フリードル・ホルツァー・チェルベリーのアイテムたちをアップしました!
チェルベリーさん、1905年オーストリア生まれです。
オーストリアで陶芸を学んだ後、1924年よりフィンランドアラビア製陶所に在籍。
今回ホームページにアップしたのは、彼女の代表作品の一つである、ライス・ポーセリンシリーズ。
美しい白磁の焼成前の器に、当時の職人さんたちがカッターを使って一つ一つ飾り透かし彫りを施し、最後に釉薬をかけ焼き上げる、と言うとても手間のかかっていた製品たちです。
当時チェルベリーをリーダーに20人ほどのライスポーセリン部隊が70年代半ばまで生産を続けていたようです。
商品ページにもあるように80年代に一部復活しましたが、どうでしょう!
その質感やデザイン、また50−60年代のものに見られる、どこか不均一な手作り感あふれる質感がなくなってしまっていますね。
そうなんです!
そんなのを皆様にも手に取って感じていただきたいと思い、今月からチェルベリー展(寺町店自己企画展パート2)が勝手に始まっております。
ポール・キャドビアス のウォールユニット には現在、チェルベリー先生の作品たちがずらりと並んでおります。
テーブルには今回ホームページに紹介しています、ライス ・ポーセリンシリーズ。
そしてウォールユニット には。。。。
ケシカラン釉薬が垂れ流してある器や。
なんとも美しいコバルトブルーの作品たち。。。。
これもチェルベリー先生のもの。。。
もう10年近く前に買い付けたものですが、当時、これを見ながら一晩酒が飲めました!多分、これをおかずに白ご飯もいけると思います!
また現地でもなかなかお目にかかれない30cm超の大作まで!
古いものは裏側にサインと製作年が記しているものがあります。
他作品の中で最も古いものが1931年の作品で、サインはFH!
そうです!Kが入る前のもの、チェルベリーさんになる前、結婚前のものです。
オーストリア、ウィーン工房の影響が見て取れます。
1940年代のものも多数あります。
って、第二次世界大戦中?
戦争中に女性の作家さんたちが、なんとも自由に作品を作っていた。
先日まで日本でも開催されていた展示、フィンランド陶芸、芸術家たちのユートピアとはまさに!
ぜひ、こんな時期ですが、お気をつけて是非お越しください!