2011年09月15日
買い付け報告 ヘルシンキ編2
ヨウコ・レコラのショールーム、アンティークホールバージョンです。 北欧好きでフィンランドに一度行ったことがあるかたは必ず訪れるのでは無いかと思われる、例の毎日開かれているフリマーケットの場所にある隣接するホールの中です。 買い付け中には数人の日本からの観光客の方々がちらほら。ごめんなさい。 なんか大量に買い付けている日本人を見ればあまり近寄りたくないですよね。。。。 「実は、ここ、お勧めだよ!」って教えてあげたいのですが、おせっかいですね(笑)。 |
こちらはヨウコ・レコラのアルバートストリート・ショールーム。実は超有名なカモメ食堂から歩いて5分くらいのところです。(私は一回もいったことないですが。車で前を通過すること一回) 外からの眺め。ヘレナ・ティネルの猫オブジェが光ります! |
なかなか入れてもらえないし、物も売ってくれないんです(笑)。フィンランドデザインの知識に自信のある人はぜひ試してみては? 私はというと、以前は全く知識なかったのですが、お情けだったのでしょうか? フィンランド人でさえ、興味本位の人は、彼に無視されています(笑)。 ナニー・スティルのでかメロン、アイモ・オッコリンのこれでもかカットグラス。 |
内部ぱーと2.タピオ・ウィルカラお宝。もちろん、買えません(値段的に。。。) |
今回、お客さんからリサーチ指令が出ていたアイテムのなかで、盛り上がったのが、オイバ・トイッカアイテム。 うちではカステヘルミやバードシリーズなんてあまりやらないのですが、フローラやファウナは以前からあれば、アートピースはもちろん! 今回知ったのですが(汗)フルッタていうシリーズって以外にレアなんですね。 そんな中、買い付けたのはファウナの大きなゴブレットがあると思うのですが、それの足の部分を上下にくっつけたオブジェ。っこれは!「二度と手に入らないぜ」と、ヨウコ・レコラの怪しいささやき! |
こちらは、曰くフローラ・フロッタ同時期のアイテム。ピンクのヌータヤルヴィ・ブティックマークが光るこれも一点もの。フローラな原野に住む蛇神と言うところでしょうか? |
その飴色のガラスがそのデザインととも怪しく光り輝いてます。 |
わたしが買い付けた獲物を見せては、ヨウコ・レコラに評価してもらう。。。まるで先生と生徒の関係です(汗)。 師匠として私は崇めておりますが。 そんな先生の今回の一押し、デザインミュージアムでのカイ・フランク展。最終日に滑り込みで行ってきました! 先日、リーヒマキのカイフランク展に行ってきましたが、やはりこちらはパーマネントコレクションからの出展とだけあって、なんと素晴らしい展示でしょう! その良い意味で定番・シンプルな彼のデザインを引きたたせる、シンプルな展示。 直筆のデザイン画・設計図などをちりばめ、各部屋にカイフランクの映像を。私はその映像の前に設置された椅子でその映像を終始見いっていました。(何しゃべってるかまったく理解不能でしたが。。。) なんとも嬉しいのが、尊敬すべきカイフランクが、「日本文化から影響された」と思わせるべき展示が多くみられ、我々日本人としてはとてもほこりに思えるものになっています。 中で居合わせた日本人団体、おそらくどこかの会社の方でしょう。これもおそらくフィンランドデザイン界巨匠の生き残りを連れて視察していましたが、なんともみなさん興味なさそうな感じ! 正直、日本のデザインや伝統工芸に生き残るべきアイディアがたくさんあったように思えたのですが、まあこんなんじゃ、難しいですね。 それにしても、今回のカイフランク展。こんなにお勧めしてごめんなさい。もう終わってしまいます。 前回、オイバ・トイッカ展では感じなかったこの美術館の底力を今回の展示で感じました。前にもふれた先日のガラスミュージアムでの展示と合わせて、今回こちらでもカタログが出ています。100周年ということもあり、カイフランクの資料が多発していますが、資金的な問題や、本棚のスペース的にこのあたりのカタログを何冊も揃えるのは難しいですね。ガラスミュージアムのものをまだ手に入れていなかったので、おそらく、こちらを私は手元に置こうかと思っています。帰国後に相乗りを募ってデザインミュージアムに発注しようかなあなんて思っています。 |
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- at 04:30