デンマークでも怒涛の買い付けはさらに続きます。 数日はよい天気の日もありましたが、基本的にはこのようなはっきりとしないデンマーク特有の冬の天気。 特に初日、大事な商談の日に雨。。。。彼との商談の日だけは毎回「晴れてくれ!」と願ってやみません。なぜなら、20坪、ほぼ私のお店と同じくらいのスペースにゆうにコンテナ20F満タン分の家具をそろえています。 晴れの日であれば、その一部を外に出しておいてくれて、ある程度見やすいです。ただ、雨の日などはその大量の家具がすべて20坪に収められている! 運を天に、ディーラーを信じ、チラ見で想像するしことなどできませんから、その家具の山を掘り進んでいくのです。 |
かなりマニアックな蒐集ですが、ローズウッド中心の良い家具たちが4月末位に日本に到着予定。
中でも驚いたのが、フィンユールのディプロマットチェアーローズウッドの物が22台!それに対応するテーブル7台。フィンユールのデスク2台、POUL HUNDEVAD社のキャビネット数台にNIPU社のキャビネット、すべてローズウッド、、、、どうも、会社クローズでそろえていた家具一切合財引取ってきたとの事。
その他、下記写真に少々ご紹介しておりますが、ローズウッドの椅子だけで100台弱入荷します。。。。ホームページを見ていただいてもお分かりのように、まだまだ他にも椅子はたくさん残っているんです。。。。でも、「あぁ、こんなにたくさん買えるのは、今回だけかもなぁ。。。」と思うと、買っとかない訳にはいかないですし、何といっても、自分は本当に椅子が好きなんだなあと思います。
現地でお世話になったりすることが多いので、その次に会う時には何か、「日本らしい」お土産を、と、いつも悩みます。デンマーク家具ディーラー連中は「酒好き」が多いので、何度か日本酒を持っていたこともあるのですが、これも好みで、なかなかその「独特」の臭みというか、匂いになれない人も多いです。 彼らディーラー連中にもう一つの共通点と言えば「たばこ好き」!お世話になっているディーラーは葉巻やパイプをくゆらす、いわゆるデンマーク版数寄者。「じゃぁ、日本のたばこは?」と思い、移転する前のお店の近くの「谷川清次郎商店」のキセルをと、早速訪問。 もうひと眼見た瞬間、その美しいフォルムと素材感、手作りの温かさに一目ぼれ! | |
いつもパイプをくゆらす彼ですが、パイプの様に長持ちするものではなく、1分弱の「至福の時」に、「もう少し吸う練習をして、コツをつかんでみるよ!」と、喜んでくれたよう。 私自身たばこは吸わないですし、子供もいますから、そういった場所で、他人がたばこを吸うのはあまりよい気分では無いのが正直なところ。 ただ、かれの普段パイプをくゆらす姿を見ていると、「かっこいいなあ」なんて思います。キセルを買い求めたときに、お店の方に説明を聞いた際にも、感じましたが、キセルを吸うこと自体1分も持たない、まさに、一服。物思いにふけるのに、おもむろに煙草をつめて、2-3吸い。で一服終わり。猫も杓子も「禁煙」ムードですが、こんな「粋」を楽しみ、日本の文化として残すのも重要なような気がします。 キセルは「喜世留」と書くらしいです。「喜びを世に留める。。。。」 胴の部分に使う竹管が喜世留屋さんには、まだ、たくさんありましたが、もう「あるだけ」らしいです。これを作る職人さんがいなくなってしまったのです。 日本が滅んでいきます。。。 |