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2008年10月26日

買付報告 帰国!

やっと帰国です。
夏時間なのかフィンエアーのタイムスケジュールがだいぶ余裕のある時間設定だったので、最終日もかなりゆっくりできました。
今回ヘルシンキ中央駅近くに、今までヘルシンキで食べた中でもナンバーワンにあげられる中華料理店を見つけました!
私がいつも滞在しているホテルの近くに中華料理屋があるのですが、ここがまずいんです!どこの国に行っても大体中華料理はそう差はないので、 さすがフィンランド!と思っていたのは間違えでした。
ここ数年若い男の子の中でも自分で料理を作る人が増えているらしいです。
今回、前述とはまた違うコレクターのお家に行って、料理をごちそうになったのですが、彼らの作るイタリアンはなかなかのものでした!
 
  

買付報告 ルスカなヘルシンキ!

ビージェネに来ていただいたお客様には、北欧デザインの素晴らしさを説明することも大切ですが、これらの素晴らしいデザインを生み出した土壌、人間性、その素晴らしいお国柄を体験しに「ぜひ、北欧に行ってみてください!」
と、実際に行かれることもお勧めしたりしております。

今まで決まって「北欧の夏はサイコー!」と言っておりましたが、今回はそれはそれは美しい紅葉、秋のヘルシンキでした!

京都でも紅葉のシーズンと言いますが、本当にきれいなのはほんの一瞬。ヘルシンキもこの時期に合わせていくのは、なかなか難しいかもしれませんが、
日本の紅葉の雰囲気とはまた違う、素晴らしい景色を体験できました。

北欧デザインのルーツに「長く暗い冬からの反動。」という説もありますが、これを見たら「わかります!」と言いたくなりますね。





 


 
 

 

 

 




 

いまやたくさんの日本からの個人旅行者さんたち。人気のアラビア食器などは、どのお店でも日本人観光者向け値段。そういったところでの仕入れでは日本でお売りして日常使いしていただく事の出来ないような価格帯になってしまいました。

そんな中で、何とかいろいろ探しだした物達。また今後、ヤフーフォトにアップします。

今回もいろいろレア物含め仕入れることができました。

日本に到着するのは10月末くらいだと思います。

 

2008年10月25日

買付報告 フィンランド ヘルシンキへ






 
 10月11日土曜日の夕方には、最終目的地フィンランドへ出発です。。。(やっと)

今回は初めて週末をヘルシンキで過ごします。通常ですと市内のお店は全部お休みですから何もすることがないのですが、今回はいつものコレクターが「フリマーケットを回るかい?」と、いつもドライな対応のコレクターにしては温かなお言葉。

「おっ!ありがとう!」というと、「まあ、別に俺が行くついでだし。。。。」と、これまたドライな対応。

「明日朝8時半にヴァルッテリのフリマに集合ね。」というので、あのコレクターも朝一からよう働くのう。と感心しながらも、今までヨーロッパ中央時間で過ごしてきた私。明日の朝8時半ということは、コペンハーゲン朝7時半!(涙)

でも、しっかりホテルの朝食も食べて間に合いました!

朝8時半というのにフリマは超満員。たまに見るアラビアのC&Sなどはそこらのディーラーより高く、彼らも超強気。おいおい、その強気はどこからくるの?というくらいまけません。

いやー、おもしろくない!

 コレクターもこんなところには用はない!とばかりに次の会場へ。次の会場は室内サッカー場!その大きさ規模はご想像にお任せ致します!コレクターは会場に入るやいなや、一目散に獲物にとびかかります!

さすがと思いながらも私も早速、、、、と思ったらもうコレクターの姿はそこにはありません。

もうゆっくりしている暇はありません。わたしも次々にオープンされるブースを片っ端からチェック!ヴァルッテリ同様、C&Sなどはとても高いですし、99%ガラクタです。

30分以上たったころでしょうか?集合時間を決めていて、その集合時間の10分くらい前。コレクターが何かを手にしている姿を発見!

いやまてよ。。。あそこのブースは今しがたチェックした所だぞ?



 


 
 彼の手にしている物は、何とも美しい、アイノ・アアルトのブルーヴェイス!もちろん、カルフラ製、1920-30年代物です。

言い訳がましいですが、私がそのブースにチェックを入れたのも、既にオープンから30分たった時点。

その間どれだけ多くのディーラーの目をかいくぐったのか!このアアルトヴェイスは!

さすが、その豊富な知識と経験からくる素晴らしいハンティングを見せていただきました!

ちなみに私の収穫は「何でフィンランドなのに!」と突っ込まれそうなロールストランドのピッチャーくらいのしょぼい収穫でした。。。。

2008年10月24日

買付報告 デンマーク編






 
 

週末には大きなマーケットにも行きました。初めて買い付けに来てからデンマークには今回で19回目。仕入れ先にもいろいろな変遷がありました。

こういったマーケットに行きますと市内のディーラーはほぼすべてという感じでハンティングに来ています。

ちょっと歩くと「オー、久しぶり!」懐かしい顔が揃いますが、今のディーラー陣を考えるとなかなか彼らのところには行けないです。

マーケットで仕入れたデンマーク小物類も豊富にそろう予定です。(ちっちゃなビージェネくんも10DKKという驚きのプライス!)

 デンマークでの食事にはあまり困ることはありません。もう19回も来ているし。。。と思われがちですが、仕事ばかりの毎日ですので

自慢ではありませんが、あのチボリ公園にも一度も行ったことがありません。。。。。というか、一人で行くところではないですよね。(涙)

一軒何時もとても楽しみにしているのが、なぜか「ベトナム料理」!日本では(京都では)ベトナム料理というと、東南アジア系カフェの定番的メニューですが、

本格的なものにはあまりなじみがなく、まあ麺類かチャーハン系でしょうか?滞在中もベトナムレストランにディーラーと一緒になだれ込み、

べトナムビール数本から始まり、おいしい料理と調子に乗ったディーラーと桂花陳酒x2、コニャックx2などなどと流し込み、おかげで体調も完全復活です。



 
 

 デンマークで有名といえばオープンサンドイッチ。

パン切れの上に何やらいろいろのっかている奴です。

町中を散策していますと、おばちゃんがやっているオープンサンドイッチ屋さんがたまにあります。

ウィンドーにこれでもかと並べていますから、すぐわかります。

カフェやレストランで食べるより、おいしいし、断然安いので絶対お勧め!私のようなものには、一個では足りませんので、2個オーダー。

おしゃれなコペンハーゲン子でしたら、ナイフとフォークでお上品にたべますが、おばちゃんのお店でしたらテイクアウトですし、

景色のよい公園かどこかで、そのまま手で行ってください!ダイナミックに行ったほうがいろいろな味が一気に押し寄せおいしいですし、なんとなくデンマークらしい感じです。

ちなみに2個1000円くらい。(やはり少し高い?)

2008年10月15日

買付報告 オランダ最終日・デンマーク編






 
 

懲りずにSTERLING 使ってます。(パート2)

アムステルダム出発20:50.いつものように2-3時間遅れるようであれば、コペンハーゲンに到着は真夜中過ぎになります。

最悪の事態も考え中がら、恐る恐るタイムテーブルを覗くと遅れていない!!今回はパーフェクト!

お部屋を借りているディーラーを待たせていたので一安心です。



 翌日から早速買い付け開始。何時も午前中は輸出業者とのミーティングです。

アルネヴォッダーのローズテーブル、カール・クリントかフリッツ・ヘニングセンあたりのチェアーセット。ウェグナーのGE2903シーター、一人がけセット。そのセットと組みにしていたと思われる素晴らしいTUCKのテーブル。

ヤルクあたりのデザインの3シーター、そのセットのイージーチェア3台。素晴らしい本革のソファーセット。ヴォッダーのハイサイドボード2台。ヨハネスアナセンのチークローサイドボード。

ニルスヴォッダー製のような素晴らしい椅子など。。。。。

素晴らしい家具たちだけにそれだけ素晴らしいお値段です!

彼らとの商談は午後からで、ほぼ100アイテム近く決めるのはかなりハードです。(たとえば6台セットの椅子は1アイテムと考える)

体調もまだ万全ではない中でしたので、もうそこでエネルギー切れです。

ずっと待っていた次のディーラーもいたのですが、結局、8000円分しか買ったあげれませんでした。ごめんね。

御免と思いつつも、既に一日、いや、半日で予算オーバー。。。。(涙)。次の日も朝10時からのアポイントですが、もう買い付けは控えめにしなければいけません(笑)。



スウェーデンとオランダでの買い付け商品を

ヤフーフォト
"こちら"にてアップしております。









 

2008年10月13日

買付報告 ロッテルダムのアンティークショップにて






 
 ロッテルダムディーラーとのアポイント後空港に戻り、夜の便でコペンハーゲンに向かいます。

まだ十分時間もありましたから昨晩行くことのできなかった、あのエリアへ繰り出際ました。

早速気になっていたアンティークショップ。。。。「あれ、もしかしてクローズ?」いえいえ違います。

2階に住んでいるのでベルで呼び出さなくてはいけないシステムのようです。(笑)

素晴らしいロケーションに重厚な古い建物にあるお店ですからオーナー自己満足ワールドが店内に広がります。

おのずと私のテンションも上がってしまいます!

アールデコグラスを2個ほど選びますと、店主「ガラスが好きなのかい?」私「もちろん好きだけど、良いものが好き。」

あまりにも抽象的な言い方ですが、店主は妙に納得したような調子で話しも広がっていきます。

 建物の話になったときに「じゃあ、2階の僕の部屋ものぞいて行く?」「え。いいんですか?」

それは古き良き建物をモダンにリノベートした素晴らしいお部屋。オランダ人らしい色をとりいれるモダンな空間。



 


 
 彼の個性が十分に発揮されていて、インテリア好きにありがちな「御宝いっぱい、おなかいっぱい部屋」とは全く違う趣向のものです。

まさに垂涎物、スーパーうらやましい空間です!!

天井の一部を抜いて吹き抜けにし、それに伴うロフト風の2階。吹き抜けの部分にはガラスをはめ込みいっぱいの光が差し込みます。

色の塗られていない古い柱や梁がむき出しになった部分と、そのモダンなガラスの対比が面白いです。

良い勉強になりました。
 別れ際に「オーナーさんの写真も撮っていいですか?」と聞くと、「もちろん!」「でもちょっとまって、お決まりの帽子があるんだ!」

この素晴らしい伊達男だからこそ、周りの人通りの少なさでも固定のお客様がしっかりついてしっかり経営している。

「今度来るときには連絡してね。」と渡された名刺。

普段はヨーロッパを回るミュージシャン!

うーむ、、、かっこよすぎます!

 

2008年10月12日

買付報告 オランダ編ロッテルダム






 
 オランダはまだ秋という感じです。ストックホルムで感じたようなビシっとしたような寒さは感じません。

 今回は中央駅から30ー40分くらい歩いた場所に位置しているホテル。

少し離れているせいか、落ち着いた雰囲気の運河沿いの家族的なホテルで温かみが感じられるホテルでした。



 
 

 第二次世界大戦時に町中のほとんどが焼けてしまったため、そのエリアにはとても近代的な建物が。

戦火を逃れたこの地域にはそれはそれは美しい街並みが残っています。有名な風車もみられます。

 到着したのが6時くらいだったので、雰囲気だけしか感じれませんでしたが、素敵なギャラリーや重厚で上品な

アンティークを並べているお店が並んでいます。

夜に向かっている時間帯だったからか、そのエリアから一筋違う通りに出ると、一気に「移民に対して寛容な国」の悪い面が

出ているような、私ですら危さを感じる雰囲気でした。少し注意が必要かもしれません。

 

 

 翌日朝10時半にしっかりホテルまで迎えに来てくれました。

彼の店もまた素晴らしいロケーションにあります。運河沿い。とても古い町並みにモダンデザインが「バシーン」

と目に飛び込んでくるような感じです。

アクセスはあまりよくない場所で、このお店もほぼ一見さんはお断り系。ただ、好きな人が、この店を偶然通りかかったら

それは飛び跳ねんばかりに喜び、一気にテンションあがるでしょうね(笑)。ここのオーナーもかなり計算高いですよ(笑)。

 ヴィンテージ家具の店のほかに、DJなどの音楽関係の仕事をしているようで、尊敬する人物はなんとファンタスティック・

プラスティック・マシーンの田中氏だとか。以前、バイトの子がかけていたCDで、「なんかこれいいね。」と何回か

聞いたことがあったのですが、それが全てFPMのものだったことがありました。

やはり良いものは全世界共通なんですね。それはもう、かれの田中氏への尊敬度合いはすごくて(笑)、同じ日本人・

京都つながりというだけですが、なんとなく鼻高々でした。

そんな話をしながら、しっかり買い付けさせていただき、お別れには、「出荷のときに、僕のCDを何枚かコピーして

どれかの箱に一緒に入れておくね。」と、オーナーさん。家具の到着も楽しみにですが、CDも楽しみです。

 

2008年10月11日

買付報告オランダ編1







 




懲りずにSTERLING使ってます!

今回は珍しく定刻通り(こういうときには定刻なんですね。。。間に合ったからいいけど。)

到着は余裕の20分遅れ。許容範囲です。

明日朝一の移動のため空港「近く」のホテルに泊まりました。同じレベルのホテル3-4軒で1台バスをチャーターし送り迎えが付いているのが楽ですが、

空港近く15分くらいバスで行ったロケーションですので、周りには本当に何もありません。ホテルに軟禁状態です。

ホテルの中には安っぽいアメリカンダイナー風のレストランや薄暗いバー、日本でもありそうなしけた土産屋などとても勧められるものではないですね。



 

翌朝、スキポール駅を9:20発。


 
 

 優雅で広大な景色の中電車は走ります。11時過ぎに初日に合うディーラーとの待ち合わせ場所に到着。

 彼女の倉庫は素晴らしいロケーション。 

 

 運河沿いののんびりした場所にあります。
 かわいらしい馬もいます。(リンドベリの「うま」みたいにまん丸です(笑))

 

 

 お家に併設の倉庫のほかに2か所大きな倉庫を持っています。もともと、もう少し都会で店を持っていたらしいのですが、今はホールセールのみ。

彼女曰く、「店の代わりに自由を選んだの。」と素晴らしいお言葉。この商売、奥深いです。。。。私はまだまだです。。

なんとなくまだほかの国より割安感のあるダッチデザイン。物の減少と価格アップ、インターネットでの個人取引が多くなったせいで、彼女もだいぶやり難そう。

フリソ・クラマーやウィム・リートヘルトなどと、軽く買い付けていますが、今のうちかも。。。。。

まあ、フレンチ50Sのようなクレイジーな値段ではないですけどね。もしかしたらいずれ。ですね。

収穫はまた後ほどヤフーフォトにて。いい買い物させていただきました。

この後はまた明日のアポイントに向け、この町にきた道をほぼ逆戻り、ロッテルダムまで2時間半の旅です。


2008年10月09日

買付報告(ストックホルム編)終






 


 


写真は今回の収穫です。スウェーデン最終日、到着日を含め4日目。オランダに発つ日です。

フライトは15:20。それまでにパッキングを済ませ郵便局に行って商品の送り出し。

もちろん私のエコノミーチケットではこの5-6カートンを飛行機で、なんて考えた暁には何十万という請求が来ます。





スウェーデンには通常の郵便局が各地域になるのですが、その他、個人経営のたとえばKIOSKとかガスリンスタンドなどが郵便業務を請け負っています。その人たちはお店をやっている訳で、もちろん日曜日に営業すれば、郵便も日曜日に引き受けてくれるのです。



タイトなスケジュールの中、私がそういう段取りをするということは、過去に何度も経験があるからこそ。

買い付けにきて荷物を置いて行くなんてことはあり得ません。でも、それがありえるのです!

何と,いつも行っている「なんちゃって郵便局」(ここからこう呼びます)が海外向け郵便の伝票を切らしていたのです!!

私「何とかならんのか!」。

店の人「明日には取ってくるし許して。」。

私「今!これからオランダに行くんじゃ!」



やるせないやり取りが続き、私のあまりの勢いに店にいた他のお客さん含め対応会議が始まりました。

「となり町(たぶん)の”なんちゃって”だったらここより大きいし大丈夫。タクシーですぐ。」との事。

そこも伝票が無いなんて事ないよね?念のために電話を欠けさせるも応答なし。

お客さん含め、自信たっぷりに言うので、少し心許無いところもあるが、タクシーを呼び出しいざ出陣.



そこに待っていたのは最悪の結果!やはり伝票がない!



もう、ここは大人気なく「もう、この荷物送れなかったら全部あなたの責任ですよ!」的な勢いで店番のかわいらしいスウェーデン人の女の子を攻めます。そこはさすがスウェーデン子、何の気遅れもなく手当たりしだいに周辺の「なんちゃって」に電話をかけます。

この急いでいるときに待つのはしんどいですね。

見たところかなりの割合で「なんちゃて」は伝票を持っていないことも発覚。

今までが逆にラッキーだったのか?



やっと見つかった「なんちゃって」はブロマの街中。



ぶろま。。。。もしかして、ストックホルムにもう一つあるという空港の「ブロマ」ですか?

しかもタクシーの運ちゃん、スウェーデン語もまだままにならないユーゴスラビア出身の人ですよ。。。。ちょっと心配でしたが、そこはさすが、杞憂でした。そこでやっと荷物を送り出し。



皆様もご察しの通りもう何する時間もないですよ!

旅は道ずれ、こうここまで来たら最後まで付き合って下さい。

そのブロマからアーランダ空港までスウェーデンではあまりない土砂降りの中ぶっ飛ばしてもらいました。

チップもはずみました(涙)。

 
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2008年10月07日

買い付け報告スウェーデン編(2)



 一日目で体力を使い果たしたせいか、2日目は完全にダウン。

一日完全休養だったので3日目は大分ましに。

4日目の移動に向けまったくパッキングに手をつけていなかったので

寝ている訳にはいかないんですけどね。。。。

3日目もどこか本調子ではない中、パッキングに費やしたので、今回はマーケット以外

どこにも行けませんでした。

ストックホルムを訪れたらからずといっていいほど訪れる、MODANITYやDOMINO。

そのオーナーたちとの話はとても勉強になりますし、そのエレガントな人柄、素晴らしいセンスから

選び出される商品群もとても参考になります。

今回の仕入品たちはヤフーフォトにアップするとして、別に今回「おわっ!」という出会いを数点紹介します。





 

 とうとう、ビージェネにリンドベリの「馬」、入荷です!どうなんでしょう?今までかなりレアものと思っていましたが、

今回のマーケットでは3匹のエントリー。もちろんパーフェクトコンディションの中でも一番リーズナブルややつを仕入れました。

(ちゃんと中でもリサーチします!)全然関係ないのですが、最近うちの息子が「うま」と言えるようになりました。

「うま」というよりは「-っんまっ!」ですが・・・・・(汗)。前に動物園に行ったときに、ヤギを見て「-っんまっ!」

と言っていたので分かっているのかは定かではありません。(近くにいた幼稚園児に、「うまちゃうでー。」って突っ込まれてました。

いくらうま好きでも、彼がこれを手にするには少なくても30-40年は早いですね。

 次はこれ。「あなたはもしかして、ルート・ブルック様のものでは?」と崇めたくなる様な可憐なプレート。。。

10cm四方の小さなプレートでも、ごっちゃりした独特のマーケットの中でも、しっかり主張し光っております。これを見つけここまで喜べるのは、

近くのM店のA氏か、私くらいでしょうか?さすがの強気の値段。その後、ウプサラ・エクビーでも似たようなものがあり何度

「はっ」として、その後「がっくり」させられたか。。。。雰囲気は似ているんですが、やっぱり全然違う別物なんですよね。



 
 

 最後にこれ。

フォークとスプーンで作られたオブジェ。まさにこれが本当の「フォークアート」!

「RUNESALL69」とサインが入っています。怪しげなディーラ曰く、「スウェーデン南部では有名なアーティスト」。

本当かよ!めちゃくちゃエリア限定だし!案の定、帰宅後ググってもかすりもしません。。。(涙)

皆さんの反応が楽しみです!ちなみにうちの息子、フォークは「かっく!」、スプーンは「っぷーん!」です。。(笑)関係ないですね。。。。


2008年10月04日

買付報告スウェーデン編(1)

 昨晩から降っていた雨もやみ、すっきりとした朝です。
空気はもう初冬の引き締まりよう。地面を見るとまさに今朝がたの冷え込みで凍結していたかのようです。

今回はストックホルム郊外でマーケットがあり、それを目指すことに。
数年前から何度か行ったことがあるのですが、今回は新しい会場に移動しての開催。
幸運なことに逆に滞在先から近くなっていて、今回は豪華にもタクシーで「会場入り」できたので楽でした。

  
 

 買付出発前に風邪をひいてしまい、一時はどうなる事かと思いましたが、何とか復活しこの出張となっているのですが、いまいち体が本調子ではありません。頭が少しぼーっとした感じと、なにかふらつくようなめまいを感じながらのハンティングでした。
そこは気力だけです!
「もうそろそろ限界。。。」と思いつつ、ふと覗きこむと「おわーっ!」という出会い。
そこで完全復活し、勢いに乗ったついでにそのご近所も捜索。
で、また限界に近づいて、また出会い。。。の繰り返しでなんとかいろいろ(かなり)そろえることができましたよ。

 数年間同じマーケットに来ていると、顔なじみになるディーラーも多々います。
その中のひとり、私が数年前はじめてきた時にベルサなどを中心に、とてもリーズナブルに持っていたおじさん。その時には、店は持っておらず、地方からバッカスアンティックあたりに商品を卸しに来ていた行商のおじさんでした。
いまは、すでに2店舗を持ち、マーケットでも彼のブースは堂々と中央の目抜き通り沿いにババーンと出しております。時の流れを感じます。
日本人のバイヤーもあまり見掛けませんでした。
ただ、もう今はそんな時代ではありませんので、東京の超有名店のオーナーさん(どこにいっても必ず出没しています)や、どこで情報を仕入れたのか、女の子バイヤーもたくさんいました。
えっ!あなた方、関空から一緒だったご夫婦!

 
 

 もう、侮れない情報力!(笑)
後で見かけたときには、旦那さん大きな段ボールをリヤカーで引いてるし!主婦万歳!
そんなみなさんに元気付けられながら、ふと時間をみるともう5時間以上飲まず食わずでいるじゃないですか。
会場も新しい代りに、中で働いている人の対応もとても「新しい」です。そこに置いてある「サラダ」を注文できるまでに20分くらい。行列好きなスウェーデン人もいい加減怒りますよ!(スーパーマーケットでも、駅の切符売り場でも、スウェーデンはどこでも行列で、それが一向に改善されないので、私は行列好きだと思っている)

 

 今回の買い付け品はまた時間があればヤフーフォトにアップします。
スウェーデンではたまにアラビアも出ますし、リンドベリ含め、その他無名のカップアンドソーサーでも可愛く発色の良いものが多く本当により取り見取りという感じです。
そんな雰囲気をビージェネに来られるお客様にも感じでいただこうと、今回も色々取り揃えました。
スウェーデンからの便は早いので、私が帰る前には日本に到着しているはずです。開店したその週末にはスウェーデンものはお見せできると思いますよ。

 

2008年10月02日

買付報告第一日目出発編





 



 ここのところ関空発フィンエアーの時間帯が余裕のあるスケジュールになったため、出発の朝も楽になりました。

そう思って行動しても少し油断すると駄目ですね!

ろくなことがないです。

「余裕で昼食も空港で食べられる。」と、まずい機内食にいつもうんざりの私は嬉々として有名チェーン店にはいり、大好物の海老フライ定食(これからの北欧の旅に備え少し贅沢!)をと。

注文し、待っている間に愛する家族にテレフォンコール、それもすんで10分まてども私の注文品が来ません。




 「どうなっとん!」と眉間のしわも隠さずに言うと店長らしき人が、「オーダーが通ってませんでした。。。」

続けて店長「あと5-6分で仕上げますので・・」。私、「クローズまであと20分しかないやんけ!」って、

そんなタイトな状況でそもそも食べに来るなって!

お店がお詫びというので箱に入ったサンドイッチをいただき、急いで出国手続き。

こんな小さな折詰めで男子のおなかがいっぱいになるか!と思いつつ、ゲートでほおばると、

これまた見た目によらずすさまじいボリューム!

予想外に満腹になり、後で出される機内食がよりいっそう??く感じられるのでした。



ていうか、全然北欧に関係ないネタですね。

頑張ってきます!


2008年06月06日

コペンハーゲン編



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コペンハーゲンでも毎日晴天続き!私が帰国後の週明けから少し雲行きが怪しくなるそうです。

それは素晴らしい5月だったらしいですよ!コペンハーゲンは!

だた去年は同様、5月6月がとてもよい気候だったのですが、その後の本格的な夏になろうとした矢先に

雨ばかりになり、何十年ぶりかの冷夏。

今年も同じようにならないか、コペンハーゲンっ子たちの心配の種はつきません。

心配の種というと、私の滞在中に幼稚園・保育園の先生たちによる賃上げ交渉・ストライキが

始まっていました。先生たちの要求もわからないことはないけど、子持ちの家族は大迷惑!

コペンハーゲンは子供たちで溢れかえっています。

ここぞとばかりにおばあちゃん・おじいちゃんの出番!総出で子供のお守りをしているようでした。

唯一息子の服を買い付け中に選ぶのを楽しみにしているのですが、いつも行くかわいいお店には、

やはり、お母さんが店番。その横で子供と遊んでいるおばあちゃんの姿が。

「本当に迷惑な話ね!」とおばあちゃんは言いますが、顔は余り迷惑そうな顔ではなかったですよ!

初日大商い!家具買い付け編



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コペンハーゲン初日。

いつものように買い付け前の打ち合わせを終え、最初のディーラーから。

すでに15台のカイクリスチャンセン・ローズウッドチェアーを15台押さえているという報告をくれていた

ディーラー。そこで見たものは、まさにローズウッド祭り!

それは素晴らしい家具たちが勢ぞろいしておりました!

アルネヴォッダーのアームチェアー4台・サイドチェアー6台、小さなチェストやドレッサー、

ラウンドテーブル2台。イプ・コフォード・ラーセンのテーブル1台。

無名ですが美しい3人がけ・2人がけ・一人がけ2台。

そういえばグレーテ・ヤルクのとても美しいアームチェアー5台、もちろん無名のローテーブル、

天板の美しいデスク、6段チェスト、フィンユールの椅子など(デプロマットですが。。。)も。。。

ビージェネ初期以来の大商いでした。

コンテナは7月末くらいの到着予定です。お楽しみに!

コペンハーゲン・キャストラップ空港


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北欧家具好き・デザイン好き・建築好きにとってはこの空港はたまらないと思います。

デンマークの公共施設には、どこにもルイスポールセン社・フリッツハンセン社の影響が強いらしく、

その家具や照明たちが惜しげもなく使われております。

このポールケアホルムの椅子を見てください!

惜しげもなく使われております(笑)!

良い家具や食器たちも日常に使って頂かないと意味がありませんで、私も現地の仕入れ、

販売価格には気を使っていますが、この椅子の現地相場を知っている者にとっては、

余りにも衝撃的な現場です!

小心者の私はこの情況をみても、この椅子に敬意を持って、恐る恐ると座るのです(笑)。

2008年06月05日

格安!?ストックホルムーコペンハーゲン間



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今ではヨーロッパ域内の移動が格安航空会社の氾濫でとてもリーズナブルになりました。

フィンエアーでは、ストックホルムからコペンハーゲン間に移動するにはヘルシンキまで一度戻るという、

すごい大回りをしなくてはなりません。よってスケジュールによっては、以前は関西方面から

‘わざわざ無理をして‘SASを使っていました。

この問題を解決したのがデンマークの格安航空会社STERING。

今回2週間前のネット予約で、なんと!4500円!

ストックホルムの街中ショップで何とか探し出した一番安いスティグのC&Sより安いかも!

この採算ベースで大丈夫なのか!飛行機は大丈夫なのか!という疑問も出てきますが、

直前に予約を入れようとするとすると、なるほど、結構一般的な値段になっています。

ただそこは格安航空。今回なども2時間くらいの遅れ。

チケットカウンターでの発券段階ですでに1時間の遅れがあるのがわかっていながら、

地上係員のお姉さんは「HAVE A NICE FRIGHT!」と作り笑顔もなく言います。

結局市内を出たのが午後2時過ぎ、宿泊先に到着してのが夜の9時過ぎ。

飛行機を使って7時間の移動とは、なんとも無意味な。。。電車でもそれくらいです。

遅れも愛想の無さも、格安だから許せるという方、時間にまあ余裕のある方にお勧めです。

まだ、5回くらいしか使っていませんが、今のところ50%以上の確立で遅れています(笑)。

2008年06月04日

逃した獲物 パート2


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「叶えたいことを紙に書いて、毎日紙に穴が開くほど念じれば叶う。。。。。」

お店を始める前、とある商社で働いていた時に社長が教えてくれた言葉。

私もこの言葉が好きです。こんな大切な言葉をこの場で使うのもなんですが、、、、、、

この5年くらい、紙に穴が開くほどは願っていませんが(笑)そのヘルシンキで泳がしていた

タピオウィルカラのコームドカットプレートと同じものをとうとうゲットすることが出来ました。

お店への到着をお楽しみに。その他収穫はヤフーフォトにて。"こちら"にて


ノーベル賞もの!


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 ストックホルムの町を歩いて見つけたお店で見つけたグラスです。

なんと1936年のノーベル賞授賞式で使われたものと同じモデル。

もちろんクリスタル、コスタ製のもので、口の部分には金が施してあるタイプです。

カットも美しい、なんとなく気品溢れるグラスじゃないですか?

 仕入れたもので「これはどうしても自分でも使いたい!」と思うものが出てくるものです。

何でもかんでも、ということになると仕事になりませんが、

これもどうしようか悩ませる一品です。。。。。


 

ストックホルム編



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ストックホルムでも毎日この天気!

もちろん朝晩は少し冷え込みますが、日中はティーシャツでO.K。それでも暑いくらいです。

週末には以前も紹介したことのある郊外のフリーマーケットへ。今シーズン最初の開催とあり、

それはそれは凄い人・人。

物を売る側の車も続々と会場に入っていき、こっちで店を開き始めたとおもったら、

あっちでも店を開き始めるグループも。

両手に収穫を下げる身にとってはその移動だけでもとても苦。

中には、何に使うのかわからないものばかり売っているおじさんや、

もともとはC&Sとして売られていたと思われるとてもかわいい柄の食器たちをすべてソーサーなしで

使っていたという、ヒッピーっぽい老夫婦など

個性的な人たちが、思い思いに店を開いて売っていましたよ。

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ディーラーの車で私含め3人で行ったのですが、みんな両手に持ちきれないほどの収穫。

マーケットを出たときには気付かなかったのですが、車を降りたときに見ると、

一人の男の子はスウェーデン人らしい真っ白な顔が真っ赤になってしまっていて、

収穫に高潮していたのか、日焼けなのか、みんなで彼の顔をみて笑っていました。

2008年05月31日

ヘルシンキ収穫



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いつものように収穫はヤフーフォトのほうで"こちら"にて.

この日差しの中、収穫物の写真を撮っていますと、やはりグラスが映えてきます。

ヤフーフォト写真を見ていただけたら解ると思いますが、今回北欧3巨匠の日常使いできるグラスたちがかなり充実しております。店にある商品とあわせたら、たぶんテーブル一枚では入りきらない位のボリュームになるとおもいます。いつものように「ごっちゃり」と展示しますので、お早めにお越しくださいね。

逃がした(?)獲物



 



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いつものディーラーの一人に行くたびに値段がどんどん下がる(笑)ディーラーがいます。

今回の写真は、たぶんここ1年は同じ場所にあるナニーのボトルたち。

ルビーが2本入って60万(ビージェネ販売価格です)くらい。前回は70万くらいで、「50万くらいにならないの?」と聞いたら、それは凄い剣幕で怒られました(汗)。ここには私が知った当時(5年くらい前)からタピオのコームドカットで15cm超くらいのプレートがずっとあります。この5-6年で300ユーロ(!)下がっています。ただ微妙に底の部分にチップがあるので、未だに泳がしているんですよね。

 たまに凄い掘り出し物が有るこのディーラー、見た目とても細々とやっています。

今回少し早めに到着してしまったので、彼を待っていたところ、何と「ベンツ」で登場!しかもスポーツタイプ!

口の悪いいつものコレクターに言わせると、「あいつはヘルシンキ郊外に別荘は持ってるし、いつもバイクを乗り回してるぜ!」

うーむ、、、なんともうらやましい。。。。


 

2008年05月30日

ヘルシンキ編5月分



 



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 それにしてもこの季節の北欧はサイコー!

 日中はそれこそTシャツ一枚でもすごせるか?

風がやはりまだ少し冷たく感じますが、それは、この突き抜けるような青い空とそれにあわせたような新緑の緑が、心地よい気分に、いやでもさせてくれますよ!

 大体のお店やディーラーは11時や昼からですが、9時から開いているところがあるのです。

 時差の関係で朝6時からサウナ、7時からホテルの朝食をゆっくりじっくりとっても、余裕で間に合います。

その店のおばちゃんは私の顔を見るなり、「あの日本人、またきたな!」とばかりに、秘密の部屋(バックヤード(笑)に入って行き、私好みのものを持って来てくれるのです。

 今回はキルタのセットやgogの珍しいマグくらいしかなかったのですが、いつも有難う!

少しの隙間から見えた秘密の部屋の中には、なにやらポモナのジャムポットがたくさんあるじゃないですか!

聞いたら、「私の。」って(笑)。もう70歳くらいだとおもうのですが、なんともかわいらしい。

ヘルシンキ買い付け報告5月分



                                                               
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 今日はすでにストックホルム。

 ホームページがオールリニューアルしたことにより、コラムはブログ形式になりました。

 そのため、買い付け情報などをアップデイトにお知らせできるかな、などと、おもっておりました。

 ただ、今回も例により超ハード&タイトスケジュール。変則的にヘルシンキの滞在時間を半日ほど少なくしたため、買い付けもままならないのではないかという状態の中で、ブログの更新は、夢のまた夢でした。。。

 買い付け初日、いつものように関空からフィンエアーでヘルシンキへ。9時間余りのフライトでヨーロッパに着くということが、どれだけこの老体に歓迎されるか!

 さらに予定時間より30分ほど早く着いたため、チェックインを済ませ、意気込んで一軒目にまわります。

 滑り込みで間に合ったのは良いのですが、眠気眼に時差ぼけの頭では良い買い付けも出来ません。ホテルに帰ってから「なんで?」という収穫に、気合の空回りを感じました。 。。。残念!

2008年03月11日

買い付け報告:ヘルシンキ編(2008.3.11)

買い付け前にディーラーとのアポイントのために連絡を入れたときにも彼らは言っていましたが、
ここヘルシンキ、例年になく暖かいようです。少し前まで雪すら降らなかったということ。
ここヘルシンキも異常気象です。

ただ、私らのような足を使って探し回る者にとっては、良い気候での買い付けは助かります。

ヘルシンキ市内はトラムが街中を縦横に走っているので、
かなりの歩行距離の削減に役立ちますが、
それでも毎晩ふくらはぎの筋肉痛に悩まさせられます。

スウェーデンでも出会った日本からの買い付けの方と、ある場所で鉢合わせ。
帰りの飛行機の便まで同じだったり、妙なご縁。
ストックホルムのマーケットでも数名の業者の方を見かけました。

やはり皆さん考えることは同じですね。
今回も、ヘルシンキのコレクターからフィンランドモダンデザインについての情報と同時に、
色々良いもの仕入れることができました。

中でも30cmオルキデアなどは、探してもそうは出会いのあるものではないですね。
サーラ・ホペアのアップルもサイン入りではないですが、仕入れることができました。
「通常のものより一回り大きく、とてもよい出来なのに、なんでサインがはいっていないんだろうね。」
なんて、コレクターも認めるレアなものです。 080311.jpg

写真の椅子はアアルトの初期のもの。
コレクターが先日郊外のマーケットに出かけたときに見つけたものらしく、
最近のオークションではものすごい値段が付いたかなりレア物だそうです。

マーケットで見つけたからには彼の買い付け値段はご想像にお任せいたします。
いつも感心させられる彼の知識、それは長年デザインに携わった仕事をしていると思いきや、
もともとはサラリーマン。その溢れんばかりの知識と、
まさに彼の「足」から生まれるこういったハンティングは
単なる頭でっかちの知識だけではない何か、、、、尊敬に値します。

今ではストックホルムだけでなく、
全世界的にモダンデザインの第一人者とも言えるジャクソンズのオーナー、
ジャクソンも数十年前にイギリスからスウェーデンに渡り小さな商売からはじめ、
今の名声を築いているのとも共通しているのではないでしょうか。

話がそれましたが、コレクターに「この椅子どうするの?」ときいたら、
「たぶん売らずに自分の家の玄関において靴を履くときにでも使うよ。」ですって!
余りにも法外(?)な値段で仕入れてしまったものは、
人に売るには気が引ける。。。
最終的には自分で使うことになってしまう。。。。
なんとなくそんな気分解ります。彼の哲学に触れました。 08031102.jpg

滞在中に、とうとうヘルシンキの人々が待ちわびた「雪」が降ってしまいました。
ちょうどこの季節、ヘルシンキの人々の大半は郊外に言ってスキーを楽しむ習慣があるようです。
スキーホリデーといって、学生たちもこぞって行ってしまうので、
ヘルシンキの街中はいつもより静かです。ところが今年はこのように雪のない冬。
通常であればヘルシンキ郊外にいけば十分な雪があるのですが、
今年のように雪が少ないとラップランドまで行かないと雪がない。
そこにフィンランド人がこぞって集まってきていてスキー場が非常に混雑しているとの事。
でも、ラップランドのことですからそこらじゅうでスキーが出来るんじゃないんですか?
まさか、日本のスキー場のように混雑しているわけじゃあないでしょう。
一度彼らの言うその「混雑情況」を確認してみたいものですね。
2008.3.11(ヘルシンキ編終)
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2008年02月22日

買い付け報告:ストックホルム編(2008.2.22)

コペンハーゲン同様ストックホルムも快晴、快晴!
この寒さではストックホルムの人たちは少し物足りないようですが、私は少しは地球のことも心配しながら、この素晴らしく澄み切った青空の下、快調に買い付けできることに少しの幸せを感じるのです。
 ストックホルムに到着したのは昼前。
ストックホルム中心から少し郊外へ出た所の大きなホールでマーケットあり。今回はこれ目当てでのストックホルム入りです。
 うーむ、、、やっぱり出展者に良く見る業者多し。
っていうか、高すぎ。
リンドベリのタヒチなんぞは1500skk!
誰が買うねん!
小さなフリーベリ買えます。(私なんぞはこの値段だったら少し足してアートピースを買うという思考回路になっています。)
 半分くらい回ったところで余りの収穫がなかったのですが、ゼブラのムラサキバージョンを大量に買いつけた(買い叩いた)後は、調子が乗ってきました、怒涛のハンティング。
フリーベリやリンドベリのファイアンス物、いろいろな種類そろいました。
 買い付けに熱くなっているうち、すっかり夜の7時。
外に出るとあたりはもちろん真っ暗&吹雪いてる!
ご勘弁!朝から少し風があったせいでしょうか?次の日も朝は快晴だったのに昼から吹雪く。。。。寒すぎ!
冬の買い付けはこの年には身に凍みます。。。。。
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マーケットでおなか一杯になった後の週末は、さすがにお腹に入るスペースもなし、財布の中身もなし。
ここは念願のグスタフスベリミュージアムへ。
地下鉄スルッセン駅のSLセンターの正面、薄暗い怪しげなバスターミナルから474番のバスに乗ります。毎日10-15分ごとに出ているようなので問題なさそうですよ。
所要時間は30分弱というところでしょうか。
バスは高速を走り、周りに湖のある美しい風景が広がると近くなってきた証拠。高速を降りてからしばらくし左手にあのグスタヴスベリマークがついたの工場らしき建物が出たら、即、下車ボタン!もちろんグスタヴスベリセンターで降りて5-10分歩くのも悪くないですよ。
ただ私の場合、滞在中毎日街中を歩いているので、ここは少しでも歩行距離を少なくする事が必要なのです。
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FARSTAUKENというバス停です。もう目と鼻の先。
最初に目に付いてしまったのが、グスタヴスベリのファクトリーアウトレットショップ。まあ見学程度に入ってみると、ヴィンテージあるじゃないですか!っていうか、BERSAを大量に買い付けしている日本人いるし。 べつにいいけど、こんなバレバレの場所でコテコテの物買い付けるなよって。。。。値段も安くないし。。
ミュージアムの隣にもヴィンテージショップがあるんだけどまた同じ日本人が買い付けとる。。。
まあ私も偵察程度に商品チェック。
相変わらずリンドベリの食器などは市内のショップと変わらない強気値段ですが、結構意外なもの見つけましたよ。まあ、財布の都合もありますので、「これとこれ、カードで買うけど(涙)、やすくならんの?」の聞くと、店の店主かなり強気です。びた一文まけるかって言う勢い。「あー、ここにもジャパンマネーにやられてしまったスウェーデン人が。。。。」と思ったら、そのとおり、後ろのこれから日本に送られるという2箱のバナナケースを指差し、自慢げに言うご主人でした。残念!(ふるい)
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ミュージアムへは20SKKと意外に安いじゃん!
入り口を入ると絵付け教室。
おばあちゃんがお孫さんたちを連れてきたんだそうです。
期待しているよ!
未来のカリン・ビヨルクヴィストかリサ・ラーソンか!
京都の観光客相手の陶芸教室とは何か小さくて、ただ、とても大きな違いが有るような。。。。
入り口にはミュージアムショップもあり、フリーベリの本が新品で売っていたので、ビージェネなじみのお客さん用に何冊かかっておきましたよ。
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ミュージアムの内容というと、これはいかんせん!
歴史などの説明など一切なく、たんなる展示のみ。
よっぽど町中のジャクソンズのほうが素晴らしい商品ばかりで、圧倒される数量です。
入場料も安いはずです。
行きに買ったバスチケットで、ミュージアム(?)(ここからはてなマークの登場)とショップを見ても、その制限時間内で帰れる(帰りのチケットを買わなくても良い)くらいの規模です。
希望としては湖縁のカフェでコーヒーでも一杯飲みたかったのですが満席だったのが心残り。
写真のように市内とは違う、ほのぼのとした空気が流れるグスタヴスベリでした・・・・・。
スウェーデンからの便は早いので帰国時には到着しているかも?
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2008年02月17日

買い付け報告::デンマーク編::2008.2.17

今回到着し何日か経過したある日、
いつものように大好きなクイストゴーの食器などを探していました。
そこで、びっくりする情報、私にとってはかなりショックな訃報が。

あの偉大なるデザイナー、イェンス・クイストゴーが
とうとうあの世へ旅立ってしまったようです。

以前のコラムでも紹介いたしましたが、
2004年に85歳ということでしたから90歳目前だったのですね。

彼のデザインは何千といわれているの中で、
あえてビージェネではダンスクから一線はずし、
デンマークの食器・パルシュス時代の陶器などをお店においていました。

彼がデザインをするにあたっての信念だった
「温かみを感じさせるデザイン」として、
かなりの割合に日本や東洋から
インスパイヤーされたデザインが採用されていたことは、
日本人としてとても光栄ですし、
また、私個人的にデンマークデザインの
本質を知る上(達成にはまだまだですが。。。)でのきっかけ、
今では道しるべとなった彼のデザインには敬意以上のものを感じています。

彼の経歴にはまだまだ面白い部分がありそうです。
特に、ESLAUでの下積み時代、
共に汗を流したPALSHUSのペア・リネマン・シュミットとの関係などは、
これからの研究課題の一つです。

クイストゴーの他界と言うのはとてもショッキングなことですが、
彼の残した真のグッドデザインを今後とも紹介していきます。


やすらかなるお眠りをお祈り申し上げます。
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2008年02月10日

買い付け報告::デンマーク編::2008.2.10

以前もこの報告の中に書いておりますが、
インターネット環境がかなり整ってきているので、このように現地でもホームページがアップできるようになりました。(それだけ買い付け中にやる事が多くなってしまったのですが。。。。)
今年もがんばります!
今年最初の買い付け。こちらの気合を感じ取ったのか、現地ディーラーから出発前日に電話があり、「着いたらすぐ来い!」との指令。関空を出発したのが午後一時。九時間半の飛行でヘルシンキ、空港で一時間待ちでコペンハーゲンまで。到着は現地時間午後6時半。合計12時間の行程も彼らには関係なし。
早速、車に押し込められ(笑)最初のディーラーまで。その気合とは裏腹に「ろくなのないやん!」
やはり年々仕入れは難しくなっています。
こちらコペンハーゲンは暖かい日が続いています。
例年であれば暗い時間が多く、さらに昼間はどす黒い雲に覆われます。去年などは同時期にかなり雪が積もっていたようです。ところが今年はどうですか!このように私の求める透き通った気持ちの良い青空が今のところ続いております。寒さもかなりましで8度くらい、京都と同じくらいじゃないですかね。
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前日の気の早いディーラーの件にめげず、
この晴天の中、二日目三日目とディーラーとのアポイントをこなしてまいりました。
初日とは打って変わって、素晴らしいものが続々!
今回初日の件が有ったからかもしれませんが、
つくづく、こういった古いものとは出会いが大事だと思いました。
時間が出来次第、また買い付け商品の紹介をOTHERのページでしていきますが、
ちょっと凄いものと出会ってしまいました。
ヤコブセンの3300シリーズ、今回も泊まらせて貰ったディーラーの部屋にあった椅子。
全体が本皮で包まれている椅子本体が浮いているように見えるデザイン。
隣にスワンがあったので余計に感じましたが、デザイン以上に素晴らしい座り心地。
こんな高い椅子は買ったことないのですが、こんな出会いはめったにないのでここは京都らしく
「清水の舞台」から飛び降りるつもりで。。。。
行ってしまいました。。。。
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仕入れの定番になっているクイストゴーの食器たちもたくさん仕入れました。
こんな良い天気が続いていますから、週末は朝からフリマーケットへ。。。と計画し現地へ。朝食を買おうと入ったお店で小銭が足りない分まけてもらったり、週末で本数の少ない電車が快く遅れそうな私の乗車を待ってくれたり、今日は何か良いことがありそうな。。
郊外の駅からさらに少し遠い場所にある会場なので、タクシーを使って会場入り。「えっ。。。。?」。。。いつもは業者やお客さんの車でいっぱいになる駐車場が・・・ガラーーーーンと・・・。
いやー、ちょっとしためまい。
「やってしまった!」という恥ずかしい気持ちを抑えながら、近くにいた見るから親切そうなデンマーク人に聞いてみます。彼は少し考えた上、内部の係りの人に尋ねるべく係員室に行きますが誰もいません。ふと、扉にある張り紙を見つけ、こう教えてくれました。「今週と来週末はキャンセルです。」
なぜかまだ行きに使ったタクシーが会場前に。「お前、なにしてたん?」的な仕草で私の顔を見つめ「駅に行けばいいの?」。往復で100DKK。。。
朝のうちにその日の運を使い切っていたようです。
このタクシー代は絶対に商品の値段に上乗せしませんので、皆さんは安心してくださいね。(涙)
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