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2007年11月13日

買い付け報告デンマーク編(2007.11.13)

京都市美術館での北欧展は大成功のうちに終わったようです。
びーじぇねZEST御池店も10月末で終了。こちらの結果は、、、、(汗)。

あっという間に11月に入り、ここに来て京都もやっと冷え込んできました。
紅葉もそろそろ期待できそうですよ。

ゼスト御池店の終了で、またいつも通りののんびりした雰囲気だったのですが、ここにきて、今週末11月17日にコンテナが京都に到着するにあたっての通関作業の準備やらでばたばたしております。

デンマーク滞在時も、相変わらずのどんよりお空。
毎日時間単位でのアポイントをこなしながら、何人かのディーラーとあい、色々買い付けてまいりました。少しですが、OTHERのページにて紹介させていただきますね。お店にはカタログも用意しておりますので、お越しの際はお尋ねください。またメールでもお気軽にお問い合わせくださいね。 (いつも言っていますが、住所や連絡先の記入のない人には返信しませんよ!(笑)) 週末を絡めたコペンハーゲン滞在ですので、ここのところの定番、「怒涛のフリーマーケット周り」に行って来ました。
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前回もお宝ざくざくのこのフリマーケット。
現地のディーラーに話したら「そんなとこで、フリマーケットしとんの?」と。たまたま知らなかったのかな?
そんないきさつで、前回の襲撃時にだいぶ買いつくしてしまった(笑)こともあり、今回はあまり期待をかけずに軽く襲撃。。。。
びーじぇね以上に乱雑な棚を食い入るように見入ると、クイストゴーのRELIEFシリーズじゃないですか!
こぼれる笑みを抑えつつ(この点は私も成長した。通常こぼれる笑みを抑えられない。)、「全部買うけど、いくらになるの?」
お値段はまあまあ。
まあこんなもんだろうと、OKをだすと、「いやいや、実は私、この食器のシリーズがとても好きで、まだあるわよ。」と、昔はすごい美人だったであろう面影を残すオバサマ。
でも、「奥にしまってあるから明日来てくれれば、出しとくし。」と。
私も負けずと、「いえいえ、まあ、先に見せてくださいよ。」とフライング気味に棚の下の収納スペースをほじくり出す。
ぴかりと光るグリーンの。。。。「これは、AZURシリーズではありませんか!」
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出てくる出てくる!
正直、この6年間数十箇所のフリマにいきましたが、これは初めて!
このところRELIEFのシリーズも少なくなってきている中、これは貴重です!

「全部行かさせていただきます。」

と、その後予想されるパッキング地獄も省みず、たぶんトータルで30KGはあるかと思う収穫に、笑みと汗をこぼしつつバスにて家路に着くのでした。
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今回はラッキーなことにあるディーラーのお家に居候できました。
この物価の高いコペンハーゲンでは本当に助かります。
お察しの通り、モダンデザインを扱っていますから、
彼からもそのあたりの時代のものを中心に買っています。

多々あるインテリア雑誌での、コペンハーゲンの高級ビンテージショップのお宅拝見企画は捨てるほど見ていますし、それこそ今回のディーラーは30年このビジネス一筋の男。
さぞかし、垂涎物の家具でそろえているのかと思いきや、

やられました。

これまたうまくアンティークとモダンをあわせている。
写真でもわかるように、部屋にはYチェアー、
鏡にかすかに映っているのはヤコブセンのスワン。
重厚そうなアンティークの大きな鏡に帝政時代の小さなキャビネット。
もちろん敷物はペルシャ。
ダイニングテーブルは200年前のテーブルだそうです。

彼と奥さんによると、「もちろんモダンは好きだけど、アンティークを合わせることによって、生活感・温かみが出る。」とのこと。

以前にも触れましたが、この北欧ブームでそこらの建築家が提案する「これが北欧です」的なダイニングセット等に飽き飽きしていた私にはとても新鮮に、またハートにガツンと来るコーディネイトを見ました。
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あと、報告するの忘れていました。

やっと、何年越しかで、お嬢ちゃんの「木馬」見つけましたよ。
でも、そんなに古いものではないですけど、かわいいです。
(やすいですし)

まだ「木馬」を卒業していなければ、みなさんで見に来てくださいね。

デンマーク編終わり::2007.11.13::
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2007年10月13日

買い付け報告(オランダ編)2007.10.13

今回は前回のリベンジ、S社のストのおかげで訪問できなかったオランダに再チャレンジ。
今ヨーロッパでは格安航空券を売りにしている航空会社が多く、ヨーロッパ域内の移動がとても安く・また簡単に短時間で、できるようになりました。
格安だから墜落しやすいとか、なんやかんや心配もありましたが、無事、3時間遅れ(笑)でアムステルダム・スキポール空港に到着しました。
(ホテルに到着したのは夜の12時)
ヘルシンキ・ストックホルムで味気ないビールを飲んできたので、ここは本場、ハイネケンをグイッといって、明日の買い付けに備えます。
少しは南下したので暖かいかなと思ったのですが、大差なく、しかも雨。。。。。。。今回は天気には恵まれていないようです。。。
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初日(といっても滞在2日ですが。。。)は、朝から電車で2時間くらいの地域にあるディーラーを尋ねました。
車窓を覗くと、延々と規則正しく作られた水路と草原が果てしなく続いています。
牛や羊がのんびりとしている風景を眺めながら、何回か乗り継いでついたところは、ほんとに片田舎、のんびりした雰囲気の町でした。

(なぜか電車に乗っている間だけはこんな晴天)

もともと農家だった小屋を改造しダッチデザインから北欧デザインまで集めいているディーラー、女性なのにオランダ中をトラックで走りまわっています。
あるときはドイツやデンマーク・コペンハーゲンを年に1-2回は訪れるそうです。
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二日目にはロッテルダム付近のディーラーを尋ね、フリソ・クラマー、ウィム・リートヘルト、ケーズ・ブラークマンなど有名どころを押さえ、照明もまたデンマークと違った感じの中欧の雰囲気を持つものが集まりました。

びっくりしたのは、ここオランダで「びーじぇね君」を発見したことです!
「きみとこんなところで出会えるとは!」
ディーラーに集めていることを言うと、
「あげるよ!」と。
せっかくオランダまで出てきたのに、私に捕まえられて、日本にくることになってしまいました。
うちのコレクションの中に入ったら、後々どれがオランダ出身のやつかわからなくなりそうなので、印でもつけとこうと思っています。
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ロッテルダムの町に着いて思ったのですが、なにかチャイナタウンを思い起こさせる雰囲気。駅前から運河に沿ってメインストリートと思われるものが続いているのですが、中国語の看板が多いことにびっくりしました。貿易港として栄えたこの町、やはり商売に長けた中国からの人々が根を張っているのでしょう。
ひょっこりはいった広東料理のお店はとてもおいしく、数年前に住んでいた香港を思い出しました。(外国で中華料理店をしている人たちは、たいてい広東語圏内の人が多いので、広東語で注文すると途端にやさしくなる!)

さて、写真はロッテルダム街中、目抜き通りから少し入った通り沿い。集合住宅が並んでいる地域ですが、通り沿いということもあり人通り車どおりも多いです。歩道にはアーケード、通り沿いの住宅一階部分は店舗。きれいなショーウインドウが並びます。
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そこから一歩は入れば集合住宅たち。すっきりとしたデザインだし、色使いもとても好感が持てますね。住宅地内の遊歩道にはなにやらオブジェのようなアート作品。(左側手前に移っている銀色の人のようなもの) 何やらとても考えられた街づくりを感じました。
最近京都では建築基準が厳しくなり、高い建物を規制できるようになりました。ただ、その高さ規制前に滑り込みで建築許可を受けたマンションが雨後のたけのこ状態で建築中です。
京都二条界隈にあったとても素晴らしい町家を利用していたアンティークショップもつい先日破壊され、今はダダッピロの空き地になっていて、マンション建築予定です。
「なになに、@!%ビル建設予定地。。。@!% って。。。。。もともとあったアンティークショップと同じ名前やん!」なんでもありあり、モラルもへったくれもありません(涙)。
オランダ編終2007,10,13
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2007年10月02日

買い付け報告(ストックホルム編)2007.10.2

ストックホルムもヘルシンキと変わらずもう秋の肌寒い気候になっています。
今回はスケジュールの関係で週末を絡ませた滞在ですので、土日は当然フリマーケット!
せっかくフリマを覗くのに雨ではちょっと気分がそぐわないですよね。
特別よい天気ということではありませんでしたが、雨が降らなかっただけラッキーでした。

今回訪れたのは、郊外のとある場所。
いつもの地下鉄で「てくにすかなんちゃらかんちゃら」という駅で郊外行きの電車に乗り換え、これまた
「ぶらばらばげん」やら「よるすほるむすえくびー」やら舌をかむどころか、日本人の頭にはまったく入ってこない駅を通り過ぎ30分くらいのところでしょうか。
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来週行われるであろうストックホルムでの大きな市は、どのブースも市内の業者ばかり。

引き換えこちらの市は10時からのオープンにもかかわらず10時を過ぎても、どんどん個人さんの車が入ってきて、順番にブースを建てて行きます。

なので、もうみんな次から次へ入ってくる車の荷台の中のブツに狙いを定めて今か今かと無言のプレッシャーを個人さんに向けて発していました(笑)。

そんななかからとんでもないお宝が出てくるんですよね。。。(笑)
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状態のよいリンドベリの食器たち、アラビアの食器、珍しい柄でとてもかわいいです。なぜか、カンタレッリやオルキデア26CMバージョンなどのお宝満載なのですが、中でもリンドベリのトランプです!オリジナルプラスチックケースに残念ながら欠けがあるのですが、未開封状態!このトランプは本や博物館の展示では見たことがあるのですが、正直、初対面。信頼の置けるディーラー(もちろん彼は何度も扱ったことがある)が絶対的な自信を持って勧めるものですので、問題ないと思いますが、購入された方が現れるまで、もちろん開封いたしません。もちろん購入された方は、一人でうちに帰って開封するもよし。できたら、一部はお店で購入後に開封していただきたく思っております(個人的にも開封の瞬間を拝ませていただきたい)。などなど、北欧クラフト展に負けず、色々実際に手にとって触っていただける機会ですので、ぜひ、京都市美術館に行くついでにお立ち寄りくださいね。
ストックホルム編(終)2007.10.2
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2007年10月01日

買い付け報告(ヘルシンキ編)2007.10.1

ただいま、コペンハーゲン滞在中ですが、インターネット環境の改善により、この場所でもホームページの更新ができるようなりました。
便利な世の中です。。。。コペンハーゲンのことは後ほど。
ホームページのトップでも紹介させていただきましたが、9月14日から試験店舗ゼスト御池店を開くためにその下準備におわれ、あのうだるような気温35度の暑いなか、汗だくになりながら家具の搬入とがんばってまいりました。これほど北欧買い付けを楽しみに待っていたことはありません。
北欧の青空の下ビールでも飲みながらゆっくりできるかなあと思ったのは大・大間違い。ついたヘルシンキは気温10度。どよよーんとどんより曇っています。
今年の北欧の夏は最悪だったようです。私が前回買い付けに訪れた5月6月はとてもよい気候だったらしいのですが、その後一転。1日晴れ、10日雨といってもよいほどの様相だったそうですよ。
がっかりする私を横目に「まあ、北欧の'秋'はこんなもんだよ。」と、みな一様に。そういえば、秋ですよね。北欧では。。。何年この仕事をしているのでしょう。。。
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どんより曇った街中を、相も変らぬ勢いで回ってきました。それにしても、高い高い。
フィンランド観光局が出した話題の雑誌に影響されたのか、どこの店も天井知らず(世間知らずともいう)ショーもないものも、「ドンだけの価値やねん!」と突っ込みたくなるばかり。
ディーラーとの間でも雑誌の取材時の話題に。まあ取材がてら色々と買われていったそうですわ。。。(でも、あるお客様もいわれてたのですが、本皮製のちょっと不気味なムーミンに惹かれたのも事実)
そんな中、お客様から依頼されていたアアルトのカルフラ時代のものをすこし注目して探してきました。1920-30年代の日用品ですがかなりの高値で取引されています。中にはコップ一個000(3桁)ユーロつけている店も。。。確かに比べても古いものですし、よい状態のものはもう数少なくなっていますので、もうアンティークのレベルですね。今のもの・イッタラ時代のもの・カルフラ時代のものを比較するのもよいですね。今回仕入れたのはもちろんビンテージしかありません。数は少ないですが、カルフラのものと、イッタラでも古い50年代のもの両方見ることが可能です。
北欧クラフト展では説明されていない様なマニアックなポイントをお見せできるのがビージェネの売りです。
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まあ少しは休ませてくださいよ。と、
空き時間にいつもの水辺のカフェに。
ついたとたん、風が強かったせいもあり、
曇り空があっという間にきれいな青空に!
(上の写真)
さすがにテラスでビール、、、とは行きませんでしたが、窓際の席でちびちびとビールを飲んできました。
(カールスバーグだけど。。。。)
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そういえば、以前紹介した「バナナケース」が最近とてもレアー(笑)になってしまいました。
写真のように右側のものは従来のもの、左が最近のもの。
大体大きさが半分くらいになってしまい、
なかなかうまく収まりがつかなくなってしまいました。

しょうもない悩みが増えました。。。。

ヘルシンキ編終  2007.10.1
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2007年07月10日

買い付け報告第5弾:コペンハーゲンリターンズ(2007,7,10)

最終的には、一カ国いけなくなった分、その分の買付資金が今この手の中に。。。ここで我慢をして日本に持ち帰れば、それは、その後の運転資金として活用できる。。。。イヤー、でも先日高くて買えなかった、あの、ローズウッドテーブル。。。どうしても手に入れたい! なんてうずうず沸いてくるバイヤー魂がすでにディーラーの電話番号を押しています。人も家具も出会いが大事。良い出会いが買い付けにも、店運営にも必要です。今回、なんと元フランス&サンに勤めていたという老夫婦からフィンユールのクレスコやグリーンの本皮ソファーセット。ローズウッドテーブルを買い付けに行ったディーラー先ではウェグナーの素晴らしいキャビネット達。前もって押さえておいたモーエンセンのJ39・50台!もとても良いコンディションで、納得の買い付けでした。ほんの一部、OTHERのページで紹介いたします。家具達は7月14日入荷予定。お探し物、ぜひ、お問い合わせください。
第五弾終(2007,7,10)
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2007年07月09日

買い付け報告第4弾???編:(2007,7,9)

ストックホルムから次の国へ行く予定を組んでいたのですが、少し書いたようにストックホルム入国時から既にSASはストライキ突入済み。その交渉の行方を、英語ニュースでは聞き取りがままならないので、ホテルの従業員に聞きまわる生活。頼みの日本語のSASのサイトなどは、その情報をまったくアップデイトする気無し!今回のストライキはスウェーデン人を中心とする組合のストライキだったので、そういう対応だったのでしょうか?アジア・アメリカ航路は問題なしと書いているだけ。北欧ヨーロッパ内の飛行情報は日本人には関係ないと思っているのでしょうか?ニュースでは空港で長時間待ちぼうけを食らわされているお客さんたちの映像が。。。前日に色々な航空会社のサイトでチケットを探しましたがまったく無し。もうキャンセルするしかなくなったのですが、又最悪な事に帰りの便は最近流行の格安航空券を購入済み。この格安航空券はどぶに捨てるような物。ここは仕方なく、定宿のオバちゃんに経緯を伝え、部屋が空いていることを確認し、電車でコペンハーゲンに帰りました。おかげでアポイントは全てキャンセル。ディーラーたちに迷惑をかけました。日本に帰国後、この経緯をSASに伝え、格安航空券の保障をと。クレームの担当者が一人しかいないという事で、直ぐに折り返すとの事でしたが、一週間してもなしのつぶて。たまらずメールを入れると、10分後に返答が。「保障できかねます」の言葉と、あとはマニュアル文章。電話一本もなしで一週間待たせ、もちろん待たせた事に対する詫びの言葉などマニュアルには書いていなかった様。SASのお偉いさんのコラムを定期的に読む機会がありポスピタリティについて、よー語っています。ただ、今回の一件で、いうところの彼らのホスピタリティーの意味がどういうことだったのかはっきりしました。まあ、クレームの担当が一人というのは正直ぶったまげましたね。直ぐそのうち昔のように関空から撤退したように日本からも撤退しますよ。
第4弾終2007.7.9
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2007年07月02日

買い付け報告第3弾ストックホルム編:(2007,7,2)

ストックホルムもこれまた快晴!20度をこす心地よい気候で湿度もなし。これこそ北欧に買い付けにか高いがあったもんだ!と思う暇無く、早速ここストックホルムでもホテル探しから。。。ツアーリストインフォメーションはストックホルム中央駅のいつもの場所。ここではそんなに苦労はせんやろ。と、たかをくくっていたのが大間違い!いつもの場所は既にがらんどう。張り紙一枚。なになに。。先日移動しました。。。だとー!いつも以上にフィンランドで重くなってしまった"コロ"を転がしながら、中央駅から1キロは歩かされたか!ここでも悪い予感的中、やはり、ホテルを探すツアーリストでごった返している!順番待ちの番号札を取ると、20人以上待たなくてはいけない。ホント、、、勘弁してください(涙)。。。このタイトなスケジュールとイラチな性格から20人も待てるはずも無く、早速公衆電話を見つけホテルガイドの頭文字Aのホテルから、片っ端に電話を掛けまくる!ARの欄でホテルが見つかったのは幸運だったのか?誇らしげに私の持っていた順番札を先程来たツアーリストに気前良くあげて、ホテルに向かうのでした!
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まだ話していませんでしたが、実はこの移動日に丁度SASのストライキが始まってしまい、ヘルシンキからストックホルムまでの移動もフィンエアーに切り替えられました。ほぼ同時刻に出発する便だったのでスケジュール的には問題なかったのですが、フィンエアーちゃんが私の大事な大事なプチプチをなくしてしまい、大慌て。取り急ぎストックホルムの市内で同様のものをかったらなんと20000円近くかかってしまいました。みなさま、プチプチは良く飛行機会社に無くされますのでご注意を!
ストックホルムは他の都市以上に歩かなくては色々見つかりません。そんな中、こんなところで、こんな物が!的な発見があったりと収穫は "こちら"にて。
そんな感じで町を歩いていますと、小さなフリーマーケットに遭遇。既に資金は使い果たしてしまっていたので、見学程度にまわりましたが、どうも年に一度の町を挙げてのフリーマーケット。
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小さなマーケットと思いましたが、それは町挙げてのマーケット。全部見るのには数時間かかります。そういったマーケットで業者などはいない為、特にこれといった収穫は無かったのですが、以前紹介した運河沿いのマーケット付近にまでエリアが広がっていて、どちらも楽しめましたよ。私も大好きなJ LINDBERGのベルトを見つけ値段を聞いたらめちゃ安かった。彼女が勝手に彼氏の最近していないベルトを持ち出してきたらしい(笑)。以前にも思いましたが、市民中心の催しのようで北欧ストックホルムらしいおしゃれでスマート、温かみのあるとても良い雰囲気が満喫できました。レゲエバンドのゆるい演奏も始まり、これまたまったりとしてきました。ストックホルム編終2007,7,2
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2007年06月22日

買い付け報告第2弾ヘルシンキ編:(2007,6,22)

さて、じっくりコペンハーゲンを回った後は、ヘルシンキへ。ホテルの予約が取れなかったので、早速空港につき次第インフォメーションセンター探し。空港にはそのような施設が無いようで、いつものようにバスで中央駅へ。インフォメーションセンターを覗くとなにやらビジネスマンらしき人が頭を抱えている。アメリカ人のようで英語で話してる。。。なになに、、市内のホテルは全て埋まっている。。。と。ちょっと待ってください!いくら観光シーズンだからって、市内の全部のホテル、全部の部屋がうまっとんかい!そんなわけあるかいな!といくら聞いても、空いているのはここから50KMはなれた町のコテージだとさ!そんな馬鹿な!と思いながらも少し青ざめながら、ドミトリーでもいいんですけど。。と最後のあがき。なんと、全てのホステル、全てのベッドが埋まっている!ひえー!いくらバックパッカーで鳴らした私でも買い付けで野宿は。。。顔面蒼白(うそです)になって、こうなったら無理やりにでもディーラーの家に留まってやると思いながら彼に電話をすると、「まあ、落ち着け。」と。「まずこのホテルに電話してみろ。」と。冷静に。電話してみると、なんと!一部屋だけ空いている!それにしてもこのホテルを紹介するとはあいつは何者だ。結局、ヘルシンキ滞在中のはずーっとこのホテルにいる事になったのです。でもこのホテルもたいがいリーズナブルだそうで90ユーロくらい。でもいつものホテルはその約半分。居心地は良かったけど、ちょっときついなあ。
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以前も少し書きましたが、あるファッション雑誌で北欧特集が組まれていました。フィンランドのグラスアートたちが所狭しと載せられている。いたずらに相場を上げてしまいそうな根拠の無い値段。細かい部分まで見てみるとちょっと首を傾げてしまうような。。。わたしが現地で聞いていた、こういった作品が作られた背景にあるフィンランドの歴史とは違う、なんだか、格好だけの物となっていました。ただ、こういった記事を見て、はっきり、どこがどうだ!といえない自分の知識に疑問をもち、今回は各都市で数日余分に取って置いたのです。ここヘルシンキでは、この国のグラスアートの原点を見る事。ディーラーにも進められた、リーヒマキ美術館に行ってきました。もちろん、ウィルカラやサルパネヴァ、トイッカのお宝が拝めますが、フィンランドのガラス産業の歴史から、どういう形でガラス器がフィンランドの生活に入っていったか、また、当時の生産現場のフィルムも数点上映されていて、今までB-GeneRATEdで扱ってきたガラス達がどのように作られていたかが、かなり明確になってきました。どんな作品集もまだ英語の本が多い中、作成方法としてTURNED-MOLDと表示されている物がどういう物なのか, ぼんやりとしたイメージだったのが、今回の訪問はっきりとした物になりました。その他、当時の物は大量生産とはいえかなりの部分人の手を使って作られている、一口に大量生産とはいえない物が多いという事も再確認できました。美術館はタピオウィルカラによる建築だそうですが、隣のカフェもウィルカラデザインなのです。これまたとてもウィルカラデザインとは思えないほど、しょぼくれてしまったカフェでした(笑)。第2弾終 2007,6,22
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2007年06月19日

買い付け報告第一弾コペンハーゲン編:(2007,6,19)

大分報告が遅れました。今回この五月末に買い付けに行く事に決めたのは、確か、4月末くらいだったか?正直私の場合、家具が売れるタイミングとか、時期がいいとか、そんな理由で買い付けに行くのを決めるのではなく、格安航空券が見つかるか見つからないかが最大のポイント。今回SASで結構リーズナブルなチケットが手に入りそうだったのと、たまたま東京のお客様Yさんから「デンマークで会いましょう」と言うなんとも魅力的なお言葉を頂いていたので決定しました。(ただ、値段に目がくらんでSASに決めたのが後々最悪な結果を引き起こす)それにしても、一ヶ月前に予定を決めるのは私の中ではとても計画的。通常なら何とも無くホテルの予約も取れるのですが、なぜか、ストックホルム・ヘルシンキのホテルが取れない!元来、バックパッカーとして世界各地を回った経験者からすれば、ホテルの予約無しで現地に行く事など日常茶飯事。いつもの、「何とかなるだろう。」と言う安易な考えが、これまた後々最悪の事態を引き起こします。

デンマークは20度前後まで日中気温が上がり、それはそれは良い気候。写真のように、ニューハウンには観光客が所狭しと。。。。。この気候を求めて観光シーズンなんですね。そのためにストックホルムやヘルシンキではホテルが取れなかったのね。。。。と。
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芝生の上に点在している小さな花も個性的ですが、何か主張しすぎない美しさなど、デンマークの家具のようですね。今回、少し思うところ有って、それぞれの滞在日数を増やしました。といっても1-2日ですけど。。。コペンハーゲンの場合は週末を絡めたスケジュールにしていたので日曜日などは午前中に3つのフリーマーケットを渡り歩く強行軍。その他ディーラーもじっくり回れたので色々収穫ありです!小物の収穫はヤフーフォト"こちらで"にて公開しています。色々お問い合わせくださいね。コペンハーゲンではYさんとの再会も無事出来、美味しいビールを頂きました。 Yさんのお友達夫婦宅にも誘っていただき、みんなでクリスチャンハウンの池のほとりでピクニックなんて。。。私の片言の英語と、Yさんのデンマーク語で、それは楽しくのんびりとした時間を過ごしました。彼らとは年代も近く、さらに小さい子供がいる点はYさんも私も一緒。もちろん彼らのお宅がデニッシュ・ファニチャーに囲まれているわけではありません。いたってシンプル。コンなのが彼らの毎日では無いのでしょうが、気軽に、気さくにこういった事を楽しむ。なんだか本当のスローライフ・HYGGEを感じたような気がしました。2007,6,19(第一弾終)
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2007年03月20日

買い付け報告:コペンハーゲン編 2007.3.20

メインの買い付け報告かなり遅くなってしまいました。私が丁度買い付けに出たすぐ後に、デンマーク最後の巨匠、ハンスウェグナーさんの訃報が世界中を駆け回ったようです。かなり前からアルツハイマーが進行していると言う話は聞いていました。ただ、現地の人々の話によると、最後の最後までここ最近の自分自身デザインした椅子たちの高騰ぶりに苦言を呈していたようです。モーエンセンと同様、極力派手なデザインは避け、コスト重視、生活に馴染みやすい家具をと提案していたウェグナーデザイン。「北欧デザインは終わった」などという言葉をだして意味ありげな表現をするファッション雑誌がでるなか、私達はウェグナーを含めた北欧の良きデザイン・物創りを尊重した品を大事にしていきたいですね。今回、ウェグナーさんからの最後のプレゼントか?CH23が18台入荷します。もちろん1台からの購入も大歓迎。その他入荷予定の家具をOTHERのページにアップしております。
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2007年02月18日

::買い付け報告::フィンランド編2007、02、18

今年の冬はこの京都でも暖かい日が続きました。
京都の盆地特有底冷えも無く、とても過ごしやすくて助かります。
冬の買い付け。毎度の事ながら北欧の寒さを十分覚悟の上。
耳を隠すニットキャップを忘れたにもかかわらず何とかしのげてしまったのにはびっくり。ここヘルシンキもマイナス5度くらいになる日もありましたが、
現地ディーラー曰、つい2週間前にやっと本格的な冬が来たとの事。
何か全世界的に危ない様相を呈しております。
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ただ、やはりヘルシンキは寒かった。マイナス5度の冷え切った空気、氷の粒のような雪がまい上がる中、お目当てのディーラーとのアポイントをこなしてきました。今回もヘルシンキ滞在3日。それぞれのディーラーの協力があってこその仕入れです。日本向けだけかと思っていたアラビアの食器などは、フィンランド国内のオークションでかなりの高値で取引されているようです。このところかなり品薄である事を実感しながらの買い付け。今回EMILIAのバターケース等以前に比べたらびっくりするような値段でしたがとても良い状態のものを仕入れることが出来ました。
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今回の仕入れフィンランドでは一つ目的がありました。お客様からのご依頼でカンタレッリの20cmバージョンを仕入れる事。市内のディーラー達から数本発見することが出来ましたが、正直コンディションにはがっかり。。。。底の部分のチップは目をつぶるとしても、ラインカットの線と線の間のチップやら、比較的目立つスクラッチがあの美しい花びらのような部分にあったりと。。。。既に50年以上経っているビンテージとはいえ、もう良い状態のものを探すのは難しいのか。などと考えていると、最後、それは素晴らしいコンディションのものにめぐり合うことが出来ました。今ではフィンランド国内でこのカンタレッリを知らない人はいない筈。それに加えこのユーロ高の逆風。もう簡単には仕入れることが出来なくなっています。このパーフェクトコンディションのカンタレッリは既に売約済みですが、もう一本良い状態のものを仕入れていますので、お店のほうにも見にいらしてくださいね。
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買い付け報告::ストックホルム編:2007.2.18

やはり大分違います。ヘルシンキからストックホルムまでは1時間くらいのフライト。大分緯度も下がっているせいかヘルシンキに比べ大分暖かく(でも寒いですが)感じられますよね。それにしてもストックホルムの皆様(寒いところに住む人たち全般)にいえることですが、凍った歩道を上手く歩きます!中には氷の上をスケートのように滑りながらあるく人もちらほら。 私など何度足を滑らそうとした事か!もし買い付けた品を持っている時に足を滑らせた時には!慎重に足を運びます。 私が買い付けの為滞在した翌週もしくは2月の月末あたりに、大きなマーケットが開きます。以前このコラムでも紹介したと思います。ただ、それに標準をあわすとそれこそ名うての日本からのバイヤーたちがこぞって集結。競争率も激しそうだし、私はあえて前の時期に。でも、マーケットに出店する人は、ほぼ市内のディーラーばかり。だったらその前にディーラーたちを尋ねたほうがと思うのは私だけでしょうか。リンドベリのアートピースも少し値段が落ち着いてきたかなと思わせるくらい色々揃えられました。また、食器なども状態の良い物が多く、ブルーアスターやLINNEAなど色々取り揃えましたよ!
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何年か前にお店に来られたお客様でLISA LARSONのピッピないの?と言うお客様の一言が最初でした。 LISAのビンテージ物。中には多く創られているものなどもあるようで特に人型のものなどはよく見ます。うちは動物型をメインに、珍しいもののみ値段が合えば買い付けてきています。お客様の一言以降、再三スウェーデンにはいっていますが、ピッピは一度も見たことが無い。長らく探しまくった末に見つけたとしても状態の悪いものばかり。2本足で立っている形状的な事もあるのでしょうが、いくら欠けていても凄い値段がついていたりします。でも今回やっと出会うことが出来ました。もともと本で見て感じていた印象より小ぶりですが、さすがの目力。本にもあるように1969-71年までの2年間(期間的には1年程かもしれません。)しか生産されていません。リサがピッピの版権を買ったのですが、その後、作者の意向により返してしまったところから2年しか生産されなかったようです。ディーラーは当時の単行本でしょうか?一緒に付けてくれました。PIPPIが倒れないよう支えるホルダー(MADE IN TAIWAN)もお付けします。
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