31次買い付け報告:出発編

 ここのところ京都は暖かい日が続いていて、春もすぐそこかなと思わせるような気候でした。皆様の家具探しも本格的になってきそうな雰囲気ですが、さっそくそれに備え北欧に買い付けにいってきます。  

 

   やはり北欧はまだ冬、真っ最中!あたりまえか!
あたり一面雪景色のヘルシンキ、バンター空港。
今回は直接コペンハーゲンに行くということで、久しぶりにヘルシンキでのトランジット。少し早目の到着だったのですが、今回は乗り換えということで、少し時間があまります。

 

   少し前まで、空港内どこもかしこも工事中であまり美しくなかったですが、今回はアジア行きの搭乗口近くのターミナルは既に改装済!
とても綺麗になっていました。

 

   またカフェとかもおしゃれ!しかもフリーインターネット!細かな空き時間でもこんな感じで仕事が出来そうです(汗)!!!

 

   写真は日本に戻りますが、買い付け前に良い椅子が出荷予定だったので、ちょっとご紹介。一つ目はオレ・バンシャー。
ヌメのナチュラルにて張替え。経年変化が楽しみに一品に仕上がりました。
去年から出来上がりを待ちわびていましたが、京都椅子張り職人が「今年の初仕事」として、この椅子を仕上げてくれました!
大満足の仕上がりです!

 

   こちらはGE290。最近とんと見なくなったチークバージョン。
少しクリア塗装が施してあったので、ナチュラル仕上げにてお納めさせていただきました。
個人的には塗装の上からのサンダがけは少し暴力的な気がして避けています。丁寧に剥離をし、十分な洗い。そうするとどうしても木部表面が毛羽立つような感じになるのでその木部の荒れをサンダにて調整。。。。という感じです。
今回は、バンシャー・ウェグナーともその仕上げです。
290にも微妙なオリジナル意匠があり、削り過ぎによる消失を避けるのに直接サンダとどちらがよいのかはまだまだ試行錯誤です。ビージェネがテーブルの天板にもそういった行為を避けているのはコスト面もそうですが、こういった面も重要視したいからです。どれもこれもサンダ、、、というのではなく、それぞれの商品に向かい合ってその商品にあったお手入れを心がけていきたいです。
今回もそんな家具たちがたくさん見つかると嬉しいです。