買い付け報告::デンマーク編::2008.2.17
今回到着し何日か経過したある日、
いつものように大好きなクイストゴーの食器などを探していました。
そこで、びっくりする情報、私にとってはかなりショックな訃報が。
あの偉大なるデザイナー、イェンス・クイストゴーが
とうとうあの世へ旅立ってしまったようです。
以前のコラムでも紹介いたしましたが、
2004年に85歳ということでしたから90歳目前だったのですね。
彼のデザインは何千といわれているの中で、
あえてビージェネではダンスクから一線はずし、
デンマークの食器・パルシュス時代の陶器などをお店においていました。
彼がデザインをするにあたっての信念だった
「温かみを感じさせるデザイン」として、
かなりの割合に日本や東洋から
インスパイヤーされたデザインが採用されていたことは、
日本人としてとても光栄ですし、
また、私個人的にデンマークデザインの
本質を知る上(達成にはまだまだですが。。。)でのきっかけ、
今では道しるべとなった彼のデザインには敬意以上のものを感じています。
彼の経歴にはまだまだ面白い部分がありそうです。
特に、ESLAUでの下積み時代、
共に汗を流したPALSHUSのペア・リネマン・シュミットとの関係などは、
これからの研究課題の一つです。
クイストゴーの他界と言うのはとてもショッキングなことですが、
彼の残した真のグッドデザインを今後とも紹介していきます。
やすらかなるお眠りをお祈り申し上げます。