IB KOFOD LARSEN KANDIDATENチェアー アップしました!
現地でも高騰しているアイテムです!
ウォルナット無垢材をシャープに削り込んだデザイン。
文句なしに美しいです!
今回はオリジナルのクッションがかなり劣化していたので、交換が必要だったのですが、
あえてウレタンではなく、羽毛クッションにしてグレードアップさせました!
クッション中身はもちろん9分割仕様。
ボーエ・モーエンセンの椅子でも採用されています。
張地にはタンニン鞣しの黒革をパッチワークにて。
めっちゃ手間かけてます。。。。。
実はこの椅子、かなり前に仕入れていて3シーターもあったのです。
その時はまだアノニマスなデザインで、現地でも話題にも上らなかったので、うちの店でもリーズナブルでした。長いこと、宇多野にありまして、偶然にもソファーをお探しの目利きのお客様により旅立っていきました。
そして今。高騰した原因。
スウェーデンのビンテージ家具が一堂に会する本が発行されたのです。
私もこれを見て初めて、なんとこの椅子が!かの!
イップ・コフォード・ラーセンさまのデザインだったことを認識したのでありました!!!
まあ、ネットで調べてみてください。
どれだけうちの値段がリーズナブルであるかと言うことが解るかも(?)
高騰したと言えば、数年前。
同じ例が有りました。いや、こちらはひどい有様でした!
これ、実は私が2007年に現地で見つけた椅子。
京都に戻って写真をお客様に見せたところ。「かわいい!」「まめみたい!」で即決!
勿論手縫いで張り替えて10万前後だったような気がします。
いやお客さん!、まじ、目利きですね。
それがそれが、、、
それが何と、2012年の オークションでは29500スウェーデンクローネに!!!
(本日レート換算にて、383500円に!)
もともと上記のオークションサイトのようにマルティン・オルセンのデザインとなっておりますが、いまでは、フィリップ・アクタンダーの物とされているようですね。
何ともこのミステリアスな椅子ですが、この値段の高騰で現地オークションでも話題になっていて、
https://bruun-rasmussen.dk/m/news/130610.html
のように、いろいろ調査が進んでいるようです。
そんなこんなで、今日では大体150万くらいの値がついています!
その高騰ぶりは、かのフィン・ユールの椅子も同様ですが、まあ、フィンユールはあのデザイン!あの作り込み!
なんとなく、もともとのお値段もかなり評価されていなかった値段だったお思われるので良しとしますが、、、、
このまめ椅子が150万?
わたしも実際に買い付けて、張替をして内側に施されていた天然素材やフレームの姿を目の当たりにしましたが、はっきり言って150は高すぎでしょ。
なんだかミステリアスなこの椅子の背景に心理的に揺さぶられるのはわかりますが、、、、
現地のDesigne・Loverで150万の評価をしている人はいないと思います。
話はそれましたが、ビージェネレイテッド宇多野福王子店には未だたくさんの家具がございます。
中には長年日の目を見ずに過ごしている、店主さえ気が付かないまだ見ぬ逸材たちが眠っているかもしれません。
ぜひ、次なるお宝を探しにお越しください!