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2008年02月22日

買い付け報告:ストックホルム編(2008.2.22)

コペンハーゲン同様ストックホルムも快晴、快晴!
この寒さではストックホルムの人たちは少し物足りないようですが、私は少しは地球のことも心配しながら、この素晴らしく澄み切った青空の下、快調に買い付けできることに少しの幸せを感じるのです。
 ストックホルムに到着したのは昼前。
ストックホルム中心から少し郊外へ出た所の大きなホールでマーケットあり。今回はこれ目当てでのストックホルム入りです。
 うーむ、、、やっぱり出展者に良く見る業者多し。
っていうか、高すぎ。
リンドベリのタヒチなんぞは1500skk!
誰が買うねん!
小さなフリーベリ買えます。(私なんぞはこの値段だったら少し足してアートピースを買うという思考回路になっています。)
 半分くらい回ったところで余りの収穫がなかったのですが、ゼブラのムラサキバージョンを大量に買いつけた(買い叩いた)後は、調子が乗ってきました、怒涛のハンティング。
フリーベリやリンドベリのファイアンス物、いろいろな種類そろいました。
 買い付けに熱くなっているうち、すっかり夜の7時。
外に出るとあたりはもちろん真っ暗&吹雪いてる!
ご勘弁!朝から少し風があったせいでしょうか?次の日も朝は快晴だったのに昼から吹雪く。。。。寒すぎ!
冬の買い付けはこの年には身に凍みます。。。。。
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マーケットでおなか一杯になった後の週末は、さすがにお腹に入るスペースもなし、財布の中身もなし。
ここは念願のグスタフスベリミュージアムへ。
地下鉄スルッセン駅のSLセンターの正面、薄暗い怪しげなバスターミナルから474番のバスに乗ります。毎日10-15分ごとに出ているようなので問題なさそうですよ。
所要時間は30分弱というところでしょうか。
バスは高速を走り、周りに湖のある美しい風景が広がると近くなってきた証拠。高速を降りてからしばらくし左手にあのグスタヴスベリマークがついたの工場らしき建物が出たら、即、下車ボタン!もちろんグスタヴスベリセンターで降りて5-10分歩くのも悪くないですよ。
ただ私の場合、滞在中毎日街中を歩いているので、ここは少しでも歩行距離を少なくする事が必要なのです。
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FARSTAUKENというバス停です。もう目と鼻の先。
最初に目に付いてしまったのが、グスタヴスベリのファクトリーアウトレットショップ。まあ見学程度に入ってみると、ヴィンテージあるじゃないですか!っていうか、BERSAを大量に買い付けしている日本人いるし。 べつにいいけど、こんなバレバレの場所でコテコテの物買い付けるなよって。。。。値段も安くないし。。
ミュージアムの隣にもヴィンテージショップがあるんだけどまた同じ日本人が買い付けとる。。。
まあ私も偵察程度に商品チェック。
相変わらずリンドベリの食器などは市内のショップと変わらない強気値段ですが、結構意外なもの見つけましたよ。まあ、財布の都合もありますので、「これとこれ、カードで買うけど(涙)、やすくならんの?」の聞くと、店の店主かなり強気です。びた一文まけるかって言う勢い。「あー、ここにもジャパンマネーにやられてしまったスウェーデン人が。。。。」と思ったら、そのとおり、後ろのこれから日本に送られるという2箱のバナナケースを指差し、自慢げに言うご主人でした。残念!(ふるい)
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ミュージアムへは20SKKと意外に安いじゃん!
入り口を入ると絵付け教室。
おばあちゃんがお孫さんたちを連れてきたんだそうです。
期待しているよ!
未来のカリン・ビヨルクヴィストかリサ・ラーソンか!
京都の観光客相手の陶芸教室とは何か小さくて、ただ、とても大きな違いが有るような。。。。
入り口にはミュージアムショップもあり、フリーベリの本が新品で売っていたので、ビージェネなじみのお客さん用に何冊かかっておきましたよ。
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ミュージアムの内容というと、これはいかんせん!
歴史などの説明など一切なく、たんなる展示のみ。
よっぽど町中のジャクソンズのほうが素晴らしい商品ばかりで、圧倒される数量です。
入場料も安いはずです。
行きに買ったバスチケットで、ミュージアム(?)(ここからはてなマークの登場)とショップを見ても、その制限時間内で帰れる(帰りのチケットを買わなくても良い)くらいの規模です。
希望としては湖縁のカフェでコーヒーでも一杯飲みたかったのですが満席だったのが心残り。
写真のように市内とは違う、ほのぼのとした空気が流れるグスタヴスベリでした・・・・・。
スウェーデンからの便は早いので帰国時には到着しているかも?
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2008年02月17日

買い付け報告::デンマーク編::2008.2.17

今回到着し何日か経過したある日、
いつものように大好きなクイストゴーの食器などを探していました。
そこで、びっくりする情報、私にとってはかなりショックな訃報が。

あの偉大なるデザイナー、イェンス・クイストゴーが
とうとうあの世へ旅立ってしまったようです。

以前のコラムでも紹介いたしましたが、
2004年に85歳ということでしたから90歳目前だったのですね。

彼のデザインは何千といわれているの中で、
あえてビージェネではダンスクから一線はずし、
デンマークの食器・パルシュス時代の陶器などをお店においていました。

彼がデザインをするにあたっての信念だった
「温かみを感じさせるデザイン」として、
かなりの割合に日本や東洋から
インスパイヤーされたデザインが採用されていたことは、
日本人としてとても光栄ですし、
また、私個人的にデンマークデザインの
本質を知る上(達成にはまだまだですが。。。)でのきっかけ、
今では道しるべとなった彼のデザインには敬意以上のものを感じています。

彼の経歴にはまだまだ面白い部分がありそうです。
特に、ESLAUでの下積み時代、
共に汗を流したPALSHUSのペア・リネマン・シュミットとの関係などは、
これからの研究課題の一つです。

クイストゴーの他界と言うのはとてもショッキングなことですが、
彼の残した真のグッドデザインを今後とも紹介していきます。


やすらかなるお眠りをお祈り申し上げます。
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2008年02月10日

買い付け報告::デンマーク編::2008.2.10

以前もこの報告の中に書いておりますが、
インターネット環境がかなり整ってきているので、このように現地でもホームページがアップできるようになりました。(それだけ買い付け中にやる事が多くなってしまったのですが。。。。)
今年もがんばります!
今年最初の買い付け。こちらの気合を感じ取ったのか、現地ディーラーから出発前日に電話があり、「着いたらすぐ来い!」との指令。関空を出発したのが午後一時。九時間半の飛行でヘルシンキ、空港で一時間待ちでコペンハーゲンまで。到着は現地時間午後6時半。合計12時間の行程も彼らには関係なし。
早速、車に押し込められ(笑)最初のディーラーまで。その気合とは裏腹に「ろくなのないやん!」
やはり年々仕入れは難しくなっています。
こちらコペンハーゲンは暖かい日が続いています。
例年であれば暗い時間が多く、さらに昼間はどす黒い雲に覆われます。去年などは同時期にかなり雪が積もっていたようです。ところが今年はどうですか!このように私の求める透き通った気持ちの良い青空が今のところ続いております。寒さもかなりましで8度くらい、京都と同じくらいじゃないですかね。
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前日の気の早いディーラーの件にめげず、
この晴天の中、二日目三日目とディーラーとのアポイントをこなしてまいりました。
初日とは打って変わって、素晴らしいものが続々!
今回初日の件が有ったからかもしれませんが、
つくづく、こういった古いものとは出会いが大事だと思いました。
時間が出来次第、また買い付け商品の紹介をOTHERのページでしていきますが、
ちょっと凄いものと出会ってしまいました。
ヤコブセンの3300シリーズ、今回も泊まらせて貰ったディーラーの部屋にあった椅子。
全体が本皮で包まれている椅子本体が浮いているように見えるデザイン。
隣にスワンがあったので余計に感じましたが、デザイン以上に素晴らしい座り心地。
こんな高い椅子は買ったことないのですが、こんな出会いはめったにないのでここは京都らしく
「清水の舞台」から飛び降りるつもりで。。。。
行ってしまいました。。。。
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仕入れの定番になっているクイストゴーの食器たちもたくさん仕入れました。
こんな良い天気が続いていますから、週末は朝からフリマーケットへ。。。と計画し現地へ。朝食を買おうと入ったお店で小銭が足りない分まけてもらったり、週末で本数の少ない電車が快く遅れそうな私の乗車を待ってくれたり、今日は何か良いことがありそうな。。
郊外の駅からさらに少し遠い場所にある会場なので、タクシーを使って会場入り。「えっ。。。。?」。。。いつもは業者やお客さんの車でいっぱいになる駐車場が・・・ガラーーーーンと・・・。
いやー、ちょっとしためまい。
「やってしまった!」という恥ずかしい気持ちを抑えながら、近くにいた見るから親切そうなデンマーク人に聞いてみます。彼は少し考えた上、内部の係りの人に尋ねるべく係員室に行きますが誰もいません。ふと、扉にある張り紙を見つけ、こう教えてくれました。「今週と来週末はキャンセルです。」
なぜかまだ行きに使ったタクシーが会場前に。「お前、なにしてたん?」的な仕草で私の顔を見つめ「駅に行けばいいの?」。往復で100DKK。。。
朝のうちにその日の運を使い切っていたようです。
このタクシー代は絶対に商品の値段に上乗せしませんので、皆さんは安心してくださいね。(涙)
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