//買い付け報告(デンマーク編)//2006,3,30
いつもこのコラムで書いていますが、買い付け中にはお店を閉めています。
じっくり物探しをしなければならない一面、買い付け中には売上はほぼゼロ。
仕入れ無しには販売は出来ないし、良い物がなければ販売もできない。
毎回の事ながらこの矛盾と戦っております。
日本からのバイヤーも多いですが、特に最近はアメリカからのバイヤーが増えているように感じます。
倉庫のような大きな卸の業者を訪れる時などに特にウェグナーの物だけすべてアメリカ向けでSOLD OUT見たいな状況も多々見られるようになってきました。
ちょっと前ですが、GOOGLEで北欧家具と入力して出てくる右側のスポンサーサイトでトップが、まさかヴィヴァリー・ヒルズにある北欧家具専門店とは!彼らの金持ち度合いにも呆れます。
写真のようにコペンハーゲンには、まだ、寒々しい灰色の雲が一面に広がっていました。
ただ、町のあちこちにある花屋さんには、彩りあふれる花たちが店一面に飾られています。
日本でも三寒四温という言葉どおり日一日と春を感じていく物ですがここデンマークでも「春間近だよ!」と花達が教えてくれているようです。
と言っても、まだまだ寒いデンマーク。
この限られたスケジュールの中、町中を急ぎ足でいつものディーラーたちとのアポイントをこなしてきました。収穫はまたOTHERのページにアップしてますので気になる物にはお気軽にお問い合わせくださいね。
最終的に家具は20fのコンテナに収まった感じです。やはり物が少なくなってきているのかなあとうっすら感じながらも、既に10回以上デンマークを訪れてもなお、まだ一度もお目見えしていなかったアイテムが出てくるところにこの国の奥の深さを感じました。
いつも来てくれているお客様から今回子供が乗る
“木馬”が欲しいとのご依頼。こういったご依頼にお答えできるよういつも目を光らせています。
依頼主のお顔、その奥さんや実際使うであろう可愛いお嬢ちゃんのお顔が頭の中をよぎります。
“なるべくシンプルな物”というご希望だったので、やっぱりカイ・ボイスンあたりの木馬がイメージかなあと思いつつ町を歩いていると、まさに木馬を発見!
こういう物は出会いが肝心。特にアンティークの世界では大事と思っていますが、さすがにここまでリアルだと躊躇してしまいます。
レアー物好きの私のバイヤー心がふつふつと燃え盛ってきましたが、ここはあくまでお客さま第一主義。
あの可愛いお嬢ちゃんがこの木馬を気に入ってくれるかどうか、、、、、
このリアルな木馬を見たら泣いちゃうかも。。。
と思い、止めときました。
でも、次回も頑張って探してきますね!
のんびりしてたら、探した頃にはお嬢ちゃんは木馬からは卒業しちゃうかもしれないですね。。。。