フィンランドでは大体のホテルがサウナを装備しています。スカンディックコンティネンタルでも同様、サウナからの外の眺めが最高なんですよ。サウナでは裸の付き合いといいますが、まあ、一人でゆっくり入るほうが気が楽というか、のんびりできますね。今回も朝早くサウナに行くと、中も静かで「おっと、独り占めか!」と期待しましたが、入ってみてびっくり!中に2メーターはあるかと思う男の人(もちろん男!)がごろりと。ただ、彼はずっと寝ていたようでサウナもぬるく乾燥しています。いくらサウナの本場とはいえ、これでは日本人の私も満足いきません。寝ている横から柄杓で掬った水を熱せられた石の上にバシャリと・・・・さらに、もう一杯。すこしはサウナらしくなってきました。もう1回・2回と掛けるとその大男はむっくりと起き上がって私(日本人)に向かって一言。
「おまえはサウナのエキスパートか?」
て言うか俺、どうみても日本人やろ!フィンランド人じゃないっすよ。「いや、べつに日本でたまには入るけど。。。」と何やかんやと話していると、彼がポーランド人であること判明。ポーランド人はサウナに入らないのでしょうか?そんな話をしようとすると、これまたデカイ(縦も横も)人が。。。入るやに、おもむろに水の入ったバケツを自分の前に配置すると、おもむろに柄杓でバシャリ。さらにもう一回。まさにエキスパートと呼ぶにふさわしいペースによる水かけで本場らしくアツアツになったサウナに耐え切れなくなったポーランド人は即退場。彼は黙々と自分のペースで水をかけ続けます。
鍋奉行ならぬ、柄杓奉行もしくはバケツ奉行!
その黙々とした感じ、、、彼は間違いなくフィンランド人。とても熱くなってきていますが、ここで退場したら日本人の名がすたる!ポーランド人退場後はタイミングを見ながら私も余裕を見せながら数回柄杓で水をかけます。しばらくの我慢比べの末、ついにフィンランド人退場の時が!(ていうかこの場を勝負と思っていたのは私だけですが(笑))思わずガッツポーズ!
彼の退場後すぐ出ては我慢していたのがばれるので、彼が着替えに向かったのを見計らって私も余裕の汗だく退場です。
一人での長旅、こんなことして過ごしてます。
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