Search


2010年02月06日

買い付け報告(デンマーク編)

 

   コペンハーゲンには夕方便にて。
いつものディーラーに甘え、部屋にとめてもらう約束をしています。ただ今回も締め出されるところでした(笑)。ベルを何回鳴らしても出てこずです。オートロックのアパートの外ドアが運よく少し開いていて中に滑り込むことができましたが、飲みすぎで、鳴らしたベルにも気付かずにいたようです。あやうく氷点下の中での野宿になるところでしたよ!
空気が澄んでいるせいでしょうか?
月明かりがまぶしいくらいでした。
 不況とあまり言いたくありませんが、現地もご多聞に漏れず同様のようです。物が動かない!というのは現地の家具ディーラーが値段が高くなった言い訳のように繰り返すフレーズですが、今回はショッキングでした。コペンハーゲンの超有名店「ダンスク・ムバール・クンスト」閉店のニュース。一台も売れなかった月もあるとか!いままでの好景気の名であれば自国の文化を見直した大金持ちが数百万を払い買っていたかもしれませんが、もうそんなお金持ちが皆さん買ってしまったのでしょう(笑)。ただ、パリにも店を持っているオーナーにしてみれば、ただ、デンマークを見捨てればいいだけ。素晴らしいお店がパリにあるらしく、そちらはクールな空間に数台の椅子しか置いていないのに結構売れているらしい(噂)。家族と在庫とともにスイスに移住です。素晴らしい手作り家具とビジネスの匂いはあまり調和しない気がするのですが。。。。。   

現地でもそんな状況の続く中、頑張って買い付けしてきました。
そんな家具たちが今日(笑)2月8日に倉庫入荷です。
カタログをいつものように店に置いております。
手入れをしながら店頭に並べていくので、ホームページ紹介は少し先ですが、色々入荷しますのでお探しのものありましたら、お気軽にお問い合わせください。
(店へのお電話でのお問い合わせは申し訳ございませんがお断りしております)

 
   コラムではまだデンマーク滞在中ですが、
無事今日コンテナ納入完了しました。
今回も流石のパッキング。
20Fコンテナ内にビッチリ家具が入っています。
 朝にはこの冬一番の雪模様。
吹雪いていました!(笑)
雨男疑惑のかかっているスタッフ田口君の流石の効果(涙)。
  
    ただ、作業を始めるとその雪も止んで終わるころには晴天に。
雨男疑惑が晴れるにはびみょーな状況ですが、
無事作業完了に一安心です。
 今回のコンテナの床のところどころになぜかコーヒー豆が。。。。
このコンテナは南米あたりからコーヒーを積んでデンマークに。
その後ビンテージ家具を積んで日本に来たかと思うと、コンテナ君にも愛着がわいてきますね。
内側をきれいに掃除してドアを閉めて作業終了です。
コンテナくんは神戸港に帰って次の船旅に備えます。
 

2010年02月03日

買い付け報告(スウェーデン編)

   ストックホルム最終日でやっと晴れ間が!朝一番に荷物お送り出し、ストックホルム散策。。。といっても結局はモダニティーとジャクソンズを窓越しに眺めるだけ。モダニティーには毎回一度はかれの室礼や彼の見る眼に関する話を聞きに行きたいところですが、日曜クローズで今回は淡い期待に終わりました。
 朝晴れていましたが、昼ご飯を食べて外に出るとそこは霧の世界。クリスマスの装飾と相まって、なんとも神秘的なストックホルムでした。下は今回の収穫品たち。すでに麩屋町店に展示中です。電話でのお問い合わせはご遠慮くださいね。 

100202-3.JPG

2010年01月28日

買い付け報告(スウェーデン編)

 

ストックホルムには金曜日に入り、日曜日にはコペンハーゲンに移動するという超タイト(むちゃくちゃ)スケジュール。今回もいつも行くディーラーを回り、その上に土曜日に開かれるという郊外のマーケットに行くとすれば商品を集めるのは問題ないという勝手な思い込み。もちろんパッキング込みの日にちです。(笑)ヘルシンキでもそうだったのですが、この時期毎日曇りもしくは小雨。。。。

 雨だからと言って、買い付けに影響するものではありませんが、いつも電車と歩きでのモノ集めですから、スケジュールに少し余裕がなく焦ります。また今回などは、ホテルの受付の子と北欧の古いもの売っている店をやっているんだ。なんて話をすると、「実は私も好きで良くおばあちゃんと探しに行くのよ。」なんて、郊外にある大きなセカンドハンドショップを教えてくれたりするともう大変!ただ、教えてくれるのはいいのですが、見た目とてもアバウトな地図と説明で心もとないのが心配です。現地に行けばなんとかなるだろうと思って行ったのが間違え。早速、少し迷った挙句まったくありそうもない雰囲気を感じたので、ここは時間を大切に。奥の手を出します。   
    「おばちゃんに聞く」作戦。まず、気のよさそうな50-70代くらいのおばちゃんに声をかけ、少しの情報を与えます。(今回の場合はこのあたりにある大きなセカンドハンドショップ)おばちゃんは少し考えると、「よー!」と。
「ここからさらに電車に乗ってすぐよ。」という的確なアドバイスのもと、無事、その後はスムーズに到着。
皆さんも迷ったら試してみては?きっと良い出会いと、思いもよらない情報がてにはいるかも!
というのも、私がその恩恵にとてもあやかっている一人ですから!勝手な推測ですが、上記の条件を満たしたおばちゃんの8割はアンティーク好きなんですよ(笑)。
 土曜には郊外のマーケットに行ってきました。金曜日に色々回ったディーラーはみな、「そのマーケットはガラクタばっかりやで。」というので期待はしてなかったのですが、なんと!ヘルシンキでもそうは見ることのない、カイフランクのカルティオグラス。未使用品・オリジナルボックス入りを見つけてしまいました! 
     念のため内容もチェックしましたが、美しいルビーも入っているではないですか!(残念ながらグリーンに小さなかけが。。。)期待薄だったので30分ほど遅れて会場入りしたのが悔やまれます!まあ、グラスセットだけでも大満足でしたが、結局、最終的には両手いっぱいの収穫でしたよ!

2010年01月26日

買い付け報告(フィンランド編)タピオウィルカラ木製彫刻展への道

年末から新店の準備で大忙し。
コラムも未だフィンランド買い付け途中でした。急いでコラムでも日本に帰りたいと思います(笑)。

 

   以前のようにものがまだまだあった時期には10ケース弱の箱を日本に送っていたので、タクシーで郵便局まで出向くことも多かったですが、今ではものが少なく、単価も上がっているため、なかなか決まった資金でそこまで集められません。 3-4ケースくらいだったらトラムで十分。もちろん3-40キロくらいありますから持ち上げるには無理があります。旧式のトラムを見送り、新型のトラムを待ちます。日ごろ普通に使っていますが、いざ、新型を待つとなるとなかなか来ないもの。ただ、バリアフリーの乗り口は本当に助かります!
  無事荷物を送り出した後は早速待望の美術館へ!ヘルシンキから車で15分くらい、EMMA美術館。もともと工場だった建物をリノベーションして出来上がった美術館。クールなインダストリアルデザイン系の建物ですが、とても古い建物とは思えないものでした。 
    とにかく目新しい箱モノを、しかも人の金を使って一から作ってしまうどこかの国の考え方とは根本から違いますね(笑)。中で働く職員の人が風邪をひいたらしく、ミュージアムショップと入口のチケット売り場を一人の人で賄っていて、誰も並んでないのにチケットを買うまでに10分ほど待たされました(笑)が、それも入口の階段を上がった瞬間吹っ飛びました。
 展示場に入るといきなりあの10メーターほどのスペシャルピース「ultima thule」が!(コップじゃないよ)
あるお客さんの表現を借りれば、「このオブジェの前で一カ月は白ご飯が食べれる」代物ですよ!その素晴らしい構造物を「まさに」間近に見れますし、ちらっと裏側を見ることも可能です。
 
    採算度外視のただ美しいものを作りたいという欲求だけのために作られた木製彫刻シリーズが当時はたしてどれだけ・どんな種類作られたのかははっきりとはしませんが、今回のこの場に展示されていた数と種類を見れば、それが容易にほぼすべてに近いと分かるはず。多くはウィルカラ・ブルック財団か企業の所有のもので、貴重で壊れやすいこれらを国外に出すことはほぼ難しいのではと思います。
 それこそお宝尽くめ! 
     これなどは序の口です。
  展示も見る人のマナー任せ。ある意味危険な展示。そのオブジェたちの隅から隅まで見れる事も魅力ですし、今回の目的だと思いますが、当時のビデオや家族の写真など、かなりタピオウィルカラのパーソナルな面にもクローズアップされているこの展示は、この期間中行く機会のある北欧好きな方は、ぜひ!お勧めです。(写真はタピオ・ウィルカラとその奥さまルート・ブルックさんです。良い写真です。) 

またこの美術館の常設展示も素晴らしく、私などの美術を知らない輩でも飽きさせることなく楽しめますし家族で来ても一日楽しめそうな美術館です。子供が見たら「芸術って楽しんだな」と思わせる良い美術館だと思いました。建物の件で前述したように色々な意味で関係者は学ぶべきだと思いました。(見る人たちも学ばなくてはいけませんね)

2009年12月15日

買い付け報告・フィンランド編4

二日目の買い付けで無事資金を使い果たし(涙)、三日目にパッキング&発送と余裕の予定を組んでおりましたが、買い付け中に「エスポーでタピオウィルカラの木製彫刻展がある。」との情報を聞きつけ、
二日目夜中まで必死でパッキングをおわらし、朝一番にて発送し、昼前には美術館に到着したい
という自分で自分の首を絞めるような予定に変更してしまいました。
ただ、これもタピオの木製彫刻を拝むため!20-30cmのサイズでも数十万の単位が付くシリーズ。
本でしか見たことのない宙を舞っているような彫刻に出会うためには仕方がないです。。。
下記買い付けた商品たちです。申し訳ございませんが、商品についてのお電話でのお問い合わせはご遠慮ください。

22fin-5.JPG

買い付け報告フィンランド編3(サウナエキスパートVSフィンランド人)

フィンランドでは大体のホテルがサウナを装備しています。スカンディックコンティネンタルでも同様、サウナからの外の眺めが最高なんですよ。サウナでは裸の付き合いといいますが、まあ、一人でゆっくり入るほうが気が楽というか、のんびりできますね。今回も朝早くサウナに行くと、中も静かで「おっと、独り占めか!」と期待しましたが、入ってみてびっくり!中に2メーターはあるかと思う男の人(もちろん男!)がごろりと。ただ、彼はずっと寝ていたようでサウナもぬるく乾燥しています。いくらサウナの本場とはいえ、これでは日本人の私も満足いきません。寝ている横から柄杓で掬った水を熱せられた石の上にバシャリと・・・・さらに、もう一杯。すこしはサウナらしくなってきました。もう1回・2回と掛けるとその大男はむっくりと起き上がって私(日本人)に向かって一言。

「おまえはサウナのエキスパートか?」

て言うか俺、どうみても日本人やろ!フィンランド人じゃないっすよ。「いや、べつに日本でたまには入るけど。。。」と何やかんやと話していると、彼がポーランド人であること判明。ポーランド人はサウナに入らないのでしょうか?そんな話をしようとすると、これまたデカイ(縦も横も)人が。。。入るやに、おもむろに水の入ったバケツを自分の前に配置すると、おもむろに柄杓でバシャリ。さらにもう一回。まさにエキスパートと呼ぶにふさわしいペースによる水かけで本場らしくアツアツになったサウナに耐え切れなくなったポーランド人は即退場。彼は黙々と自分のペースで水をかけ続けます。

鍋奉行ならぬ、柄杓奉行もしくはバケツ奉行!

その黙々とした感じ、、、彼は間違いなくフィンランド人。とても熱くなってきていますが、ここで退場したら日本人の名がすたる!ポーランド人退場後はタイミングを見ながら私も余裕を見せながら数回柄杓で水をかけます。しばらくの我慢比べの末、ついにフィンランド人退場の時が!(ていうかこの場を勝負と思っていたのは私だけですが(笑))思わずガッツポーズ!

彼の退場後すぐ出ては我慢していたのがばれるので、彼が着替えに向かったのを見計らって私も余裕の汗だく退場です。

一人での長旅、こんなことして過ごしてます。

2009年12月11日

買い付け報告フィンランド編2

  

フィンエアーでヘルシンキには15時過ぎに到着予定ですが、いつものように14時45分にはヘルシンキに到着しています。現地のディーラーなどは17-18時には帰ってしまう人が多いので、15分の差はかなりポイント高いです。 歳をとるにつれだんだん時差ボケが取れなくなって来るので(涙)、せっかく早く到着したんだから、ここは無理にでもディーラーと約束を入れ、もともとアポイントを取っていた組と、もう一組と約束をとりつけます。無理にでも起き続けることによる強制的な時差ぼけ解消です。当日はタピオのムラノでのデザイングラスなどの美しさには目を奪われましたが、ここはあす・あさっての出会いにも期待します。その後は先日京都を案内してあげたお礼とディーラーたちに夕食に誘われ、快適に時間が過ぎていきます。ホテルの部屋に着いた途端5秒後には意識がなくなっていた始末です(笑)。

 到着当日は15時についたにもかかわらず、すでに夕方の様相。クリスマスが近い(!)ということもあり、町中はすでにクリスマスの装飾が始まっています。ディーラーも週末には「プレ」(笑)クリスマスパーティーらしいです!今回もホテルスカンディックコンティネンタル。なんども言いますがこの7年間ずっと現地の人もよく知るロシア人ご用達格安ビジネスホテルに泊っていたので、その差歴然。というか、これだけの差ならこちらに泊る価値があります。特に時差が抜けていない買い付け当初期間は、夜も遅くまで起きれない半面、朝かなり早起きです。今回なども朝5時に起床(笑)、7時からフィットネスクラブが開くのでそれまで一仕事。フィットネスを軽く、その後サウナで汗を流し、9時くらいから豪華朝食ビュッフェ!無理にでも価値感を絞り出すように、これでもかと施設を使用しまくるのでした。   

2009年12月09日

買い付け報告フィンランド編 1







色々とあり出発が遅くなってしましたが、22回目の買い付けです。色々(笑)についてはまた詳しく報告いたします。買い付けの日程調整がほぼ終わり、チケットを手配し終えてヘルシンキのコレクターに最終日程を伝えると、「その日は大丈夫やけど、フィンエアーは今ストライキ中やで。」「エコノミストたちは、今回のストライキは長引くっていっとるけど、大丈夫なんか?」「もし本当にヘルシンキに来れるならまた連絡せえや!」との、何ともつれないお言葉。。。と、驚きの新事実!!!!つい先ほど電話で「フィンエアーで行く北欧(某Yフー・トラベル内の業者)」を予約したところですよ!ていうか、ストライキについて1ミリほども触れてないですよ。以前の記憶が蘇ってきます。某スカンジナビア系空港会社で現地滞在中にストライキ勃発。買い付け予定がめちゃくちゃになり、日本に戻って払い戻しをお願いした時も、「私たち日本サイドにはまったくもって関係ありませんから」的な対応をされ激怒した覚えがあります。
 ただ、こういったストライキの場合は国内線・ヨーロッパ域内の便に影響が得ることが多く、アジア便などに影響が出ることは少ないのですが、ヘルシンキ後のストックホルムまでの移動もありますしフィンエアーの日本語ホームページを見ても特に目立った表記もなく、チケット販売にしても航空会社にしても意識の低さというか、そんな対応はどうなのかなと思いました。心配していたストライキも、その後数日で解決したようで、今回のヘルシンキ行きの飛行機の機体もいつものよりグレードアップのA340型。各席にモニター付きのスーパーエクゼクティブbut狭エコノミー席(笑)になっていましたよ。また心なしか、機内食もいつもよりおいしく感じました。。。。唯一関西からスカンジナビアまでダイレクトに行けるフィンエアー。ガンバレフィンエアー! (お国の航空会社が大変なことになっているので他国の心配までしてられないのですが、自分的にはこちらのほうが切実な問題なんですよね。) 



2009年09月02日

買い付け報告 おまけ?

    フィンランド編でも書きましたが、最近北欧のシェフたちが注目されているようです。
デンマーク・コペンハーゲンでは「NOMA」。ココは絶対行きたいなと思い、事前にインターネットで予約を入れてみましたが、2週間前にも関わらず、私が滞在する期間はどの日も満席(汗)。悪いなと思いながらも日本に発つ日から1-2週間すべて予約を試みましたが、全部満席(!)。値段も市内レストランの2-3倍の値段から考えるとすごい人気です!
まあ、無理なものは無理。今回もオープンサンドイッチ。相変わらず上に乗っている「具」はおしいのですが、サンドイッチといわれる所以であるベースのパンがまずい!以前から「指摘」している北欧名物「ぱさぱさパン」。個人的には上だけ食べて、パンは残したいくらいです(笑)。
 帰りの機内食も、ものすごい物でした。
まあ、「一縷」の望みもかけていませんが、、、、、、
ウサギの餌か!
左側のキャベツと人参のくずの和え物。右側がウサギの餌風。色合いからして食欲が減退します。
変に変わった料理を出すよりカレーとかミートソースとかにしておいて欲しいです。
  

2009年08月28日

買付報告 デンマーク編





 

 6月末から7月上旬のデンマークもそれこそサイコー!

今回通常通り40fコンテナ一本に追加で20fコンテナ分の商材を集めなくてはいけないという任務を受け、それこそ土曜日の夜にコペンハーゲンに入り、日曜日朝一からディーラーと商談スタート。

朝からの商談が予想以上に順調にすすんだのと、郊外の友人ディーラーを紹介したいということもありその夜は彼の郊外の別荘に泊まらせてもらうことに(!)。


 もはや日本では見られない信じられないくらい穏やかで自然あふれる風景。

これが首都から車で1時間で実現できるのですから、うらやましー限り。

もちろん彼の別荘は彼の「夢」の実現の一つ。




 
 

 ディーラー自身は見た目からもわかるような「無精者」ですので家の中のデコレーションはすべて奥さままかせ。すばらしいです。

お花や家具のコーディネイト以外にも、広いお家の中にはドラムセットなどなど彼女の趣味である音楽が溢れています。

金銭的なやりくりはまだまだ余裕のある感じではありませんが、そこには彼らの現実と夢があり、もちろんいつもよい家具を買わせてもらっていますが、そのライフスタイル・哲学に尊敬するところがいっぱいです。
 今回でデンマーク買い付け21回目。

いつも買い付けばかりで観光はなかなかできませんが、こんなにたくさん来てもまだまだ飽きるところがないのは、迎えてくれるデンマーク人たちの懐の深さが有るからなのです。そんなみんなに支えられ、今回もよいもの仕入れてきました。

20f分はすべて売れているので、私の40f分、下記のとおりです。お店にカタログを用意しておりますので、ご興味のある方は見に来て下さいね。

申し訳ございませんが、下記商品に対する電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
 






 



 ふと別荘滞在中に庭の隅に目をやると何か動いています!ハリネズミ!初めて天然物の実物を見ました!以前からディーラーの奥さんが「ハリネズミがいるのよ!」といわれていて、今回実は彼らを見るのをとても楽しみにしていました。一匹現れしばらくいると、奥のほうからごそごそと音がしてきます。またもう一匹!またもう一匹と最終的には5匹くらい。

朝なにか怪しげな音(声?)が聞こえたので、ふらふらとダイニングのほうに行ってみるとお家の猫ちゃんが狩りに出掛けていたようで、獲物の小鳥を咥えていました!このあたりの別荘には一家に一匹猫がいるようです。おかげでネズミなどは一切出ないそうです。優秀な猫ちゃんたちです(笑)。いろんな意味で良いもの見せてもらいました。


 

2009年08月26日

買付報告ストックホルム編







私が訪れた6月末の気候はヘルシンキより

なぜかスウェーデンのほうがさらに涼しく,

素晴らしく過ごしやすい時期でした!(快笑)

ヘルシンキより2-3度涼しい感じでした。

それにしても遊歩道の木々や、ストックホルムの古いレンガ造りの建物たちが、北欧特有の深い青色の空によく合います。

そんな時期だからこそミッドサマーを楽しもうというのでしょうか?

いつも回るショップディーラーは70-80%やすみ(汗)本当に重要な数人のディーラーにはアポ済みで安心ですが、そこに行く途中で少しづつピックアップして行くいつもの小物達はほぼ無です。。。。。  
商店街などはお休みの店が多く閑散としていますが、

いわゆる観光名所的な場所は、

この快適な気候を求めてきたのか、

観光客でいっぱいで通りなどもにぎやかでしたよ。

木曜日の夜にストックホルム着。土曜日の夕方にはコペンハーゲンに出発という全く余裕のないスケジューリングですが、

小さなものの仕入れが少なかったおかげで最終日のパッキングが非常に楽でした!  
 








 今回目を奪われたのがリンドベリの手の込んだスタジオピース。。。これは見た瞬間、「買い」でした!

リンドベリワールドが凝縮された逸品。

スタルハンの黄色い水差しはロールストランドに要人が訪問した時にだけ渡されたという代物!

中でもブルーはたまにありますが、マスタードイエローは現地ディーラーでもそうは見る事の無いレアもの。



などなど、下記のような良い物仕入れていますよ!

これら小物に関するお電話でのお問い合わせはご遠慮ください。





 


2009年08月25日

買付報告 ヘルシンキ編2





 





今回長年のねらっていたアーティスト作品を手に入れることができました。

言わずと知れた、タピオ・ウィルカラの奥様、

ルート・ブルックの大きなプレート。

しかも珍しいブラック。

内側に装飾された花が暗闇から浮かび上がってくるよう。。。

神秘的なデザインです。


いつものコレクターからです。 




彼の素晴らしコレクションを拝見しながら、その一つ一つの歴史やストーリーを教えてもらう。

先日テレビ出演もこなしたよう。。ディレクターから「タピオウィルカラについて少し御話しを聞きたい」と聞かれと、「それを語るには最低でも1日は必要だね!」と答えたそう。

アートピースを求めてヘルシンキを歩くと数々のコレクターに巡り合います。

中には流行に乗って日本人向けに割高な値段をつける者、単にアートピースを右から左へ流しその差益を稼いでいる者。たんなるファッション。。。。

一方、一見取っつき難く、話し方もつっけんどんなのでなじみにくいですが、話せば話すほど味が出てくる!知識もずば抜けておりますが、その根本にある「審美眼」と話していればわかるフィンランドデザイン「愛」が彼をリスペクトする理由であり、私がこの危険極まりない(笑)フィンランドデザインワールドに足を踏み入れてしまったきっかけでもあります。

その他いろいろ買い付けました(汗)!

申し訳ございませんが、下記商品についてのお電話での商品お問い合わせは受け付けておりません。








2009年07月25日

買付報告 ヘルシンキ編

6月末に買い付けにいってきました。デンマーク買い付け中にコンピュータートラブルに見舞われ、その後数週間、かなりの影響が出てしまいました。メールの返答が遅くなっていたり、中には発注いただいた商品の在庫確認を怠っていたりと、お客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。今後はこのような事がないよう、気をつけていきたいと思っております。



買い付けから帰ってくるなり、祇園祭の拍子。祇園祭=本格的な蒸し暑い季節という印象があるので、なんとなく気も滅入ってきます。

蒸し暑い日本を脱出できるこの時期だけは北欧での買い付けが楽しみです!

前回の超スペシャル買い付けの積み残しが、現地からの報告によると20fコンテナ一台分ある!との事!?!ていうか、前回どんだけ買ったのかという話になりますが。。

またご承知の方も多いと思いますが、現地はサマーホリデーの真っ最中。ヘルシンキのディーラーによると、ヘルシンキ街中はすでにもぬけの殻。

ディーラーの中には、こっちはせっかく遠方から出向くというのに、「冗談はよして!」的な人もいます(笑)。幸せな人たちです。。。。

 
 

 

 この時期驚いたのがホテルの価格。物価が高い北欧での滞在費で中でも痛いのがホテルの料金。いつも使っていたホテルが潰れたため(涙)今回は新たな常宿を探さねば!と思いネット検索すると、よく聞くホテル「ホテルスカンディック・コンティネンタル」が安い。。。って、あのホテル?エアポートバスがヘルシンキ町中に行くときにわざわざ立ち寄る、あのホテル?がこの値段!と驚きの値段。この値段であれば、泊まる価値があるだろうと思い、恐る恐る奥さんの了解を取り、憧れのホテルスカンディックに泊まることにしました!

なんともまあ、溜息もの。。今までのホテルにはベッドに机・冷蔵庫にシャワーがあるだけ..

ロシア人ビジネスマン御用達ビジネスホテルに比べ、とても広く1920年代を思わせるクラシック・フィニッシュデザインに統一された、机・ベッド。シャワー室はバスタブつきですよ!ワイヤレスインターネット完備。
 朝のビュッフェは肉から魚まで揃え、フルーツまで何ともゴージャス!

貧乏性の私などは、これで昼食代浮いた!とばかりに120%満腹まで食べて、朝から眠くなってしまう始末(笑)。

プール・サウナ(サウナから見れるホテル前の景色がこれまた抜群)・フィットネスジムも使い放題なので、これまた貧乏性の私は、忙しいにもかかわらずしっかり全部試してきました!

 

 

 それにしても素晴らしい気候です!

30度に近い日も多く日光の下を歩くと汗も出ますが、一足日陰に足を延ばすと一変、ひんやりした空気でとても過ごしやすい。

こんな時期には最高のアンティークホール前フリマーケットも、町中の静けさとは反対に大変なにぎわい!

 水辺のカフェにはたくさんの人が。。

どこから来たのか出張のアイスクリーム屋さんはたぶん彼らも思いもよらなかった大混雑で行列が!

 

 

 このコラムでも連載中(?)の北欧まずい物紀行。ただ、最近では北欧のシェフたちが世界的にも注目されているようです。

ヘルシンキでは「シェ・ドミニク」。あらかじめ下調べはしましたが、買い付け中の予約は無理むり。。。噂では、注目度合の割にはまだリーズナブル。次回の為にと現地視察をしてきましたが、どうでしょう。

外見だけですがなんとなく北欧独特の「センスあるインテリア」でありながらも「ファミリアー」な雰囲気を期待しましたが、何となく近づき難い高級インテリアという感じ。。。買い付け時のような服装ではとても入れそうにありません。(当り前か!)

北欧らしいモダンデザインな盛り付けも評判らしく、ぜひ次回のコラムに感想を載せれたらと思っていますよ。

2009年03月22日

買付報告 デンマーク編






デンマークでも怒涛の買い付けはさらに続きます。

数日はよい天気の日もありましたが、基本的にはこのようなはっきりとしないデンマーク特有の冬の天気。

特に初日、大事な商談の日に雨。。。。彼との商談の日だけは毎回「晴れてくれ!」と願ってやみません。なぜなら、20坪、ほぼ私のお店と同じくらいのスペースにゆうにコンテナ20F満タン分の家具をそろえています。

晴れの日であれば、その一部を外に出しておいてくれて、ある程度見やすいです。ただ、雨の日などはその大量の家具がすべて20坪に収められている!

運を天に、ディーラーを信じ、チラ見で想像するしことなどできませんから、その家具の山を掘り進んでいくのです。 

フィンランド編でも触れましたが、「不況の時ほど買いどき。」なんでしょうか。素晴らしい収穫です!

かなりマニアックな蒐集ですが、ローズウッド中心の良い家具たちが4月末位に日本に到着予定。

中でも驚いたのが、フィンユールのディプロマットチェアーローズウッドの物が22台!それに対応するテーブル7台。フィンユールのデスク2台、POUL HUNDEVAD社のキャビネット数台にNIPU社のキャビネット、すべてローズウッド、、、、どうも、会社クローズでそろえていた家具一切合財引取ってきたとの事。

その他、下記写真に少々ご紹介しておりますが、ローズウッドの椅子だけで100台弱入荷します。。。。ホームページを見ていただいてもお分かりのように、まだまだ他にも椅子はたくさん残っているんです。。。。でも、「あぁ、こんなにたくさん買えるのは、今回だけかもなぁ。。。」と思うと、買っとかない訳にはいかないですし、何といっても、自分は本当に椅子が好きなんだなあと思います。





 





 現地でお世話になったりすることが多いので、その次に会う時には何か、「日本らしい」お土産を、と、いつも悩みます。デンマーク家具ディーラー連中は「酒好き」が多いので、何度か日本酒を持っていたこともあるのですが、これも好みで、なかなかその「独特」の臭みというか、匂いになれない人も多いです。

彼らディーラー連中にもう一つの共通点と言えば「たばこ好き」!お世話になっているディーラーは葉巻やパイプをくゆらす、いわゆるデンマーク版数寄者。「じゃぁ、日本のたばこは?」と思い、移転する前のお店の近くの「谷川清次郎商店」のキセルをと、早速訪問。

もうひと眼見た瞬間、その美しいフォルムと素材感、手作りの温かさに一目ぼれ!
 いつもパイプをくゆらす彼ですが、パイプの様に長持ちするものではなく、1分弱の「至福の時」に、「もう少し吸う練習をして、コツをつかんでみるよ!」と、喜んでくれたよう。

私自身たばこは吸わないですし、子供もいますから、そういった場所で、他人がたばこを吸うのはあまりよい気分では無いのが正直なところ。

ただ、かれの普段パイプをくゆらす姿を見ていると、「かっこいいなあ」なんて思います。キセルを買い求めたときに、お店の方に説明を聞いた際にも、感じましたが、キセルを吸うこと自体1分も持たない、まさに、一服。物思いにふけるのに、おもむろに煙草をつめて、2-3吸い。で一服終わり。猫も杓子も「禁煙」ムードですが、こんな「粋」を楽しみ、日本の文化として残すのも重要なような気がします。

キセルは「喜世留」と書くらしいです。「喜びを世に留める。。。。」

胴の部分に使う竹管が喜世留屋さんには、まだ、たくさんありましたが、もう「あるだけ」らしいです。これを作る職人さんがいなくなってしまったのです。

日本が滅んでいきます。。。


 

2009年03月04日

買付報告 ストックホルム編







 
 

ストックホルムでも怒涛の買い付けは続きます。

まず大きなマーケットへ。その後市内のディーラーたちを訪問。ユーロ安とさらなるクローネ安で今回は予算内で収まるかと余裕の買い付けと思っていたのもつかの間、有名なコレクター放出品と出会ってしまい、敢え無くおなじみの予算オーバーワールドへ突入。

スウェーデンの美しいガラスにも魂を抜かれ、更にその上乗せ(涙)。皆様がお店に来ていただいたときの笑顔が唯一の救いです(笑)。

 以前からの(日本だけ)北欧食器ブームの中心となっていたプリントものに少し疑問を持ち、今回は手作り感あふれる、やさしい趣きの手書きのカップアンドソーサーに注目して集めてきました。

やはり手書きとなると個人的にはGEFLEのものが印象強いですが、その他おなじみのロールストランドやグスタヴスベリのものも沢山有ります。



 
 

 もちろん、人気のプリント系、スティグのカップアンドソーサーも、ババーンと「どうだ!」といわんばかりに集めてまいりました(笑)。

収穫はヤフーフォト"こちら"にて



 滞在中にスウェーデンの御姫様の結婚が決まったようです。

お相手はスポーツジム経営のナイスガイ!正直何言っているのかわかりませんが、みな、老若男女一様にどこか、自分の親戚か友達が結婚したかのようなコメントぶり。

デンマーク王室もそうですが、開かれた皇室として一般市民にとても近い存在なんでしょうね。とても微笑ましいです。

現地ニュース番組でもこの話題をもちろん取り上げますが、数分間の特集くらいで、日本のメディアのように「どのチャンネルまわしても同じ話題」ということはありません。

 

 

 

予想通りストックホルムでは、セムランの大行進!

でも、食べませんでした。フィンランドで食べたし、言う程「食べたい」というおいしい物でもないんです。。。。

ただ、以前も紹介したこのセムランのお店は内装がとても美しく、入る価値ありです。

 意気込んでいきますと、何と改装しているではないですか!

しかも、ものすごいチープな感じ!ありがちのデザイン系なのか?

あの美しい内装をこうしてしまう、センスがわかりません。(古かったからしょうがないのかな?)

何とも残念な改装で、たぶん2度と来ないでしょう。

 


2009年03月02日

買付報告ヘルシンキ編







 
 今回もおなじみの11泊12日(うち一泊機内泊)の強行スケジュール。

2月2日に子供が生まれたばかりですが、やはり商品補充は必要不可欠。奥さまに恐る恐る買い付けのことを相談しますと、「さっさと戻って来い!」との指令。早く愛しき家族のもとへ帰るため、バシッとスケジュールを設定し無駄のないように買い付けスケジュールを組むのです!

余談ですが初めて私が海外へ出た時には(もう20年近くも前になります)、ないものはすべて海外でそろえるというのが、自分の中で定石になっており、海外にはカッコいいものはあるし、しかも日本より安かったものです。いまではどうでしょう。デフレという流れの中、しかも北欧という物価の高い(!)国々を回るのに忘れ物は禁物です。以前プチプチを航空会社になくされた時、ストックホルムで必要なプチプチをそろえた時には、日本円にして2万円かかったのにはびっくりです。
 どうですか!

いまや関西空港には、「100円ショップ」と「ユニクロ」という何とも頼もしい存在が、私たちの旅をバックアップ!この国はこれでもか!というくらい便利になってきます。

もちろん空港にはトランクも売っていますから、手ぶらで空港に行ってもほぼ最安値ですべてがそろう、何とも素晴らしい世の中になったものです。日本万歳!

(今の世の中、政治家(屋)だけが進化どころか退化しています。馬鹿ばかりです。)



 
 

 ヘルシンキまで9時間のフライト。ヨーロッパへ最短で行けるフィンエアーは本当に楽ちんです。(つまらない映画を3本見たら到着です。このつまらない映画のグレードアップと、まずい飯をどうにかしてほしいです。)ヘルシンキはマイナス4度ほど。余裕です!先週に来ていたらマイナス10度超えを体験できたのですが、、、

この時期、若干はやめに到着することが多いようです。今回も早めの到着と見るや、バスで早速市内へ。ホテルチェックイン後、ディーラーに即電話。

間に合いそう!トラムを乗り継いで初日怒涛の買い付け。腰が抜けるほどの収穫に初日2時間で3分の2の予算を使い果たす。

 その夜には別のディーラーと商談兼、夕食。ティモ鍋で4時間煮込んだカレリアシチュー。

 

 

 

と、でました!セムラン!懐かしの。。。。

フィンランドでも食べるらしいです。

 驚きの収穫は続き、結局、カンタレッリ・ヤッカラ最大サイズ、タッティ、ビージェネ初入荷クレムリンベル。ヴオッコ・ヌルメスニエミの50Sプリント生地などレアものが続々と!何回「これを買ったら予算オーバーやで。」という天からの声と、「こんな不況の時こそ買い時だ!」というどこかのお客様からの声が混ざり合って何回となく頭を抱えたことか!どちらの声が勝ったかは、またお店にきて買い付け商品を見ていただき、想像してくださいね(涙)。

収穫はヤフーフォト"こちら"にて