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2011年07月27日

張り替えて使うべき椅子

  今回アップしたソファーです。
美しい無垢材削りだしの木部が魅力の北欧椅子ですが、それだけではない魅力があります。
生地張りの美しい椅子たちです。
デンマークでもおそらく50年代くらいまででしょうか?

 チラ見せですいません。。。。
シート内部です。
椅子の裏には横バネがびっしりと。
シート内側の素材には麻の繊維や獣毛など。。。

獣毛などにも種類があり、最高級は馬の尻尾。。。

  
 

 またちら見せ。

こちらは後ろ側。

後ろ側にもしっかりと天然素材が入っております。
最終、綿など補充し形を整えるのが一般的です。

 シート前部です。

そこここにこんな素材が入っていますから、それを取り出し、再度入れなおして整形するのは並大抵の技術ではできません。
外せないのが生地張りで見えないはずの内側のフレームの作りです。椅子のデザインに合わせ、削り込み丸みを帯びさせたフレームが美しいです。「脱いでもすごい!」綺麗な木材を使っています。

 
 

 内側の素材を入れ終わった姿(前見バージョン)

 後ろ側はこれから。
麻ひもは、前身に着くボタンをひっぱる為のもの。

 
 

 完璧です。
ウレタンでは味わえない、カッシリ感。
商品ページに完成形はアップしております。
もちろん仕上げも素晴らしい仕上げになっています。

日本でもこういった椅子が作られていましたが、張り替えができない職人が多いため、中の素材をすべて取ってウレタンにする場合が多いようです。
なかには家具屋さんがウレタンに変えることを勧めるところもあるようです。
幸運にもびーじぇねにはこのような仕事ができるアウトソーシングがある故、お客様にもご紹介できるのです。
このようない椅子をオリジナルと同様に張替、座ることができるのも今だけかもしれません。
技術の継承を希望するとともに、職人さんにこんな張り替えが定期的にできるように、ややこしい椅子を今後も仕入れてこようと思っています。

2011年07月09日

DESIGNED BY OLE WANSCHER

今回仕入れた商品たちは随時手入れ完了次第ホームページでも紹介していきますね。

その中で今回神がかり的に仕入れることのできた商品たちをすこし紹介します。
ole wanscherのローズウッドアームチェアー。
aj iversen製。

 
 
 
 
 
 
 

 

本音を言えば、アーム部分にある塗装をはがしたいのですが、革の状態が最高のビンテージ状態!
はがしたらまた最高のローズが出てくるんじゃないかなあ、、、でも、作業中に革にダメージでも。。。
うーむ、、、なんともしがたいです。

 こちらはダイニングチェアーバージョン。
当時イルムス・ブリフス向けにコスト度外視でイヴァーセン工房で製作された作品バージョン。
これもまたオリジナルホースヘアーシートがそこそこの状態!
こちらも悩ましいです。。。。。
7台あり!
ただ、そのうち数台はやはりしめなおしが必要。
厄介なのはこのあたりの椅子はシートをはがさないとしめなおしができない!
どの部分をオリジナルとして評価するか!?
このあたりも難しいところです。

 

 
 
 

どちらも素晴らしい作りの椅子。
なんといっても素晴らしいローズウッドの質感!
びーじぇねのホームページを見ていただいていたらご理解いただいていると思いますが、日本一(!?)の椅子張り職人による張り替えも視野に入れご検討いただければと思います。