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`Palet` Michael Bang
`Carnaby`Per Lutken Holmgaard
1968年にデンマーク・ホルムガード社からリリースされたパレットシリーズ。
当時アートディレクターであったマイケル・バンが、ご家庭の奥様達に「キッチンにカラーを!」というコンセプトの元、当時、カラフルなガラスを使用し、つくりだした名作シリーズ。
実はここで写真に載せているのはいわゆる「CarnabyVase」が多いので、そう題すべきですかね。
デザインはペア・ルトゥキン。
一部オット・ブリュアー、クリスター・ホルグレンとでています。
ペア・ルトゥキンのカーナビーも1968年デザイン。
後ろのほうで隠れてしまっていますが、角錐で口の部分が平たく広がっている形は1930年代からあるお父さんのヤコブ・バンの形。
ホルムガード社としてこのカラーガラスを生産ラインに乗せたということで、いろいろなデザイナーの形をこの新技術で作ったのでしょうね。
個人的には、このシリーズを先述のような強い意識のなか、考案しデザインしたマイケル・バンの名を最初に出したいんですね。
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父親はヤコブ・バン。
元ホルムガード・アートディレクター。
そうです、2代続けてのアートディレクター就任。
また、アルネ・バンはおじさんでデンマークでも屈指の陶芸家。
デザイン系一族です。
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キッチン用品を!と銘打って出されていましたが、中には、「ミルクパン」?
、、ってうか、火にはかけられませんよね、、、、
や、犬のエサ皿。。。。。。。実は猫バージョンもありました。
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誰がこの高価なガラス器を、お犬様に使っていたのでしょうか?(笑)。
そんな需要のあまりなさそうなアイテムも仕入れてしまう、しかも、2つも。。。。
思い出せば、猫のエサ皿が売れたのは、、、、10年近く前でした。。。。
話は戻りますが、このパレットシリーズ。
6年ほどで生産打ち切りになっています。
実物を見たらわかりますが、白ガラス・カラーガラス・透明ガラスの3層になっています。
それを型を使った吹きガラスで生産するわけですから、それは大変だったでしょう。
コスト高や生産が追い付かないなどの問題が起こっていたことは容易に想像できます。
現地でもコレクターが多く、なかなかそろわないシリーズです。
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北欧展に向け、毎日手入れ作業の日々です。
やはり、貴重なローズウッドアイテム。
手入れにも気を使います。
オレ・バンシャーのModel 1-12。
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ローズウッド、、、、オリジナルの塗装が残ったまま。
これでは塗装面の劣化、木部の日焼けなどで木目が薄くなってしまっています。。。
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塗装をはがしサンディング。
サンディングにも気を使います。
本当に薄皮一枚無垢感じ。
写真はオイルを塗布前。
最終、オイルフィニッシュにて展示に向かいます。
再度、しっかりラッカーやウレタン塗装をして、(ある意味)お客様にもご購入後手間のかからない、扱いやすいように加工するか。。。。木の呼吸ができるように塗装はせずに、少しお客様にはお手入れにご苦労をかけますが、なるべくナチュラルに近いオイルフィニッシュにするか。。。。悩むところではあります。
日本の風土(乾湿の差)を考えると塗装したほうが良い、、、という人もいますが、よく考えたら、木造住宅の柱って塗装とかしないですよね。。。。
行きつくところ、やはり日本の文化、漆ぬりですか?
試行錯誤の日々です。
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Neils Moller No.78 RosewoodChiar
次々と仕上がってきています!
今日はニルスモラーの78番、ローズウッド!
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美しい!
フルベジタブルタンニングレザーにて張り替えました!
今回は2台持っていきますが、まだまだ在庫有ります!
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これは追加で持っていこうかなーなんて思っている椅子。
チラミセ。。。。
これで分かる人いますかねー。
お楽しみに!
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うめだ阪急にて行われている、Lisa Larson展に行ってきました。
まわりはほぼ女性!の中、ちょっと恥ずかしい感じでしたが、
予想以上に素晴らしい展示だったのでお勧めです。
私のように、かなり偏った北欧好きでも楽しめますし、まさに訪れているお客さんは老若男女。小さい子供たちにもわかりやすいと思いました。
映像などで彼女の人柄やライフスタイルも紹介されていて、改めて、その素晴らしさに感動でした!
なんか、変な感じでブームになっているような気がして最近めっきり彼女の作品を手にしていませんでしたが、私こそがメディアに変な風に感化されていたようです。反省。。。。
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そんな展示を見て感動したのですが、なんと、わたしが持っているリサラーソンの作品の詳細が分かりました。
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買い付けた際には、「リサ・ラーソン」、「アメリカ」、「展示会」、、、、みたいなキーワードしか情報がなかったのですが、、、、
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これらの三種類。
みれば一目でハンドメイドと分かります。
リサラーソンは60年代にグスタフスベリからアメリカにプロモーション・研修に出ているようです。その際にピーター・ヴォーコスの誘いもあり、バークレー大学にて彼とともに作陶していて、その時期、多大にヴォーコスの影響を受けていたようです。
なんと、これらはその時の作品のようです!
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裏のサイン。
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帰りにはELK KAFFEさんに寄ってきました。
落ち着いた雰囲気の場所に移転されて、さらにかっこよくなっていました。
うちも頑張らねば!
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北欧展パート3 神戸三宮 in BShopGallery
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今回の北欧展での出品作品たちの第一弾として、
ヤコブ・ケアーのアームチェアーを先日ご紹介いたしましたが、
そのほか予定している椅子の名前だけでも先に。。。。。
GE290オーク 3人掛けソファー ハンスウェグナー
GE236チーク 4人掛け!ソファー ハンスウェグナー
セネター・ローズウッド 3人掛けソファー オレ・バンシャー
セネター・ローズウッド イージーチェアー オレ・バンシャー
Model 130 ローズウッド イージーチェアー ピーター・ビッツ、オルラ・モルガード・ニールセン
Model 56 ローズウッド イージーチェアー グレテ・ヤルク
チークハイバックイージーチェアー グレテ・ヤルク
Model 1-12 ローズウッド イージーチェアー オレ・バンシャー
No42 ローズウッドアームチェアー カイ・クリスチャンセン
No.78 ローズウッドチェアー ニルス・モラー
Model104/4305 アッシュイージーチェアー エベ&カレン・クレメンセン
CH23 サイドチェアー ラタン ハンスウェグナー
CH31 サイドチェアー ラタン ハンスウェグナー
CH25 イージーチェアー ペーパーコード ハンスウェグナー
GE375 ハイバックイージーチェアー アーム無 ロープバージョン ハンスウェグナー
などなど。。。。
ほかにも隠しだま、用意する予定です。。。。
作業が進み次第、いろいろ詳細をこの場で紹介していく予定です!
もし何かお探しの椅子などが今回のラインアップに載っていれば、ぜひともお問い合わせください!
作業がぎりぎりですが。。(汗)頑張っていきますの、ぜひ、皆様!
お立ち寄りください!
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Jacob Kjaer Mahoganny Arm Chair
神戸北欧展に向けた作業、ビージェネラストスパートです!
この展示、とにかく職人頼り(汗)!
アウトソーシングの協力なしには成り立ちません!
まずは椅子張り職人さんからの第一弾!
ヤコブケアー、No、42.1956年デザイン。
たっぷりオイルの入った、フルベジタブルタンニングレザーを使いました!
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皆様、この状況、覚えていらっしゃいますでしょうか!
もともとの買い付け状況は見せられませんでしたが、
脱がしても美しいそのボディー(♡)。
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内側の素材を生かしつつの張り替えです。
背もたれはオリジナルはパイピングが入っているようですが、
ここはしっかりの手作業を見ていただくべく、手縫いを前面に押し出しました。
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アーム下はくぎ打ち!
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シートもくぎ打ち!
小さな小釘を使うのですが、職人さん!
なんと!
くぎを口の中に入れるんです!
それを器用に一つずつ出して、小さなトンカチ(これまた、先っぽに磁石がついている!)
の先っぽにくっつけて、、、、打つ!
口から出して、、、打つ!
、、、の繰り返し!
あまりの素晴らしい仕事に、その作業中には声掛けすらできません!
(釘を飲み込んだら、やばいし。。。)
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しっかりヤコブケアーのステッカー!
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グレーテ・ヤルクの。。。。。。
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このページ、、、もしかしたら日本初登場?
そんな美しい手仕事いっぱいのアームチェアー!
日本、神戸初登場(だと思う)予定です!
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北欧展 in BShop Gallery Part3 神戸・三宮
今回も北欧展をBShopギャラリーにてさせていただくことになりました!
今回で、なんと!
3回目となりました!
フライヤーはこんな感じにしてもらいました!
今回はデンマークの椅子が中心の展示です。
写真に選んだのは、Ebbe&Karen ClemmensenのNo,4305チェアーです。
エッジのたった躍動感のあるフレームデザイン。
背もたれから座にかけての曲線♡!
織田憲嗣さんもデンマーク家具デザイン史に残る名作椅子と謳っています。
現地買付状態そのままを写真にしました。
革はぼろぼろ(ナイス・パティナとも言いますが(笑)、でもすわり心地は抜群でした!)。アームの部分のベルトもかなりへたっている。。。。
こんな状態ですが、オリジナルに沿ってどこまで再現できるか!
職人さんと相談しながら展示会に間に合わせるべく直していきたいと思っています。
このように、現地買付時の椅子の状態は本当にまちまちです。
(中には、傷一つない家具しか買わない日本人バイヤーもいるらしいですが。)
そんな中で現地で少しかわいそうな感じだった椅子たちが、見事よみがえった姿を、その工程とともにお見せできれば、、、、という趣向です。
ご存じの方もいらっしゃると思いますがこの椅子、
なかなか日本ではお目にかかれませんね。
もちろん現地でも数少ない椅子ですが、日本ではデザイナー「FJ」とか「HW」とか、かなり名前先行、値段もデザイナー名に準じる。。。的なところ、、、多いですね。
今回の展示では個人的にはかなりの極上と思う椅子を並べる予定ですが、まあ、ビージェネレイテッドですから100万のお宝チェアーはありませんし、逆に、お宝とは言えない椅子でも並べる予定の3人掛けのソファー70-80万が安いとは思いません。
ただ、素材感であったりデザインであったり。
また、その椅子に手掛けた手間だったり、、、
中には買い付けのテクニックで相場より安いものもあったり。
今までの経験を生かして、見ごたえのあるラインナップにしたいと思っていますので、ぜひ皆様こぞってお越しください!
お楽しみの椅子のラインナップはまたすぐにでもお伝えいたします。
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期間は12月12日から21日まで。
なんと!12日から15日まで「神戸ルミナリエ」期間に重なります!
大変な混雑が予想されますのでご注意いただきたいのですが、もしルミナリエに行くことを考えられている方は是非、絡めて予定を立てていただいても良いかなと思っています!
今後、またいろいろ情報アップしていく予定です!
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さて、戻って京都。
先日、配達先のお客様が大好きだといわれていた、京北町の常照皇寺に行ってきました。
もう少し紅葉は楽しめそうです。
宇多野福王子店から約一時間ですが、同じ右京区です!
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これまた、宇多野福王子店から車で5分の釣り堀。
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まだ、暖かさも残るので、コイもおなか減ってるみたい。。 |
まがった竹ざおで、針も良く見たらの伸びた感じ(汗)でしたが、一時間で結構つれました。
私の癒しスポットです。
皆様も、神戸展示前、ぜひ京都にもお越しください!
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祇園町南側に新しくできました、「PONTE」さんに伺ってきました。
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美しいガラスたちが並びます。
日々の生活に組み込めば、豊かで穏やかな気持ちになれそうな食器たちです。
このレースグラスたちには目を奪われました!
作家の佐藤さんにいろいろ製法から教えてくれ、その御人柄が作品に映るようです。
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鍵善さんのカフェ内で、昴KOU KYOTOさんも同じ建物内です!
目前は同じく鍵善さんのギャラリー。。。
いやー、この一帯がかなりレベルの高いエリアになっています。
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戻って、ビージェネ、、、
今回、ロイヤルコペンハーゲンの器にお花をいけてもらいました。
烏丸・御池上がるの「hirugao」さんです。
いい感じ!
となりは、Per Lutkenのパープルシリーズ。
秋の京都。
皆様もおたのしみください!
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