらいのところでしょうか。
来週行われるであろうストックホルムでの大きな市は、どのブースも市内の業者ばかり。
引き換えこちらの市は10時からのオープンにもかかわらず10時を過ぎても、どんどん個人さんの車が入ってきて、順番にブースを建てて行きます。
なので、もうみんな次から次へ入ってくる車の荷台の中のブツに狙いを定めて今か今かと無言のプレッシャーを個人さんに向けて発していました(笑)。
そんななかからとんでもないお宝が出てくるんですよね。。。(笑)
状態のよいリンドベリの食器たち、アラビアの食器、珍しい柄でとてもかわいいです。なぜか、カンタレッリやオルキデア26CMバージョンなどのお宝満載なのですが、中でもリンドベリのトランプです!オリジナルプラスチックケースに残念ながら欠けがあるのですが、未開封状態!このトランプは本や博物館の展示では見たことがあるのですが、正直、初対面。信頼の置けるディーラー(もちろん彼は何度も扱ったことがある)が絶対的な自信を持って勧めるものですので、問題ないと思いますが、購入された方が現れるまで、もちろん開封いたしません。もちろん購入された方は、一人でうちに帰って開封するもよし。できたら、一部はお店で購入後に開封していただきたく思っております(個人的にも開封の瞬間を拝ませていただきたい)。などなど、北欧クラフト展に負けず、色々実際に手にとって触っていただける機会ですので、ぜひ、京都市美術館に行くついでにお立ち寄りくださいね。
ストックホルム編(終)2007.10.2
買い付け報告(ヘルシンキ編)2007.10.1
ただいま、コペンハーゲン滞在中ですが、インターネット環境の改善により、この場所でもホームページの更新ができるようなりました。
便利な世の中です。。。。コペンハーゲンのことは後ほど。
ホームページのトップでも紹介させていただきましたが、9月14日から試験店舗ゼスト御池店を開くためにその下準備におわれ、あのうだるような気温35度の暑いなか、汗だくになりながら家具の搬入とがんばってまいりました。これほど北欧買い付けを楽しみに待っていたことはありません。
北欧の青空の下ビールでも飲みながらゆっくりできるかなあと思ったのは大・大間違い。ついたヘルシンキは気温10度。どよよーんとどんより曇っています。
今年の北欧の夏は最悪だったようです。私が前回買い付けに訪れた5月6月はとてもよい気候だったらしいのですが、その後一転。1日晴れ、10日雨といってもよいほどの様相だったそうですよ。
がっかりする私を横目に「まあ、北欧の’秋’はこんなもんだよ。」と、みな一様に。そういえば、秋ですよね。北欧では。。。何年この仕事をしているのでしょう。。。
どんより曇った街中を、相も変らぬ勢いで回ってきました。それにしても、高い高い。
フィンランド観光局が出した話題の雑誌に影響されたのか、どこの店も天井知らず(世間知らずともいう)ショーもないものも、「ドンだけの価値やねん!」と突っ込みたくなるばかり。
ディーラーとの間でも雑誌の取材時の話題に。まあ取材がてら色々と買われていったそうですわ。。。(でも、あるお客様もいわれてたのですが、本皮製のちょっと不気味なムーミンに惹かれたのも事実)
そんな中、お客様から依頼されていたアアルトのカルフラ時代のものをすこし注目して探してきました。1920-30年代の日用品ですがかなりの高値で取引されています。中にはコップ一個000(3桁)ユーロつけている店も。。。確かに比べても古いものですし、よい状態のものはもう数少なくなっていますので、もうアンティークのレベルですね。今のもの・イッタラ時代のもの・カルフラ時代のものを比較するのもよいですね。今回仕入れたのはもちろんビンテージしかありません。数は少ないですが、カルフラのものと、イッタラでも古い50年代のもの両方見ることが可能です。
北欧クラフト展では説明されていない様なマニアックなポイントをお見せできるのがビージェネの売りです。
まあ少しは休ませてくださいよ。と、
空き時間にいつもの水辺のカフェに。
ついたとたん、風が強かったせいもあり、
曇り空があっという間にきれいな青空に!
(上の写真)
さすがにテラスでビール、、、とは行きませんでしたが、窓際の席でちびちびとビールを飲んできました。
(カールスバーグだけど。。。。)
そういえば、以前紹介した「バナナケース」が最近とてもレアー(笑)になってしまいました。
写真のように右側のものは従来のもの、左が最近のもの。
大体大きさが半分くらいになってしまい、
なかなかうまく収まりがつかなくなってしまいました。
しょうもない悩みが増えました。。。。
ヘルシンキ編終 2007.10.1