買い付け報告2005夏第一弾
買い付けから帰ってきました。
とたんに京都では祇園祭。夜にはいつもひと気ない店の周りでさえ何かいつもと違う人々の流れが。。。。。
やたらと、いつものお客さんと違う人種が店に入ってきたり、時差ぼけと戦いながらの日が続いています。
デンマークで私の滞在していた7月1日から10日まではコペンハーゲン・ジャズ・フェスティバル。町中をを歩くと、そこかしこでジャズの生演奏が。。。これらをじっくり聞いているひまなどまったくなく、フェスティバルがやっていようが、いつもと変わらない買い付けの旅。
ただ、正直、夏の時期の北欧買い付けは待ちわびていました。昨年は雨・雨・雨のデンマークだったので、”テラスでビールをグイッと”出来なかったリベンジを果たさなければいけなかったのです。
毎日毎日、暑い暑い!30度位はあったようです。
ブッシュ君が彼の誕生日を引っ掛けてデンマークに滞在した一日半だけ天気が悪く凄い雨も降りましたが、その他の日はほぼ晴れ!
それでも日陰を探して歩けばまだ快適。この時期バカンスを取っているディーラーが多いので比較的余裕を持ってアポイントをこなす事が出来ました。
今回の滞在中の金曜日にフリーマーケットがあるとの事だったので、少し遠方だったのですが頑張っていってきました。この写真はコペンハーゲンから2-30分くらいの乗り継ぎ駅風景です。
なんと穏やかな情景でしょう!
時折聞こえてくるカタカタという電車の音以外は主に鳥の声。日向では直射日光がきつく汗ばむくらいですが、日陰に入るととても快適です。
人口も少なく、税金も高いのになぜか国際競争力ランキングなどでも常に上位のデンマークなどの北欧諸国。それなのに都心から少し離れただけでこれだけの環境。
べつに直接日本と比べるつもりはありませんが、同じ島国、特に資源も持たない国として見習うべき点が多々あるような気がする今日この頃です。
ここはそのフリーマーケットが開かれると言うヘルシンガーと言う港町です。
対岸はもうスウェーデン。
街中いたるところに町屋デンマークバージョンのようなかわいい家屋が並んでいます。
なぜか、ここヘルシンガーでもアブラムシ大発生!日本のどこかと同じような状況でしたが、情報集めに町に繰り出しました。
情報は「駅の近くでやってるよ!」というコペンハーゲンの陽気なデンマーク人の話だけ。
周りを見渡せど、特にそんな雰囲気があるわけでもなく、とりあえず駅員に聞いてみるとなんと「知らない。解らない」一言。
うーむ。。ここでへこたれてはならぬと、きっとアンティークショップで聞けば何か情報があるはずだ、と思い、探してみると早速駅前にアンティークショップ発見。
なんと、ショップのオーナーも知らないと!
さらにレストランの若そうなお兄さんに聞けども情報なし。
キャリーバックを引きずりながら、石畳の道は歩き難く、日差しも結構厳しい。
うざいアブラムシと格闘しながら、これはもしかしたら単なる観光になってしまうかもしれないと言う最悪の事態も考えながら歩いていると、かなり怪しげなショップ発見!
正直、うちの店もかなり怪しいと言われますが、この店ほどではないと思いました!(笑)
この思い扉を開け、エントランスをくぐって出た庭先に小さな納屋が建っています。そこがお店!
中にはイップ・コフォード・ラーセンの椅子やSAXBOのレアーな物もありましたが雰囲気の割には高かった。さすがここのオーナーはフリマの情報を知っていて「近くのお城の前でやってるよ」との情報を得る事に成功しました。
そういえばさっき街中を歩いている時にお城らしき物あったじゃないですか!と歩みを速め早速お城らしき建物へ向かいました。
どうもこのお城は海から攻め入ってくる敵の侵入を阻む為の物のようで大砲などの火器なども備えてある古いお城です。
(ぜんぜん詳しい事は解らないのですが。。。。)
このお城の周りを観光気分にもなれない気分でほぼ一周したところに会場はありました。
なんと効率の悪い事!反対側に回っていれば物の5分で見つけられたものを城全体を歩き回り約1時間かけてやっと見つけました。
やっとこ見つけた会場。
でも、みんな夏のキャンプ状態。
キャンピングカーで乗り付けて、その横で物を売っている人。バーベキューをしてる人。
このフリマの事を教えてくれたディーラーも、奥さんと二人で仲間と談笑しながら、既にビール片手に上半身裸状態!
私を見つけて「オー!来たかっ!」と手を差し伸べる。
その手を握りながら、ここまでの道のりがどれほど遠かったか説明しようにも、彼のとても楽しそうな姿に、そんな事話す気にもなれず、その場を離れ、物探しを開始します。
うーむ。。。みんな力抜けてるなーって感じで、言う程の収穫もなく、みんなとビールを飲んで帰りました。
他今回の収穫はまずOTHERのページに更新していきますね。