買い付け報告:オーフス編

  

 今回の家具買い付けではコペンハーゲンだけでなく、他の都市にも行ってみようという事で一日余分にスケジュール組みました。コペンハーゲンだけではナカナカものが集まりにくくなったと最近ひしひしと感じはじめています。
という事で、50回以上コペンハーゲン・キャストラップ国際空港には来ていますが、初めて国内線乗り場に。
ターミナルが違うのかストックホルムから来ているので、国内線乗り場までめちゃ遠い!ただ、そこには美しい建築が続きます。ただ難点は、暑い!エアコンが効いていない!この美しいガラス張りの建築は、ここコペンハーゲンに来るであろう近未来温暖化現象を考えておりません!

 小さなジェット機で出発です!

  
     数十分のフライトで早々オーフスに到着です。
第一の都市コペンハーゲンが日本でいう東京?第二の都市であれば大阪?と比較するにはあまりにもローカルな小さな空港。良いのか悪いのか?延々と続く畑、、、夕立が降り始めると遠くには落雷の光がはっきりと。。。何とも平和な雰囲気です。初めての訪問という事で、現地ディーラーにホテルを紹介してもらい、しかも、律儀にもお迎えもしてくれるという。。。。そのディーラー、颯爽とベンツで登場!(乗ってる車で大体彼の扱っている商品と価格帯、儲けとかもわかりますね) という事で、もしかしたらわざわざここまで来たのに。。。なんて結果になるかななどと考えてしまいます。到着と同時に、何かの匂いが。。聞くところによると養豚場の匂い。。。うっすらとした養豚場のにおいに包まれ(笑)、早速空港を出発。 
    紹介されたホテルにチェックイン。
国道から10分くらい外れた水辺にあるペンションのようなそれはそれは素晴らしいロケーションでした。
通りすがる車はあって一時間に一台。
もしディーラーを怒らせてここに置き去りにされたら、帰られないんじゃないか?と思うほどの孤立したホテル。
そのホテルは料理も自慢のようなので、せっかくなので軽い食事を用意してもらうようお願いしていました。
 用意してあったのは、こんな料理と赤ワイン一本。
(ワインを置いているところが気が利いている!)
この夜だけはテレビもつけず、コンピューターも開けず、その料理とワインで至福の時を過ごさせていただきました。
ただ、この日本人は夜10時前に到着し、遅くても朝10時にはチェックアウトしなくてはいけません。部屋は50平米!そのロケーションと料理。約12時間でこみこみ16000円。。。まったくもって、もったいなくも、とてもぜいたくな時間でした。(まあ、コペンハーゲンはディーラーの家にタダで素泊まりなので、まあいいか!)
 
正直このグッド・ロケーションにはチェックアウト時間ぎりぎりまでのんびりしたいですが、ディーラーは朝九時に迎えに来ると!「やる気」です!流石、儲かっているだけあり、すごいストック!あほみたいにGE290を沢山そろえています。しかしちょっとたかいなあ!あれっ!チークバージョンあるやん!えっ?オークと同じ値段?!買います!のようなやり取り。こちらも伊達に買い付けしてません。そんな現地ディーラーとの対決の中、他、オレ・バンシャー・イヴァーセンのローズウッドテーブルや「えげつない」ローズのチェアー沢山買い付けてまいりました。

お宝沢山であれば、平気で一軒6時間くらいかかる場合もあるので、その日のスケジュールは余裕を持っていたのですが、まあ、そこそこの収穫であれば、昼過ぎには終わります。夕方のコペンハーゲン帰り便まで時間があるので、ディーラーにちょっとお願い。市庁舎をみたいと。彼もデザイン好きですので、もちろんOK。今回出発前に「なぜ、市庁舎を見に行かない!」と手厳しいお客さんの意見もあり(笑)、行ってしまいました。 早速問題の(笑)時計台。反逆のデザイナー。ポールヘニングセンとともにデンマークを代表するアナキストです。     
1940年代の建物。階段手すり、照明、床。。。。全てのディテールがぐっときます。建築当時はそのモダンな建物に賛否両論だったらしいです。今では近くにもっと現代の新しい建物があったりと、市庁舎は今と昔の橋渡し的な立ち位置になりいまではすっかりオーフスのランドスケープにはには無くてはならない建物になっています。