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2009年08月28日

買付報告 デンマーク編





 

 6月末から7月上旬のデンマークもそれこそサイコー!

今回通常通り40fコンテナ一本に追加で20fコンテナ分の商材を集めなくてはいけないという任務を受け、それこそ土曜日の夜にコペンハーゲンに入り、日曜日朝一からディーラーと商談スタート。

朝からの商談が予想以上に順調にすすんだのと、郊外の友人ディーラーを紹介したいということもありその夜は彼の郊外の別荘に泊まらせてもらうことに(!)。


 もはや日本では見られない信じられないくらい穏やかで自然あふれる風景。

これが首都から車で1時間で実現できるのですから、うらやましー限り。

もちろん彼の別荘は彼の「夢」の実現の一つ。




 
 

 ディーラー自身は見た目からもわかるような「無精者」ですので家の中のデコレーションはすべて奥さままかせ。すばらしいです。

お花や家具のコーディネイト以外にも、広いお家の中にはドラムセットなどなど彼女の趣味である音楽が溢れています。

金銭的なやりくりはまだまだ余裕のある感じではありませんが、そこには彼らの現実と夢があり、もちろんいつもよい家具を買わせてもらっていますが、そのライフスタイル・哲学に尊敬するところがいっぱいです。
 今回でデンマーク買い付け21回目。

いつも買い付けばかりで観光はなかなかできませんが、こんなにたくさん来てもまだまだ飽きるところがないのは、迎えてくれるデンマーク人たちの懐の深さが有るからなのです。そんなみんなに支えられ、今回もよいもの仕入れてきました。

20f分はすべて売れているので、私の40f分、下記のとおりです。お店にカタログを用意しておりますので、ご興味のある方は見に来て下さいね。

申し訳ございませんが、下記商品に対する電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
 






 



 ふと別荘滞在中に庭の隅に目をやると何か動いています!ハリネズミ!初めて天然物の実物を見ました!以前からディーラーの奥さんが「ハリネズミがいるのよ!」といわれていて、今回実は彼らを見るのをとても楽しみにしていました。一匹現れしばらくいると、奥のほうからごそごそと音がしてきます。またもう一匹!またもう一匹と最終的には5匹くらい。

朝なにか怪しげな音(声?)が聞こえたので、ふらふらとダイニングのほうに行ってみるとお家の猫ちゃんが狩りに出掛けていたようで、獲物の小鳥を咥えていました!このあたりの別荘には一家に一匹猫がいるようです。おかげでネズミなどは一切出ないそうです。優秀な猫ちゃんたちです(笑)。いろんな意味で良いもの見せてもらいました。


 

アルネヴォッダー。ザ・ローズウッドアームチェアー







 
 買い付け報告の途中ですが、今回良い椅子が上がってきたので紹介します。(というか、紹介したくて、したくてたまらなかったのですけどね!(笑))

デザイナーはアルネ・ヴォッダー。シバストファニチャーからのデザインです。フレームはローズウッド無垢材を削りだしたシャープなイメージ。もともとはブラウンの柔らかい本革の椅子でしたが、いかんせん!

内側のウレタン材(ラバーフォーム)がぼろぼろ。硬化してしまっていて座れません。。。。また背もたれの型どり。。。これは持って帰ったらまた京都の職人さんを泣かせるなあ。。。と思いながらも10台ほどのすべてを買い付けてしまいました(笑)。(ていうか、この椅子を買わずになにを買いますか?)


 職人さんに表面の革を剥がして(笑)
もらって中身を見てびっくり。



素晴らしい作りです。



実際かなり有名なデザイナーの椅子でも中身を見てガッカリの見た目だけの椅子も数多いのです。

こいつは違いますよ。

シート下のフレーム中央にウレタン材。




 
 



 またそのフレームの端に配された天然素材の帯。

もちろんその上にウレタン材のクッションが乗りますよ。

デンマークの少しシート高の高い椅子だとよくあるひざ裏の違和感もかなり減少します。



こんな椅子こそ、「細かいところまで気の利いた椅子」といえるのではないでしょうか。




 買い付け時に一番気になった背もたれの「型どり」も京都職人には全く問題ない様子。

(もちろん、そのままフラットにしても問題ないと思いますよ。でもそれはもったいないですよね!)



まさに1960年代に新品で売られていたものとほぼ同じクオリティー(それ以上)の椅子として仕上がりました。



ぜひ一度座ってみてください。


 


2009年08月26日

買付報告ストックホルム編







私が訪れた6月末の気候はヘルシンキより

なぜかスウェーデンのほうがさらに涼しく,

素晴らしく過ごしやすい時期でした!(快笑)

ヘルシンキより2-3度涼しい感じでした。

それにしても遊歩道の木々や、ストックホルムの古いレンガ造りの建物たちが、北欧特有の深い青色の空によく合います。

そんな時期だからこそミッドサマーを楽しもうというのでしょうか?

いつも回るショップディーラーは70-80%やすみ(汗)本当に重要な数人のディーラーにはアポ済みで安心ですが、そこに行く途中で少しづつピックアップして行くいつもの小物達はほぼ無です。。。。。  
商店街などはお休みの店が多く閑散としていますが、

いわゆる観光名所的な場所は、

この快適な気候を求めてきたのか、

観光客でいっぱいで通りなどもにぎやかでしたよ。

木曜日の夜にストックホルム着。土曜日の夕方にはコペンハーゲンに出発という全く余裕のないスケジューリングですが、

小さなものの仕入れが少なかったおかげで最終日のパッキングが非常に楽でした!  
 








 今回目を奪われたのがリンドベリの手の込んだスタジオピース。。。これは見た瞬間、「買い」でした!

リンドベリワールドが凝縮された逸品。

スタルハンの黄色い水差しはロールストランドに要人が訪問した時にだけ渡されたという代物!

中でもブルーはたまにありますが、マスタードイエローは現地ディーラーでもそうは見る事の無いレアもの。



などなど、下記のような良い物仕入れていますよ!

これら小物に関するお電話でのお問い合わせはご遠慮ください。





 


2009年08月25日

買付報告 ヘルシンキ編2





 





今回長年のねらっていたアーティスト作品を手に入れることができました。

言わずと知れた、タピオ・ウィルカラの奥様、

ルート・ブルックの大きなプレート。

しかも珍しいブラック。

内側に装飾された花が暗闇から浮かび上がってくるよう。。。

神秘的なデザインです。


いつものコレクターからです。 




彼の素晴らしコレクションを拝見しながら、その一つ一つの歴史やストーリーを教えてもらう。

先日テレビ出演もこなしたよう。。ディレクターから「タピオウィルカラについて少し御話しを聞きたい」と聞かれと、「それを語るには最低でも1日は必要だね!」と答えたそう。

アートピースを求めてヘルシンキを歩くと数々のコレクターに巡り合います。

中には流行に乗って日本人向けに割高な値段をつける者、単にアートピースを右から左へ流しその差益を稼いでいる者。たんなるファッション。。。。

一方、一見取っつき難く、話し方もつっけんどんなのでなじみにくいですが、話せば話すほど味が出てくる!知識もずば抜けておりますが、その根本にある「審美眼」と話していればわかるフィンランドデザイン「愛」が彼をリスペクトする理由であり、私がこの危険極まりない(笑)フィンランドデザインワールドに足を踏み入れてしまったきっかけでもあります。

その他いろいろ買い付けました(汗)!

申し訳ございませんが、下記商品についてのお電話での商品お問い合わせは受け付けておりません。