今回の買い付けでも何日かは雨や雪!に降られてしまいましたが、晴れた日はまさに秋晴れ!北欧の独特な深い青の空の下、澄んだ空気を吸い込むと、タイトなスケジュールの中でキュウキュウに動き回らなければいけない事も一時忘れ、リラックスできます。
今回はイギリス系のインターネットホテル予約システムで予約したSOLNA HOTELに宿泊しました。(写真) SOLNAという場所はストックホルムの中心から郊外行きの電車で10分くらいの場所。駅からも歩いて10分くらいという事だし、なんと言っても一泊300SEKは格別に安い(と思う)。これは安いホテルを見つけたと嬉々として向かっていたのです。ホテルからのメールによると、何かホテルまでの道筋を示す看板が其処ここにあるので、それを頼りに向かえばO.K.との事。駅についてかなり心許ない看板を発見。それにそって行ったがホテルまで軽く30分はあった。このことをホテルについて従業員に申告すると、「俺は毎日通っているが10分だ!」
そらーあんた!そんな長い脚と何も持たずにすたすた歩きゃー10分だよ!こちとら、片手に重いキャリングケース、もう片手にはプチプチのロールを抱え、あんたの心許ない看板のせいで道に迷ってたんじゃー!と怒りをぶちまける元気もなく、部屋に。部屋も単に4人用ドミトリーの一室を貸切で使うため、使い勝手もとても悪い。他の従業員もホスピタリティー"ゼロ"のまったくお勧めできないホテルでした。
そんなことにもめげず、次の日からは買い付け買い付け!ただ、このところのリンドベリ再評価の基調。スウェーデン物のよいサプライソースがなかったのと、相場が何倍にも上がってしまっているので、ここ数年スウェーデン行きはあきらめていました。今回はお店も広くなった事だし、少しくらい高くてもリンドベリもおきたいなと思った故の再挑戦でした。早速今回も、ディーラーたちは日本人と見るや「リンドベリって有名だよねー」と。そんなディーラーには目もくれず色々回ってみると、思った以上に有るじゃーないですか!成果はOTHERのページでみてください。もう、どこの国もそうですが、足を使って頑張れば、まだまだ良い物があると!発見でした!初フリーベリと初コーゲ入荷します。
週末を絡めたストックホルム滞在でしたので、なかなかアポイント以外のディーラー以外で買うことが出来なかったのですが、たまたま閉まりかけのマーケットに当たり、中に入れてもらってしまいました。上の写真のようにもう車に積み込み始めているのに申し訳ないナーと思いつつも、何点かピックアップさせて頂きました。
ストックホルムは、コペンハーゲンより都会的で何か洗礼された雰囲気を持っている町ですね。よく私はコペンハーゲンが京都で、ストックホルムが東京って言う表現をします。コペンハーゲンはより素朴でちょっと田舎的というか。。。。ストックホルムの中でも私が好きな場所はSLUSSENからMARIATORGETにむかうHORNSGATAN通り。この通りもSLUSSEN付近の上に上っていく側道限りますが、小さなギャラリーや個人経営的な小さなショップがたくさん並び、日曜日だというのに結構どこも開いていて、いい散策になっています。またこのあたりにある住居構造が並じゃない美しさ。大分前にこのコラムでも紹介した気になる看板もここにあります。
ちょっと話がずれますが、右写真はストックホルムの地下鉄の構内の写真です。(よい写真が取れなくてすいません。) ストックホルムの地下鉄には其処個々の駅でこういったアート作品を展示?しているのは有名な話ですね。国またはストックホルム市として芸術活動の一環、また、普及の一環でおこなっている事業です。こういった取り組みに年間5000万円以上の予算を割いているそうです。 今回京都の地下鉄の料金改定が発表され初乗りが今までの200円から210円になるらしい。以前地下鉄を使用していたものから言わせると、何でこんなに人が乗っていて赤字なん?と思う。ほぼ午後12時前に全線ストップ状態、終電を毎日のように利用していたのですが、結構回りにはまだまだ乗客はたくさん。本数だってぜんぜん少ない。こんな状況の中、最終的にもともと10%の上げ幅の計画を定率7.4%におさえたんだから、乗客負担の軽減も考えている。との事。京都の財政難は、日本中の恥さらし的状況。市にお金がないんだから、このままの料金じゃ、地下鉄も運行できないよ。的な開き直りではない、根本的な改善をお願いしたいもんです。
歴史都市京都はアップアップ状態で地下鉄を運営。
一方で、そんな公共と税金のハザマでアート活動にお金を使う国。それを、快く理解し承認している国民。
まだまだ、色々学ぶべきところあります!
そんなことを考えながら街中を歩いていると、自転車アート?!?を発見。
いや。これはただ、こういう風に保管しているだけか?はたまた、いたずらか!
ちょっと危険ですが、ふと目に付いた物が、そんな風に見えていまうのもストックホルムならではでしょうか?
せっかく日本から今回御世話になったディーラーにお土産を持ってきていたのに渡すのを忘れたのを最終日に気付き、郵便局から送る羽目になり、ストックホルムの滞在は最初から最後までバタバタのまま終わりました