ヘルシンキ買い付け途中に珍しく旧式のトラムに乗りました。外側は近代的に広告でデコられていますが、内側は当時のまま。 20Wくらいの薄明かりの白熱電球が、ノスタルジックを誘いますし、その温かみに心も和みます。 | |
そんなこんなで、白熱電球をまじまじと見て見ると、そのガラスの丸みといい、内側に入っているくるくる回ったフィラメントの構造も何とも言いよう無く愛おしく見えます。また、フィンランドでは当時電球をもデザインするというツワモノもいて、今回コラムにアップしたにもかかわらず、このレアー物に誰からも問い合わせが来ていないという事は何かわからなかったのでしょうか?はい。タピオ・ウィルカラの電球、しかもピンクバージョンです(笑)。この電球をつけるだけでムード満点(笑)!当時通常色・ブルー・ピンクとあと一色(忘れた)があったそうです。 | |
北欧で多く使われているPH5. 50年以上も形を変えずにいまも愛されるデザインです。先日ある大手電機メーカー(と言っておきましょう)が白熱電球の生産を停止するというニュースが流れました。世間一般的には「このエコな時代、良いこと」と受け止められているのでしょうか?これまたエコなのかエゴなのか、PH5も「くらい」というどこかの国の要望か、内側に150Wの電球が入り、下部にガラスのプレートをいれるという、ポール・ヘニングセンが聞いたら泣いて喜ぶ(笑)だろう特別規格もありますね。 |
エコ・エコと叫ぶのもいいですが、小さなニーズも汲み取らず、時代にそぐわないから辞める。。。では、お客さんの変化についていけなかった結果、縮小が続くどこかの業界と同じになるんじゃないですか?
高速道路無料化で二酸化炭素出しまくった国は今後どこに行きたいんでしょうか?